DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

6月。

詰パラ6月号

5月30日に到着。今月号は「順位戦」なので解ける問題がいつもより少ない(笑)。またフェアリーランドも「神無一族の氾濫」なので(②以外は)解ける気が1μもしない。

彩棋会作品展の解答稿が掲載されている。手数順なので自分の作品(25手詰)がトリになっているが、見るからに「一番易しそうな初形」である(笑)。…実際唯一の誤解0(無解1)だし。4回目の合駒が非限定なのは無念だが、即興で思いついた作品なので御愛嬌? ちなみに作図時は「飛不成で送る(つまり成ると打歩詰)」ができないか、と考えた自分の作図力では無理だった(笑)。

幹事の佐藤氏から「次回の彩棋会は7月4日(土)開催予定」との案内が届いた(作品展の課題は前回予定の「23玉」をそのまま引き継ぎ)。「定額給付金を旅費に充てての道外からの参加もお待ちしております」…とはさすがに言えないよなぁ(…既に言っているがな)。

 

・ゲーセン営業再開

札幌市内のゲーセンは6月1日に営業再開。一部のゲーセンは「入場時の検温」を実施しているが、それでも約6週間ぶりの営業再開。

以前「営業再開時に音ゲーをする気力が残っているか?」と書いたが、…出勤前に1ノス*1してから職場に向かうくらいだから「気力の問題」は全くなさそうである(笑)。

しかし6週間ぶりとあってか「判定」と「力加減」に苦しむ。前者はやたらと「SLOW(ジャストのタイミングより遅い)」が出るし【*2】、後者は力が入り過ぎて指(特に右手の中指)が滅茶苦茶痛い(笑)。…ま、そのうち慣れる(勘を取り戻す)でしょう。

*1:ノスタルジアを1回プレイ」。音ゲーでは「ゲーム名(あるいは略称や通称)がゲーム数の単位」となる事が珍しくない(「1DDR」とか)。

*2:ノスタルジアはデフォルト設定でプレイする(曲に合わせて弾く)と「FAST」が出やすい(判定が微妙に「前」にある)ので、逆になるのは「感覚が相当ズレている」事になる。

業界を「動かさせる」棋士

将棋の公式戦は6月から東西間を移動する対局が解禁される。それによって俄然注目を集めたのは一時は絶望的と見られていた藤井聡太七段の史上最年少タイトル挑戦」の可能性が復活した事。…意地悪く言うなら「依怙贔屓以上のもの」とも解釈できる決定ではある。

…言うなれば藤井聡太が業界を「動かさせた【*1】」、という事になるが、これまでの将棋界の歴史を紐解くと彼以外にもそういう棋士がいなかったわけでもない。その最たる例は升田幸三実力制第4代名人だと思う。

ご存じの方も多いだろうが、「王将戦」の初期(第14期まで)には「三番手直り」と言って七番勝負で3勝の差がついた時点で次期の王将位が確定し、残りの対局を「半香(香落ちと平手を1局ずつ指す)」で指す、という指し込み制度があった*2】。

王将戦(というよりこの制度)は一説には升田幸三「名人に香車を引いて・・・」というフレーズを実現させるため毎日新聞社が考えた、とも言われている【*3】。ただ、その当事者(?)の升田幸三は連盟に対し三番手直りは採用しないでほしいと強く訴えたというので、言うまでもなく升田幸三が進んでこの制度を推したわけではない。その象徴とも言えるのがかの「陣屋事件」であろう【*4】。他にも棋聖戦」は升田幸三にタイトルを取らせるために「1日制」「年2回」のタイトル戦(その時点で既存のタイトル戦は全て2日制だった)として創設された、とも言われている。つまり升田幸三という棋士がいなかったら「王将戦」と「棋聖戦」は創設されなかった、という極論もあり得たのである【*5】。

他にはマチュアのプロ編入制度は実質瀬川晶司六段(当時は瀬川晶司「アマ」)が業界を「動かさせた」結果とも言えるし(こちらは本人もある程度「動いた」が)、将棋界以外でもまれに「とある一個人」がきっかけで作られたルールがあったりする*6】。つまり藤井聡太もそういった「業界を動かさせた人」のリストに名前を連ねた、と言ってもいいだろう。…そして今後も何らかの形で「業界を動かさせる」可能性はかなり高いだろうな、と思う。無論そういった「お膳立て」を生かせるかは本人次第なのだが。

 

…以下おまけ(?)。

JRAは6月いっぱいまで「無観客開催」を継続する(ウインズも引き続き休業、なので投票はネットだけ)、と発表があった。同じ公営競技でも「既に観客の入場を再開した【*7】」ボートレースとはえらい違いだが、単純に比較していいものなのかは微妙(ボートレースだってGⅡ以上は当面の間無観客開催とする、と言っているわけだし)。なお感染拡大防止策として採られていた「平地条件クラスのブロック制限」「土曜日の騎手移動(土日で別の競馬場で騎乗)」などは5月いっぱいで終了する。…「認定調整ルーム」は調整ルームという(ぶっちゃけ日本にしかない)システムを見直すいい機会になるのかと思ったが、そういう事にはならないようだ。

*1:自分からは特別なアクションを起こさなくても「周りの人間が勝手に動いて(妙な言い方をすると「忖度」して)くれる」、という意味。…日本語は難しい(笑)。

*2:そのため初期の王将戦は「途中で番勝負の決着がついても必ず7局指す」事になっていた(途中から「指し込みになった場合、香落ちだけ指す」と変わった)。また実際には起こらなかったが、「3連勝4連敗」の場合先に3連勝した時点で「勝者(次の王将位)」となるため、「七番勝負の勝者が負け越している」という事態もあり得た。

