DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

詰パラ7月号、など

7月号は6月29日に届いた(遅い出勤時間だったので出勤前に届いた→その日の通勤中に読めた)。

現時点で全国大会は「実施へと向かう事ができそう」との事だが、まだまだ予断は許さない状況だし(特に問題なのは「第二波」というやつだろう)、個人的には積み立てていた費用を生活費に回したせいで予算の目途が立たない。10万舟でも当たればその問題は解決できそうだけど…(笑)

 

会合案内(60ページ)に彩棋会の案内がない。幹事が告知を出し忘れたのか編集部が忘れたのかは分からないが、月初(4日)なので7月号に載せても道外からの参加は到底望めない(来るとしたら「あのお方」しか考えられない)からあまり影響はなさそう(?)である。一応自分に届いた案内(メール)の内容を書いておくと、

 

1 開催日時 令和2年7月4日(土)
  午後1時から午後5時まで
2 開催場所
  札幌エルプラザ(男女共同参画センター) 和室3
  札幌市北区北8条西3丁目
3 会費
  大人 2,000円
  学生 500円
4 課題
  初型23玉。(玉方でも攻方でも可)。
  注:前回の課題と同じです。
5 課題投稿の締切
  6月27日(土)までに幹事あてお送り下さい。(締切厳守)

 

時間があった(?)ので課題作の創作にも挑戦してみたが、今回は作品ができなかった(できたと思ったら余詰が消せずに時間切れ)。

 

会合とはあまり関係ない話であるが、「チェスで白が先手なのは人種差別(白人優遇を暗に示している)ではないか」と主張する人がいるとか(香龍会だったらこの話題でかなり盛り上がれそうな気もする…)。

…ほとんど「こじつけ」とか「因縁」レベルの主張(?)であるが【*1】、とりあえず自分が制作した「クレイジーハウス(持駒の概念が存在するチェス)の駒は「金色と銀色」がベース(銀色が白=先手としている)なので問題ない?(笑)

*1:和風なゲーム(?)である囲碁とかオセロ(日本発祥)は「黒が先手」である事を主張の根拠としているのかも知れない。

いくら嫌い(?)だからと言って…

世の中には「将棋好きは全員藤井聡太の事が好き」だと思い込んでいる浅はかな(?)人もいるようだが【*1】、よくよく考えたらそんな馬鹿な話があるわけがない。「巨人大鵬卵焼き」の時代(古いって…)にだって「アンチ巨人」は一定数いたわけだし、羽生フィーバーの時代にも「アンチ羽生」はいたわけである。そういうわけだから世の中には「藤井聡太が嫌い」という人だっていないはずがない。何より自分(DJカートン)が常々「自分は増田(康宏六段)派だ」、つまり「アンチ藤井」を公言しているし、今は「藤井フィーバー」に沸いているが、これがこの先強過ぎる事による(1960年代の「大山時代」のような)「アンチ」が出てこない、という保証はどこにもない。もしかしたら「藤井時代」の到来は60年前のような「つまらない時代」になる可能性を憂えている人もいるかも知れない【*2】。

…そこまで考えているのかどうかは知らないが(多分考えていないだろうなぁ)、いくら何でも藤井聡太殺害予告」というのは発想が完全に「イってしまっている」としか思えない。…もしかしたら殺害予告を出した人には「どうしても藤井聡太を殺さないといけない理由」があるのかも知れないが【*3】、もし本当にそんな「理由」があるとしたらいちいち殺害予告などせずに黙って殺しにいくのが「正解(?)」だと思う。…ま、さすがにその人に「殺さないといけない理由」なんてないだろうから・・・(わざわざ書くまでもないだろうから以下略)

 

…今思い返すと「羽生フィーバー」の頃はちょうど自分が「将棋から離れていた時期」なので、もしかしたら「藤井時代」が到来する頃にまた将棋から離れている可能性もあるかも、と考えた。…が、あの時は「レーシングカート」という新しい趣味があったが、この年で「(将棋に代わる)新しい趣味」ができるような気がしない(笑)あるとしたら最近行っていないボウリングとか?

