以前野球の「クオリティスタート」の話を書いたが、そこで自分が提唱(?)した「7回2失点」というのは「ハイクオリティスタート」という概念が既に存在しているそうだ。…まぁどうだっていいけど。
この画像は「BEMANI」シリーズの曲のジャケット絵(公式サイトから引用しております)。
こういう画像を見ると
「盤や駒に『ダウト』はないか?」
と疑ってかかってしまうのはもはや度し難い性癖【*1】としか言いようがない(笑)。
この手の絵でよくある(?)間違いとしては「盤の向き」「キングとクイーンの位置関係」がある【*2】。まぁこれは調べればすぐに分かる事なのでここで「ダウト」だと話にならない、とも言える。一応正解を書くと「対局者から見て盤の右端の一番手前は白のマス」「初形はクイーンを同じ色のマスに置く(ので『白から見て双方のクイーンは左側にある』)」。この絵に関してはこの手の「ダウト」はクリアしている。
「KONAMIのやる事にしてはしっかりしているな」
などと思ったが(笑)、それでも重箱の隅をつつくとすれば
「黒の(dファイルの)ポーンはどういう手順で取られたのだろう」
という疑問は生ずる。アングル的に見えない駒がいくつかあるが、見えている限り「ポーンで取った形跡がない」。もしポーンで取ったものだとしたらcかeのポーンがdファイルにいるはずだが、そもそもcとeのポーンは動いてもいない。そうなると「他の駒でポーンを取った後に初形のマスまで戻った」という方法しかない(ポーン以外の駒は全て初形の位置にいるのが確認できる)。候補としてはb3、d4と「Nc3→Nd5→Nc3→Nb1」や「Bf4→Bd6→Bf4→Bc1」あたりが考えられる──つまり一応「理論上は実現の可能性はある」局面である──がどう考えても手順としては不自然極まりない(ポーンを取った駒がナイトであれビショップであれ、取った直後にクイーンに取られてしまう)。
…というわけで、この絵は「最後の審判」を公式戦の題材にした「あれ」に近いレベルの「ダウト」、という結論が出ました(笑)。…見る人が見たらこれ以外のダウトがあるのかも知れませんが。
詰パラ9月号の「続・内藤國雄の小ルーム」の話。
「駒をおろしてもろてまで(駒落ちの下手で)やる気はせん」という人が囲碁なら黒石を何目でも置くし、ゴルフはハンディをしっかりもらうから不思議。
囲碁やゴルフはやらないのでよく分からないが、確かに仲間内(クラスや職場など)の将棋で駒落ちで指すのを嫌がる人はいた。
考えてみると将棋と囲碁(&ゴルフ)ではハンデの「性質」がまるで違う。将棋の駒落ちは「上級者にマイナスを与える」ものだが、囲碁の置き碁は「下級者にプラスを与える」ものである。ゴルフのハンデも同様だし、世の中の「ハンデ」の多くは「下級者が何かをもらう」仕組みになっているように思う。つまり将棋の駒落ちは世間一般が考える「ハンデ戦」と微妙に違う(ので嫌う人が多い)のかも知れない。