DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

北海道シリーズがなくなる?

現在公営競技は「ネット投票のみ」なので「紙の投票券」を手にする事はない。しかしボートレースの実況アナウンサーはたまに「お手持ちの投票券(舟券)は大切にお持ち下さい」と言ってしまう事がある。長年の習性でつい言ってしまうのだろうが、

「いや、舟券ないから」

と思わずツッコんでしまう(笑)。しかも「冷静沈着な実況」で知られる住之江の市岡学アナウンサーが「2回も」やってしまう(3月11日と5月2日)のだから長年(市岡学アナは平成3年デビューなので実況歴は約30年)の習性というのは恐ろしい*1】。

冷静に(?)分析すると、これはボートレースのシステムが影響していると言える。舟券の「返還」はそのほとんどがレースの「フライング」が原因である。そしてその事を「レースの実況をしながら」アナウンスしないといけない、言わばアドリブなので無意識のうちに普段よく使うフレーズが口をついてしまうのだろう。一方でレース中でない返還、例えば「発売開始後の負傷欠場」などは急いで言う必要がないし、競馬でも「レース中に発生する返還事象」がないので(あるのは「レース直前の放馬などによる競走除外」とか「レース直後の審議」)そういった「放送事故(?)」は起きにくい。なお「場内放送」でも放送事故っぽいもの(例として「座席に物を置いての場所取りは御遠慮下さい」など。…座席取れないから)」があるが、これは録音だから仕方ないよね。

 

JRAは5月いっぱい(つまり東京優駿当日まで)の競馬を無観客開催とする事を決めているが、業界内では

「今年は北海道開催を行わない」

という可能性が囁かれているという。今年の北海道開催は6月13日~9月6日が予定されているが、今の時勢での北海道への移動(しかもかなりの人数・頭数が動く)は言うまでもなく大変だし、開催期間中関係者の多数は現地(函館か札幌)に長期滞在するのでいろいろな意味で「リスク」が高い【*2】。また同様の理屈で言うと夏の小倉競馬の開催(8月15日~9月6日)の開催も危うい(こちらも滞在する人・馬は少なくない)。

もし北海道開催と小倉開催が中止になったらどうなるのか。函館12日・札幌14日・小倉8日の開催(しかも小倉と札幌は開催期間が丸被りしている)は他の競馬場での振替開催という事になるだろう。どこで行われるかは分からないが、夏季休業中(?)の中山・東京・京都・阪神が使われる可能性が高い。…世の中には「ローカル(上記4場以外)は買わん」という「謎のプライド」をかざす輩がいるので、それらが中央場所になる事で売り上げが上がるかも、とJRAは喜んで北海道シリーズの中止を打ち出すかも知れない。

例年早いところだと開幕の2~3週間くらい前に現地入りする陣営もある(つまり前述の「長期滞在」は最大で4ヶ月くらいにもなり得る)ので、もし北海道開催中止の場合はGW明けくらいにはそのアナウンスがあると思われる。

 

野球やサッカーなど、未だに開始(再開)の目途が立たない競技・業界ばかりで、競馬も大幅な番組改編を迫られるとなると、今日本で一番正常に近い状態で動いているのはボートレース業界なのでは、と思ってしまう。

*1:実況では冷静沈着だが普段は大阪弁全開のとてもユーモラスな人らしいので、レース後に「あかん、やってもーた!」と周りの人間を笑わせたのかも知れない(笑)。

*2:そして困った事に(?)北海道開催だと「調教師がいないのをいい事に羽目を外す」厩務員が少なくないとか。

当たっている。

前回の記事(疑問)に対する元M先生の回答は前回記事のコメント、要は「柿木方式」で書くのが適当、という事。…考えてみたら下図のような局面の「5三と」は補助記号で表現しようがない安南将棋だと「全てのと金が5三に進める」事を確認して下さい)。

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「5三と直」「5三と左(右)引」は辛うじて表現できるが【*1】、「それ以外の5三と」は正直どうにもならない。「3五と4五」「6五と7五」の区別が困難だし、「5二→5三と」は補助記号に「まっすぐ引く」を示すもの(要は「直」の反対)がない*2】。それでも強引に符号を考えるなら…

5三と左行(駒を飛び越えずに前方に進むので)

5三と右跳(桂馬の動きで移動するので)

5三と直引(まっすぐ引く)

…意味不明度が増すだけなのでやめたほうがいい(笑)素直に柿木方式で書きましょう。

 

