DJカートン.mmix

態度や言葉遣いが異様に丁寧な人は「裏の顔」を持っている可能性が高い。

詰パラ4月号

橋本崇載八段の突然の引退とか、西山朋佳三段の(年齢制限前の)奨励会退会とか、年度がわりに小さくないニュースが将棋界を駆ける。そんな中でも藤井聡太二冠は相変わらず悪魔のように勝ち続けているわけで…

 

パラ4月号が手元に届いたのは4月2日。また遅配である。こちらの予定(?)では30日には届いて鯉昇・枝光二人会の開演前の時間つぶしにするつもりだったのだが…

届いたパラを一通り目を通して見つけたダウトは2つ(もっとあるかも?)

 

・推理将棋[463]の最終図(43頁)

飛車が3枚ある!(28飛が余計)

 

・フェアリーランド⑤の解答稿(102頁)

・・・88銀と98玉が・・・ →「98香」が正でしょう。この3行前に「98に香が存在する事で」と書いてあるし。

 

後者はともかく前者は「羽生先生の詰将棋じゃないんだから…」と言いたくもなるが、こういう誤植を見落とすくらいスケジュールが逼迫している(ので遅配が発生している)、と考えると同情の余地も数ミリはあるかも知れない(笑)。

 

ちなみに最初はパラが来ない別の理由を考えていた。以前も書いたように自分は2ヵ月分の誌代が入帖されたのだが、それがなかったら3月号で誌代が切れていた。つまり「編集部が誌代の入帖を忘れている」という可能性。…ハッキリ言ってスケジュール逼迫に因る遅配より数段質が悪い話だが、3月号に「督促状」は同封されていなかったからさすがにそれはない… いや、督促状の同封と誌代入帖の「両方を忘れている」という可能性もゼロではない。

…とまぁここまでくると病気レベルの疑心暗鬼である(笑)。実際は遅配でもちゃんと届いている(もう1ヵ月分の誌代があるのでまだ督促状は入っていなかった)わけだし、いちいち怒っていても仕方ない。そもそも「北海道は本の入荷が2日(土日祝はこの数字に含まれないのでこれらが絡むとそれ以上)遅れる」のが当然なので、2日に届くだけでもその「常識」を超えているのだから…

二度あることは三度あってほしくない

札幌市は27日から3週間の「不要不急の外出・往来の自粛要請」が出された。

 

…個人的には「そんなんで効果あるんか?」とも思うし、これを行う事に因る「問題」も生じる。

 

・要請期間後の「反動」

先週の関東圏での「宣言解除後初の週末」に起きた「馬鹿騒ぎ」に辟易した人は多いはず。人間というのは「禁止された後に解禁されると感情が増幅する」生き物なので【*1】、「宣言解除後」にああいう馬鹿騒ぎが発生するのはある意味「自明の理」とも言える。話がズレるが昨今問題視される「新成人の暴走」も同じような原理だろう【*2】。

今回の要請にしても効果がハッキリと期待できるのならともかく、そうでなかったら「自粛の効果」よりも「自粛後の反動」の威力の方が大きくなってしまいかねない(東京の「あれ」ほどではないが札幌でもあの手の「アホ」は少なからず見かけた)。それくらいなら市民の「自主性」に期待する方が総合的に見て効果がある(&反動が起きない)はずである。…もっとも自主性に期待しようとするなら上に立つ人間が範を示さないといけないが、今の「上に立つ人間」の体たらくを見て自主性を刺激される人がいるだろうか。

 

・そんな中でも聖火リレーをするのか?

聖火が北海道を走るのは6月(要請期間より2か月も後)とは言え、市民に外出自粛を要請しておきながら聖火リレーは予定通り実施しようなんて「虫が良すぎる」と思わない人は多分いない。市民に自粛を要請したいのなら「北海道は聖火リレーを全区間中止します」くらいの事を言わないと筋が通らない。

そもそも自分はCOVID-19とかに関係なく「日本はオリンピックを開催すべきではない」というか「開催する資格がない」と思っているが、だからと言ってこういう形で「天罰」が下されんでもええやろ、とも思う【*3】。

 

春風亭昇太の落語が三度中止に?