*1:そう思っている人間が彼を特別扱いしている(それこそ一挙手一投足までを報道している)のだろうなぁ、と思う。

*2:そうならないための「最大のキーパーソン」が他ならぬ増田康宏だと思っているのだが最近の成績を見ると…

*3:もっとも現時点(まだタイトルを取っていない)で殺意に至るほどの「理由」があるようには思えないが…

リモート寄席

動画を使った所謂「リモート寄席」はいろいろな噺家が既に行っているが、「木戸銭を取るリモート寄席」はもしかしたら米朝事務所が主催する「動楽亭リモート寄席」が初めてなのかも知れない。

会場(?)はよくある(?)YouTubeではなく「Vimeo」、そして無観客ではなく「当日会場(動楽亭)で聞くこともできる」というのが大きな違いと言える(来場は事前予約制で1公演当たり30人まで)。公演は24日~28日までの7回(27日と28日は14時開演の会と19時開演の会がある)、ネット観覧の木戸銭は1公演1000円(全公演通しで5000円、というのもあった)。…文之助師匠の落語は是非現地で聞きたい、と思っても大阪ですからねぇ(笑)。そんなわけで自分は自宅でネットで落語。

…全7回の口演では27日14時の出演者(文之助、米團治)がもっとも豪華で、ここが「事実上のトリ」と言っても過言ではない?

米團治「七段目」

文之助「星野屋」

「星野屋」は元々東京の噺なので【*1】、あまり自分の得意分野(?)ではない。

落語の後は両出演者による「トークショー」。…リモート寄席の意味をよく知らずに仕事を引き受けたという文之助師匠。米團治米朝事務所の社長になってから仕事が減った」とぼやく文之助師匠。普段の高座のような感覚で「オフレコ」を話してしまう文之助師匠【*2】。最後に最近習いだしたという「小唄」を1曲?(単位が分からん)披露。還暦を過ぎてもなお芸域を広げようとする文之助師匠。…こういう寄席を1000円の木戸銭で見れるなら全然安いものだと思った。ましてや自分は北海道在住なので。

今回は下座の控室で鳴り物(三味線とか太鼓とか)を鳴らすところも別チャンネルで同時中継、という事も行われている。寄席の下座というのは普段目にする機会がないので、非常に珍しいものを見れたと思う。…マスクをした米輝師匠が「非常にヤバい人」のように見えてしまった(笑)。

*1:登場人物の一人「お花」は浅草にあったお茶屋に勤める実在の人物がモデルだという。

*2:内容を知っているのはこの日動楽亭にいた30人の客とリモートで聞いていた客(カウントを見たら150人くらい?)だけ?

何故か知っていた話

先日帰宅するためにバスに乗った時の事。

「xx時yy分発のバス(自分が乗っていたバスの1本前)が来ないんだけど」

運転手「(前略)こちらでは確認できないので営業所に問い合わせていただけますか」

…自分はそのxx時yy分発のバスが「COVID-19による減便(運休)の対象になっている」事を知っていた(非常に分かりにくいが時刻表に書いてあった)。いっその事教えたろうか、とも思ったが結局自分は何も言わなかった。それで良かったのかは分からない。そして何故そんな事(そのxx時yy分のバスは「乗っても自宅までたどり着かない路線」である)を知っていたのか、と言われても自分でもよく分からない(笑)…別に自分でなくても「何故かそれを知っている」という話はあると思うし。

 

給付金が入ったから、ではないがボートレース江戸川のオールレディース優勝戦(22日)に投票。平日(勤務中)なので展示などが見れず、前日までの数字(結果など)を基に「ほとんど山勘で」投票する。さて、結果は…

 

荒天のため9レース以降は中止

 

…オーノー(笑)。勿論投票券は全て返還。そして中止になった場合、「その日行われる予定のレースの半分以上を終了している場合は残りのレースは順延されない」と定められている(競馬とかも同じ決まりがあったように思う)ので、今回の場合(8Rまで確定しているので)勝戦は順延されず、「優勝者無し」という結果になる。この時出走予定だった選手には(以前も書いたが)「そのレースの賞金の総額の80%を6等分した金額」が賞金として加算される*1】。今回の優勝戦の場合だとその金額は「414,666円(1円未満は切り捨て)」。(優勝=賞金105万円にもっとも近い場所にあたる)1号艇だった池田浩美選手【*2】には文字通り「災難」であるが、自然の禍なので仕方ない。反対に外枠の選手にとっては4着賞金(38万円)以上の金額がもらえる上に勝率を下げずに済む…なんてネガティヴな考えをする人は多分いないだろうな(笑)。