ここから本題。「当たっている。」おもちゃ箱の推理将棋のプレゼントに「当たっている。」(1日の朝に知った)。…解けたものだけ答えていただけ(以前も書いたが推理将棋は1問5分~10分考えて閃かない時はさっさと投げてしまう)なのに当たってしまった。

…で、「賞品リスト」を見ると沢山ある。さすがに「既に持っているもの(「岳麓」や「光速の詰将棋」とか)」はもらっても仕方ないが【*3】、それ以外だと「滅茶苦茶難易度の高そうなもの」ばかり。さてどうしたものか…(この記事がアップされる時間には既に決めてメール送信しています)

 

自分の「懸賞運」とでも言うべきものはどうなのか振り返る。正確な回数は覚えていないが生涯で何度か当たっている。中には「既に持っているゲーム」が当たって複雑な気分になった事もある。ボートレース場の「ペアボート乗艇権」も一応懸賞と言っていいだろう。ちなみに裁判員制度」に当たった事はない(…それは懸賞とちゃうやろ)。

そう考えると他人と比べて「懸賞運はそんなに悪くはない」のかも知れない。ただ「それ以外の運」は人より良くないと思っている。森下九段は子供がプロ棋士を目指すにあたっての「周りの環境(特に人間関係)」を「運」と言う事があるが、それに倣うなら自分に「運(分かりやすく言い換えるなら『自分にとってプラスになる人との巡り合わせ』」があったのは20代半ばまで、という事になるかも知れない。そして当時の自分はその「運」を生かすための努力をしていなかったわけだから我ながら度し難いと思う(自虐?)。

 

…アカン、こんなご時勢のせいなのか気が付くと発想がどんどん暗くなっていく。せめてゲーセンが開いていれば(まめにノスタルジアをプレイできれば)多少は気が晴れるのかも知れないが、緊急事態宣言は延長されそう(=ゲーセンの休業も延長されそう)なのでいろいろな意味で先は暗い。

*1:もっとも通常の将棋で「5三と左引」なんて符号はあり得ないけど(と金の動きを考えたら分かるはずです)。

*2:通常の将棋だと「3方向に引ける駒(龍と馬)」が2枚しかないので必要性がない、という事なのだろう。

*3:カンキの双玉詰将棋傑作選」は上・下巻をまとめた「おもしろ詰将棋216」で持っている。

しょーもない疑問でスミマセン

昨日、一昨日の記事を書いていてふと思った疑問。

安南将棋(安南詰)で下図の局面から5三の歩を取った時の符号は?

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安南将棋(安南詰)のルールは

ある駒Aの直後に味方の駒Bがあるとき、AはBの動きになる。

…すごくマニアックなイメージがプンプンしているが、自分が子供の頃に読んだ子供向けの将棋入門書(詳細は文末にて)安南将棋が載っていたので、「名前を聞いた事がある」「指した事がある」という人は(自分と近い世代の人だと)結構いたものである【*1】。

…そういう話ではなく(笑)、上図における4五と6五の銀は直後にある桂の動きとなるので5三に動ける(4四と6四の銀は直後にいるのが銀なので銀の動きのまま)、つまり4枚の銀はいずれも5三の歩を取る事ができる。そこで例えば6五の銀で歩を取ったとする。その時の符号は

5三銀左・・・???

左右の表記は問題ないが、「左」には6四にも銀がいて、どちらが動いたとしても前方に進んでいるので「上」である(この銀が5三に行けないのであればこんな疑問は生じない)以前「根津飛車将棋の棋譜の書き方」に疑問を呈した事があるが、それと同じような事態が起きてしまう。…その時は元M先生が「前」「後」でいいんじゃないの? と仰っていたので、それに倣うならば

5三銀左後不成(53・ぎん・ひだり・うしろ・ならず)

空前絶後の符号ができてしまった(笑)。もしこれにAndernachルール(玉以外の駒は駒取りを行うとその地点で向きが変わって相手の駒になる。符号上では最後に「転」とつける)も複合していたら

5三銀左後不成転

ここまで長いと「寿限無」か「たらちね」である(笑)。もしかしたら古いパラにはこういう形がある安南詰があって、符号の書き方も載っているのかも知れないが、あまり古いバックナンバーは持っていないので確認できない。

…ただ、今はこうして疑問に思っているが、1ヶ月後にはそんな事はキレイサッパリ忘れているんだろうなぁ(笑)。

 