*3:実際のところこの説は「後世のこじつけ」の可能性が高そう。あるいは「名人戦の契約を朝日新聞に奪われた腹いせ」、つまり「名人の権威を失墜させるため」に指し込み制度を盛り込んだ、という見方もある。

*4:旅館の態度に腹を立てて対局拒否した、というのが有名な理由だが、実際は「名人に対して香車を引く」対局を指したくなかったから、と考えられる。ちなみに三番手直りは時の木村義雄名人の「名人が指し込まれる事などあり得ない」という言葉で最終決定されたとも言われているが、その木村義雄名人が指し込まれる事になったわけだから凄まじい皮肉である。

*5:前者は陣屋事件の4年後に「(大山康晴)名人に香車を引いて」の対局が実現した(しかも勝った)。後者は結局「升田幸三棋聖」は誕生しなかった。

*6:確か「JRAへの移籍を希望した地方所属の騎手」の1次試験免除(一定の成績を修めた場合は1次試験が免除される、というルール、今は廃止)は通称「アンカツルール」と呼ばれたはず。他にもMLBの「二刀流」に関するルールは大谷翔平がきっかけで生まれたんじゃなかったっけ?(MLBは全く興味がないのでうろ覚えですらありませんが)

*7:5月28日の時点で営業再開を決めたレース場は(既に開催中の大村を含めて)8場ある(再開予定日はサイトを参照)。場外(BTS)に関しては九州の大半と新潟、阿賀野新潟県)、黒石(青森県)などが既に再開済。

やっと来よった

自分の手元に「申請用紙」が届いたのは5月25日*1ちなみに自分はオンライン申請が「できない」(マイナンバー「カード」を未だに作っていないし、それを読み取る機械も持っていない)。

…自分が提案(?)した方法で行っていればとっくに給付されていた可能性は非常に高かっただろうし、そもそも今の内閣が「人並みの判断力と行動力」を持ち合わせていればGW前にはほぼ全国民に行き届いていた可能性だってある*2】。

 

…他の市町村はわからないが、札幌市の場合どうやら(世帯主の)年齢順に(つまり高齢者のところから順に)届いている」ようである。つまり、(自分より)若い人(かつ1人暮らし)だと25日の時点で申請用紙が届いていない(下手すりゃ6月まで来ない)、という人もいるかも知れない。

 

…いつ振り込まれるのかは分からない(案内には「順次振り込み致します」としか書いていなかった)が、とりあえず「盤駒を質に入れて生活費に充てる」という事態にはならずに済みそう…かな?*3

*1:…マスク? そんなのあったっけ?(笑)

*2:もっともその場合「その金を持ってGWに外出した人」が大勢いたに違いない(結果としてCOVID-19が拡大していたという可能性もあった)ので何とも言い難い話ではある。

…政府はそれを見越して給付金を遅らせた? それは2億%ない(笑)。

*3:いかにも「笑えないジョーク」であるが、「最悪の事態というのは往々にして笑えないジョークに聞こえる」ものである。

相変わらずボート業界は決断と行動が素早い

日本モーターボート競走会は19日、

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言が39県で解除となったため、解除された地域の各ボートレース場及び場外発売場において、都道府県と調整のうえ万全の新型コロナウイルス感染症対策を講じたボートレース場等から随時、入場を再開する

2019年12月30日~2020年2月27日に購入し的中した勝舟投票券について、一部のレース場または「郵送」による臨時払戻を実施する

と発表した。これを受けて、早速(?)ボートレース大村は5月21日から本場および一部BTSの営業を再開*1】、また同日に24場中16場(大村含む、26日より住之江、28日~31日に尼崎で行う事も発表された)にて「臨時払戻」を開始した【*2】。

その概要をここでごちゃごちゃと書いてもあまり意味がないので要点(らしきもの)を抜粋すると、

・払戻窓口及び日時は各場のHPを参照(基本的に各場の外向発売所、ただし下関は本場内で実施される。実施期間が短いレース場もあるので要確認)

・体温が37℃以上の人は入場できない(入り口で検温する)

・マスク着用でないと入場できない

・払戻窓口以外の施設・窓口(発券、売店、喫煙所など)は閉鎖

・キャッシュレスカードを導入しているレース場ではそのカードからの出金も可能

・無料送迎バスの運行はなし

など、またボートレース大村に関しては

・入場できるのは長崎県内在住者に限る(それを証明できる身分証明書の提示を求められる)

・一部の施設は閉鎖(売店は営業される模様)

など、他にも施設内の席数の削減(席間の距離を取る)、飛沫防止シートの設置、などの「他の業種でもよく行われている措置」を講じたうえでの営業となるようだ。今後営業再開されるレース場がどういう形態になるかは分からないが、おそらく同様の措置(再開後しばらくは県内在住者限定の入場)になりそう。また

・(多くの来客が予想される)GⅡ以上の競走は営業再開後も当面の間無観客開催

となる事も発表されているので、6月上旬の大村周年記念は無観客開催が発表済それ以外の記念レース(直近では5月末の住之江BA、6月上旬の鳴門周年記念、6月末の宮島GC)も無観客開催となりそうである(住之江は次節がSGなので営業再開は最速でもその次節=6月10日?)。