 

藤井聡太七段が王位戦の挑戦も決めた。…これについて何か書こうとしても恨み言(?)しか出てこないし、別にそれがこちらの生活に悪影響を及ぼすわけではないのでこれについての記事はなし。

*1:これも「何故か知っていた話」と言える。ちなみにボートレース江戸川のツイッターやYahoo!などのコメントを見ると「賞金総額を6人で山分け」と書いている人が多いが違います。…フッ、甘いな(笑)。

*2:双子の姉の明美も現役の選手。…どっちが姉なのか未だにうろ覚えである(笑)。

DJカートンはћ10000を受け取った。

…何が言いたいか(何があったか)は多分誰でも想像がつくと思う。文言の意味を正確に説明(理解)できる人はほとんどいないかも知れない。

 

以前も書いたが自分の場合5月25日に申請書が届き(同日のうちにポストに叩き込んだ)6月16日に振り込まれていた*1。約3週間である。とりあえず「盤駒(特に駒)を質に入れて・・・」という最悪の事態は回避された。もし本当にそんな事になったら出品者に顔を見せれなくなってしまう【*2】。

冗談(?)はさておき、やはり大都市ほど遅い傾向にあるようだが(地方に住んでいる知人は自分より2週間くらい早く給付されたと聞く)、中でも名古屋市は「申請書が」市内の世帯の1割くらいにしか届いていないというから酷い話である。いくつかのニュースをまとめると「作業を業者に委託している自治体は遅れている」傾向にあるようだ。たとえば三重県津市は「ボートレース事業部の人間」などもかき集めた人海戦術」を採って6月中旬までに9割以上の給付を終えたという。…皮肉な言い方をするなら

政府が手続きを自治体に丸投げしたからまだ早く受け取れた

と言ってもよさそうである。

使い道だが、…実に夢のない(?)話であるが生活費等に充てて終わりだろう。全国大会の経費にまでは回らなさそう(そもそも現時点で開催されるのかも未定だし)。舟券で稼ぐ…と思っても多分増えないだろうし(笑)、久々にピンのフリーに打ちに行こうか、なんてのはさすがに冗談にならない。

 

せっかくなので(?)タイトルの意味を書いておく。「ћは「女神転生」シリーズで出てくる通貨の単位「まっか(魔貨)と読む*3。公式設定(?)では「土星のマーク(つまり『ћ』)が描かれた金貨」らしい。

…現実の通貨(日本円)と架空の通貨(ћ)に為替レート(?)などあるわけないだろう、と思われそうだが、シリーズの中の「真・女神転生(Ⅰ)」はゲーム開始時の通貨が「¥」で、途中から「ћ」に切り替わる。その時のレート(というか物価)がћ1=¥10(例えば¥の時代に¥5000で売っていたものがћの時代になるとћ500で売っている)。故に誰が何と言おうと(?)

1魔貨=10円

なのである【*4】。…だとしたら「10円相当の金貨」ってどんなものよ、と突っ込みたくなるが、それは追及しない方がいいのかも知れない(笑)。

*1:入っている事を確認したのは19日。早期の振り込みを全く期待していなかったので給料日に口座を見て「あ、入っとる」。

…「アベノマスク」? 何それ? 武器?

*2:ここで名前を出すことは差し控えるが、「もしかしたら今後どこかで会う可能性があるかも知れない」方だと思っている。

*3:「ћ」の文字はオリジナルに近い文字として「キリル文字」の1つ(Unicode:U+045B、セルビア語で「チェー」と読むらしい)を使っている。

*4:幸いにして(?)今のところ他に「¥がћに切り替わるシリーズ」はないようだし。

ゲームの「余詰」

ゲームというのは大抵の場合「製作者サイドが想定したクリア手順」が存在する。ゲームによってはある程度の融通が利く場合もあるが、そういうゲームでも例えば「A地点のイベントをクリアしないとB地点に進めない」といった「大筋」は存在する。詰将棋だと「作意」と同義と言えよう。

ところが時に「製作者サイドが想定していなかったクリア手順(というか抜け穴)があったりする。パズルゲームでよく見られる(見られた)話で、本来なら使い切っているべきアイテムが余ってクリアできてしまう、言うなれば「余詰」とでも言うべきものが見受けられた。