安南将棋を紹介していた将棋入門書」というのは(記憶を頼りに調べたところ)小学館入門百科シリーズ40「早わかり将棋なんでも入門」という本。このシリーズには将棋の本が4冊あり、他にシリーズ88「詰め将棋100問(付録?として将棋図巧第99番「煙詰」が載っている)」、シリーズ92「将棋つぎの一手」、シリーズ118「将棋初段への道」(いずれも原田九段と観戦記者田辺忠幸氏の共著)がある。中でも「将棋初段への道」には原田泰夫九段と羽生善治少年(当時小5)の二枚落ちの対局が載っているので「ああ、あの本か」と膝を叩いた人もいるかも知れない。ちなみに自分は全部持っていたがもうありません…

*1:通常の初形から大駒の前にある歩をそれぞれ1マス進めた形から対局を開始する。そうしておかないと初手「☗4三歩成」や「☗2三歩成」と指せるのでゲーム性が崩壊してしまう。

「将棋に使われる漢字」の書き順

自分が「左」「右」の書き順にこだわる(?)のは「昔それで祖父(書道の師範だった)に怒られた」のが理由。他の漢字ではあまり気にしないし多分間違っているものも多い。

 

それ以外の「将棋で使われる漢字」でも書き順が怪しいものは多い。例えば使用頻度が非常に高い、これも「4画目」が怪しい。つまり4画目は「」なのか「」なのか。文部省(当時)が定めた書き順は「|」が先らしいが、「ノ」から先に書く人も少なくない(と思う)。

自分もかつては「ノ」が先だったが、ここ数年で「|」が先になった。…つまり「ごく最近書き順が変わった」のである。

これにはハッキリとした原因がある。数年前に「源兵衛清安書」の駒(デラックス将棋)を買ってから「飛」の書き方が源兵衛清安書の「飛」っぽくなってしまったから。源兵衛清安書の「飛」は6画目のはらい(「ノ」の下にくっついているやつ)と7画目の「乙」みたいなやつが一筆で繋がっている(下の画像の○の箇所、他の書体ではほとんどない特徴である)。

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…で、この駒を使っているうちに自分の書く「飛」もこれっぽく(つまり○の部分を一筆で繋げて書くように)変化してしまった(丁寧に書けと言われれば繋げずに書く事はできるけど)この時に「|」を先に書いておかないと(「|」が一番最後になってしまうので)どうにも字のバランスが取りにくい、という事で「|」を先に書いてから「ノ」、という順番に変化した、というわけである。別に「正しい書き順(?)を知ったので変えた」わけではない。

他にも「将」の「へん」の書き順(「|」が先か「冫」が先か)も怪しいし、「成」の1画目も分かれそう。「王」「玉」の「|」はいつ書くか、というのも人によって違ったりする(「三」まで書いてから縦線、という人を時折見かける)。必死(あるいは必至)の「必」に至っては・・・(以下略)

 

…こういった事まで気にし出すと止まらなくなってしまう、言うなれば「書き順マニア」「書き順オタク」の世界になってしまうような気がする。「正しい書き順は字を綺麗に書くため」と言われる事もあるが、根本的に(?)字が汚い人はどういう書き順で書こうが綺麗にならないだろうし、今はPCなどで「入力」する事の方が多いので、「モニターに現れた漢字の書き順」なんて多分誰も気にしていない。…でも「アナログ人間」な自分はひょんな事から漢字の書き順を気にしてしまう事があるのだが(笑)。

詰パラ5月号到着

5月号は28日に手元に届いた。この御時勢だと郵便物の輸送にも影響がありそうなものだが、「単行本や月刊誌は本州の2日遅れの発売」が当たり前の北海道に28日に届くのは編集部の迅速な行動力の賜物としか言いようがない。…どこぞの政府にもこの迅速な行動力を見習え、と言ってやりたい。三国のモーニング【*1】を見ながら(聞きながら)読み始める。

 

5月号で何よりも気になったのが「ヤン詰の課題作」。「5文字の符号」は自分が提案したわけだが、あまりにふざけた(?)条件のため数が集まるのか、と気が気でなかった(?)のだが、6ページを開くと4作品揃っていたのでホッとした(笑)。③は「詰将棋おもちゃ箱」の「くるくる展示室(やさしい趣向詰)」の作品みたいで一目見て解いてみたくなる形である。

「5文字の符号(詰パラでは「不成」を「生」としているので「3三桂不成」などは含まない)」にするには「53桂成」のような補助記号(?)が必須になる。通常は「駒の動き方」を示しているが、

「左」と「右」を間違えやすい

というのは初心者によくある話(「左」「右」だけ「駒の動き方」ではないため)。そして

「左」と「右」の書き順を間違えやすい

というのは有段者でもよくある話*2】。

小学校で「転倒」した(「小6」の初手を誤解)。…最近こういうミスが増えているような気がする。解答選手権でもやらかしたし、24で指している時も単純な3手詰めを逃したりしている。実戦での詰み逃しはフィッシャールール(残り時間が10秒とか)だからまだ情状酌量(?)の余地があるかも知れないが、短手数の詰将棋でそういうミスが多いのはちょっといただけない。