昨年4月に予定されていた「枝光・昇太二人会」は緊急事態宣言のせいで中止順延となった。

昨年11月に予定されていた「春風亭昇太独演会」も北海道独自の新型コロナウィルス感染拡大防止警戒ステージが「4」相当に強化された事で中止(代替開催無し)に追い込まれた。

上記の二人会は今年4月15日に順延となったが、その日は「自粛要請期間」がモロに命中している(3月27日から3週間=4月16日まで)。そのため「今回も」公演が中止に追い込まれるという可能性が出てきてしまった。

現時点では平成開新亭から中止等の知らせはないが、「最悪の可能性*4」も十分に考えられる情勢になっている。もしそうなった場合怒り狂って道庁に怒鳴り込みに行く…という事はさすがにしないと思うが(笑)、やり場のない怒りをどこにぶつけたらいいのか、で陰鬱になる事は必至である。

 

さて、「三度目の正直(?)」となるのか「二度あることは三度ある」のか…

*1:こういう心理効果を最初に提唱したのはかの哲学者ソクラテスだとも言われる。

*2:何度も言うが今の若者世代は「テクノストレス」が多いので、それまで「0」だった(未成年のため禁止されていた)ものが成人式で「1」になった(解禁された、と思う)事であの手の暴走が多発するのだと思う。

*3:その「天罰」の根本的原因がどこにあるのか、を考えたら今回の災難を「天罰」なんてカッコいい(?)言葉で表現できない。

*4:「自粛要請期間」内の3月30日に「枝光・(瀧川)鯉昇二人会」も予定されている。ちなみ瀧川鯉昇春風亭昇太の兄弟子(五代目春風亭柳昇門下)で静岡県出身(鯉昇=浜松市、昇太=清水市、今の静岡市清水区)という共通点も。

床屋の話

先日プラージュに散髪に行き、「短めにバッサリと」とだけ言ったらこちらの想像を超える短さ(&刈り上げ)にされた。ただでさえあまり良くない(?)人相が更に悪化したようにも思った(笑)。…まぁ普段(自宅以外)はマスク着用だし、7月の彩棋会までには今よりはマシになっていると信じたい(笑)。

 

プラージュは「年商日本一」を謳っているだけあってか全国に店舗があるわけで、浜松にいた時もここを使っていたのだが、地域によってサービス内容が異なる事に気が付いた。

札幌・・・基本料金に顔剃り・洗髪が含まれている

浜松・・・顔剃り・洗髪はオプション(別料金)

こういうチェーン店というのは全国どこでも同じサービスを受けられるもの、だと思っていたので帰郷後にこの事を知って驚きと戸惑いを覚えたものである。

 

札幌・・・洗髪時に洗面台に対してうつ伏せになる

浜松・・・洗髪時に洗面台に対して仰向けになる

…これを聞いて「え?」と思った人もいるかも知れない。ただこれは「地域差」が関係している可能性もある。自分が以前行きつけだった札幌の理容室も「うつ伏せ」だったし、ドラマやアニメで関東(ほとんどは東京)を舞台とした作品の「洗髪シーン」はほぼ例外なく「仰向け」で描写されている。…こういう差異は得てして「東京(のやり方)が少数派にはなり得ない」のでおそらく「うつ伏せが少数派」なんだろうけど、札幌で生まれ育った自分にとっては誰が何と言おうと「うつ伏せが当たり前」なのである。ちなみに両方体験した感想は「…どっちでもいいや」(笑)。どうせ2~3分の事だし。

 

「うつ伏せ」と「仰向け」の境界線(?)がどこにあるのか(そもそも地域差でない可能性もあるが)、は調べたら分かるかも知れないが、正直そこまでの興味がなかったりする(笑)。

残留か降級か

順位戦C級1組最終戦、森下九段は「勝てば残留・負けたら降級」という実に分かりやすい条件で迎えた。…が、携帯中継対象外につき昼間(勤務中)は経過が分からない。何しろ相手は「マッハ田村」の異名を奉られる早指し派の田村康介七段、順位戦といえども帰宅前に終局している(森下九段の命運が決まっている)可能性もあるわけで落ち着かない(笑)。

…帰宅後名人戦棋譜速報にアクセス。…案の定(?)終わっていた。どうでもいいけど中継の初形の解説で

「・・・対戦成績は田村3勝、2勝で・・・」

…名前間違えてるがな。この時点で滅茶苦茶悪い予感しかしないのだが(笑)。

結果は周知のように14時台の終局。まるで持ち時間2時間の将棋【*1】のような早い終局(双方の消費時間の合計は3時間42分だった)。田村七段の猛攻を丁寧に受け切る、といういかにも「森下流」な将棋でC1残留を果たした。

