DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

詰パラ11月号

詰パラの1つのコーナーが「(日付が)1桁」のうちに全部解けた時「まだ(解答を送る日数に)余裕があるな」とのんびりして、気が付くと29日とか30日になってしまい「あ、解答送ってねぇ」と慌てて解答を書く。…多分自分以外でもそういう経験をした人は少なくないはず。…こういう事は得てして「やらかす人はしょっちゅうやらかす」「やらない人は全くやらない(さっさと済ませる、という習慣が身についているから)と両極端だったりする。特に「幼稚園」「保育園」「ヤン詰」はメール解答ができない*1ので月末が土日だったりするとかなりピンチ。ポスト投函では締め切りに間に合わない可能性があるので(ぶっちゃけ郵便局の人間やシステムを完全には信用していない、という事)自分の場合札幌中央郵便局(札幌駅の近く、要は土日でも開いている郵便局まで持ち込んで消印が間に合う事を確かめる、という行為を年に数回やっている。…実に非効率である(笑)

 

11月号が届いたのは1日。…まぁギリギリ許せるリミットである。

拙作が「彩棋会作品展」以外に掲載されたのはいつ以来だろう。…確か「香龍会作品展(333回記念、2019年の3月号くらい?)」、結局会合の作品展かい(笑)それも除外すると本当にいつだったか覚えていない(もしかしたらそれ以降に何かが載った可能性もあるし)…札幌に帰って来てからは本当に詰将棋を作る余裕がない、と思っている。詳しい事情はプライベートなのでここで書くわけにはいかないが。

解答募集期間なので当然ながら作品(手順)に関するコメントは控える。今度の彩棋会(の2次会)で酒に紛れてベラベラ喋ってしまうかも知れないが(笑)。

 

今度の彩棋会は(パラにも載っているが)11日の開催、道外からは少なくとも2名の参加が既に決まっているようである。…さっさと丘珠空港の滑走路を延長して本州からのアクセスを良くしやがれ、と思ったり(一応2030年を目標に延長される計画があるが)。当日の自分は「昼飯にさんぱち(11日はサービスデーで安い)を食った後に会場入り、将棋に関するネタはほとんど持ち合わせていないので8月の津の思い出話とかがメイン、そして2次会で食べまくって飲みまくる」となりそうだ。…一体何しに行くのだろう(笑)。

 

…また将棋パズル雑談で誌代が入帖されている。これで何回目の当選だろう(確か中学校の解答でも1回当たっている)。購読歴の長い人だと「そんな事いちいち覚えていない」という人が多そうだが自分もその域に突入したようである(一応「督促状」が届く月から逆算できそうだが、直近でその督促状が来た月を覚えていない…)。反対に「20年以上購読(毎月欠かさず解答)しているが一度も当たった事がない」という人もいそうだし。

将棋パズル雑談も先日のエスコンフィールドの観戦チケットも「実は応募者数があまり多くなかった?」という可能性がある(前者は解答者25人に対して2人=「当選確率8%」だったので間違いなく少ないとわかる)が、昨年当たった「アレ(彩棋会の2次会に参加した人は知っている)は間違いなくもっと低確率(推定1000分の1くらい)だろうから、相変わらず妙なところで自分は運を使っている(笑)

*1:小学校は10月号からメール解答が可能になっている。やはり望む声が多かったようだ(自分も7月号の解答に「メール解答できるようにして」と書いた)。

来年の遠征計画もそろそろ考えようか…

札幌駅の地下の電子広告塔。…こういう広告(上は2か月前)を出すのだったら札幌にもBTS作れよ、と何度でも思ってしまう(いろいろとクリアしないといけない問題はあるのかも知れないが)。何せ今札幌は建設ラッシュ(?)で、ここ最近でもいくつも新しいビルができている(それもWINS札幌の近く=敗者復活戦?を目論む客を呼び込めそう)のだから。

「いろいろやらかして」2年弱SG出場停止を喰らっていた峰竜太がSG復帰戦となったダービーで「通算100優勝」「全24場優勝」をやってのけた。これらの記録自体は過去に達成者が何人もいるのだが、「2つ同時に」「SGの優勝で」決めたというのは多分初だと思う。…こういうのを見ていると峰竜太の姿が藤井聡太と被って見えてしまう(つまり「見ていて気分が悪くなる」。自分はあまり彼が好きではないので…)。

 

…そういう時に無理にビッグイベント(SG)ばかりを見る必要がない、というのもボートレースのいいところだと思う。SG開催期間というのは選考に漏れた銘柄級選手が「裏番組」に出ている事が少なくない*1】ので、「峰が嫌いなら会長瓜生正義選手会長を見ればいいじゃない」みたいな楽しみ方ができる。もっとも今年のダービーのように「メインがナイター」だと「何だかんだ言って結局は見てしまう」のだけど…

ちなみに下の画像のシーンもダービーの裏番組の1つ(日曜日の多摩川12R)。4号艇がこんなに反っくり返った(思わず「危ねぇ!」と叫んだ)ところから転覆も落水もせずに競走に復帰している(最下位ではあるが無事完走した)ので「彼女は不死身か?」とか思ってしまった(画像は公式チャンネルから引用、4号艇に乗っていたのは櫻本あゆみ)。

 

ボートレースはレース開催中のスタンド内で何かしらのイベント(主にトークショー)を行う事が多い。近年はC19の影響でほとんど行われていなかったが、今年あたりから少しずつ増えている(選手の入待ち出待ちやサイン会などは今でも禁止だが…)。今節のダービーは4日目(金曜日)に三遊亭好楽落語会」が行われている。レース場で落語会というのは以前も(確か「林家木久扇落語会」が)あったような気がするが、(試運転の)エンジンの音が聞こえる中での落語会というのもなかなか異質(?)だと思う。他にも開催日のスタンド内で将棋の席上対局プロレスをやったりもしているので、あとやるとしたら…

 

来年の「遠征計画」もボチボチ考え出してはいるのだが、来年は今年のように「即決」できない(即決できるシーズンの方が珍しいのかも知れないが)候補はいくつかあるが、

LC福岡。まだ行った事は無いが滅茶苦茶遠い。旅費も(遠い分)高くつきそうだし死ぬほど暑そうだし。

QC蒲郡何度も行っているので「今更感」が強い(それに年末の旅行は旅費が高くつく上に「豪雪で飛行機が欠航」という可能性もある)。

詰将棋全国大会の開催時期にボートレース甲子園、これは(全国大会に行った場合は)会場で中継を見ればいいだろうから事実上除外(そもそも津は今年初踏破したし)。

多摩川BAすぐ近くで東京優駿を走っているにも関わらずここでやるという競走会の勝負根性には恐れ入るが(笑)、それによって往復の電車が面倒な事になりそうではある【*2】。…最終日の12R(優勝戦)は来場者全員でスタートの瞬間「行っくよ~!」って叫ぶ*3のかな? というか、今年のQCも含めて「競走に支障がない」のなら是非やってほしい、とか思っている。自分はやらないけど(笑)。…時期的についでに詰工房に参加、という可能性も少しはある(開催が月末の土曜日なら)。

戸田BD。戸田は未踏破だが目当ての選手が出るかどうか、という問題が【*4】。また会社の事情で10月は休みが取りづらい(取れない、ではないが)天皇賞(秋)と同日開催だが交通機関への影響はあまりなさそう。こちらもついでに詰工房、という可能性はある(条件は同上)。時期的にbeatmaniaIIDXの32がリリースされていそう(31は今月18日リリースされた)なので前後に地方行脚もあり…かも?