「将棋パズル雑談」の回数が2月号とダブっている(2月号・5月号ともに「第18回 ア・ラ・カルト(6)」になっている)。…ダウト。

*1:第1レースが9時ちょっと前に始まる開催(最終レースの発走は15時前、これが終わる頃にナイター開催場の第1レースのスタート展示が始まる)。三国は4月~9月、鳴門は10月~3月、徳山・芦屋・唐津は通年でGⅢ以下のレースがモーニング(GⅡ以上はデイ開催)で行われる。モーニングは序盤の番組(4Rくらいまで)が本命番組(1号艇にA級選手を置いた「1号艇1着の確率が非常に高いレース」)になっている事が多い。

*2:「左」は「一」が1画目、「右」は「ノ」が1画目(どちらも同じ1画目にしている人が多い)。「左は左から書く、右は右から書く」と覚えると間違えない(「ノ」は右から左にはらう)。

フィッシャールールの「最適な持ち時間」を考えた

最近は「フィッシャールール」が将棋界にも浸透している(と思う)。…無論そのきっかけはあの棋戦なのだが、今は将棋倶楽部24にも同様の持ち時間(5分+5秒)があるし、他のネット将棋にもあるかも知れない【*1】。また「対局アプリ」や「チェスクロックのアプリ」にもフィッシャー対応のものがあるのでアマチュアや「俄」でもフィッシャールールで指す機会は少なくない。もっともアプリだと「持ち時間の見やすさ」「ボタンの押しやすさ」あたりに難がある(持ち時間がなくなってきた時に困る)が。

 

…ここでふと思った。

「最適な」フィッシャールールの持ち時間はいくつだろう。

今更説明するまでもない話だが、フィッシャールールの持ち時間は

持ち時間α分(の切れ負け)、1手指すごとにβ秒が持ち時間に加算される

である(理論上は「持ち時間6時間、1手指すごとに1加算」なんてのもあり得るがここでは便宜上「α」「β」とする)。この「α」と「β」の最適な数字はいくつか、という話。

 

1局の手数をγとした場合、その対局の所要時間(正確には「双方の持ち時間の合計」)は

2α+βγ÷60(単位:分)

となる。計算しやすい所でγ=120とすると

2(α+β)(単位:分)

となる。

そして幸運な事に(?)γ=120は将棋における1局あたりの平均手数に近いので【*2】、想定(あるいは希望)する対局時間から持ち時間を逆算する事が難しくない。例えば大会などで「1局30分」を想定(希望)するなら「α+β=15」となるような時間設定にすればほとんどの対局は1局30分以内で終局できる。

 

…とは言え、同じ「2(α+β)=ω(想定・希望する対局時間)」でも意味合いはかなり変わってくる。大雑把に言うと

α>β序中盤で使える時間は多い終盤(長手数になった時)にハプニングが起きやすい長手数でも対局時間が長くなりにくい

α<β序中盤で使える時間は少ない終盤で(1手に使える時間が多くなるので)ハプニングが起きにくい長手数になると対局時間が長くなりやすい

という傾向になるので、同じ30分想定でも「15分+0秒(早い話が『切れ負け』)「10分+5秒」「5分+10秒」「0分+15秒*3ではそれぞれ性質が随分と違う。仮に中盤の開始を41手目と想定すると【*4】、その時点での残り時間は

「15分+0秒」…最大で15分

「10分+5秒」…最大で11分40秒

「5分+10秒」…最大で8分20秒

「0分+15秒」…最大で5分

となるので、中盤に使える時間に差がある≒将棋の「出来」にも影響が出そうである。

 

…これらの観点から個人的な見解としては

・対局時間が長すぎず、かつ短すぎない

・最終盤で全てをぶち壊すようなハプニングが起きにくい

という意味で

「5分+10秒」あるいは「7分+7秒」

くらいが我々アマチュアが嗜む上でもっともちょうどいいフィッシャールールの持ち時間設定ではないか、と愚考した次第である。…これまで香龍会や彩棋会で指し将棋を指した時は「10分+10秒」設定としていたが、今後は「5分+10秒」にするかも知れない【*5】。

…だからと言って24の「5分+5秒」がダメだとは言わない。少なくとも「早指(1分→1手30秒)」や「早指2(1手30秒→考慮時間計60秒)」と違って「序中盤で分単位の少考を複数回行える【*6のは自分にとって非常に有難い事なので(持ち時間15分を希望する人よりは早指3を希望する人の方が多い…ように感じている)。