 

…このような時勢なのでいきなり「今までどおり」とはいかない(前述のような「条件付き」である)が、何はともあれ公営競技では最初に通常開催が再開されるわけである。無論リスクはあるが、

「リスクを行動(判断)の第一基準にしていたら何もできなくなる」

ので【*3】、世の中には未だに方向性すら見いだせない業界も多い中、ボートレース界の「果断即決」は見事としか言いようがない。また「郵送」による臨時払戻(申込者の口座に振り込み、手数料はレース場負担)も「手続きに最大で1か月くらいを要する」事がある(ので、場合によっては「振り込まれる前に営業再開している」可能性もあり得る)とは言え、(都道府県をまたぐ移動の自粛を求められている)「遠方の客」の事もちゃんと考えているわけだから、どこぞの政治屋とは配慮・気配りの能力が雲泥の差である【*4】。給付金にしても今のやりようよりもっとマシな(speedy & simplyな)やり方はいくらでもあったはずだが*5】。

 

競馬は今のところ再開の目途が立っていない(臨時払戻も行われない)ようであるが、とりあえず心配(?)されていた「北海道開催」は通常通り開催される見込みらしい。ただし、

・本州から函館競馬場への入厩は6月に入ってから

・札幌競馬開催中の函館競馬場入厩【*6】はできない(COVID-19の状況によっては「解禁」される可能性もある)

・現地に滞在する関係者への「門限」の設定

などが条件に盛り込まれているようだ。2番目の項目は関係者にとっては悩ましい話だが、一方でマスコミにとってはありがたい話かも知れない【*7】。

 

…とりあえず個人的には「ゲーセン再開しろ」が一番の要望だったりするのだが(笑)。

*1:全体的に行動が素早いボート業界の中でも大村は特に「新しい事」への決断・実行が早いという印象がある。

*2:なお前述の投票券の払戻有効期限は「全ての競走場等(レース場&BTS)の営業再開から60日後(現時点でそれがいつなのかは未確定)」まで延長されているので、今回の臨時払戻で払戻を受けないと失効するというわけではない。そのため競走会でも「お急ぎでない場合はレース場等の営業再開までお待ちください」と呼び掛けている。

*3:日本人は特にそういう(失敗を許さない)傾向が強いような気がする。…この国は根本的な教育方針から間違っているのでしょうかね。

*4:「申請用紙」はサイトからダウンロード→印刷して使用するが、「プリンターがない(プリントアウトできない)」場合でも「必要事項(サイトの<記載事項>にある項目)が書かれていれば申請用紙原本でなくても可」との事。…どこぞのアホと違って融通が利いていますなぁ(笑)。

*5:例えば「選挙の通知はがき」のようなものを全国民に送付→それとマイナンバーカード(か通知書)を持って全国の金融機関に申し込めばその人の口座に振り込まれる、というシステムを取っていれば今日の時点で国民の98%以上が給付金を手にできていたに違いない。

*6:函館競馬場はダートコースの内側に調教用のウッドチップコースが常設されているので、「札幌競馬開催中も函館に滞在・調教して前日に札幌へ輸送」という手段(業界用語で「裏函」とも呼ばれる)を取る陣営が少なくない。また函館競馬場には「馬の温泉」もあるのでこちらの需要もある。

*7:「裏函」が使える時期(例年だと「札幌記念の開催週」くらいまで)は札幌・函館両方に取材の人員を割く必要があるが、「裏函禁止」になった場合2ヶ所に人員を分けなくて済む。

コロナにまつわるエトセトラ?

中国国内で

新型コロナウイルス中国共産党ウイルス』と呼ぶべきだ」

と発言した大学教授が「社会不安を引き起こし、人心を攪乱した」として中国当局に逮捕されたという(「社会不安を引き起こし、人心を攪乱した」のはてめーらだろ、と言いたい人は地球上に9桁はいるだろう)。

…いい悪いはともかく非常にセンセーショナルな(?)呼称だと思ってしまったが、真に重要なのはコロナウイルスの呼称よりもこの手の「言論封殺」を平然と行う、そして卑劣かつ狡猾なやり方で世界の覇権を握らんとする中国という国のありようだろう。あの国は文明はともかくモラルは諸外国より1000年~2000年くらい遅れているんじゃないか、と思う。さすがに「すべての国民が」ではないだろうけど。

銀河英雄伝説銀河帝国」はその時代(設立年を西暦に換算すると「西暦3110年」になる)から1500年以上タイムスリップしたかのような「貴族社会」の「専制国家」として人類の上に君臨した(勿論国民に「言論の自由」など存在しない)が、中国が世界の覇権を握るとそれに近い(ごく一部の「特権階級」以外の人間が不幸になる)世界が訪れるのかも知れない。…そんなジョークみたいな話はそれこそフィクションの中だけの存在であってほしいものだ。

 

先日まで開催された丸亀LRで個人優勝を果たした平高奈菜選手が優勝賞金から100万円を「LOVE POCKET FUND(「新しい地図」と日本財団が始めたコロナウイルス基金」に寄付する、と発表があった(ちなみに同レースの優勝賞金は102万円)。

…日本でそうなのかは分からない(というよりそういうイメージがあまり浮かばない)が、欧米では「大成する人には寄付の習慣がある」とか言うらしい。…自分1人を生かすだけで精一杯の生活でなければ自分も寄付の習慣を身につけたいんだけどねぇ(寄付とは違うかもしれないが自分は友人に「奢る」事は結構あるのだが)。