…もしここで森下九段がC2に落ちていたら

「この先自分は将棋界のどこに楽しみを見出したらいいのだろう」

とかなり本気で心配して(?)いたのでちょっと安心、でも来季の順位はかなり下だし降級点1はついたまま【*2】なので状況はあまり変わっていない。盟友の島九段もC2への降級となってしまったし、本当に今の将棋界は「50代で現役を張るのも難しい」ようになってしまったのか、と思ってしまう。

*1:現行の棋戦で持ち時間2時間という棋戦は女流棋戦にしか存在しない。

*2:今期が始まる頃には対戦相手を見て「6勝は勝てる(降級点を消せる)と思う」と予想していたが…

21年2月彩棋会

2月20日は彩棋会。

 

 作品展の「囲い図式」の作品が著しく不足している、という緊急のお願いがあったのだが、自分が進めていた(?)「エルモを詰まそう計画」は結局実現しなかった(自分の作図力だと「詰む将棋」を作るのが精いっぱいだった…)。

参加者は道外からの1名(名前は書かなくても大丈夫でしょう)を含む5名(若手の参加が0)、自分が参加するようになってからは最少。…諸事情あるにせよ時期が悪かったのか?

作品展の候補作を検討して決定後は将棋に関わる談義がメイン(「両国オフレコ」の話を繰り出したのでここでの内容公表は自粛)。…というかそれくらいしか書く事がない(笑)。あえて書くとするなら今回の参加者全員が「今は大検と言わない」という事(前回記事参照)を知らなかった、という事くらいか。…やはり一定の年代より上の人は(大検から高認に)変わった事を知らない人が多いのかも知れない。

 

次回の彩棋会は7月の予定(詳しい日時はまだ未定だが「できればオリンピックが始まる前にしたい」との事)、作品展のテーマは「持駒同種4枚」、ただし特例(?)で「大駒4枚(飛飛角角)」も可との事(飛車と角は4枚ないですから)。…確か以前作った作品【*1】に「持駒・飛飛角角」があったような気がするので今回はそれを使って(手直しして)出品できるかも知れない、と思った。

 

23日は同じエルプラザで久々に生の落語を聴きに行く予定(勿論感染対策はした上で)。ちなみにそのホールは一般向けワクチン接種会場として使用されるため、4月1日~10月31日の間それ以外の用途で使用できなくなる。そのため平成開新亭の一部の公演が中止になっている(春風亭昇太の二人会は別の会場で行われるので問題なし)。エルプラザのHPを読む限り和室は利用不可の対象外なので彩棋会の開催に影響はないと思う(多分)。

*1:ヤン詰の課題作に送ったが「作品数が揃わなかったので中止」になった作品(その後の転載もなし)。

棋士と学校と資格

藤井聡太が高校を自主退学、って何でもニュースになってしまうが、1月末日付という「あと2~3日だけ登校すれば卒業*1」というタイミングでの退学「出席日数が足りなかったんじゃないの」と勘づく人は多いはず。過去には羽生善治も出席日数が足りなかった(通信制の高校に編入して卒業した)というし、言うなれば「規格外の人間の宿命」とでも言ったところか。…まぁ「受験ノイローゼになりながらも早稲田に進学→芸能活動に専念するため中退」なんて奴よりは遥かにマシだと思う。

…最近は高学歴の棋士も多いが、一方で中卒でも棋士にはなれるし【*2】、もし必要だったら通信制定時制の高校に編入する手、大検を取る手もあるわけで、それを決めるのは本人。いくらアンチ藤井でも「こういう事になるんだったら初めから高校なんか行くなよ」などと言った事を含めて外野にとやかく言う資格はない【*3】。

 

…今サラッと(?)述べた「大検」、これを知っている人ってどのくらいいるのだろう、と思った。

正式名称は大学入学資格検定、平たく言えば「高校を卒業していない人が高校卒業と同等の学歴である事を保証する資格」であり(当然履歴書に学歴として書ける)、これを持っていると正規の高卒でなくても大学受験の資格を得る。ただし民間企業や地方自治体への採用試験(や人事考課とか)に関しては必ずしも大検合格者=高卒と扱われるとは限らない(しかもそういう扱いをしても企業にペナルティは科されない)。最近の著名人では山田ルイ53世などが大検合格者(棋士に大検合格者はいないっぽい)。