・新設される「スピードクイーンメモリアル」…の開催は2025年(の2月、浜名湖(笑)…むしろ来年はパスしてここに絞る、という選択肢もありそうだし。

 

…どれも決め手に欠ける。「現地で会いましょう」と言ってくれる人(先着1名)がいたらそこに決まる可能性が高いのだが、そんな酔狂な人がいるとも思えないし(笑)。

*1:普段の周年記念だと「開催中」「次開催」2節104名のA1級がそこに集まるが、SGだとその中の(少なくとも)52人は選考に漏れる計算になる。例えば今回のダービーの裏番組のびわこGⅢには松井繁服部幸男瓜生正義と3人のGP覇者が顔を揃えている(服部は前述の「通算100優勝」「全24場優勝」を既に達成済)。

*2:東京競馬場から「府中本町→西国分寺-(武蔵境で多摩川帰りの人が合流)→新宿・東京方面」というルートで帰る人がどれだけいるのか分からないので予測しにくい(東京優駿当日はその後に目黒記念が行われるので他の日と比べて客が被りそうな気がする)。以前は南門から出て「是政-(競艇場前)→武蔵境→(以下同)」というルートもあったようだが、東京競馬場の南門が閉鎖されたため現在このルートは使えない。

*3:「意味」が分からない人は多摩川の優勝戦(いつでもいい)の実況またはリプレイを見て下さい。

*4:出場選手確定は8月1日。誰が出れそうか(出場ボーダーとその近辺の選手の勝率の推移)は有志でまとめているサイトがあるのでそちらで確認する事は可能ではある。選考期間のラストにオーシャンカップがある(SGは勝率が+2点なのでダービー勝率を大きく上積みできるチャンスである)のでここが目イチの勝負駆け、という選手も毎年出てくる。…感覚的に5月末(残り2カ月)の時点で勝率7.00では逆転出場はほぼ不可能な印象。

なぜあの人は○○が弱いのか?

家族がよく「ドクターX」(の再放送)を見ている。正直自分はあまり興味がなかったが、つられて(?)見てしまう。

大門未知子(←普通に予測変換で出てくる)の「私、失敗しないので」はサラッと聞くと傲岸不遜にしか聞こえないが、ドラマをよく見ていると大門は「手術を100%成功させるための入念な準備」を怠っていない。他の医者やAI(!)が導き出した病名を頭からは信用せず、患者の言動などをよく観察して「あらゆる(他の病状の)可能性」を疑い、時にはカルテとにらめっこしながら「どうやったら100%の手術ができるか」を考えて徹夜もしたりする。ドラマでは患者(カルテ)を見ると片っ端から「私に切らせて!」と言いまくっているように見えるが、何でもかんでも「切らせて」ではなく、多分彼女でも治せない(治す自信のない)患者に対してまで「私に切らせて」とは言っていないと思う(そういう患者は非常に稀有な存在なのでそういうシーンを見ないだけ?)。…そうやって考えるとドクターXって「ゴルゴ13」とどことなく共通点があるような気がしなくもない【*1】。

 

自分は医療の話はほとんど分からないのでそっち方面に突っ込むのはほぼ不可能だが【*2】、あの作品の中でどうにも腑に落ちない箇所が1つある。それは

 

大門未知子が異様に麻雀が弱い事

 

作品中に麻雀を打つシーンがよくある(場所は雀荘ではなく「神原名医紹介所」)。「三麻なのに萬子の2~8を使っている」ところは「ダウト!」と言いたくなるがとりあえずそれは置いておく(笑)。

 

私生活のだらしない奴が麻雀で強者にはなり得ない

 

は麻雀に対する持論である(むしろ「真理」かも知れない。異論は認めない)。彼女は「食い気に弱い」という面はあるが、前述のように「100%」にするための努力は一切惜しまないし、(そういうシーンは見た記憶がないが)暇があったら医学に関する本とかを読みまくって勉強していると思う。つまり「私生活がだらしない」とは到底思えないわけで、あれだけ手術(患者)に対して真摯に向き合える人が麻雀がめちゃくちゃ弱い、というのがどうにも腑に落ちない、というか極論するなら「あり得ない」作品内に出てくる「派閥や権力抗争に勤しむ」他の医者ならともかく…

 

好意的に(?)解釈すれば「麻雀を打っている時の大門未知子は言わば『抜け殻』のような状態」なのかも知れない【*3】。…が、負けたら負けたで子供のように悔しがるし、「麻雀を打つ患者の言動から真の病状を見抜いた」事もあるので、その注意力・観察力をもってすれば仲間内の麻雀なんかで負けるとは思えない、それどころか○リーグとかでも互角以上にわたりあえそうである。もっとも彼女は興味のない(手術に関係ない)事は「いたしません」の一言でバッサリと切り捨てるので、麻雀への努力(?)も「いたしません」に属する事なのかも知れない【*4】。

…そしてこういうドラマを見ていると「手術は受けたくない」という気持ちにさせられる。自分の執刀医が作品に登場するような「自分の事(メンツとかプライドとか)しか考えていない奴」だったら、と考えると手術なんて受けたくねぇよな、と(笑)。気胸で手術した時の医師はいい先生だったけど、そもそも手術なんてのは健康だったらする必要がないので「手術をしないで済む」、早い話が「健康な体で生きれる」のが理想なのは言うまでもない。…のだが自分の場合は発病の要因が…(以下略)

*1:ゴルゴも「100%」依頼を成功させるために入念な準備を怠らない(それどころか時に「報酬以上の経費をつぎ込む」事もある)し、できない事は「できない」とハッキリ断るシーンがあった記憶がある。

*2:作品中の「症例」は原則として「過去に実例があったものを使っている」らしいので、某ラノベのように「演出重視で書いて実は理論上あり得ない」という事はないらしい。

*3:銀河英雄伝説ヤン・ウェンリーが「(三次元)チェスが好きだけど滅茶苦茶弱い」事について、ユリアン・ミンツは「ゲームをやっている最中に他の事を考えている事が多いようだ」と日記に認めている。もしかしたら大門未知子もその類、つまり「麻雀を打っている最中も手術や患者の事を考えている」のかも知れない。実際ドラマでは「西北をポンしている相手に対して平然と南まで切る(そして大四喜に振り込む)」、つまり「麻雀を打てる人なら誰でも気がつく事」にすら気づいていない風なので。

*4:ちなみに「致しません」と漢字で書くと「至らせる」「引き寄せる」などの意味になり(例えば「思いを致す」「不徳の致すところ」)、「する」の謙譲語・丁寧語ではなくなってしまう。彼女の「いたしません」は「~しない」の意味なので漢字で書く(字幕でもほとんどが漢字で「致しません」になっている)のは厳密にはダウト。実際公式文書でも「お願い致します」と漢字で書いたらアウト(要修正)、という事はある。

VSストレス

「この病気はストレスが原因なので、その大元を断たない事には何度でも再発しますよ」

「じゃあ藤井聡太をこの世から消してください

 

…もしこれが(医者と患者の)実際のやり取りだったら医者は困惑するしかないし、アネクドートだったとしても1μも笑えない*1だが藤井聡太がタイトルを奪取するごとに自分の体調がおかしくなっていくのは決して偶然ではないと思っている。例えば(以前にも書いた)気胸が再発したかも知れないと感じたのは藤井聡太竜王名人」が誕生した時とほぼ一致している。それこそ冗談抜きで藤井聡太がこの世から消えたら自分は100歳以上生きれるんじゃないか?」とさえ思ってしまう。…もっともそんな事をしてまで100歳も生きたいとは思わないが【*2】、藤井聡太のせいで「最大の親不孝」をしてしまう、というのも御免被りたいものである。

 

会社の上司や先輩のせいでストレスというのはいくらでも事例がある(自分も何度も経験がある)が、「向うは全く面識のない人間」の存在がストレスになる、というのはある意味異様だと思う。でもこうして「ストレスの大元」になっている(少なくとも今の職場でストレスらしいものを感じた事は無い、それどころか「これまでの人生の中で最大級のストレスを感じている」とさえ思っている)のだからしようがない。つまり自分はいろいろな意味で異様なのである(笑)。

