先週の香龍会の翌日(11月27日)から体調にハッキリとした異変を覚え病院に行き、その数日後に違う症状(それまでなかった「鼻水」「咳」)を併発(?)。どうやら複数の場所で違うものに感染したのかも知れない。
後発(後に発症)は名古屋でうつされた可能性が濃厚、先発は(元M先生の言うように)その数日前にどこかで…と考えたが、香龍会の前日までは仕事、つまり「職場でうつされた」可能性が高い(外に出る仕事ではないので)。
当日朝、熱はほぼ完全に引いた。…喉はまだ痛む、咳もちょくちょく出る。でも一番酷い時(そんな状態で出勤していた)よりは大分良くなっているので参加に踏み切る事に。30日に森下九段が勝った事(※1)で全快しているはずだったんだけどなぁ…(笑)
13時6分くらいに東静岡駅に着くとどこかで見たような人の後ろ姿を発見(自分は一番後ろの車両に乗っていたので自然と後を付けるような形になっていた)。そのままグランシップの中に入っていった→やっぱり岩本氏だった。
会場=12階の会議室には元水氏、小池氏、横山氏、岩本氏(多分来た順番)。しばらくして「参加者A’」氏来場で6人。
以下この日の話題になった事を羅列。一応メモを取ってはいるが、体調のせいで一部聞き(書き)漏らしがあるかも知れないので御了承を(笑)。
・来年の解答選手権(一般戦・静岡大会)
例年は「4月の第2土曜日」開催であるが、来年は1週間早い(「春休み期間に実施したい」という理由っぽい)。
その打ち合わせを兼ねた駿棋会を3月中に開催予定(詳しい日時はまだ決まっていない)との事だが、会合はともかく解答選手権当日は現時点では「×」である可能性の方が高い…
…一応自分も含まれていた(笑)。
・「中立駒」の論議
「中立駒」とは詰パラ12月号に出てきた特殊駒。一言で言えば「1つで両方のサイドの駒を兼ねている駒」。例えば「5五n銀」(「n●」で中立駒である事を示す)が存在した場合、「▲5五銀」と「△5五銀」が1つになっている駒、という意味になる。どちらの手番でも動かすことができ、どちらの手番でも取る事ができる。チェスのプロブレムにも同様の駒がある(こちらが「オリジナル」であろう)。
…この時点で既にややこしいのだが(笑)、他にもいろいろとややこしい決め事がある。そのあたりに関する論議がされていたが、詳しい内容は忘れてしまった(笑)。
・チェスのフェアリー駒 ★記事修正有
この日聞いただけでも「スーパーポーン(詳細忘れた…)」「ベロリナポーン」「タクスィ(タクシーではないらしい)」「パンダ」なんてのがある。
「ベロリナポーン(ベロリナとはドイツの首都「ベルリン」の事)」は通常のポーンの動きの逆(?)で「進む時は斜めに1マス、駒を取る時は真正面に1マス」。
A’氏はこの「パンダタクスィ不成」を組み込んだプロブレムを作れないか、と模索しているようだ。
…手帳には「パンダ=後ろに下がれる・・・」と書いてあった。どうやら風邪のせいでボケていたようだ(笑)。
・「11月31日」
当然ながら11月に31日はないわけだが、過去には「12月1日」の予定を「今日は11月31日(つまり12月1日は明日)だと思っていた」と言ってすっぽかした人がいた、なんて話に(誰が何をすっぽかしたのかは検索すれば出てくるのでここでは省略)。どこからそういう話になったのかは忘れた(笑)。
・プロブレムのプルーフゲーム
…ある意味この日の会合のメインイベント(笑)。
きっかけは自分が以前から考えて(企んで?)いた企画だとも言える。
元々は以前ゲーセンで手に入れた「金のオセロ(登録商標なので本来なら「リバーシ」と言うべきところだがこちらの方が言いやすいので。駒は写真左上に映っている)」の盤を(同じ8×8マスである)チェス盤と切り替える事ができないか、と考えた…のだが、元々チェスに対する興味があまりないので忘れていた(笑)。それを先月の香龍会でA’氏に会った時にふと思い出したので企画を復活。
構造自体は非常にシンプルで、2つ折りになっているオセロ盤(中に駒を仕舞える)の上に同じ大きさのマグネットシートを被せ、その上にチェスのマスを張り付ける(なのでマグネットシートを剥がせばオセロ盤になる)。オセロが金と銀だったのでチェス盤のマス目も金と銀に(ホログラム風のカッティングシート。100円ショップで売っている)。マスを作る(切る)のも貼るのも手作業なので完璧な形にはならない(近くで見るとムラがある)が、いざ使いだすとほとんど気にならない。光の角度によっては反射して眩しい事もあるが、それも意外と気にならない。ちなみに駒はトイザ○スのオリジナルブランド商品より(999円+税、木製の盤もついていたが使われる事なく部屋のどこかに…)。「ここまで来たら駒も金と銀に…」と言われたが、そこまでの熱意がない(笑)。
「プルーフゲーム」は初形から(基本的には)通常のルールで指し進めて「指定の手数で指定の局面を作る」プロブレム。詰パラのフェアリーランドでもたまに見かける。「通常のルールで」なので途中に反則(チェック放置など)があってはいけない。詰パラにある「推理将棋」と似ているようだが、あちらは「条件」が指定されているのに対しプルーフゲームは「最終形」が指定されているので別物である。ちなみに将棋のプルーフゲームで有名(?)な作品と言えばこれだろうか…?