 

…と、ここまで書いておいて驚愕の(?)事実を知る事になる。

 

今は大検と言わない。

 

2005年からは高等学校卒業程度認定試験」、略して「高認という制度に変わったそうである(受験資格などに細かい変化はあるが資格の内容は基本的に同じ)。自分がこの制度を知った時は大検と言っていた(とある漫画に出てきた)ので、その時の記憶のまま現代まで来ていたわけである。それこそ「年がバレる」事柄かも知れない(笑)。もっとも大検にせよ高認にせよ「そういう制度自体を知らない(あるいは無縁だった)」人も少なくないので【*4】、年がバレる以前に「何それ?」で終わるかも知れないが。そしてもし将来藤井聡太高認合格、なんて事になったら高認知名度は一気にあがるんだろうな、とか思ったり【*5】。

 

藤井聡太高校中退」というニュースから「大検」を思い出し、それが今は「高認」という名前に変わった、という事を知ったわけだが、そもそも自分に直接関係のある話ではない(正規に高校を卒業している)し、きっかけがきっかけなのでまた忘れそう(下手すりゃまた「大検」って言ってそう)だけど(笑)。

*1:所謂「自習期間」があるという前提で。…「自習期間があるのは北海道だけ」とか言わないでほしい(笑)。

*2:実際に現在のプロ棋士に中卒(高校中退含む)が何人いるのかは分からないけど(記憶違いでなければ最低3人はいるはずだが)。

*3:前述の某芸能人に対してはさすがに「人(家庭の事情等で大学進学を諦めた人)を馬鹿にしている」という思いを禁じ得ない。

*4:2013年の資料によるとおよそ15%の企業が「大検・高認を知らない」、採用試験や人事考課で「高卒と同格」と扱っている企業は2割強だったそうである。

*5:「高等学校を卒業した者と同等以上の学力がある」事を証明する資格なので大学入試ほどではないかも知れないがそれ相応の難易度がある(はず)。なので「殺人スケジュール」にも等しい藤井聡太高認の為の勉強時間なんてあるとは思えない=高認を受ける事はまずあり得ないとは思うが。

将棋のネット中継を見て思う

久々にABEMAの将棋チャンネルを見たような気がする。対局は勿論(?)叡王戦森下卓九段-青野照市九段戦

将棋の内容は自分が説明してもあまり意味がないのでそれ以外に気になったところをいくつか。

 

・評価値って結局何なのだろう?

ABEMA(で使用されているCOM)は評価値ではなく「勝率」で表示している。51:49(先手がちょっとだけ勝率がいい事の反映?)で開始し、形勢が傾くと有利な方の数字が大きくなる。…まぁ見た目にはわかりやすいのかも知れないが、先日の朝日杯などのように「1:99」とか「2:98」とかいう評価からでも逆転が容易に起こり得るのが将棋というゲームである。そしてそんなことが度々起こると

「99%(の勝率)って結局何なのだ?」

という事になってしまい、それこそ藤井聡太は常に99:1で固定」でもええんちゃうか? みたいな話にもなってしまう。

誰の言葉だか忘れたが(というより今の棋士なら誰でも言いそうな言葉だが)「同じ+1000点でも『間違えやすい+1000点』『間違えにくい+1000点』がある」というのがある。つまり「人間的に指しにくい手が最善手」「一見自然に見える手が実は疑問手」「一手を除いて他は全部悪手」なんてのは将棋では珍しくも何ともないのだが、そういった「指しにくい」とか「一見自然」とかいう概念が存在しないCOMが『間違えやすい+1000点』と『間違えにくい+1000点』を区別するのは多分永遠に無理っぽい。

そして「同じ局面でも人によって正解にたどり着ける可能性が変わるかも知れない」。単純に棋力の問題(難しい即詰みとか)もあるし、棋風による差もある。例えば「一見無理攻めだけど実はそれが最善手」という局面で攻めっ気たっぷりの人と受け将棋の人とで最善手にたどり着ける(≒勝つ)可能性が同じになるとは思えない(逆もしかり)。