勿論じっくりと将棋を指したいというのであればもっと時間を増やしてもいい(例えば「15分+15秒」で1時間想定になる)わけだし、一時流行った(?)「1分切れ負け将棋」の進化版(?)として「1分+1秒」という設定もあり得ると思う*7】。

 

本将棋以外の話をすると、以前香龍会で実験(?)した「香龍会妖精二盤勝負(すげー怪しいタイトルだ…)「10分+10秒」で行ったが、あまりに特殊なルールだった事もあって「持ち時間が短過ぎた」一方で単独の変則将棋(例えば「有限王手将棋」)だと「10分+10秒」でちょうどいい、という感じだった【*8】。また「桑名七盤勝負」は公式ルールが「45分切れ負け」となっているが、「45分あっても実際は切れ負けが珍しくない」そうなので、「40分+10秒」とか*9でやったらどうなのかな(持ち時間が1分を切る頃には「盤の数」が減っているだろうから切れ負けは減りそう)、と思ったり。

*1:以前にも書いたが自分は将棋倶楽部24以外のネット将棋を使った事がない(というより「使えない)ので詳しい事情がわからない(「将棋ウォーズ」にはフィッシャールールの設定がないようだ)。またかつて存在した「Yahoo!将棋」も持ち時間はフィッシャールール(ホストが時間を自由に決められる)だった。

*2:つまり「Abemaトーナメントの対局」が概ね1局20分前後で終わっているのは「このルールの仕組み上そうなるから」なのである。

*3:理論的にあり得ない設定(開始時点で時間切れ)であるが、便宜上「αが非常に少なくβが最大限に大きい」という意味で捉えて下さい。

*4:例えば「角換わり腰掛け銀同型」で☗4五歩と仕掛ける手は39手目。

*5:会合は文字通り「詰キストの集い」なので終盤に使える時間が多いほう(α<β)がいいでしょう。

*6:早指は実質「初手から1手30秒」のようなものだし、早指2でも理論上「90秒未満で1回」しか考慮できない

*7:もっともこういう「超早指し将棋」でアプリを用いるのは力が入り過ぎて「機器(タッチパネル)の破損」の可能性が高まるのであまりおススメはできない。

*8:これらの検証結果(?)から、立案したが実現しなかった「香龍会妖精三盤勝負」は「15分+15秒」~「20分+20秒」くらいがベストではないか、と思う。

*9:何と言っても最初は「七盤」もあるので、αをこのくらいにしておかないと多分ゲームにならないと思う。

「ご注文は優勝ですか?」「俺のモーターがこんなに出てないわけがない」

…タイトルはとあるボートレースの実況で実際に使われたフレーズ(他にもフレーズあり)。…ボートレースの実況アナにはこういうお茶目な、というか「趣味丸出し(?)」な人もいたりする。もしかしたら2日後(26日)に再び似たような実況を聞けるかも知れない【*1】。

 

他にやる事がない(仕事も止まっているし自分が知る限りの札幌市内のゲーセンは全店が臨時休業に突入している)のでボートレースがメインな生活になっている。レースをぼんやり眺めていたり、気になったレースに投票してみたり(全部のレースを買っていたら金がいくらあっても足りない)、関連サイト(や動画)を眺めていたり… 前述(タイトル)のフレーズもそんな中でたまたま見つけたもの。…ボートレースを「ギャンブル」以外の観点で見るとまだまだ面白い要素は沢山ありそうだ。

 

そんな中で以前書いたパチンコライターがボートレースに流れてくる理由(を推測したもの)があった。簡単に書くと

「ボートレースの展開」と「パチンコのゲーム性」が非常に似ているから

…ボートレースは1周1マークでおおよその趨勢が決まる≒パチンコで言うところの「リーチの有無」1周2マーク以降のさばき合いリーチの発展(スーパーリーチとやらへの変化)、そして上位の大勢が決まる安心してスーパーリーチ(が『確定』するまでの時間)を堪能する(競馬や競輪はゴール前での逆転が当たり前なので最後まで安心できない)、というところが酷似しているという。…自分はあっちの世界はよく分からないが、言われると「なるほどねぇ」という話である。とりあえず自分はそういう人たちの『大口購入』が自分の買い目と被らなければ構わない(笑)。

 