…それにしてもいつからそんな風になったのだろう。藤井聡太が世に出てきた当初はそんな風に思わなかったのに、気が付くと(多分29連勝するより前に)「ストレスの根源」になっていた。そもそも「奴さん(今時こんな三人称を使う人も珍しい)がどれだけ連勝しようが自分の生活には何の支障も出ない」のに何故ストレスの根源になるのか? それこそ「世界の秩序を破壊しようとしている3人(敢えて名は出さない)」の存在以上にストレスを感じるのは何故か? …まぁそれだけ(それこそ「拾わなくてもいいノイズまで拾ってしまう」ような)繊細で感受性豊かな人間だから、という事にしておこう(笑)。

*1:この後医者が「だったらさっさと死んでください(その医者は藤井聡太の大ファンだった)」とでも返したらまた違うかも知れないが…

*2:むしろ中途半端に(?)100年生きるくらいなら(不可能な話だが)500歳くらい生きて「(おそらくは今以上に酷いであろう)時代の生き証人」になりたい、と思う。

キラキラネームが生まれる理由を考えたら三国志の時代に飛んでしまった

今年の6月に成立した改正戸籍法、そのネームプレートの下には「キラキラネーム規制法」と書かれているらしい。

こういう法ができる事自体が日本人の知性かモラル(多分両方)が衰えている証左なのかと思うのだが【*1】、そのキラキラネームが出てくる理由の一つに「同じ名前はクラスに2人もいらない」という理由でのいじめや嫌がらせ(20世紀の時点で結構あったそうだ)が原因ではないか、という気がしなくもない。つまりその手の「傷」を負った人が人の親となった時に「絶対に他人と重複しない名前」を考えて、熟考しているうちに「後遺症」で思考が変な方向に飛んでしまって結果としてキラキラネームになってしまった、という可能性は意外とあるかも知れない。…まぁキラキラネームの大半は親のIQの低さ故の産物なのかも知れないが、かたや「名前が被る」という理由でいじめを受けたと思えば今度は「珍しい名前」という理由でいじめを受ける… 一体この国はどうなっているのだろうか?

その手の(名前を口実にした)いじめ、嫌がらせはあって小学校低学年まで、という印象だが(さすがに3年生くらいにもなってそういう事を言う奴は想像がしにくい)、大人になってもその手の難癖をつける人というのはいるらしい。

 

三国志に登場する呉の重臣魯粛主の孫権劉備との同盟を提案し、自らその交渉役となって劉備の陣営に赴く。その諸葛亮の活躍もあって同盟は成立し、呉は曹操の大軍を赤壁で討ち果たす。その後両国の間には諍いも起きる事があったがそんな中でも魯粛劉備との友好関係を保つよう孫権に進言し続ける。しかし彼は217年に40代半ばで夭折【*2】、その後いくらも経たないうちに孫権曹操(立案したのは司馬懿の連衡策にはまって関羽討伐の兵を興す事になるが、もし魯粛が生きていたらそのような誘いに乗らないよう強硬に孫権を諫めたであろうし、荊州のパワーバランスも史実とは全く違うものになっていた可能性が高い。

魯粛劉備と事を構えるのは曹操を利するだけ」という事、つまり「合従」という概念を理解していた戦略家、政治家だったと言える【*3】。彼の後を継いだ呂蒙は「士別れて三日すれば、即ち更に刮目して相待すべし」と答えるような人物であったが、その本質は「戦術家」の領域を越えていなかったようである(普通に考えて短期間で詰め込んだ学問で戦略眼を養うのは非常に難しいと思う)し、前任の周瑜にしても政治家としての才はともかく魯粛のような「合従」という考え方は持っていなかったようなので、魯粛はまさに「呉で随一の視野を持った戦略家・政治家」だったと言える。元々は地方の豪族の出であるが、若い頃から公平謹厳、文武両道、困っている人には私財を惜しみなく分け与え、特に周瑜が援助を求めてきた時には「蔵1つまるごとあげた」という逸話があるような人であった。

…だが、三国志演義で知られる魯粛の人物像正史と比べるとどこか「情けない」人物に描かれている。演義でも主に劉備との橋渡し役であるが、やる事成す事全て諸葛亮にはいいようにあしらわれ、周瑜からは「お主には外交官の才能がない」と詰られる始末【*4】。後に荊州の領有で関羽と対談した「単刀赴会」でも関羽  というより諸葛亮が用意した台本に」という方が正確だろう  言い包められて「ぐうの音も出ない」状態であったが、正史では逆に魯粛関羽を論破して『関羽の方がぐうの音も出ない』状態であった【*5】。途中で(これも諸葛亮の策の一環として)周倉が対談に割り込むシーン、これは正史にもあるが、正史の場合言葉に詰まった関羽を援護するためにしゃしゃり出てきた(けど魯粛には全く効かなかった)だけで、その意味合いも全く正反対に書き換えられている*6

魯粛は既出の魏延周瑜と違って「諸葛亮に楯突いた」といった要素がない。にも拘わらず何故演義魯粛はこのようなキャラ付けにされたのだろうか。自分が考えつく理由は2つ。

 

1.諸葛亮と同レベルの戦略眼・政略眼を持っている事が気に食わなかった

羅貫中にとって孔明様(笑)は神に等しい存在であり、(武芸のような専門外分野を除けば)彼を上回るのは無論、「同レベルの存在がいる事」すら許し難い事だった可能性が高い。例えば北伐で相対した司馬懿にしても、演義で読む限り「知恵比べは諸葛亮の方が少し上だった」という風に読める。それと同様で魯粛も政治家や外交官としての能力を「諸葛亮より下」のレベルに貶められた可能性が高い。なお、魯粛周瑜と同様に「天下二分の計」に類するものを孫権に献じているが、それを理由とするなら「同罪」になっていてもおかしくない甘寧に対してその手の脚色が見られないのでこの献策が人格を貶められた原因とは考えにくい【*7】。

 

2.魯粛の字が劉備の叔父と同じ「子敬」である事を不遜だと思った

…多くの人から「何だそりゃ?」とツッコまれそうな理由だが、正史と演義系の両方を読むと(言い換えると「羅貫中の手口」を知ってしまうと)これが「全くあり得ない話」とは断言できなくなる。

同時代に孟達という人物がいた。元は益州劉璋に仕え、同僚の法正や張松と共に劉備を蜀に迎え入れようと画策。後に劉備に仕え「その後いろいろある」わけだがそこはいったん置いておくとして、この孟達正史によると元々の字は「子敬」であったが、劉備に仕えるようになってからは劉備の叔父と同じ字を避けるため」に*8字を「子度」と改めている。

一方で演義だと孟達の字は初登場時から「子慶」となっており(途中で変えた、という様子は見られない)、最初から「子敬」という字を避けたように思われる【*9】。演義だと孟達関羽からの援軍要請を断って見殺しにした張本人」のような扱いで、そのような奴に「子敬」という立派な(?)字などつけられるか、と考えたのかも知れない。

前述のように魯粛劉備諸葛亮に害を成した存在とは言えない(むしろ友好的な存在である)。しかしやはり「子敬」という字は不遜だ、という理由人格や能力を歪められてしまった…という可能性を完全には否定できないのである。他の作者ならともかく。

あくまで可能性ではあるが、「同じ名前(字)が2人いるから」という理由で難癖をつける人間というのは500年以上、もしかしたら1800年以上も前からいた事になる。…人間(とか国)というのは意外に成長しないものなんだなぁ。

 