そう考えると「評価値や候補手だけを表示する中継は何かが足りない」ように見えてしまう(このご時勢だし、COM評価値のみの中継も致し方ないところだが)。COMの示す候補手や評価値そのものは否定しないが、それに対し「でもこの手は○○さんの棋風じゃないですよね」

「これを1分将棋で読み切るのは大変です」

「勝率は98:2を指しているようですが、これは『間違える可能性が98%』くらいありますよ」

などといった「人間が指している将棋」という事を十分に理解している人の解説が加わる事で中継に厚みと深みが増す、と思う。そしてそれに脱線が加われば文句なし(笑)。

 

・「無礼なコメント」が実に多い

中継に書き込めるコメントは「見えていると鬱陶しい」ので基本的にOFFというのが自分のスタイルだが、たまにONにすると「見ていて不快になるコメント」に満ち溢れているのですぐにOFFにする。一言で言うと「無礼なコメント」が実に多い【*1】。

誰だったか忘れたが「野次を飛ばされるのも給料のうち」なんて事を言った人(多分プロ野球選手、でも記憶が曖昧…)がいたので、棋士に限らず「プロのプレイヤー」がそういう事を言われるのは「宿命」とも言える。…でも自分はそういう事を無条件に許容できない。

コメントでそういう事を平気で(?)書ける人というのはそのほとんどが「プロ棋士と会って実際に会話した事がない人」じゃないかと思う(大盤解説会で見ただけ、というのはダメ)。プロ棋士に限らず実際に話してその為人を体で感じるとその手の無礼なコメントが出てこなくなる、というか言いにくくなってしまう(逆に会った時の印象が悪いと無礼どころではないコメントが出かねない)という事は往々にしてある話。…中にはプロ棋士と話した事があった上で無礼なコメントを連発している人もいるのかも知れないが、だとしたらその人は相当の大物か相当の狂人のどちらか(九分九厘後者)だろう。

とは言え「プロ棋士と直接会話する」なんて機会はそうそうあるものでもない(今の情勢では特に)、言い換えるなら自分のような人のほうが少数派なのである意味「仕方ない」とも言えるが、それを差し引いても許容範囲を超えている発言が多いな、とも思う。もっとも無礼というとABEMAの「この手を指したら勝率が○%下がる」という表示プロ棋士に対し「あなたは最善手を指せました。えらいでちゅね~」と言っているみたいで無礼極まりないような気もするのだが(あれって非表示にできないの?)。

 

…じゃあ自分が藤井聡太と直接会って会話を交わしたら「アンチ藤井」の気持ちに変化が起きるのか? …個人的には「変化しない」と思う、というか「変化して欲しくない」と思う(笑)。

*1:将棋に限らず、例えばYouTubeのボートレースライブなどでも同様。

藤井聡太→マスコミ→ツイッター(連想ゲーム?)

何度も公言しているように藤井聡太は以前から嫌いだが(今回の朝日杯優勝で更に嫌いになったかも知れない)、その藤井聡太「昨年の10月に」五輪の聖火ランナーを辞退していたのを今この時期に公表(?)してあたかも「某氏の差別発言を受けて辞退した」ように明らかな悪意を持って情報操作するマスコミ(濁点つけましょうか?)嫌いとかいう次元を通り越してしまう。

 

…こういう事をツイッターで書く人は沢山いそうだが、上記の文章は170文字以上ある(それを制限内に収めるのは面倒だしそういう才能にも欠けている自負がある)。なのでやはり自分にツイッターは向かないな、という事を再認識させられた今回の話。

法律上「馬券(や舟券)を買えない人」は誰?

競輪場の職員が車券を購入して書類送検された、というニュースがあった。少し前にも笠松競馬の関係者が馬券を買った事で大問題になったし、ボートレースの八百長問題も選手の親族が舟券を買った事が問題視(?)された。

よく「選手(騎手を含む。以下同様)本人だけでなくその家族も関係する投票券を買う事はできない」と言われるが、実際のところはどうなのか。

…結論から書いてしまうと、上記の俗説は間違い。選手本人が関与する投票券は間違いなく購入禁止だが、各種法律では「選手の家族は投票券を購入し、又は譲り受けてはならない」という条文はどこにも記載されていない。

各競技の投票券購入についての条文を引用すると、

 

