「駒台がない」とか「手前左の脚が浮いている（つまり平らに置けない）」というのもあるが、それ以上に
「この将棋盤は何マスあるんだ？」
という疑問が生じる。駒の位置から推測すると…
縦に１２マスもあるように見える（しかもマスの大きさが一定でない）。一応「中将棋」の盤は１２×１２マスである（※１）が、横方向に１２マスもあるように見えないし、何より「中将棋を持ち出す理由」を説明できない。
「高齢者ドライバーの免許自主返納を推進する」のに昨今ブームになっている将棋をネタ（？）に使うのはいいとしても、その使い方があまりに適当である。これでは三流企業の便乗商売とやっている事が変わらない。これが天下の警察庁がする事か？ と思ってしまう。…だからと言って将棋をネタに
「その運転、待った！」
なんてリーフレットが存在したらもっと酷いだろうけど（笑）。
将棋は詰みまで指す前に「負けました」と自分から負けを認める事ができる。一応詰みまで指しても問題はないが、相手に決着を指摘されるまで指すのは往生際が悪いというか潔くないというか… ある意味免許の自主返納と通ずるところがあるのかも知れないが、このリーフレットを考えた人はそこまでは考えていないだろうなぁ（笑）。
※１…中将棋は「持駒」の概念がないので一応「駒台がない」事の理由にはなる。