ちなみに前述の孟達だが、正史と演義とでは関羽孟達(と劉封)に援軍を要請した時期が違う」。演義(世間によく知られているタイミング)だと関羽が麦城に落ち延びてまさに絶体絶命、というタイミングであるが、正史だと荊州が落ちるより前、樊城攻略のための増援要請、となっている。主君を何度も変える節操のない奴劉璋劉備曹丕→蜀に出戻り…しようとして司馬懿に討たれる)という印象が強い彼だが、冷静に考えて関羽の死の責任を押し付けられる(九分九厘殺される)と察したら逃げようと考えても別に不思議ではない*10ましてや(援軍を断った時期が)演義のタイミングならともかく、正史のタイミングで孟達の罪を問おうとするのは完全に「とりあえず誰かを犯人にしておけ」のレベルである。

孟達は魏に亡命した一方で劉封は逃げずに出頭した(正確には「先に魏に亡命した孟達に攻められ、成すすべなく逃げ帰った」が、劉備は完全にプッツン状態(いつの言葉だ…)、諸葛亮も彼を擁護せず*11当の劉封死に際し「こんな事になるなら孟達と一緒に逃げていればよかった」と漏らしたという。

そういう意味では孟達もある意味「羅貫中の毒牙にかかった一人」なのかも知れない。その要因は関羽の援軍を断ったから」なのか「字が『子敬』だったから」なのか…

*1:政府はマイナンバーカードの円滑な利用のため、とか謳っているらしいが、ああいうのに固執している時点で政治家(というか自民党)に知性もモラルも感じられない(というか「裏に金絡みの『何か』がある」ようにしか見えない)。

*2:「真・三國無双8 Empires」では「218年に始まるシナリオ」で魯粛が生きている(しかもゲーム中で見れる人物事典でも魯粛が「217年没」である事を確認できる)。…このシリーズでは時折こういう「ダウト」が見られる(例えば「兄」が生まれていない年に「弟」が登場している、とか)。

*3:もっとも単に「親劉備派」というわけではなく、孫権の覇業のための最善策、言わば諸葛亮の天下三分の計と同じような考えを持っていた、というのが正確だろうか。ちなみに合従・連衡という概念が生まれたのは中国の春秋戦国時代

*4:「蔵1つまるごと」の支援をもらった人物にそんな言い方はないだろう、と思う。つまりこんなところでも「周瑜の人格が密かに貶められている」という事になる?

*5:三国志平話(演義より前にあった三国志を基とした小説)だと魯粛はこの場で関羽を抹殺しようとした、とあるが、魯粛の戦略方針から見たら「まずありえない話」。この三国志平話には演義以上に荒唐無稽なエピソードが多いようだ。

*6:そもそも周倉は正史にその名が登場せず、このシーンのこの男にいろいろ肉付けして出来上がったキャラ、と見るのが妥当だろう。

*7:甘寧は「諸葛亮劉備との接点がほとんどなかった」ので脚色する必要性を感じなかった(甘寧以外にも同条件に該当する人物は概ね正史に準ずる人物描写となっている)のかも知れないし、実は甘寧も天下二分の計を献じていたという事を「羅貫中が見落とした」だけ、という(周瑜魯粛と違って甘寧は武官のイメージ、しかも元水賊という事で「あまり頭が良くない」みたいに決めつけていた)可能性もあるが…

*8:特に関羽からはその字のせいでいろいろな嫌がらせを受けていた、とも言われる。

*9:そう言えば張飛の字は正史だと「益徳」なのに世間では演義での「翼徳」の方がはるかに浸透している。…どこから「翼徳」という字が出てきたのかハッキリした理由がよくわからん(張飛が単騎で曹操軍を食い止めた長坂橋があったとされる場所に立つ石碑にも「張徳横矛処」と書かれているとか)。

*10:例えば周倉のように「関羽に命を捧げた」とかいう人ならともかく(実際周倉や王甫は関羽の死を知って間もなく殉死している)、好きでもない(というか嫌がらせを受けた?)奴と心中なんてのは賢い人間の選択肢ではないと思う。

*11:演義だと「劉封孟達からの降伏勧告の書状を破り捨てた上で使者を斬り捨てた」事を理由に処刑を思い直すよう進言しているが、正史だとその反対で「彼の存在は世継ぎ問題に支障が出るから」と、関羽の件を口実とばかりに「積極的に処刑を勧めている」。

F-ZERO 99

9月15日にNintendo Switch ONLINE加入者向けに配信された「99人同時対戦プレイゲーム」の第3弾。

第1弾「テトリス99」はプレイした事がない(自分がSwitchを購入するより前に出たゲームなので。…別に今でもプレイ可能だが何だかやる気が起きない)。第2弾「パックマン99」は少しやって何だかよく分からなくてすぐにアンインストール。それらに対しこちらは「自分のやりたいタイミングで」プレイを続けている。

 

「オリジナル」のF-ZEROスーファミのローンチ*1の1つで、26台のF1マシン*2を同時に動かすのも難儀していた時代*3のゲームなので、それを知っている世代としては基本は同じゲームなのに100台以上(「バンパー」という名前のプレイヤーが操作する以外のマシンもたくさん走っている)のマシンが同時にスムーズに動いている、というのは隔世の感しかない。

 

走れるコースは3段階に分けて配信される見込み(詳しくは下の表を参照)。10月のアップデート内容は予想ではあるが、公式の動画で「MUTE CITY III」「FIRE FIELD」を走っているものがあったので最終的にオリジナルの15コース全てが登場するのはほぼ確定。

一方で99人同時プレイという事でシステムにはいろいろと変更がある。まず誰もが気になるであろう「スタート方法」。さすがに99台がグリッドに並ぶというのは前と後ろとで不公平感があり過ぎるのは言うまでもないわけで、「最終コーナーの向こう側に99独自のスタート用区間」がある。ぶっちゃけ「99台横並びスタート」である(その「横並び」のどこになるかはランダム。また「スタート区間」も1コースあたり複数のパターンがあってこれもランダム)。また1周ごとに下位のマシンが強制退場させられる(「2周目」に進めるのは95台、「3周目」に進めるのは90台…という感じ。実際はクラッシュによる脱落で「走行中のマシン数がアンダーカットより少なかった」という事も起きる)

レース中に一時的に加速できる「ターボ」もオリジナルだと1周ごとに1回追加(1レースで最大4回)に対し99では「自機のパワーを一定量消費して発動」と大きく変わっている(ターボ1回あたりの効果時間は短くなっている)。そのため1周目(ただしコントロールライン通過後)からでも、そしてレース中に何回でも使用できる。無論使い過ぎはパワーダウン→クラッシュアウトにつながる(何せ99台同時に走るから接触によるダメージはどんなに頑張っても避け得ない)ので使うタイミングは重要。

各リーグの最終戦(上の表で「GPのみ」)のコースは「99人同時プレイ」の対象となっていないようで(どのコースも「大人数の初心者が走るには危険だから?」)、加えてこれらのコースは「GRAND PRIXモードでそこまで到達しないと一生拝めない」という可能性もありそう(「HARDのみ」は不定期に開催されるスペシャルイベント「HARD COURSES」モードで走行可能)。ちなみにその「GRAND PRIXモード」オリジナルと同じリーグ5戦を順に走破する(レースごとのポイントの合計点で総合優勝者が決まる)モードで、やはり1周ごとに下位5台(1レースごとに下位20台)が強制退場させられ、終戦に到達できるのはわずか20台(そのため最終戦のスタートは通常通り?のグリッド式スタート)なので終戦のコースは「(オリジナルを含め)それなりにやり込んだ人」でないと拝める可能性は相当低い(第4戦は「40台→20台」に絞り込まれるので運で生き残るのは奇跡に近いレベル)