ネット投票だと月単位・年単位の回収率も自動集計される。総合の回収率だけでなく「券種別」「レース場別」「グレード別」「お好みレーサー別(その選手が舟券に絡んでいる買い目の回収率)で詳しく見れるので「相性のいい(悪い)レース場・レーサー」なども分かる。ちなみに自分は東海地区(浜名湖蒲郡常滑・津)の回収率が高く、淡水のレース場の回収率はかなり悪い(東海地区のレース場は全て海水or汽水)。レーサー別だと「好きなレーサーの1着固定」で買う事が多いので基本的に回収率は良くない(笑)。グレード別の差はあまりない。…とりあえずは「目指せ回収率100%」(笑)。

 

こういう状況下なので舟券を検討する、というより「データを集める」時間も多い。普段だと展示タイムすら確認せず買ってしまう事が多いが(笑)、こういう状況下だと展示タイムや「オリジナル展示タイム(詳細は以前も書いたので割愛)選手近況モーター機歴なども精査する事で舟券の回収率に影響が出てくる。特にそれが顕著に出たと思うのが先月の蒲郡オールレディース。女子トップクラスの平山智加が引いたモーター63号機は10ヶ月使って2連対率が2位という、「数字だけ見れば全勝優勝まであるんじゃね?」というモーターだったが、オールレディースの2節前のレースで転覆事故が発生してからそのパワーが急降下*2】。案の定レースでは見ていて気の毒になるくらい「ターンでどんどん外に流れていき」、度重なる整備(部品交換)でも改善の兆しはほとんどなし。何だかんだで優出こそ果たしているが、節間で1着なし(2回あった1号艇でも3、2着)舟券圏外も5回と(オールレディース出場のA1級としては)惨憺たる結果に終わっている。…つまり、この手のデータを知らずに「名前で舟券を買って」一緒に沈んだ人もいれば、このデータを活用して平山智加を蹴飛ばした舟券で一撃大回収、なんて人もいたに違いない【*3】。ちなみに自分は「(見切って舟券に絡んだら)怖いので『見』*4」した。…ボートレースに「全てのレースを買わないといけない」なんてルールはないですからね。

 

ボートレース業界は新型コロナウィルス対策における軽症者受け入れ施設の建設や医師、看護師、ボランティアの方々の活動資金として、日本財団を通じ6億円の寄付をする、という発表があった。

「6億円のうち○○○円は俺の『寄付金』だ」と言うと思いっきり負け惜しみにしか聞こえないが(笑)、そんな事よりも「神速」と評してもいいような決断・行動の速さには敬服するしかない。…と感じるのはやはり現政権の・・・(以下略) ましてや「アベノマスク」とやらに使われた経費(税金)はこの70倍以上の額というから…

*1:こういった「特殊フレーズ(?)」は大体において優勝戦でしか出てこない。

*2:転覆時に水がエンジン内に入るとピストンなどの部品が変形して性能劣化する(俗に「ウォーターハンマー」と呼ばれる現象)事がある。

*3:蒲郡は公式サイト上での「この手の情報」が他の場より多い。例えばこの63号機は転覆後の勝率が4点未満(平均で4着も取れない)、2連対率13%、なんてデータも見れる。

*4:ギャンブル用語(?)で読みは「けん」、「様子見」「パス」とほぼ同義語。

お悔やみで使う言葉

最近このブログで訃報を書く事が多いな、と思う。こういうものは基本的に型が決まっているのであまり気取った文言は使いにくい(そもそも思いつかないし)。

…お悔やみでよく使われる文言が「ご冥福をお祈りします」。「・・・お祈り申し上げます」とより丁寧になる事も多い。だが、これと同じくらいよく見かけるのが「哀悼の意を表します」という文言。…一体これらは何がどう違うのか? ちょっと調べてみた。

 

ご冥福をお祈りします・・・キリスト教」「神道」「浄土真宗」の人には使ってはいけない*1書き言葉、話し言葉のどちらで使っても問題はないようだ。

 

哀悼の意を表します・・・弔電などで用いる「文語体」の表現(要は書き言葉)なので話し言葉として使う(葬儀や通夜などで遺族に対して言う)のはNG。宗派などの縛りはない(「哀悼」は特定の宗教・宗派の用語、概念ではない)ようだ。

 

…これまでは「ご冥福を・・・」をよく用いてきたが、実はNGの使い方をしていた(使ってはいけない宗派の人に使ってきた)可能性がある。それと同時に加藤一二三九段が御健在のうちにこの事を知る事ができてよかった、とも思った(周知のように加藤九段は敬虔なクリスチャンである)。

 