…ステージ単位の「余詰」だったら大した問題にならない(それを発見したプレイヤーの自己満足で終わる)のだが、ゲーム全体の「余詰」となると話は変わってくる。例えば前回の記事のネタとなった「エッガーランド」、その「初代*1」にもゲーム全体の進行に影響する「余詰」があった。

大雑把に説明すると【*2】、このゲームはスタート地点(下図の「S」)から各ステージをクリアしてゴール地点(下図の「G」)を目指すのだが、そのための「最短ルート」は下図の青線のルートを通らないといけない。これ以外にも道はたくさんあるが、このルート以外では「進んだ先のステージが解けない」作りになっている。例えば最初のステージ(「S」)をクリアすると上と右に扉が開くが(下図の細い線で区切られたエリアは全てそういう意味)、右に進んでも「進んだ先のステージが解けない」(つまりそのステージは「上から入らないと解けない」)。正規ルート(?)でクリアした後なら一部を除いて往復可能になる。

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…という「作意」のはずなのだが、図の右下にある黄色地のステージに「余詰」があった(他にも「余詰」のあるステージはいくつかあった記憶が)このステージは図を見ても分かるようにマップ全体を大きく回って「下から入って」解くのが「作意」で、序盤早々に「左から入る」事はできるがクリアできない、つまり「偽作意」という意図だったと思う。

…ところが、このステージは「左から入っても解けてしまう」という「余詰」があった*3】。ここを「余詰」でクリアできてしまう事で「ゴールまでの最短ルート」が大きく変わってしまう=「解かなくてもいいステージ(水色地)」が多数できてしまう。こうなると「ゲーム全体の余詰」になってしまうのでどう考えても「製作者サイドの作意」とは思えない。…もっともこのゲームでは「ゴールの先(にもまだステージが続く)で必要なアイテム」を集めるために最短ルート以外の(マップ上部などの緑地の)ステージもクリアする必要があるので、結局は正規ルートもクリアしないといけないのだが(笑)。

…これも相当大きな「キズ」である【*4】が、他のゲームだと「余詰でクリアするとその先でハマる」なんて事もあった。ざっくりと説明すると「A地点をクリアするにはアイテムXを入手する必要がある」という作意に対し「アイテムXを入手せずにA地点をクリアできてしまう」という「余詰」があり、そして「A地点の先にあるB地点でもアイテムXが必要になる」、しかしその「アイテムXを持っていない」のでクリアできない(しかも「戻って取りに行く事ができない」、つまり「ハマり」である【*5】。 

そういった不具合をなくすためにゲーム作成には「デバッグ」と呼ばれる作業が存在する。ゲームの規模によっては100人単位のチームになり(故に最近は「デバッグは外部に委託する」事の方が多い)、文字通り人海戦術」で不具合の洗い出しにかかる。映像や音声の乱れ、ゲーム進行上の問題(フリーズとか)などは無論の事、プレイに一定の条件(例えば「○○を使用してはいけない」とか「毎回△△してから次に進む」とか、要は「縛りプレイ」に近いもの)を加えてそれが進行に影響を及ぼさないか、なんてのもチェックする。…そういう作業によって大小様々の不具合が修正されるわけだが、それでもたまにバグや「余詰」が残ってしまう事はある。もっとも今のゲーム機は「オンラインアップデート」でその不具合を後から修正できるのでいい世の中(?)だなぁ、とは思う【*6】。

 

自分もその仕事に携わった事があるが【*7】、その経験から感じたことは

「某メーカーの音ゲーデバッグをまともにやっていない」

という事。実際新シリーズのリリース直後にはちゃんとデバッグ(テストプレイ)していれば起きるわけがない」というレベルの不具合がほぼ毎回発生しているので。

…多分その某メーカーはデバッグを自社内の小規模人数でしかやっていない」のではないか(現在のゲーム内容や規模を考えたらそれこそ「100人単位のチーム」でないとまともなデバッグにならない)、と思う。ゲームに採用する「楽曲」は外部発注が多いくせに何故デバッグは外部に発注しないのか。