 

久々に札幌中心部に行った。緊急事態宣言の影響でオーロラタウンポールタウン(地下鉄大通駅から伸びる地下街)はほぼ全店が臨時休業(開いていたのはコンビニくらい、マクドロッテリアも閉まっていた)狸小路の店舗も半分以上が臨時休業(中には「閉店しました」という店も少なくなかった)医療崩壊は深刻な問題だが、この調子だと「経済も崩壊」するんじゃないか、とか思ってしまう。

…日本には「世の中ビビり過ぎだろ」と思っている人も少なくないだろう。正直自分も「シャッター地下街」を見てそう思ったくらいなので【*1】。…でもそういう人が少なくないのはコロナウイルスの怖さが感覚的に(特に視覚的に)分かりづらいからなんだろうなぁ」と(今回の外出で)強く感じた。例えば外出自粛を要請する理由が「動物園から獰猛な猛獣が多数脱走した」とかだったらその危険性が感覚的に理解(というか想像)しやすい。しかしウイルスという目に見えないものというのはどうしても「理屈ではわかっていても…」となりやすい。今日までにコロナによって著名人が幾人も亡くなられているが、それを受けて言葉では「コロナの恐ろしさを思い知った」と言っていても「所詮は他人事」なのでどこまで「思い知っているか」は甚だ疑問なのである(自分も怪しい)。それが故に「外出(出勤)しないといけない人」や「外出したくてたまらない人(依存症レベルのパチンカー・スロッターとか)」が外出するのだろし、下手すりゃ自分の身内がコロナで死んでも怖さが身に沁みない人もいるかも知れない。

 

39の県の緊急事態宣言の解除が発表された。

総理は「感染が再拡大するリスクもあるので、県をまたいだ移動は少なくとも今月中は可能な限り控えてほしい」と呼びかけているが、それにも関わらず解除されない都府県から解除された県に遊びに行く人(特にパチンカーとスロッター)が大勢現れる事は必至である【*2】。音ゲーができずに悶々と(?)していたゲーマーも大挙して県外遠征する可能性が高い音ゲーマーとはそういう人種である)

…未だに解除されない特定警戒都道府県が8つあるわけだが、その中でも北海道は「県外脱出」が非常に難しいので、変な言い方をすると「他の都府県と大きな差をつけられる」可能性がある。例えばこのタイミングで「期間限定イベント」なんかをやられた日には道民からは大ブーイング必至であろうが(東京とかだと「県外脱出」してのイベント参加が難しくない)、以前も書いたが本州(特に東京)の人間には「北海道は日本だと思っていない」奴がいるのでそういう暴挙をやらかす可能性がないとは言えない。もっとも東京も解除対象外だからそこまでアホな事は「多分」しないと思うが…

*1:中でも自分のような「普段から極力『3密』を避けている人」だと「これまでの生活とほとんど変わらん」という感覚になるので特に強くそう思うかも知れない。

*2:「あの首相の言う事など誰が聞くか」と思っている人も多いかも知れない。

中国人作家の「手記」の感想

5月11日の北海道新聞「かくも複雑で、天地が逆転した世界で」と題した中国人作家閻連科氏の「中国政府の言論封殺を憂慮」する手記が掲載されていた。

同じような事を訴える記事はネット上をうろつけばいくらでもぶち当たるが、ネット上や全国的なマスコミではなく北海道新聞という「ローカル紙」にこういう手記が載るというのは意味合いが変わってくるように思う。つまり、ネット上の記事は時に煽情的あるいは独善的な(つまり「事実を正確に伝えていない」)内容(推測)である事が多いし、大手マスコミの記事だと「忖度」によって内容を編集されている可能性すらあるだが「当事国(つまり中国)の国民が」「中国に忖度する可能性の低い(低そうな)ローカル紙に」掲載された、というのは凡百の記事(?)より内容の信頼度(つまり寄稿者の意に反する編集が行われていない)や深刻度が高いと見ていいと思う。何故寄稿先が北海道新聞なのか(閻氏と北海道にどういうつながりがあるのか)は分からなかったけど(もしかしたら他のマスコミにも持ち込んだが「忖度で却下された」のかも知れない)。

 

…当初はこういう記事を書くつもりであった。…と言うより12日の19時くらいには記事が完成して、あとは予約投稿にする(22時に公開されるのを待つ)だけ、というところまで来ていた。だが、その後たまたまその手記の「全文」を見つけ(12日付で道新のHPに全文と「原文」が掲載された。ブログの記事は11日付で同紙に掲載された「手記の一部抜粋」を基に書いた)、それを読んだ後に「違和感」を感じた。

…と言っても、先日某テレビ局であった「真逆編集」というようなものではない。道新に載った「抜粋」は一言で言えば「現在の中国の内情を憂えた文言をピックアップしたもの」、だが全文を読むと「コロナ禍によってこれまでの常識や価値観が打ち砕かれた事(への嘆き?)」がメインであるように感じた。もちろん「現在の中国の内情を憂慮」する内容はそのまま残っているし、閻氏が手記と一緒に

この文章は中国では発表できないし、香港でも一定の危険が伴う。中国の最近のいびつな愛国主義民族主義は非常に恐ろしい

との談話を付したように、中国国内で発表したら恐るべき速度で中国当局によって閻氏は逮捕され、文章は削除される事必至な内容である事に違いはない(今の中国は「ノーベル文学賞の候補」と言われるような人でも体制を批判する人は抹殺しようとする国である事は自分などが語るまでもないだろう)。