そういうわけなので、ネット上でお悔やみを申し上げる時は「哀悼の意を表します」、葬儀の場などで遺族に話しかける時は「お悔やみ申し上げます」、を使うのが一番無難である、という結論(?)になった。…競走馬には宗派も何もあったものではないので「ご冥福をお祈り申し上げます」でも問題はなさそう…だが、その馬の馬主が浄土真宗だったりキリスト教だったりする可能性もあるから念のために(?)「哀悼の意を表します」か「お悔やみ申し上げます」を使う、つまり先日の事故については「シングンマイケル号の急逝に対し、ここに謹んで哀悼の意を表します」と書くのが一番よかったのかも知れない。

*1:「冥福」は仏教の用語であり、これらの宗教・宗派には「冥福」という概念がないため。なのでイスラム教徒などに使うのもNGだと思われる。

舟を見て、馬を見て

4月18日は宮島と蒲郡と大村を見ていた。大村は「ゴルゴ13」とのタイアップを行っている(確か昨年は「宇宙戦艦ヤマト」だった)が、どういう意味があるのだろうか、と思った。

こんなご時世だからなのかほとんどのレース場で「YouTubeライブチャンネル」というのをやっている。…それはいいのだが、最近やたらと「パチンコライター」と言われる人がボートレースに関わってきているような気がする(この日もそういう業種と思われる人の「ボートレースチャンネル」が複数あった)。ここ1~2年でよく見かけるようになったので、緊急事態宣言(によるパチンコ店の休業)との関連性はあまりなさそう(皆無ではなさそうだが)。

…パチンコ業界が斜陽(つまり「パチンコライター」で食っていくのが難しくなった)なので他の業界に目を向けよう、という理屈は理解できるが、それにしても何故ボートレースなのでしょう? 基本的に「週末しか開催がない」中央競馬でないのは何となく分かるが、同じ「ほぼ毎日どこかでやっている」競技でも競輪やオートレース地方競馬でなくボートレースである、その理由が自分にはよく分からない。この2つには何らかの「ギャンブル的な共通点」がある(ので移行しやすい)のかも知れないが、自分はパチンコは全く興味がないので推測もしようがない。…誰か教えて(笑)。

とりあえずそのチャンネルを見ていて思ったのは「専門知識のようなものを並べ立てて」「大量購入する」人が多い、という事。…まぁ自分はその手の「専門知識のようなもの」は全く当てにしていないし【*1】、大量購入によって自分の買い目のオッズが上がってくれるならむしろ歓迎である(逆に買い目が被ると悲しくなるが…)。個人的には出演者(?)よりもチャットで好き放題言っている視聴者の方がウザい、と思った(笑)。…チャットは非表示にできるので消せば済む話だけど。

 

…これらのレースが終わった後(蒲郡と大村はナイターなので終わるのが21時前)に「そう言えば今日は中山グランドジャンプがあったな」と思い出す。一昔前は中山GJと中山大障害は「年間通しての一大イベント」だった*2】が、今はもっぱらボートがメインで中山GJすら脇役になっている(笑)。

今年の中山GJはオジュウチョウサンの中山GJ5連覇なるか、という話題で普段よりは盛り上がっていたっぽいが、終わってみると「やはり強かった」個人的にそういう状況はあまり好きではないが、こういう「スター」のような、悪く言えば「化け物」のような存在がその業界を盛り上げる(事が多い)、というのは否定できない。将棋界の藤井聡太、艇界の峰竜太*3】… ただ自分は偉業云々よりも普段ならあるはずの「大障害飛越後にスタンドから起こる拍手」が(無観客のために)なかった、という違和感(?)の方が強かったのだが。

このレースではゴール前でショッキングな出来事があった。スタンド前の最終障害を飛越時に昨年の最優秀障害馬シングンマイケルが転倒、競走中止となったが、普段ならコケても立ち上がろうとする馬が立ち上がってこない。どうやら障害飛越の直前に心臓発作を起こしてしまい、飛越後の着地に耐えられずに転倒、頸椎関節脱臼により死亡予後不良ではない)、との事。

…そう言えば以前も同じような事があった、と思った。今から9年前の中山GJ、この年は東日本大震災による競馬開催中止順延によって史上初めて「7月」に行われた【*4】。この時の中山GJは正に「最終障害の目の前で」現地観戦していたのだが、この時も最終障害を飛越したメジロラフィキが頭から転倒、その場での死亡が確認された(正確な病名は忘れてしまいました)。レース終了後に周りをシートで囲いながら馬運車に載せられる様子はかなり衝撃的だったのを覚えている。