手数は11手。答えは文末に。
この日A’氏が「今日までに(写真に写っている「プロブレムパラダイス」の中で)解けなかった問題のうちの一つ」が
8手(以前も書いたがチェスは「白の指し手+黒の指し手」で1手)で下の図の局面を作れ
手前が白。◑の位置(※2)に駒(色・種類は不問)がいる事を示す(27個しかないので5個は取られてなくなっている)。
…図面が間違っていたらゴメンナサイ(笑)。
この問題にはさらに
・この局面で白のキングがチェックメイトされている
・黒は「合法手の中に『駒を取る手』があった場合はそれを指さなければならない」(白はこの制限はない)
というルールが付加されている。しかも答えは2つ。
まずは「白のキングがどこでどういう風に詰まされているか」を考えないといけない。自分と元水氏も加わって「最終形を予想してそこに至る手順の逆算」を繰り返す。20分くらい動かしているうちに一つ目の答えらしきものが見つかる。念のため初手から並べてすべての条件を満たしているか確認して問題ない事が確定、場内拍手(笑)。
・DQNネームの話
今はどちらかと言うと「キラキラネーム」と呼ぶ事の方が多い(ような気がする)が、意味が通じればどちらでもいいと思う。
・競馬
この日はチャンピオンズカップ。数年前から「ジャパンカップダート」が名前を変えて中京競馬場のダート1800mで争われている。
先週のようにワンセグで見よう…と思ったら見られない。何故かNHKだけは見れたのだが。仕方ないので結果だけ→ハズレ。
16時30分くらいに帰りの電車の関係で岩本氏が先に帰路に。会は17時少し前に終了、横山氏以外の4人で駅の反対側にあるショッピングモール「MARK IS(マークイズ)」で2次会(?)。
・どうでもいい(?)事へのこだわり
例えば盤上に「金」を置くか「と」を置くか(勿論「取って使う」「品切れ」などを表現する場合は選択の余地はない)、「龍」と書くか「竜」と書くか、など。ちなみにA’氏がプロブレムを作る時は「黒のキングを白のマスに置く」というこだわりがあるようだ(盤面を左右反転させれば白⇔黒を入れ換えられる)。
・詰将棋作家の趣味
…指し将棋は除外して。
ありそうなのは「旅行」とか「読書」とか、議論(?)の結果
「プロ棋士(が趣味とするもの)とほとんど変わらないと思う」
という結論に。ただし、チームを作る必要があるスポーツ(野球とかサッカーとか、将棋連盟のフットサル部は有名)は「チームを作れない(詰キストが一堂に会する機会が少ない)」ので例外。
…(柿木将棋を使うための)PCを持って行ったはいいが使わなかった(笑)。代わりにチェス盤が大活躍している。いっその事これに将棋盤の機能も追加しようか、と考えたが、サイズが足りないので現状では難しい。
…本来ならその日のうちに今回の議事録?を(録画していたNHK杯を見ながら)書き上げるつもりだったが、無理をしたせいか寝落ち(笑)。次の日も体調があまり良くなく結局この日まで伸びてしまった…
今回の議事録で力尽きた(笑)のでパズルの正解は後日。
プルーフゲームの正解(反転させて読んで下さい)。
▲9六歩△9四歩▲9七角△9五歩▲5三角不成△9六歩▲9七角不成△5三歩▲8八角△9七歩不成▲9三歩
まで。
※1…棋聖戦の二次予選で中村修九段に勝利(不戦勝を除くと3か月ぶりの勝利)。「勝ち星が一番の薬」…というのはこういう時に使う言葉ではないようだ(笑)。ちなみに次戦は中村門下の阿部光瑠六段。「恩返し」をさせないで。
※2…「◑」はUnicode:U+25D1。環境によっては文字化けして表示されないかも知れません。図面は「画像」なので文字化けしようがないですけど(笑)。
※3…このフレーズの意味は「仮面ライダービルド」を参照。