…そういうわけなので、この手記の感想文(?)を当初の形で載せるのはちょっと違うかな、と思ったので書き直し(13日に上げる予定の記事を前倒しで12日に上げた)。…ただ、近々職場が再開しそうな雰囲気なのでもしかしたらそのまま放置される可能性があるかも知れませんが(笑)。

コロナ禍に起因する(と思われる)犯罪

一部の市町村では既に給付金を受け取った人もいるようだが、それにまつわる「詐欺」や「強盗」に警察関係者は神経をとがらせているという。詐欺はこれまでも「何かあるごとに」発生しているが、強盗はある意味珍しい。要はATMを使えない、口座を持っていない人(主に高齢者)が給付金を「直接(現金書留とかで)受け取る」のを狙う強盗が発生しかねない、という事のようだ。

 

世界の司法制度に詳しくないので想像になってしまうが、「日本という国は諸外国と比べて刑罰が異様に軽い」のではないか、と思う。それ故時に「やったもん勝ち」みたいなところがあるのでこの手の犯罪が減らない(刑務所から出てきた後も再犯しやすい)のだと思う。今回のメインテーマからはズレるが、「あおり運転(危険運転)」についても同じ事が言えそうだ。

例えば詐欺罪(現行法では「10年以下の懲役」)は「詐取額100万円(端数切り上げ)あたり5年の懲役」くらいの併科制(刑罰を合算して執行する、例えば詐取額が450万円だったら「懲役25年」)にする事で今よりはずっと「抑止力」になりそう、と言うよりこれくらい「見せしめ」と思われるくらいの刑罰でないと抑止力にはならないだろう【*1…もし詐取額(の総額)が1億円だったら? 勿論「(刑法を改正したうえで)懲役500年」に服してもらいましょう*2

 

同様に「テロ組織・ジシュクシロー*3」も重罪に問える(器物損壊や威力業務妨害とは別の罪状が適用される)ようにすれば抑止効果がありそうだが、何と言っても数が多いし、現行犯でないとパクるのは非常に難しい。そこで発想の転換(?)をして

特定の犯罪者を死傷させてもその加害者は罪に問われない

といった正当防衛や緊急避難に類する法律を定められないのか、とか考えてしまう。ちなみにこの一見過激な(?)考えはノーヘル・信号無視・爆音で走り回るバイク乗りに対する『こんなアホでも間違って撥ねたら罪になるって理不尽だよなぁ』という怒りというかボヤキが基である(実際に撥ねた事があるわけではありません)。

つまり「テロ組織・ジシュクシロー」を「特定の犯罪者」と定める事で自衛しやすく──例えば店先に張り紙をしようとする奴等にエアガンをぶっ放しても傷害罪等に問われなくなる、とか──すればリスクを犯してまで「活動」するアホも少しは減るかも知れない。…文字通り「少しは」かも知れないし、場合によっては「ジシュクシロー鎮圧部隊」みたいな奴等が過激化しかねない(というか既にし始めている?)のでバランスのとり方が難しそうだが。そもそも「ネット上で暗躍するテロ組織・ジシュクシロー」はどうするのか、という話にもなるし…

 

「コロナ禍が落ち着いた後の世の中はテレワーク(オンライン会議)が主流になる」という人が多い(自分は「業種によるだろう」と思う)が、そうなった場合「直接のコンタクト=心の交流」が減るので「心が荒ぶ」人が増える、その結果前述のような「心無い犯罪」が(「心ある犯罪」なんてないだろうけど…)今以上に増えるのではないか、と思う。言うなればこれも「コロナ禍に起因する犯罪」と言ってもいい。そう考えるとやっぱり「抑止力としての厳罰化」は絶対に必要である… というのは考え過ぎですかねぇ(笑)。

*1:例えばボートレースは「長期出場停止」、つまり「長期にわたって無収入になってしまう」罰則が多い(私生活で「スピード違反」や「駐車禁止違反」、「税金滞納」なんかをやらかしても出場停止のペナルティを喰らう)ので選手は徹底して規則を守ろうとする(=抑止力になっていると思われる)。

*2:外国は併科主義の国が多いので、世界最長の懲役は「141,078年(罪状は詐欺罪)」、求刑では「384,912年」というのがあるそうだ。

*3:所謂「自粛警察」。…相応しい呼称(?)を考えてみたが、やっぱり自分はネーミングセンスが怪しい(百歩譲っても「プリキュアシリーズに出てくるザコ敵の名前」にしか聞こえない)。そもそも「組織」と言っても代表者がいるわけでもないし…

レディースvsルーキーズバトル・終

11日の芦屋(GⅠ)の12R(ドリーム戦)は最終オッズが「1-○-○でない組み合わせは全て万舟という滅多に見られないオッズになった。一般戦(シード番組)でもそうそう見られる事でない事象が実力者ぞろいのGⅠで起こるのだから峰竜太の化け物っぷりがよくわかる話である。

同日、下関では日本モーターボート選手会会長を務める上瀧和則(SG4回優勝を誇るトップレーサーである)が4年4か月ぶりの実戦復帰。その復帰初戦は3号艇で2コースを奪うとスリットでのぞいてまくりを放つがターンマークにヒットしてしまって落水失格に… ちなみに今名前を出した2人はどちらも佐賀支部(たまたまですけど)。