なお「GRAND PRIXモード」は常時開催ではなく(平日は1時間ごとに10分、くらいの開催ペース。週末は「常時開催中」に近いレベルで開催されるが)、しかも出走には「チケット3枚(デイリーログインボーナスで1枚、またレースの結果によるポイント蓄積でももらえる)」が必要になるので、「ハプニング(後述)」で初戦脱落させられると間違いなく血管が切れる(笑)

 

…これ以上システムについて書いているとキリがないのでとりあえずプレイした感想。1レースは4周(オリジナルは5周)。正直「かなり短い」と思った。今の世の中せっかちな奴が多いから少ない方がいいと言う人も多そうだが個人的には「短い」。同時走行台数が多い分「ハプニング」が起きやすく、そのハプニング*4のせいで上位進出が絶望的、というか「一発で奈落の底に突き落とされる」事も珍しくない*5】。…これのせいで破壊された(プレイヤーによって床とか壁に叩きつけられた)コントローラーがこの地球上に少なくとも100個以上はありそうだ(そのうちの1つは自分の手元にある)。

そんな事が続くと「98人がグルになってるんちゃうか?」と疑心暗鬼になりかねない(プレイヤーネームを見ていると海外と思われるものも多いので連携なんて事実上「理論的にあり得ない」のだが)もし周回数がもう少しあったらハプニングが起きにくい、というより「プレイヤーの腕である程度は取り返せる」のだがわずか4周ではそのチャンスは事実上皆無である(それでも1周が長いコースだとちょっとは取り戻せなくもない)自分はそういうの(他のゲームで喩えるなら「麻雀で下手くそな人の意味不明な鳴きによるイレギュラー」といったところか)があまり好きではない(かと言って「ボートレース以上に逆転が難しい」ゲームでは逆に興醒めしかしない)ので、そういう事が起きにくい(上手い人が順当に勝ちやすい、けど逆転の目もある)モードとして「6周レース」とか「8周レース」があってもいいと思っている(「FIRE FIELD」の8周なんて1レース7分くらいかかりそうだけど、自分はそういう方が好きだったりする)。無論ハプニングや一発逆転に酔いたい(?)人やせっかちな人のために現行の4周モードはあった方がいいだろう。

 

自分がこのゲームを続けられるのは「プレイ時間による成長がないゲーム」だからである。…そりゃあ長くプレイしてりゃ「プレイヤーの腕」は成長するだろうが【*6】ここではそういう意味ではなく、「『プレイ時間や経験などによってマシンがパワーアップする』といった要素がない」という意味。成績などによって「マシンのカラーリング」などのスキンは増えるが【*7】、そういうのがいくら増えてもマシンの能力自体は初心者と同一なので公平である。…もしこのゲームが「金と暇がある奴が絶対有利な(早い話が『数多あるソシャゲと同次元の』)ゲーム」だったらプレイしたその日のうちに「プレイする価値ゼロのゲーム」の烙印を押したうえでゴミ箱行き確定である。

 

そしてこのゲームを何回かプレイして思った事。

今後「マリオカート99」が出てきそう。

もっともF-ZERO以上に狭いコースに99台詰め込むのは容易ではなさそう、というか「物理的に無理じゃね?」という気もするが【*8】、それでももしかしたら既に開発がスタートしているのかも? もっとも自分はあのゲームが嫌いなので*9出てもやらない事は確定。

 

後日加筆…予想通り10/20にキングリーグとリーグ内の新コースが配信されたので、それぞれのコースが走れるモードを下表にまとめた。

99…「F-ZERO 99」モード

HC…「HARD COURSES」モード

MP…「MINI PRIX」モード

GP…「GRAND PRIX」モード

 

キングリーグは難しいコースが多い=運ゲーの比率が他のリーグやコースより低い(ハプニングによる脱落が起きにくく実力者が順当に生き残りやすい)ので他のリーグよりやりがいがあって楽しい(笑)。

*1:ハードと同時発売のゲームの事。自分はこの手の横文字が(何か気取っている感が強くて)あまり好きではないのだが、他に適当な(長過ぎずかつ分かりやすい?)表現が見当たらない。

*2:今は「それだけのエントリーがいない(厳密には『F1を統括する団体が新規参入を認めていない』)」というだけで、今も昔もF1の「決勝進出可能台数」は26台。昔は「予備予選」なるものもあった、といって分かる人は完全にオッサンである(笑)。

*3:それを実現させるために「メーカー側で独自開発した特殊な処理用チップを搭載」したゲームなんてのもあった。

*4:例えば「コーナリング中に突っ込まれて弾かれる」とか、酷い場合だと「ジャンプ台の直前で弾かれてコース外に吹っ飛ばされる」。実車のレースでそんな事をやったら(たとえ過失でも)出場資格剥奪レベルの違反行為である。

*5:運ゲー」というのは多少語弊があるが、「人間には」予測回避不可能なハプニングが多いゲームなのでぶっちゃけ「運ゲー」に近いものはある。何せ一部のモードでは脱落したプレイヤーがバンパーを操作して他のプレイヤーを妨害する事ができるくらいだから。…そんな機能いらんわ。

*6:他のプレイヤー(のレベルや戦績とか)を見ていると「こいつらいつ寝ていつ働いているんだ?」と疑問を抱かずにはいられない人がたくさんいる。…まぁほとんどのゲームに「そういう奴」は必ずと言っていいレベルで存在するのだが。

*7:どんなゲームでも「上位成績でのみ入手できる」スキンを「嫌味ったらしく」つける奴は多いので、自分はそういうやつらと同類にならないように「デフォルトのもの」あるいは「微妙な獲得条件のもの」を使うようにしている。例えば「ダブルKO(接触したorされた相手と自分がともにパワー切れで同時にクラッシュすると入手できる。…想像以上に入手が難しいのか、自分以外でつけている人を見た記憶がない)」とか。

*8:実際のカートレースだと各ヒートに出走できる台数の最大は「34台」と決まっている(コースの長さによってはもっと少なくなる事もある)ので、その3倍を詰め込むというのはいろいろと問題がありそうだ(笑)。もっともゲームの場合「接触によるマシン破損がない」のでいくら詰め込もうと問題はない、という認識かも知れないが。

*9:ゲームの出来はともかく「あのゲームのタイトルに『カート』という言葉を名乗っている事」が許せない。

アネクドート

ロシアでは権力や体制、生活などに対する嘲笑や皮肉をこめたアネクドートという小話が伝統的に流行しているという。ギリシア語の「アネクドトス」(「非公開」などという意味)が語源で、英語だとド直球で「ロシアンジョーク」と呼ばれるそうだ。

 

ネットとかでも時折見かけるが、中にはその発想力の鋭さを妬みたくなるものや、一見ジョーク風だけど核心をついていて考えさせられるものもあったりする。自分が見かけた中でそう感じたものの一部を挙げると…(細かいニュアンスはうろ覚えなので実際と違う可能性があります)

 

プーチンと占い師の会話。

プ「私の将来を占ってほしい」

占「キーウであなたが乗る車の中で歓声に包まれているでしょう」

プ「だったらその声に応えて手を振らないといけないな」

占「それは不可能です、あなたは棺桶の中にいますから

 

クレムリンの壁に「プーチンはアホだ」と落書きした男が逮捕され、懲役15年6カ月の判決を受けた。罪状は「器物損壊で6カ月」「国家機密漏洩で15年」

 

かつてロシアはラスプーチンが支配していた。

現在ロシアは   プーチンが支配している。

将来ロシアは     チンが支配するだろう。

…ここでいう「チン」は「朕(中国皇帝の一人称)、つまり将来ロシアは中国の属国になっているだろう、という揶揄。韻の踏み方が見事なアネクドートだが、この戦争が終結した後ロシアは最大で40前後の小国家に分裂する可能性があるとも言われており、そうなった時にそれらの多くが中国に各個撃破される(つまり中国の属国に落ちる)可能性は高い。