競馬法

第二十九条 次の各号に掲げる者は、当該各号に定める競馬の競走について、勝馬投票券を購入し、又は譲り受けてはならない。

 競馬に関係する政府職員 中央競馬の競走及び地方競馬の競走並びに日本中央競馬会都道府県又は指定市町村が勝馬投票券を発売する海外競馬の競走
 日本中央競馬会の役員及び職員 中央競馬の競走及び日本中央競馬会勝馬投票券を発売する海外競馬の競走
 日本中央競馬会が第二十一条の規定により委託を受けて競馬の実施に関する事務を行う場合におけるその役員及び職員であつて当該委託を受けた事務に関係するもの 当該委託に係る競馬の競走
 都道府県、指定市町村又は地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第二百八十四条第一項の一部事務組合若しくは広域連合(以下この号において「都道府県等」という。)の職員であつて当該都道府県等が行う競馬に関係するもの 全ての地方競馬の競走及び当該都道府県等が勝馬投票券を発売する海外競馬の競走
 都道府県、市町村又は地方自治法第二百八十四条第一項の一部事務組合若しくは広域連合が第四条又は第二十一条の規定により委託を受けて競馬の実施に関する事務を行う場合におけるこれらの職員であつて当該委託を受けた事務に関係するもの 当該委託に係る競馬の競走
 協会の役員及び職員 全ての地方競馬の競走及び都道府県又は指定市町村が勝馬投票券を発売する海外競馬の競走
 中央競馬の競走に関係する調教師(競走馬の飼養を行う者を含む。以下同じ。)、騎手及び競走馬の飼養又は調教を補助する者 中央競馬の競走
 地方競馬の競走に関係する調教師、騎手及び競走馬の飼養又は調教を補助する者 全ての地方競馬の競走
 日本中央競馬会都道府県又は指定市町村が勝馬投票券を発売する海外競馬の競走に関係する調教師、騎手及び競走馬の飼養又は調教を補助する者 当該海外競馬の競走
 その他競馬の事務に従事する者 当該競馬の競走

 

モーターボート競走法(ボートレース)

第十一条 次の各号のいずれかに該当する者は、当該各号に掲げる競走について、舟券を購入し、又は譲り受けてはならない。

 競走に関係する政府職員及び施行者の職員にあつては、すべての競走
 競走実施機関の役職員及び競走の選手にあつては、すべての競走
 前二号に掲げる者を除き、入場料の徴収、舟券の発売等、競走場内の整理及び警備その他競走の事務に従事する者にあつては、当該競走

 

自転車競技法(競輪)

第十条 次の各号のいずれかに該当する者は、当該各号に掲げる競輪について、車券を購入し、又は譲り受けてはならない。

 競輪に関係する政府職員及び競輪施行者の職員にあつては、すべての競輪
 競輪振興法人及び競技実施法人の役職員並びに競輪の選手にあつては、すべての競輪
 前二号に掲げる者を除き、車券の発売等、競輪場内の整理及び警備その他競輪の事務に従う者にあつては、当該競輪

 

小型自動車競走法(オートレース

第十四条 次の各号のいずれかに該当する者は、当該各号に掲げる小型自動車競走について、勝車投票券を購入し、又は譲り受けてはならない。

 小型自動車競走に関係する政府職員及び小型自動車競走施行者の職員にあつては、すべての小型自動車競走
 小型自動車競走振興法人及び競走実施法人の役職員並びに小型自動車競走の選手にあつては、すべての小型自動車競走
 前二号に掲げる者を除き、勝車投票券の発売等、小型自動車競走場内の整理及び警備その他小型自動車競走の事務に従う者にあつては、当該小型自動車競走
 