 

話を戻して丸亀の最終日は

1~4R:一般戦(団体戦ではない)

5~8R:ルーキーズがサービスゲーム団体戦

9R:レディースがサービスゲーム団体戦

10R:特別選抜B戦(団体ポイント=4、レディースがサービスゲーム

11R:特別選抜A戦(団体ポイント=8、枠順は得点率による)

12R:優勝戦(団体ポイント=12、枠順は得点率による)

 

5日目終了時点で25:15と大きな差になっているが、ルーキーズも20点取れば(例えば11R12Rと連勝すれば)逆転できる。ただし5R~11Rを全勝しても17点なので、優勝戦での団体ポイントは絶対必要になる。レディースは勝利に10点必要なので、11Rを勝った時点で(例えば10R11Rと連勝すれば)団体戦優勝が決まる可能性がある(10Rまで全勝でも9点しかないのでここでは決まらない)。

5R~8Rまではルーキーズのサービスゲームではあるが、A級選手はほとんどが賞典レースへの出走なので5,6Rは3人ともB級、7,8RもA2級が2号艇だけなので少々心許ない。

 

5R…1号艇の彦坂真太郎が.09スタートで逃げるも2、3着はレディース。こういう形になると「6着を取った方が負け」になるので、競り合いになった時に経験のある方(大抵はレディース)が有利になる。実際2周2マークでは最下位だった水野望美(A2級)がいつの間にか(後方の争いは基本的に映してくれないので「いつの間にか」と言うしかない)5着に順位を上げてブレーク。

レディース 2615 ルーキーズ 

 

6R…2号艇の谷口知優がまくりでインの井町泰を叩くと2艇の間に4号艇土屋南がまくり差しをねじ込む。そのまま突き抜けて独走、2番手は2号艇、3番手はスリットで凹んだ四宮与寛が最内を回って残す。そのため5R同様「6着を取った方が負け」に。しかし1周1マークで叩かれた井町は大きく遅れたのでこの時点で事実上の決着、再びブレーク。この時点で「ルーキーズの団体優勝は11R・12Rの連勝が絶対条件」「レディースは11R・12Rのどちらかで勝てば団体優勝」になった(変な言い方をすると「7~10Rは団体戦の意味を失った」)。

レディース 2715 ルーキーズ

 

7R…インの浜本裕己が逃げ、残り5艇で2着争い。1周2マークを上手く回った6号艇上田紗奈(欠員補充のために最終日だけ出走)が2番手を取り切ったが3着に大塚康雅が入ってキープ。払戻は6が人気薄だったためイン逃げだけど3万舟

レディース 2716 ルーキーズ

 

8Rまくり差しに行った3号艇染川直哉に2号艇栗城匠が抵抗して2人そろって大きく流れたところをレディースの3選手が次々と走り抜けていく。このままブレークかと思われたが栗城がどんどん追い上げて3着まで挽回し何とかキープ…と思いきやルーキーズに不良航法があったためポイントはレディースに。…まぁボートレーサーは普段から1つでも上の着を目指している(既述のように「団体戦でも個人の成績に反映する」)から団体戦とかは関係ないのだけど。ちなみにこの結果を受けて賞典レースでレディースが全勝すると団体ポイントが『トリプルスコア』になってしまう」事に(過去に46-23の「ダブルスコア」はあった)。

レディース 2816 ルーキーズ

 

9R…この日最初の「レディースのサービスゲーム」。先マイした岩崎芳美に対し3コース遠藤エミがまくりで攻めるが届かず【*1】。こういう展開になると外枠(特に4コース)が最内を突いて3着、というケースが多い(と分かっていながら買い目を切ってしまうんだよなぁ…)。このレースも3着に4号艇の山下流心(この選手も追加配信)が入る。団体戦はレディースがキープ。

レディース 2916 ルーキーズ

 

10R・特別選抜B戦。番組編成委員は「4日目終了の時点でこのレースの1号艇に平山智加を据えるつもりだった」かも知れない(笑)。今節はモーターに苦しんで1号艇で2戦2敗だったが、ここは意地の逃走を見せる。2着に西橋奈未のワンツーで団体戦キープ。

レディース 3316 ルーキーズ

 

11R・特別選抜A戦。ここでレディースが勝つと12Rを待たずに団体戦勝利が決まる。ここ(と優勝戦)は準優勝戦の成績で枠順が決まるので「サービスゲーム風の枠順」にはなっていない。

1号艇の實森美佑が逃げて2号艇村松修二が追走。ここでレディースのどちらかが3着なら確定だが4号艇の眞鳥章太と5号艇の川原祐明が競り合う形になりルーキーズがポイント、団体優勝の行方は最終レースに持ち込まれる。

レディース 3324 ルーキーズ

 

12R・優勝戦団体戦という観点で言うならレディースはここで負けると「5日目までに築いた優勢は何だったんだ」という事になってしまう(どれだけ団体戦を意識しているかは分からないけど)。レースそのものは1号艇の平高奈菜が有利であるが、2着以降で11Rの再現をされると…

レースは内3艇が.10前後の好スタート。.09のトップスタートを決めた平高奈菜の先マイに2号艇の仲谷颯仁が差しで迫るが振り切って早々に1-2隊形が決まる。3番手争いはまくりに行った3号艇と内を突いた4号艇が並ぶ、そして1周2マークは外を握って回った櫻本あゆみが3番手を取りきる。…この時点で個人戦団体戦ともに大勢が決したと言える。ついでに舟券も(笑)。そのまま3周走り切ってLRはレディースの個人戦団体戦W勝利となった。