これは完全な憶説だが(そもそも「デバッグをまともにやっていない」の時点で憶説だが…)、その某メーカーは「ゲーム内容の流出を恐れている(ので外部にデバッグを委託しようとしない)のではないか、と思う。特に有名な「ブランド」だとその可能性(というか「危険性」)は格段に高まるわけで【*8】、その某メーカーのゲームも過去に情報流出を思わせる「事件」があった事が「デバッグの外部委託を忌避」する要因なのかも知れない。

…現実はリリース後に全国のプレイヤーが「デバッガー」代わりにプレイしている(それらの声を基に修正をかけている)ようなもので、それで一応「やっていけている」のだが、それって言い換えると「胡坐をかきまくっている」、要は「プレイヤーを馬鹿にしている」と言う事に他ならないように思う。

*1:ファミコンディスクシステムでリリースされたシリーズ。厳密に言うとそれ以前にMSX版が存在するので「初代」ではないのだが、知名度的にはファミコン版の1作目が「初代」と呼ばれる事が多い。

*2:下図は「当時自作した地図」が奇跡的に残っていたのでそれを利用。…というより「地図」しか残っていないのであまり詳しく説明できないし、この地図がどれだけ正確かも保障できない(笑)。

*3:どういうステージでどういう「余詰」があったかはうろ覚えだが、「本来なら使い切るべきアイテムを余してクリアできてしまう」という事は覚えている。

*4:ちなみにこの経験があったからかは分からないが続編の「迷宮の復活」では無駄な分かれ道はなくなったし、パズル自体も洗練されて(?)余詰はほとんどなかった。

*5:一般的には「詰み」という用語が使われる事が多いが、詰キストだったらこういう進行不能状態を『詰み』と言うのは明らかにおかしいと思うはずです(笑)。

*6:一方でファミコン時代には意図的に「ハマる」仕掛け(詰将棋だと「紛れ」と同義)を盛り込んだゲームもあったな、と思う。某「挑戦状」とか…

*7:何のデバッグに携わったのかは「守秘義務」があるのでネット上では絶対に書けません。

*8:最近だと「ファイナルファンタジーⅦリメイク」の未公開情報がデバッグから流出したとかしないとか、という騒動があった事を小耳にはさんだ。

詰将棋と似ている(?)ゲーム

最近はパラを開いている時間が増えたなぁ、と思うのだが、いろんな図面を見ていてエッガーランドという昔のゲームを思い出した。いろいろな機種でシリーズがリリースされているが、多分有名なのはファミコン版【*1】。シリーズ作品の『アドベンチャーズ オブ ロロ』がバーチャルコンソールでプレイ可能。

 

固定画面型の面クリア型アクションパズルゲームで、主人公「ロロ」を操作してステージ内にある「ハートフレーマー(文字通り「♡」が描かれたパネル)を全て集めると宝箱が開き、その中身(ステージやシリーズにより異なる)を取ればその面のクリアとなる。シリーズによってシステムや敵のアルゴリズムに多少の違いがあるが、基本的なルールはどのシリーズでも同じである。ちなみに星のカービィ」シリーズにこのゲームのキャラと名前&容姿が酷似しているキャラがいるのはどちらも同じ開発会社(ハル研究所)のゲームだから。

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※…この記事内の画像はシリーズ作の1つ「エッガーランド 迷宮の復活」より。何かクレームが来るようなら消します。

 

当然ながら(?)序盤は簡単で後に行くほど難しい面が増えていく。左のステージ(序盤)は、中央にいる敵(触れるとミス)から逃げながらハートフレーマーを集めるだけ、というだけの(そもそもパズルとも言い難い)ステージだが、右のステージ(最終盤)は知らない人が見たら完全に意味不明。…そして詰パラを購読している自分からすると、こういうステージは大学院などのような長編作品の初形のようにも見えてしまう(このゲームを思い出したのはそれが理由)。一部のハートフレーマーは取ると「エッガーショット」を打てるようになり(回数は画面右側の上から2つ目の数字、次の面には持ち越せない)、敵に1発ショットを当てると「卵」になり、その状態でもう1発当てると画面外に吹っ飛ばすことができる(どちらも一定時間後に復活する)が、そこについてはいったん置いておく。緑色のブロックは「エメラルドフレーマー」といって押して動かすことが可能。これを使って敵を閉じ込めたりするわけだが、中には明らかに邪魔なだけのものもあったりする(壊す事はできない)のが悩ましい。