※どの法でも上記の前後に「未成年者は買っちゃダメ」に相当する条項がある。
 
前述の(豊橋の)競輪場職員は第十条第一項に抵触している【*1】。笠松競馬の騎手や調教師は第八項(つまり「笠松競馬の関係者が大井競馬の馬券を買う」というのもNGである)に違反、という疑い。
…だが一方で選手の家族や親族が投票券を購入してはいけないという条文はどこにもない。また同じく俗説として流布している「選手の家族は当該競技場に入れない」に関する条文も(各種法律を全文読んだが)どこにも存在しない。ちなみに選手が「他の競技」の投票券購入については何の制限もない【*2】。
では何故こういった俗説が世間に根付いているのだろうか。調べても正確なところは分からなかったのだが、自分が見つけたところでは
・ボートレースは家族が舟券を購入すると「その購入に関して選手本人が不正等に関与していなかったか」という事を徹底的に調査・追及されるので「家族には舟券購入を自粛するようお願いしている」らしい
・競輪選手の家族は「事前に申請すれば競輪場の一定の区画には入場できる」らしい
…という話があるそうなので、これらが拡大解釈ないし曲解されて「法律で買えない・入れない」という俗説になったのではないかと思われる。…やはり噂とか俗説というのは正確に伝わらないものらしい(笑)。ちなみにボートレースの八百長舟券購入ではなく贈収賄にかかる容疑(選手は同法第七十二条、共犯者は第七十五条)で逮捕された。
 
…ここでちょっと気になった事。ボートレース等は「警備員は当該競走の投票券は買えない(例えば浜名湖の警備員は「浜名湖のレース」はダメだけど「蒲郡のレース」は買える)」という風に書かれているが、「競馬場の警備員」については記述がない。とりあえず「競馬場の警備は主催者から委託された警備会社が行っている」という事はハッキリしているので、該当する可能性があるのは上記の第三項(地方競馬だったら第五項)。この場合制限は「当該委託に係る競馬の競走」なので「その競馬場の馬券はダメ」だが「他場開催の馬券は堂々と(?)買える」という事になる。つまりパドック担当の警備員だったらパドックを特等席(?)で見れるが、その人が馬が出て行った後に投票…というのは「法的にアウト」の可能性がある。…そこまでする人がいるのかは別にして(笑)。

*1:何となく「他所の開催競輪は買ってもいい」という気にもなってしまうが、条文にあるように「全ての競輪(の投票券購入)がNG」である。

*2:佐藤哲三元騎手がボートレース好きで現役期間中も度々びわこに出没?し、「投票する側」の考え方を騎手としての姿勢に反映させていた、という話は有名。

成績優秀者への新規定

日本将棋連盟女流棋士奨励会員・アマチュアが各棋戦において「優秀な成績」を修めた場合の新規定を発表した。ざっくりと書くと

女流棋士、アマチュアが「優秀な成績」を修めた場合→プロ編入試験の受験資格を得る

奨励会員が「優秀な成績」を修めた場合→その時に進行中の三段リーグ終了後に次点1が付与される

※次点2回による四段昇段は「リーグ3位」の次点を含まないといけない。

※その時に進行中の三段リーグで降級点に該当する成績(4勝以下)だった場合は次点1は付与されない。

後者は都成竜馬三段(当時)が新人王戦で優勝した時に決まった規定がそのまま適用されている。

 

「優秀な成績」に該当する基準は以下の通り。【 】内の数字は基準を満たすために必要な勝利(連勝)数。

竜王戦…ランキング戦優勝【6~7】

王位戦…挑決リーグ入り【5】

王座戦…挑戦者決定トーナメントベスト8【8】

棋王戦…本戦トーナメントベスト8【7】

棋聖戦…挑戦者決定トーナメントベスト8【7】

・朝日杯…本戦トーナメントベスト4【8】

銀河戦…決勝トーナメントベスト4【α+2】

・NHK杯…本戦(決勝)トーナメントベスト4【β+4】

・新人王戦…優勝【6~7】

※α=本戦トーナメントの連勝数(6連勝すれば確実に決勝トーナメントに進出できるが、上位の成績によってはそれ以下でも進出の可能性がある)

※β=「出場女流棋士決定戦」の勝利数(場合によっては「0」の年もあるので)

※新人王戦は決勝が三番勝負なのでそこでの1敗は許容

 

従来の規定である「いいところ取りで10勝以上かつ勝率.650以上(つまり10勝5敗)と比べるとそれより少ない対局数で規定をクリアできるが、だからと言って難易度が下がったとは言えない。連盟としては「起きそうな事象に対して事前に規定を定めた」と言ったところだろうか。

 

自分がこの規定について思ったのは、

 

この規定は現実の世界よりも「フィクションの世界(つまり将棋を題材とした作品のストーリー)」で満たす人の方が多そう

 

だという事。…「多そう」ではなく「多い」と断言してもいいかも知れない。いかにも作家(中でも外連を好む作家)が好きそうな内容なので(笑)。