レディース 4524 ルーキーズ

 

次回のLRは来年の(!)2月3日~8日の日程でボートレース常滑で開催予定。ただ、同レースは東海地区選手権(津)・近畿地区選手権(三国)・九州地区選手権(大村)と開催日程が重複しているので、これらの地区の選手(特にレディース)がどちらに斡旋されるのか、が心配である。

*1:3コースで「まくる」「まくり差す」「差す」の選択は選手の個性が出やすい。女子は「まくる」選手が多いような印象。

レディースvsルーキーズバトル・5日目

ボートレースでも競馬でも、中継を見ていると「無観客開催なのに大型スクリーンを映している」場所がほとんどである。自分が見た限りJRAは全ての競馬場で映しているし、ボートレース場もほとんどの場所でスクリーンを映している(自分が知る限り「三国は消していた?」)。

現在の収益減と電気代を考えたら消した方が良さそうにも思うが、「あのモニターは選手(騎手)も見ている」、つまり「あのモニターの映像を見て他の舟(馬)がどこにいるのかを確認する」選手(騎手)が多い(中継をよく見ると走行中に「モニターの方をチラ見している」選手は結構見かける)ので消すわけにもいかないのだろう。大変ですなぁ…

 

5日目はお互いブレーク1回ずつで点差は変わらず。 

 1日目 5R 6R 7R 8R 9R 10R 11R 12R 合計
レディース          4
ルーキーズ     B*      4
 2日目 5R 6R 7R 8R 9R 10R 11R 12R 合計
レディース B* K*   11
ルーキーズ                5
 3日目 5R 6R 7R 8R 9R 10R 11R 12R 合計
レディース   B*     16
ルーキーズ            8
 4日目 5R 6R 7R 8R 9R 10R 11R 12R 合計
レディース B*       B* 21
ルーキーズ           11
 5日目 1R 2R 3R 4R 5R 6R 7R 8R 合計
レディース         25
ルーキーズ   K*       15

 4日目終了時点で負傷・病気による途中帰郷が3名出たため5日目は「団体戦を1日2回走る選手」がいた。なお欠員分は「追加配信」で最終日だけを走る選手が呼ばれている(5日目で帰郷した水口由紀の穴埋めは呼ぶ時間がないので西橋奈未が「団体戦を1日2走」)。

団体ポイントは全部で69点なので、過半数の35点を取れば団体勝利が決まる。そのため場合によっては優勝戦を待たずにレディースの団体勝利確定、という可能性もある(第1回のLRも優勝戦前にルーキーズの団体勝利が決まった)。ルーキーズも11R、12Rと連勝すれば(他を全て負けても)逆転勝利できる。どちらのレースもレディースが1号艇だが最後まで何が起きるか分からない。

 

最終日の賞典レースの枠順。

  特別選抜B戦(10R) 特別選抜A戦(11R) 勝戦(12R)
1号艇 平山智 實森美祐 平高奈菜
2号艇 西橋奈未 村松修二 仲谷颯仁
3号艇 山下夕貴 西村美智子 櫻本あゆみ
4号艇 西野雄貴 眞鳥章太 吉田裕平
5号艇 船越健吾 川原祐明 長嶋万記
6号艇 井上忠政 寺田千恵 外崎 悟

特別選抜B戦=4点、特別選抜A戦=8点、優勝戦=12点

特別選抜B戦の出場選手は「優勝戦・特別選抜A戦に出場する選手を除いた5日目9Rまでの得点率上位の選手を男女3名ずつ」。

「団体ポイントが大きい特別選抜B戦を「サービスゲーム」にしてもええのか?」と思うが(ルーキーズの団体優勝の条件は「特別選抜A戦と優勝戦」以外にも「一般戦×4、特別選抜B戦、優勝戦」があるので)、「番組編成委員のさじ加減」なので…(以下略)

レディースvsルーキーズバトル・与太話

予選4日目の「予選突破ライン」を眺めてみた。

※左から「順位」「選手名」「着順点」「得点率」「前半レースのレース番号-枠順」「後半レース(団体戦)のレース番号-枠順」。同点の場合の順位の決め方は前回の記事を参照。太字は地元香川支部の選手。

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男女で準優勝戦進出ボーダーが1点以上違う(理由は前回書いたとおり)。

一方個人部門は村松修二がぶっちぎっている(黄色地は予選通過が確定)。前半レースの結果次第では4R終了時点で「両チーム含めた予選トップ通過(つまり準優勝戦で1着なら優勝戦ポールポジション)」だった可能性もあった。

レディースは混沌。地元の西村美智子が暫定トップとは言え4日目は外枠が2走なので下手するとここから予選落ちもあり得たくらい。

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男女ともに予選が1レースずつ終わる。仲谷颯仁が3着、平高奈菜が1着になったことで村松修二の予選トップ通過はまだ確定せず。

前半の最大のポイントは4R。レディースのトップ10にいるうちの6名のガチンコバトル。たまたま2回走りの選手ばかり上位に来た、というのもあるかも知れないが、それを(2Rに振り分けずに)6人まとめてぶつける=つぶし合いをさせると当然脱落者(5着とか6着とか)が出るわけで…

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このように3日目で11位だった平山智加に「ラスト1走で1位なら予選通過?」という状況ができてしまう。…よりによって予選ラストが(2回目の)1号艇、しかもランク上位には「ラスト1走が外枠」の選手が多い(その分逆転の可能性が高まる)ので、間違いなく番組編成委員のえこひいきである(笑)。…そう言えば先月の大村のレースでも平山智加は「6日間で1号艇が5回」もあった(予選2回・一般戦2回・特別選抜戦1回)。…10月に大村で開催されるダービーに選出される(勝率を稼げる)ように番組編成委員が策を講じた(?)のかも知れないが、それにしてもやり方が露骨すぎやしませんか?

