DJカートン.mmix

他人に完璧を要求するのは質の悪い潔癖症のようなものだ。

お悔やみで使う言葉

最近このブログで訃報を書く事が多いな、と思う。こういうものは基本的に型が決まっているのであまり気取った文言は使いにくい(そもそも思いつかないし)。

…お悔やみでよく使われる文言が「ご冥福をお祈りします」。「・・・お祈り申し上げます」とより丁寧になる事も多い。だが、これと同じくらいよく見かけるのが「哀悼の意を表します」という文言。…一体これらは何がどう違うのか? ちょっと調べてみた。

 

ご冥福をお祈りします・・・キリスト教」「神道」「浄土真宗」の人には使ってはいけない*1書き言葉、話し言葉のどちらで使っても問題はないようだ。

 

哀悼の意を表します・・・弔電などで用いる「文語体」の表現(要は書き言葉)なので話し言葉として使う(葬儀や通夜などで遺族に対して言う)のはNG。宗派などの縛りはない(「哀悼」は特定の宗教・宗派の用語、概念ではない)ようだ。

 

…これまでは「ご冥福を・・・」をよく用いてきたが、実はNGの使い方をしていた(使ってはいけない宗派の人に使ってきた)可能性がある。それと同時に加藤一二三九段が御健在のうちにこの事を知る事ができてよかった、とも思った(周知のように加藤九段は敬虔なクリスチャンである)。

 

そういうわけなので、ネット上でお悔やみを申し上げる時は「哀悼の意を表します」、葬儀の場などで遺族に話しかける時は「お悔やみ申し上げます」、を使うのが一番無難である、という結論(?)になった。…競走馬には宗派も何もあったものではないので「ご冥福をお祈り申し上げます」でも問題はなさそう…だが、その馬の馬主が浄土真宗だったりキリスト教だったりする可能性もあるから念のために(?)「哀悼の意を表します」か「お悔やみ申し上げます」を使う、つまり先日の事故については「シングンマイケル号の急逝に対し、ここに謹んで哀悼の意を表します」と書くのが一番よかったのかも知れない。

*1:「冥福」は仏教の用語であり、これらの宗教・宗派には「冥福」という概念がないため。なのでイスラム教徒などに使うのもNGだと思われる。