ちなみに中国において「皇帝(ホアンデイ)」というのは単に国の長という意味ではなく

宇宙で唯一にして正当なる支配者

という存在なんだそうで(「地球で」ではないあたり発想がぶっ飛んでいる)、もし今後クソの穴(や彼以降の中国の首長)が皇帝を自称するような事があったらそれは「単なるネームプレートの変更では終わらない」という事を全人類は肝に銘じておかなくてはならないだろう。

 

日本でもネットのコメント欄が「大喜利状態」になる事がままあるので、日本人もこういう話は嫌いではないのかも知れないが、向こうだとアネクドート投稿サイト」みたいのがいくつもあるそうなので、アネクドートという文化(?)の浸透度がこちらの想像以上に深いのかも知れない。

振り返ると自分もこのブログでアネクドートっぽい事をいくつも書いてきたように思う。…かなりの変化球(別の知識がないと意味を理解できないもの)も多いが。ついでに(?)パッと思いついたものを書いてみる。

 

ウクライナ侵攻についてとある日本人が述べた感想。

「ロシア軍の戦車は破壊すればするほどボーナスをもらえるんですか?」

ファミコンソフト「スターソルジャー」では「Z」の文字が描かれた「ゼグ」というターゲットがあり、同一ステージで続けて破壊すると「500→1000→4000→10000→40000→80000」とボーナス点がどんどん増えていく(通常は同一ステージに6個だが、8面と16面には7個目があり7個目も80000点)。

 

ナースセンターで国会中継を見ていた看護師のつぶやき。

岸田総理って絶対喘息を患っているよね」

「どうしてそう思うの?」

四六時中ゼェゼェゾゥゼェ(税・税・増税)言ってるから」

 

インターハイの会場に大学や実業団の関係者が来ているのはわかるけど、どうして○ッグモーターの関係者がいるんだろうっていう長年の疑問が解けた。彼等は『ジョソウ』が得意な人を探していたんだな」

 

あそこの偉い人「○マ娘の業績が落ちてきたって? 何か解決策はないか」

チーム員A「もっと他の企業とのタイアップを進めるべきだと思います」

チーム員B「○ミーと組んで『CRウ○娘』を作ればいいと思います」

チーム員C「上納金を納める、という条件で春画を解禁すればいいと思います」

…数日後チーム員Bは異動(事実上の左遷)、チーム員Cは解雇されたらしい。

 

藤井聡太を止められるのは誰か?」

永瀬や豊島でもダメだろう、という空気が蔓延し誰も名前を挙げようとしない中、1人の男が一桁の足し算を答えるかのような淡々とした、しかし確信のありそうな口調で答える。

「     」

 

…こういう事をSNS上で書けるのはまだマシだと思う。今のロシアでは侵攻後に改正された法によって「軍の名誉を失墜させる行為には最大で懲役15年」を科される  つまりアネクドートを発言しただけで罪に問われる可能性がある…というか既に逮捕者が出ているらしい  というので、この一事だけを見ても今のロシア(というかプーチン)がまともでないのがよくわかる。これは同じような事をやっているK国とかC国にも言えるだろう。日本は…「今のところは」まだ大丈夫かも知れないが、将来も安泰とは断言できない*1】。

*1:可能性としては「日本が消滅した(一番あり得そうなのは『中国の侵略を受けて属国になった』あるいは『自民党が日本を中国に売り渡した』)時」、あるいは「自民党が政権に対する言論統制を始めた場合」。…後者は普通(の民主国家)だったら考えられない話であるが、今の自民党を見ていると「SNS上に蔓延る誹謗中傷を取り締まる」などという御旗を振りかざして強行する可能性を否定できない。

インの鬼姫

タイトルが誰の事を言っているのか瞬時に分かった人は「俄か」ではないボートファン。

 

以前もここにチラッと出てきた(と思う)元レーサーの鵜飼菜穂子女子選手では数少ない「イン屋」…進入でイン(悪くても2コース)を積極的に取りに行こうとする選手。男子だと前付けする選手は珍しくない?が(一口に前付けと言っても「外枠だと動く」「3号艇でも動く」などタイプは様々)、女子だとほぼ絶滅危惧種、というか鵜飼菜穂子の引退で実質絶滅したようなものだった。

…が、最近になって「2代目インの鬼姫の異名を奉られそうな選手が出てきた。福岡支部池田奈津美。…「池田○美」という選手が結構いたような気がしてややこしい(笑)【*1】。

どういう経緯でイン屋を目指すようになったのかは知らない。鵜飼とは支部が違う(愛知支部だった)のであまり接点があったようにも思えない。…そのうち特集か何かが組まれるかも知れない(もしかしたら既にあったのかも知れない)が、こういった「個性派」の選手はボートに限らず見ていて「気になる」これを書いている時点で参戦中の宮島オールレディースでも初日6号艇でイン奪取、と面目躍如(?)である(ここ最近のレースを見た感じ「4号艇より外だと動く」傾向にあるようだ)【*2】。

 

そう考えると最近はどの業界でも個性派が「いない」とまではいかないが「強烈な個性派」と呼べる人はほとんどいないよなぁ、と思ってしまう【*3】のは若貴時代」の相撲を見てきたからだろうか?

当時は主役と言える若貴や曙以外の名脇役」が面白い時代でもあった。例えば舞の海旭道山・智乃花・旭鷲山といった「業師」(彼等は「経歴」なども個性的である)、一貫して肩越しに右上手を取りに行く豪快な相撲大関貴ノ浪*4最後の塩を大量にぶちまける水戸泉北桜*5、時間前の仕切りで体を思いっきり低く沈める(誰かが「蛙みたい」と言っていた)朝乃若ロボコップ高見盛四股を踏む時に足の裏が天井を向くくらい足を高く上げる片山… この人たち個性が強すぎる(一度見たら忘れられない)から(笑)。

 

…話がそれた(笑)。贔屓の選手が1号艇の時にこういう選手が外枠にいると迷惑この上ない存在だったりするが(笑)、そういう私的感情を廃して舟券検討をすると逆に好配当をゲットするチャンス(スロー勢がドカ遅れ、とか)だったりするので「時に味方、時に仇敵」という実に扱いにくい存在である(褒め言葉になっていない)。たまにこういう選手によって「レースが壊れた」と偉そうに宣う輩も少なくないが「だったらそういう前提で舟券を買えばいい」という単純な理屈もわからない  そして運良く当てた時は「自分が批判する側にいた事をケロッと忘れている」  アホが実に多い。例えば車の運転中に「ある一つの事象から起きうる危険を予測する」ようにボートレースだってある一つの事象=「イン屋」がいる、という事から起きうるレース展開を読まない(読めない)のか、と思う。…そういう奴等は多分その手の「危険を予測する」という事ができない、あるいは「そもそもそういう発想自体がない」(ので車を運転させたら高確率で事故る)んだろうな。

 

…そういう話ではなく(笑)、スポーツにおける個性派の存在は時にその競技を「深く、面白く」してくれる。例えばSGの優勝戦で前付けが起きるといつも以上にスタンドが盛り上がる。自分も「おお、行った行った!」と声をあげたりする(笑)。また陸の上の個性派もやはり見ていて面白い事が多い。今だとその代表格(?)は西山貴浩(福岡支部だろうか【*6】。少し前だと「カマギー」こと鎌田義(かまだ ただし)も陸の上の個性派(実績もGⅠ優勝あり)だった。2017年に頸椎ヘルニアの悪化を理由に引退、引退後は「カマギーボートレースアカデミー」(平たく言えば「ボートレーサー養成所のための私設の予備校」)を主宰している。