 

このゲームには様々な種類の敵が登場するが、中でもこのゲームの象徴(?)とも言えるのが右のステージにも登場するこの敵。

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左は「メドーサ」、右が「ドンメドーサ」という名前である。前者は動かないが、後者は縦あるいは横方向に往復移動を繰り返している(こちらの歩行速度と同速度で移動し、障害物に接触すると反対方向に進路を変える。動く方向・速度は決まっており、加減速や急停止、突然の方向転換は行わない)。

そしてこの2種類の敵に共通しているのは

ロロが彼等の視界(縦あるいは横のライン、要は「飛車の利き」)に入るとその瞬間に『呪いの視線』を浴びせられて即死する

という事。そのためわずかの操作ミスでも全てが台無しになってしまう。そしてその『呪いの視線』が発せられる時の「ドシュッ!」という効果音が死ぬほど心臓に悪い特に不意打ちで食らった場合は思わず大声で叫んでしまうくらいであり、ぶっちゃけ下手なホラー(映画やゲームなど)よりも数段心臓に悪いので、心臓に難がある人にはこのゲーム(シリーズ)のプレイを推奨できない(笑)

 

この『呪いの視線』のメカニズム(?)が詰将棋における「玉方の飛び道具の利き」に通ずるものがある(と思っている)つまり詰んだと思っていたら遠くにいる線駒の利きで防がれて(取られて)しまう、あるいは双玉の問題で誤ってピンされている駒を動かしたために攻め方の玉を素抜かれてしまう、という誤答にも通じている(というか指し将棋でも普通に?起こり得る話だけど)。さすがに「心臓に悪い効果音」こそ出ないが(笑)、線駒の利きに気づいて「あっ」と声を上げた経験は詰キストなら一度はあるはずである。

ちなみにこの『呪いの視線』は間に遮蔽物があれば回避できる。エメラルドフレーマーを動かして遮蔽物とするのはこのゲームの基本中の基本、他にも岩やハートフレーマー(取るまでは遮蔽物となってくれる)、他の敵(卵を含む)を遮蔽物として利用できるが、

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「木」は遮蔽物にならない(上図のように木を貫通して呪いの視線を食らう)。

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メドーサの目が見開いているが、キャラ半分だけなら彼等の視界に入っても視線は食らわない。つまりこのままエメラルドフレーマーを上方向に押していくことができる。

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彼らの視界の半分を塞げば視線を浴びないので、このようにエメラルドフレーマー1個で2匹の視線を同時に防ぐことができる(勿論ちょっとでも押し過ぎると「狙撃」されて即死する)将棋でもこういう事(1枚の歩をマスの中間に置いて2枚の線駒の利きを防げる)ができたらいいのになぁ(笑)。

…冗談はさておき、こういうテクニックを利用しないとクリアできないステージは多い。中にはこんなトリックプレイを要する場合すらある。

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ドンメドーサと半キャラ分だけずらして平行移動することで、ドンメドーサが後ろにいるメドーサの遮蔽物になってどちらの呪いの視線を浴びずに上部に移動できる、というからくり。タイミングが少しでもずれているとどちらかの呪いの視線を浴びて死ぬ。

…誰だよ、こんな心臓に悪い事考えたのは(笑)。

 

このエッガーランドシリーズはファミコンでリリースされたパズルゲームとしては屈指の難易度であり【*2】、中でも「アドベンチャーズ オブ ロロ2」はそれ以降にリリースされたシリーズを含めてもシリーズ最高の難易度と言われている。自分は「~ロロ2」はプレイしたことがない(それ以前のシリーズはクリア経験あり)ので詳しい評価はしかねるが、難易度はともかく前述のように「非常に心臓に悪いゲーム」なので「じゃあ(中古ソフトを)どこかで探して挑戦しよう」、という気にはなかなかなれない(笑)