…ただ、それ以上によく覚えているのは観戦していた自分の隣で

障害物競走なんかやめちまえ!」

と大声で吠えていたオッサンがいた、という事(「障害競走」ではなくハッキリと「障害物競走」と言っていた)。確かに障害競走は平地より危険度が高い(それ故「騎乗手当」も高い)かも知れないが、だからと言って「やめちまえ」は全く筋が通っていないと思う。…とりあえず(確認を取らなくても)100%間違いないのは

「そのオッサンは馬券を外した」

という事。…要は「外した腹いせ」以外の何物でもない(馬券を当ててそういう事を言うオッサンは見た事がないし今後も見ないだろう)。…後になってさもしい奴め、と心の中で思ったのは自分はそのレースの3連複(15,000円くらい)を当てたからかも知れない(笑)。…それにしても「異常事態の年は中山GJでも悲劇が起きる」という法則でもあるのだろうか?

 

…シングンマイケル号のご冥福をお祈り申し上げます。

*1:自分は本場にいる「予想屋」も使った事がない。

*2:中山GJはこれまでに3回現地観戦している。

*3:以前も書いているが俳優の峰竜太とは別人。

*4:ついでに言うとこのレースが「芝4260m」で施行されたのも初めて(芝コースがCコース使用に伴い距離が少し長くなった)。

こういう状況だから事態は刻一刻と変化している

以前の記事で「絶対にならない」と超特大フォント(設定するのが結構面倒臭い)で強調したはずの「全国民への給付金」の方向に話が進んでいるらしい。…もっとも一律給付を嫌がっていたのは総理よりも「あさぶ」だ、というのがもっぱらの噂だが。

…名前を間違っている? てめぇの事しか考えていない&「未曾有」を「みぞうゆう」と読むアホの名前を間違えたところでどうって事ないわ(どうって事あるって)。…それに札幌市民である自分は「麻生」=「あさぶ」という認識が強いので。

その「あさぶ」、じゃなかった、麻生はこの期に及んで「要望する人に」などというどこかの呪文みたいな事を宣っているが、

・可能な限り最速で全国民に「小切手」を郵送→要望する人は現金に換えるし、要望しない人は換えなければ済むだけの話

・可能な限り最速で全国民に「通知書」を郵送(全国の金融機関に持って行くとその人の口座に振り込まれる)→要望する人は銀行に行くし、要望しない人は行かなければ済むだけの話

…どちらにしても「要望する人に」などという面倒な事を言わなくても「いらない」という人の元に給付金は行かないから余計な事をしゃべるな、と言いたい(さっさと大臣と議員をやめてもらうのがよりベストかも知れない)…通知書の郵送費が無駄になる? 選挙の通知書だって「選挙に行かない人」の元にも届いているぞ【*1】。

 

「緊急事態宣言」はついに日本全国が対象に。しかも北海道を含む13の都道府県は「特定警戒都道府県」に指定された。それを受けて「かでる2・7」は宣言期間中の休館が発表され、4月30日の落語会も延期が発表された。こういう時だから「落語を聴くというビッグなイベント*2」で楽しみたかったが仕方がない。

 

日本モーターボート選手会(艇界における「騎手クラブ」のようなもの)は15日に1000万円を日本財団の「災害復興特別基金(新型コロナウィルス対策)」に寄付した、という発表があった。また16日まで行われた多摩川GⅠ「ウェイキーカップ」で優勝した毒島誠選手も優勝賞金の一部を日本財団を通して寄付する事を表明している。

…こういう話を聞くと今の政府の痴鈍っぷりがとても際立って見えるのは自分だけだろうか。

 

先日「不要不急ではない」所用で札幌中心部に行った。緊急事態宣言前の話とは言え「外出自粛率はあまり高くないな」というのが感想。特に某ゲーセンに立ち寄ったら某ゲームの前は普段通りの人口密度──「順番待ち」を含めて2m四方くらいのスペースに4~5人いる──になっていて驚いた(それだけの人口密度になっていたのはそのゲームだけだった)。…ゲーセンに行くなとは言わないが(もっともそのゲーセンは緊急事態宣言を受けて18日から臨時休業に入る)、あの密集ぶりにはさすがに恐怖を覚えた(写真撮っておいた方が良かったのかな…)。

 

この状態が続くようだと9月の詰将棋全国大会への参加は極めて難しい(交通費などが工面できない)。それ以前に「開催されるのか?」という話になりそうだし。

*1:仮に年収1000万円を「カットライン」とするとしても、その年収1000万円以上の人間は労働人口の5%以下という(国税局だかの発表による)から、選挙の通知書(≒投票率)とどちらが無駄になっているかは言うまでもない。

*2:春風亭昇太が枕でよく使うフレーズ。