「経歴」も時に個性派の要素を成している。最近で特に有名なのはやはり「元プロ野球選手」の野田昇吾だろう。養成所時代から(正確には転身を決めた時くらいから)スポーツ紙などで異様な(?)注目をされ、デビュー戦(昨年11月)も新人としては異様な舟券の売れ方をしている(結果は4着)。

 

個性を重要視すべき理由の最たるものは何と言っても「個性のない人間は覚えにくい(忘れられやすい)」という事だろう。自分が最近の若手棋士の名前が全然分からないのも大半はそれが理由だと思う。将棋に限らず「AIに育てられた」人間というのはそうなりやすい(個性が目立たなくなる、あるいは消えてしまう)ものなのかも知れない。…きっとそうだ。

 

…自分? まぁ見る人によっては「凄まじい個性派」なのかも知れない。何せ「伝説の!?」という枕詞をつける人がいたくらいだがら(笑)。

*1:静岡支部の双子女子レーサー池田姉妹のうち、姉の明美は2020年末に引退し(妹の浩美は今も現役)現在は山口県で犬猫保護施設の代表を務めている、という事をこの記事を書くためのリサーチで初めて知った。

*2:滅茶苦茶偉そうな事を言わせてもらうと、4日目(9月21日)の7R、4号艇から動いて行った池田に対し、2号艇の遠藤エミがそのままインを取らせたのは「(前付けが珍しくない)記念を戦うレーサー」としてどうなのよ、なんて事を考えてしまった。初日の妨害失格(賞典除外)であまり無茶できない身の上だったとしても…

*3:将棋界も「今しか知らない人」だと十分個性派ぞろいに見えるのかも知れないが、一昔前と比べたら十分「没個性」に見えてしまうんだよなぁ…

*4:それ故長身の力士との対戦成績はあまり良くなく、中でも剣晃は「天敵」というレベルで苦手にしていた、というのも貴ノ浪らしい「個性」と言える。

*5:両者とも気合が乗ると時間前でも立つ(これも最近は少なくなった?)ので、最後の塩まきが見れずにガッカリする事も多かった(笑)。

*6:彼の「江戸川0号艇」(このワードで検索すると見つかります)はあとで問題にならなかったのかちょっと気になる。特にペナルティは受けていない(それどころかその節は優勝している)ので、あったとしても「譴責」(Fギリギリのスタートを切るとレース後に呼び出されて注意される、のと同じ)くらいかも知れない。

優先順位は大事。

自分が車を運転していた時のモットーは

「路線バスとホンダ車には優しく」

であった。後者は完全なエゴであるが(笑)、前者への妨害は利用している多くの客が迷惑を被る(時間を奪われる)わけだから譲ってあげるのが人の道だろう、なんて偉そうな事を考えながら。例えばバス停に止まっているバスが右ウインカーを出していたらこちらは減速してバスに出てってもらうとか、特に地元だと「バス会社の人より詳しいんじゃないか?」というレベルでバス路線を把握していたりするので、数百メートル先にいる対向車線のバスを見て「あ、あのバス次の交差点を右に曲がるな」と察知してスピードを緩め、こちらが交差点に着く前にバスに右折してもらう、なんて高等テクニック(?)を使ったりもしていた。

 

これらは「自分がそうしたいからそうしてきた」わけなのだが、実はそうではなかった、という事を最近になって知った。

答えから書くと、前述のうち「バス停に止まっているバスが右ウインカーを出していたらこちらは減速してバスに出てってもらう」というのは善意とかいう話ではなく、道路交通法でそうしないといけない、とハッキリ明記されている。道路交通法第31条第2項に「乗合自動車の発進の保護」というのがあり、

 

停留所において乗客の乗降のため停車していた乗合自動車が発進するため進路を変更しようとして手又は方向指示器により合図をした場合においては、その後方にある車両は、その速度又は方向を急に変更しなければならないこととなる場合を除き、当該合図をした乗合自動車の進路の変更を妨げてはならない。

 

…教習所で習った記憶も座学の時間に居眠りをしていた記憶もないのだが(笑)、それはひとまず置いておこう。今も昔もこれを守っている人なんてなかなか見かけない(文言の後半にあるように「急ブレーキや急ハンドルをしてまで」譲る必要はないのだが当時は「この国には思いやりの精神を持っている奴はいないのか」とか思っていたが、今はそれに加えて「この国には道交法を守れる奴はいないのか」なんて事を思いながらバス通勤をしていたりする。ちなみに上項の違反者は5万円以下の罰金だそうだ(これを本格的に取り締まったら結構な罰金がたまるんちゃうか?とか思ったり)。

 

そんなわけで世の中には「あまり知られていない優先順位」なんてものが結構あったりする。例えばボートレースで事故があった時の優先順位とか。これは事故が発生した地点の直前の中間線(1マークと2マークの中間点、つまり「スリットラインとその延長線上のバックストレッチ中間点」をここでは便宜上そう呼ぶ事にする)を先に通過した艇が優先。…これは何となくわかるが問題は中間線で複数の艇が並走している場合で、その場合舳先が少しでもかかっている場合は内側の艇が(外側の艇より後方であっても)優先される。

この優先順位を守らなかった場合「優先艇保護違反」となり一発で賞典除外(不良航法や待機行動違反は1節間に2回で賞典除外なかなか見かけない違反なので詳細を知らないというファンも少なくないのではなかろうか(自分も結構長い間仕組みを知らなかった、というか今でも上記であっているという自信があまりない。違っていたらゴメンナサイ…)。そのレースを走っているレーサーも明らかな並走はともかく「舳先がちょっとかかっているか否か」は自身での判断が難しいと思う(それどころか上から見ている審判でも判定が微妙な場合があるようだ)。

 

ではボウリングだと? 隣接するレーンで2人同時にアプローチに上がる、という事はいくらでもある。こういう時は基本的に「右側のレーンが優先」。無論右側の人が譲った場合はその限りではないが、公式戦などのアメリカンスタイル【*1】でも第1投球者の第1フレームは右側のレーンである(第2投球者は第1フレームが左側、以下同様)。…何故右なのかは知らない(笑)。

これはあくまで「同時に」の場合であって、明らかに時差がある時は常識的に考えても「先にアプローチに上がった方」に優先順位がある。…のだが、センターに行くとそんなのお構いなしとばかりに「隣のレーンで構えたボウラーを追い越して」投げる奴の何と多い事か*2

隣接するレーンで複数のボウラーが並走(や追い越し)をするのはマナーやルールの以前に「非常に危険」である。言うまでもなく「衝突する危険があるから」*3】。中には「まっすぐ進んでいるなら問題ないだろ」などと宣う奴がいるかも知れないが、上手い人でも「投球後にバランスを崩して隣のレーンにはみ出す」という事は普通に起きうる(そして先ほどの戯言を言う奴に限ってフォームがおかしいので投球後にバランスを崩したりする)し、それ以前に10ピンカバーは「対角線のラインで投げる」からアプローチの左一杯(個人差はあるが平均すると左のガターの延長線上くらい?)まで寄って投球するので割り込みや追い越しは普通に邪魔かつ危険である。そしてもっと酷い奴になると「投球後平然と隣のレーンを通って戻ってくる」。もしその時にそのレーンのボウラーが投球動作に入っていたら…