*1:Windows版もリリースされたが、現行のWindowsに非対応なのでプレイできない。

*2:個人的には「チャンピオンシップロードランナー」「フラッピー」「バベルの塔」「ソロモンの鍵」と合わせて「FC5大パズル」だと思っている。

6月。

詰パラ6月号

5月30日に到着。今月号は「順位戦」なので解ける問題がいつもより少ない(笑)。またフェアリーランドも「神無一族の氾濫」なので(②以外は)解ける気が1μもしない。

彩棋会作品展の解答稿が掲載されている。手数順なので自分の作品(25手詰)がトリになっているが、見るからに「一番易しそうな初形」である(笑)。…実際唯一の誤解0(無解1)だし。4回目の合駒が非限定なのは無念だが、即興で思いついた作品なので御愛嬌? ちなみに作図時は「飛不成で送る(つまり成ると打歩詰)」ができないか、と考えた自分の作図力では無理だった(笑)。

幹事の佐藤氏から「次回の彩棋会は7月4日(土)開催予定」との案内が届いた(作品展の課題は前回予定の「23玉」をそのまま引き継ぎ)。「定額給付金を旅費に充てての道外からの参加もお待ちしております」…とはさすがに言えないよなぁ(…既に言っているがな)。

 

・ゲーセン営業再開

札幌市内のゲーセンは6月1日に営業再開。一部のゲーセンは「入場時の検温」を実施しているが、それでも約6週間ぶりの営業再開。

以前「営業再開時に音ゲーをする気力が残っているか?」と書いたが、…出勤前に1ノス*1してから職場に向かうくらいだから「気力の問題」は全くなさそうである(笑)。

しかし6週間ぶりとあってか「判定」と「力加減」に苦しむ。前者はやたらと「SLOW(ジャストのタイミングより遅い)」が出るし【*2】、後者は力が入り過ぎて指(特に右手の中指)が滅茶苦茶痛い(笑)。…ま、そのうち慣れる(勘を取り戻す)でしょう。

*1:ノスタルジアを1回プレイ」。音ゲーでは「ゲーム名(あるいは略称や通称)がゲーム数の単位」となる事が珍しくない(「1DDR」とか)。

*2:ノスタルジアはデフォルト設定でプレイする(曲に合わせて弾く)と「FAST」が出やすい(判定が微妙に「前」にある)ので、逆になるのは「感覚が相当ズレている」事になる。

業界を「動かさせる」棋士

将棋の公式戦は6月から東西間を移動する対局が解禁される。それによって俄然注目を集めたのは一時は絶望的と見られていた藤井聡太七段の史上最年少タイトル挑戦」の可能性が復活した事。…意地悪く言うなら「依怙贔屓以上のもの」とも解釈できる決定ではある。

…言うなれば藤井聡太が業界を「動かさせた【*1】」、という事になるが、これまでの将棋界の歴史を紐解くと彼以外にもそういう棋士がいなかったわけでもない。その最たる例は升田幸三実力制第4代名人だと思う。

ご存じの方も多いだろうが、「王将戦」の初期(第14期まで)には「三番手直り」と言って七番勝負で3勝の差がついた時点で次期の王将位が確定し、残りの対局を「半香(香落ちと平手を1局ずつ指す)」で指す、という指し込み制度があった*2】。

王将戦(というよりこの制度)は一説には升田幸三「名人に香車を引いて・・・」というフレーズを実現させるため毎日新聞社が考えた、とも言われている【*3】。ただ、その当事者(?)の升田幸三は連盟に対し三番手直りは採用しないでほしいと強く訴えたというので、言うまでもなく升田幸三が進んでこの制度を推したわけではない。その象徴とも言えるのがかの「陣屋事件」であろう【*4】。他にも棋聖戦」は升田幸三にタイトルを取らせるために「1日制」「年2回」のタイトル戦(その時点で既存のタイトル戦は全て2日制だった)として創設された、とも言われている。つまり升田幸三という棋士がいなかったら「王将戦」と「棋聖戦」は創設されなかった、という極論もあり得たのである【*5】。

他にはマチュアのプロ編入制度は実質瀬川晶司六段(当時は瀬川晶司「アマ」)が業界を「動かさせた」結果とも言えるし(こちらは本人もある程度「動いた」が)、将棋界以外でもまれに「とある一個人」がきっかけで作られたルールがあったりする*6】。つまり藤井聡太もそういった「業界を動かさせた人」のリストに名前を連ねた、と言ってもいいだろう。…そして今後も何らかの形で「業界を動かさせる」可能性はかなり高いだろうな、と思う。無論そういった「お膳立て」を生かせるかは本人次第なのだが。

 