…話を戻すと、村松修二は3R2号艇でまさかの5着大敗。一応まだ「自力で予選総合トップ」の目はある(しかも残っているのは1号艇)とは言え俄かに混沌度が増してくる。

 

ここからは団体戦で予選。そのため全選手があと1回走る。また出場選手数の関係で「全選手が予選の出走回数が6回」なので点数計算がしやすい(「着順点の合計」だけを見ればいいので割り算をしなくても済む)のは有り難い。

119期(「ルーキーズ」の世代に入る)の實森美佑(さねもり みゆ)が5号艇で2着。初日2日目での3連勝を含めてレディースの予選突破一番乗り(暫定7位の寺田千恵がこれを上回れない)。ちなみに5Rはルーキーズに「団体戦で3回目」の不良航法(既述のように着順点を問わず相手のポイントになる)。

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6Rはレディースに予選上位者がいなかった。外崎 悟(とのさき さとる)が3着に入った事で船越健吾の予選突破の可能性が消える(ラスト1走で1着でも超えれない選手が6人以上になった)。なお6Rは今節で初めて「ルーキーズのラブゲームキープ」。

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7Rは地元の一角平高奈菜が登場。大敗がなければ予選突破が確実だが、2コースから差して1着。32⑤の出だしから3連勝で予選突破を確定させる。しかも櫻本あゆみが8R5号艇で1着以外ならレディースのトップ通過が決まる。

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レディースの予選トップが決まる8R。1着条件の櫻本あゆみが5コースからまくりを放つが残念ながら届かず、この時点で平高奈菜の予選トップが決まる(この時点でルーキーズ側の予選トップは決まっていない)。それでも船越健吾とのデッドヒートを制して2着、予選は1勝2着5回とオール2連対。吉田裕平がイン逃げでルーキーズの予選トップ通過の可能性を残す。

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9Rはルーキーズのボーダー直下にいる木谷賢太と西野雄貴が直接対決。結果は西野が2着、木谷が3着で得点率5.83で並ぶが上位着順の差で木谷が脱落。また仲谷颯仁(なかたに はやと)が2コース差しで予選暫定トップに浮上、ルーキーズ2回目のラブゲームキープ。

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10Rは「番組編成委員のえこひいき」が実を結ぶかどうか、という意味で非常に注目の一戦(笑)。平山智加の機力が今一つなので、長嶋万記と寺田千恵を同じレースに組みたくなかった(つまり「楽にイン逃げできるようなメンバーにしたかった」)が、「他に2号艇と3号艇が残っている選手がいなかったので仕方なく」というのが番組編成委員の本音だろう(笑)。

その不安(?)は的中してしまう。1マークを先マイし、2マーク手前で振り切ったかと思ったが長嶋万記に食らいつかれ、2周1マークでツケマイを喰らって逆転されてしまい万事休す。実際は2着でも予選突破の可能性が残っていたが、寺田千恵が最後の最後で逆転で3着をもぎ取った時点で終了(仮に西村美智子が11Rで6着=同点でも上位着順の差で上回れない)、深慮遠謀(?)は実らなかった(笑)。一方最後の最後で逆転を許した眞鳥章太だが上位着順→最速タイムの選考順位により5.83の中で最上位となり予選突破が確定した。

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「事実上の予選最終レース」である11R。状況を内枠から簡単に書くと

村松修二は1着で予選総合トップ

・川原祐明は5着以内で予選通過(6着だと上位着順差で浜本裕己に逆転される)

・土屋南は1着で予選通過

・山下夕貴は自身が1着&西村美智子が5着以下だと予選通過

西村美智子は4着以内で(条件次第では5着以下でも)予選通過

レースはトップスタートの土屋南のまくりを受け止めながらのまくり差しで川原祐明がトップに浮上(この時点で両チームとも予選通過者が決まった)。展開を突いた山下夕貴が2着、村松修二は3着に残したが「待機行動違反(減点7点)」を取られて最終的にルーキーズ4位となってしまった(団体ポイントも違反の為レディースに)。

 

終結果は下図のとおり。前回の記事にも書いたが「自力で優勝戦1号艇」の可能性があるのは平高奈菜と櫻本あゆみ。ちなみにルーキーズ準優勝戦村松修二以下の3名が1着だった場合、レディース準優勝戦は「誰が1着でも優勝戦の1号艇」になる(通常の準優勝戦だとそんな事は起こり得ない)。

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…こんな感じで、予選通過のボーダーを追いかけるのは順位戦の昇級降級争いを追いかける感覚に近いものがある。一方で「番組編成委員のえこひいき」に嫌気がさした、という人もいるかも知れませんが(笑)、それを生かすも殺すも結局は選手次第だし、そんな不満も舟券が当たってしまえばどうでも良くなるのがギャンブラーという人種だと思う(笑)。