「オホーツクに消ゆ」とかえらく懐かしいタイトルを聞いたものである。今でも名作と評される事が多いゲームであり、今年の夏頃にリメイク+α版(「本編の事件の37年後」を描いた完全新作ストーリーが収録されるそうだ)が出るそうで。…相棒でも「37年前の事件」が絡む話はない・・・わけでもなかった【*1】。
…PC版が1984年に出ているが世間で圧倒的に知名度が高いのは1987年に出たファミコン版(自分もこっちしか触れた事がない。なのでこれ以降の話も基本的にファミコン版準拠)。…37年前である。何せ札幌駅(本編のラストで登場)が高架になっていない【*2】。
「北海道連鎖殺人」のサブタイトルが示すように北海道のいろいろな土地がゲーム内に登場する。自分の記憶にあるものを(大体本編登場順に)羅列すると
・釧路…北海道編のスタート地点
・北見
・網走…本編後半では刑務所も出てくる
・知床五湖…駐車場に止まっているホンダCR-X(っぽい)が主人公たちの車?
・紋別
・札幌
・摩周湖
・阿寒湖
・屈斜路湖、和琴温泉(弟子屈町)…ゲーム内では「わごと温泉」となっているが正しい読みは「わこと温泉」。『何か取れ→バスタオル』の場所です
・ウトロ(斜里町)…「○○よ、こんなところを調べるとは何事だ!」という謎の紙切れが落ちている(誰も覚えていないって)
・函館…函館から道東に行こうとすると車で半日近くかかる(当時は道東道なんて存在しない)のだが「ゲームなので」一瞬で移動できてしまう(笑)
・野付半島…所謂「トドワラ」と呼ばれる場所
・夕張…炭鉱の中が3Dダンジョンになっている
…といったところか(抜けや記憶違いがあったら御容赦を)。「トドワラ(トドマツの林が海水の浸水によって立ち枯れた跡)」に一度行った事があるが、「ゲームのように人が倒れているんじゃないか」と思わせるような(崖とかがあるわけではないので「自殺の名所」というわけではなく、サスペンスとかでもトドワラで人が殺されている話は「全く」と言っていいレベルで記憶にない)、何かに喩えるとしたら「…魔界?」というような特異な雰囲気があったのを覚えている。ちなみに今は「立っている」木は数本しか残っておらず、遠くない将来にその光景は見られなくなる、とも言われている。
ゲーム中に相棒のシュン(フルネームは猿渡俊介)と「ブラックジャック」で遊ぶ、なんてミニゲームもあり(勝つとシュンが何か閃く事がある)、世の中には「このゲームでブラックジャックの(大まかな)ルールを覚えた」という人もいると思う(自分もそうなので)。ちなみに(自分の記憶が確かならば)本編のどこかで「シュンに勝たないと(閃きを引き出さないと)話が進まない」なんて箇所がある。
他にも「一度ゲームを中断して再開」する事で話が進む、という場所もあり、その時の『捜査メモ(パスワード、平仮名で20文字)』を間違えると悲劇である【*3】。この部分がリメイク版ではどうなっているのかは気になる。ついでに言うと「ブラックジャック15枚ベット【*4】」や「進行状況テレホンサービス【*5】」も。
…こういった厄介な仕掛けがあったわけだが、取扱説明書の中に「どういう捜査をしても必ずクリアする事はできます」みたいな文言があったのも覚えている。当時のアドベンチャーゲームには所謂「ハマリ(必要事項を怠るとクリアできなくなる)」があるものが多かったのである意味親切設定(?)なゲームである。…リメイクではハマリがある、とか言うのはさすがに勘弁。
発売ハードはSwitchなので仮に全国大会に行く事になったら移動時間の暇つぶしになる…かは微妙な発売時期である。
*1:Season6の元日スペシャル(奇しくもこちらも舞台は北海道。寝台特急カシオペアで北海道に行けた時代の話)でそれくらい前の事件の復讐をしようとする話がある。
*2:札幌駅が高架になったのは1988年~1990年にかけて。
*3:捜査メモ表示後の「つづく」の画面(通常はリセットするしかない)でⅠコンのセレクトと上、ⅡコンのB(ボタンの組み合わせは記憶が曖昧…)を全て押すとリセットせずに再開でき、しかも「中断して再開」のフラグが立っている。…何でこんな事を覚えているんだ、俺は(笑)。
*4:所持チップ15枚ずつに対し一度にベットできるチップは通常5枚(決着には最短でも3連勝が必要)だがⅡコンのBを押しながら5枚賭けるとベット数が15枚になり、一発で決着がつく、という裏技。…だから何で(以下略)
*5:電話を掛けられる場所でとある番号にかけると現在のゲーム進行度を「○点です」と教えてくれるサービス?がある。…番号何番だったかなぁ(市外局番「0125」までは覚えているけどその先が…)