…以下おまけ(?)。

JRAは6月いっぱいまで「無観客開催」を継続する(ウインズも引き続き休業、なので投票はネットだけ)、と発表があった。同じ公営競技でも「既に観客の入場を再開した【*7】」ボートレースとはえらい違いだが、単純に比較していいものなのかは微妙(ボートレースだってGⅡ以上は当面の間無観客開催とする、と言っているわけだし)。なお感染拡大防止策として採られていた「平地条件クラスのブロック制限」「土曜日の騎手移動(土日で別の競馬場で騎乗)」などは5月いっぱいで終了する。…「認定調整ルーム」は調整ルームという(ぶっちゃけ日本にしかない)システムを見直すいい機会になるのかと思ったが、そういう事にはならないようだ。

*1:自分からは特別なアクションを起こさなくても「周りの人間が勝手に動いて(妙な言い方をすると「忖度」して)くれる」、という意味。…日本語は難しい(笑)。

*2:そのため初期の王将戦は「途中で番勝負の決着がついても必ず7局指す」事になっていた(途中から「指し込みになった場合、香落ちだけ指す」と変わった)。また実際には起こらなかったが、「3連勝4連敗」の場合先に3連勝した時点で「勝者(次の王将位)」となるため、「七番勝負の勝者が負け越している」という事態もあり得た。

*3:実際のところこの説は「後世のこじつけ」の可能性が高そう。あるいは「名人戦の契約を朝日新聞に奪われた腹いせ」、つまり「名人の権威を失墜させるため」に指し込み制度を盛り込んだ、という見方もある。

*4:旅館の態度に腹を立てて対局拒否した、というのが有名な理由だが、実際は「名人に対して香車を引く」対局を指したくなかったから、と考えられる。ちなみに三番手直りは時の木村義雄名人の「名人が指し込まれる事などあり得ない」という言葉で最終決定されたとも言われているが、その木村義雄名人が指し込まれる事になったわけだから凄まじい皮肉である。

*5:前者は陣屋事件の4年後に「(大山康晴)名人に香車を引いて」の対局が実現した(しかも勝った)。後者は結局「升田幸三棋聖」は誕生しなかった。

*6:確か「JRAへの移籍を希望した地方所属の騎手」の1次試験免除(一定の成績を修めた場合は1次試験が免除される、というルール、今は廃止)は通称「アンカツルール」と呼ばれたはず。他にもMLBの「二刀流」に関するルールは大谷翔平がきっかけで生まれたんじゃなかったっけ?(MLBは全く興味がないのでうろ覚えですらありませんが)

*7:5月28日の時点で営業再開を決めたレース場は(既に開催中の大村を含めて)8場ある(再開予定日はサイトを参照)。場外(BTS)に関しては九州の大半と新潟、阿賀野新潟県)、黒石(青森県)などが既に再開済。

やっと来よった

自分の手元に「申請用紙」が届いたのは5月25日*1ちなみに自分はオンライン申請が「できない」(マイナンバー「カード」を未だに作っていないし、それを読み取る機械も持っていない)。

…自分が提案(?)した方法で行っていればとっくに給付されていた可能性は非常に高かっただろうし、そもそも今の内閣が「人並みの判断力と行動力」を持ち合わせていればGW前にはほぼ全国民に行き届いていた可能性だってある*2】。

 

…他の市町村はわからないが、札幌市の場合どうやら(世帯主の)年齢順に(つまり高齢者のところから順に)届いている」ようである。つまり、(自分より)若い人(かつ1人暮らし)だと25日の時点で申請用紙が届いていない(下手すりゃ6月まで来ない)、という人もいるかも知れない。

 

…いつ振り込まれるのかは分からない(案内には「順次振り込み致します」としか書いていなかった)が、とりあえず「盤駒を質に入れて生活費に充てる」という事態にはならずに済みそう…かな?*3

*1:…マスク? そんなのあったっけ?(笑)

*2:もっともその場合「その金を持ってGWに外出した人」が大勢いたに違いない(結果としてCOVID-19が拡大していたという可能性もあった)ので何とも言い難い話ではある。

…政府はそれを見越して給付金を遅らせた? それは2億%ない(笑)。

*3:いかにも「笑えないジョーク」であるが、「最悪の事態というのは往々にして笑えないジョークに聞こえる」ものである。