自分はそういう奴等にぶつかりそうになった事が何度かある。そういう時の自分は大抵呆れて&諦めていて、奴らの「間」を狙って投げるという「自己防衛スタイル(?)」で投球を続けるのだが、過去に一度ブチ切れた事がある。詳細は省く(というかあまり細かく覚えていない)が、要は「このまま続けていたら事故が起きる可能性が高い」と思ったからやむなく(?)ブチ切れた。例えばこちらがボールを「振り子スイング」でリリースする時に突然前方に飛び出されたら「15ポンド(約6.8kg)のボールで相手を殴りつける」状態になってしまう(勢いがついているので止めるのは難しい)あんな重くて硬いもの【*4】で「殴られ」たらハッキリ言って「痛い」で済むレベルではなく、下手すりゃ骨折レベルである(「振り子スイング」がぶつかるとしたら高さ的に膝~脛のあたりだろう)。またぶつかった弾みで落としたボールが足の甲にでも落ちたらやはり骨折必至である(安全靴の性能を備えたボウリングシューズ、というのは自分は聞いたことがない)。…ボウリングで大怪我なんて笑い話にもならないし、何より誰も幸せになれない*5なので社会における優先順位というのは我々が考える以上に(事故を防ぐという意味で)大事、というか「世間では軽く捉えられ過ぎている」のではないか、と考えさせられた最近の話。

 

最近は体罰=悪」と無条件に、かつ上から目線で決めつける風潮が非常に強いが、

「不注意が怪我や死に繋がる可能性がある場合」については「教育的暴力」をある程度は認めるというか推進してもいい

と思う(そう思わせるシーンを何度も見てきた)。極端な話、上記の例で言えば「膝を骨折するよりは一発ぶん殴られる方がはるかにダメージが少ない」わけでもあるし(前述の「ブチ切れた」時に相手を殴ったりはしていないのであしからず)。たびたびボートレーサー養成所(旧:やまと学校)の厳しさ(時に体罰)がクローズアップされるが、あれだって教官(ほとんどは元レーサー)「ボートレースは一歩間違えば死につながる競技」である(実際今でも2~3年くらいに1人の割合で殉職者が出ている)事をわかっているから「選手の身を守る(守らせる)」ためにはあれくらい厳しく教育しないとダメなんだ、という想いからきている、くらいの想像はできる。

…勘違いする奴がいそうなのであらかじめ断っておくが、こういった主張をする自分でも「教育的ではない暴力」に関しては1μたりとも容認する気はないし、「失敗と死が直結しない事への指導(例えば一般的なスポーツの指導とか進学とか。正常であれば試合に負けたとか入試に失敗した=即死亡、なんてあるわけないでしょう)」に教育的暴力を振るうのも単なるアホだと思っているので誤解なきよう。…とは言え「教育的暴力」なんて概念はそれを自分(指導する側)の都合のいいように解釈する奴が絶対出てくるだろうから扱いは非常に難しいだろうなぁ。

 

…今日も見事に「優先順位」の話から「教育的暴力」に話が脱線した。…多分調子がいいのだろう(笑)。

*1:左右のレーンを交互に使って1ゲーム10フレームを投げる方式。反対に1つのレーンで1ゲーム投げ切るのは「ヨーロピアンスタイル」。

*2:もしかしたら「右側優先」というのを都合よく解釈して割り込んで来る奴もいるのかも知れないが、…まぁそういう奴等はその手のルール(というかマナー)は九分九厘知らんだろうな(笑)。そもそも左側でもバンバン追い越しかけてくるし。

*3:レーンを暗くして「全ボウラーに一斉に投げさせる」イベントを行っている某チェーン店は一体何を考えているのだろう、と思う事が度々ある。

*4:カタログを見るとマイボールに選ばれるウレタン系のボールの「硬度」はその多くが73~75くらい(スペアのためのポリエステル系のボールは85~90くらい、測定方法及び単位はおそらく「ショア硬度」)となっている。日常生活で喩えられるものだと「自動車のタイヤのゴム(65くらい)」とか「ゴルフボール(90くらい)とかが近いかも?。

*5:落ち度は100%向こうにあるのにこちらに賠償責任を押し付けられる可能性が50%以上はあるし、それこそセンター側も管理責任を問われる(何らかの賠償を負わされる)かも知れない。下手をすると悪意ある報道によってボウリングそのものが悪であるという印象操作をされかねない。

パラ9月号

詰パラ9月号は何と8月30日に手元に届いた。

…やればできるじゃないか。*1

 

早く届いたのはいいとして、そういう時に限って特別期待している記事とかがない(笑)というか「ここぞ」という時に限って遅れやがる。例えば彩棋会当日に「自分だけ届いていない」とか旅行の出発日までに間に合わないとか【*2】。

全国大会のリポートが出ていたが、それを見たところ「今回は北海道からの参加者がいなかった」ようで。札幌丘珠⇔名古屋という便利な便が就航したにも関わらず…と言っても、以前書いたように「日帰りはほぼ無理」、つまりセントレア経由で行くのと大して変わらないので便の存在は多分関係ない。そもそも(例えば千歳在住の北村氏のように)千歳の方が近い人だったら普通にそっちから行くって。

「次回」については触れられていないが、順番からしたら次は関東地区になる。日時は多分7月13~15日のどれか。…来年は今のところレース観戦の予定がないのでこちらをメインに旅行計画を立てるかも知れない。…いや待て、ちょうどこの時期は「全国ボートレース甲子園(7月10~15日、ボートレース津)」が開催中だ(笑)。

 

パラを読んでいると「符号の書き方」が気になる事が多い。以前「合」は必要か? という事でひと悶着(?)あったが、それ以上に気になるというか「それは違うだろう」と言いたくなる表記がある。それは「1つの地点に2枚以上の同種の駒が利いており、そのうちの一部だけが成れる」時の表記【*3】。具体例を挙げると下図において53の銀を44に動かした時。

こういう時の表記は100%「44銀引成」だと思うのだが、何故かパラだと「44銀成」である。それどころか「35の銀は成る事ができないので補助符号は不要」と断言までしている(いつ、誰がしたのかまでは覚えていないけど)だが自分は(自分の知る限りでは)パラ以外でそういう表記(というか屁理屈?)を見た事がない。勿論解答を投稿する時は「44銀引成」である【*4】。もし対抗策(?)として「補助記号が必須である理由」を理論的に説明するなら

成れる・成れないというのは副次的な要素に過ぎず、同一のマスに2枚以上の同種の駒が動くことができるという事実がある以上補助記号は必須である

あるいは

間違って35の銀を「44銀上成」と指してしまう可能性(言うまでもなく反則)もあるので、先手の指した手が合法手である事を確実に証明するために補助記号は必須である

と言ったところだろうか【*5】。…この程度の理論で「奴等」を説き伏せられるとは思わないが(笑)。

もしかしたら文字数削減の為に(「不成」を「生」として1文字浮かせる、みたいな感覚で)ひねり出した苦肉の策?なのかも知れないが、そもそも「生」だって本来の表記ではない(と思う)のだから、この補助記号不要論も「パラの誌面の都合で生み出されたものです」とでも言っておけば誰も文句は言わないと思う。それを「35の銀は成る事ができないので補助符号は不要」なんて偉そうに(?)言われると何も言わない時以上に反抗したくなる人が出てくるのではなかろうか。

 

…書き上げた後に今回の記事を見直して、「森下九段が順位戦で勝った」「藤井聡太王座戦で負けた(しかも先手番で)」直後の記事とは思えないような内容だな、と思った。もっとも前述の結果が逆だったらもっと過激な内容になっていたと思うけど(笑)。

*1:この言葉の「意味」は以前ここで書いた通り。

*2:先月の「津」へは持参する事ができた…が、暑さのせいでほとんど読まなかった。津の指定席でパラを読みながらウトウト… 一体何しに行ったんだ、と自分にツッコみたくなる。

*3:パラ9月号だと「キッズルーム⑦」と「フェアリールーム」解答稿の④で登場。一応断っておくと「33王成」に対してツッコんでいるのではなくその2手後の「44角成」に対して言っている。

*4:…今後はこういう符号が出てきた時はその部分を思いっきり強調して書いてやろう(無論嫌味で)、と考えていたり(笑)。

*5:特にパラは「たまに符号の誤植がある」ので「合法手である事を確実に証明する」努力を怠る、という選択肢はないと思うのだが…