DJカートン.mmix

他人に完璧を要求するのは質の悪い潔癖症のようなものだ。

悪魔の封印はダイヤルロックでできている

安倍晋三氏の事件はいろいろな方面に波紋を広げているようだ。そもそも自分は国会議員はほぼ全員嫌い(というか信用していない)だが、だからと言って「このような死に方」を強要されるほど罪深い人でもなかった、とも思う【*1】。

 

ひろゆきあたりは「こういう輩はいずれ出てくる」と予想していたらしいが、自分に言わせれば「30年くらい前」からこういう事件が起きる可能性は予想できた(てめえらとは「読みの深さ」が違うんだよ、なんてね)それ故「今の今までこういう事件がほとんどなかった事が不思議だ」と思った。…そう考えるようになった「きっかけ」はブログで書くには過激な話なので控えさせていただくが。

 

「卑劣な犯行」と切り捨てる人が多い中で

何故このような犯罪が起きたのか考えないといけない

という主張は全くもってそのとおりだと思う。

「こんな事をする人には見えなかった」

という話はこの手の事件が起きるとほぼ100%聞かれるが、世の中「生まれた時から残虐な性格」なんて人間は聞いた事がない。つまり何かの「スイッチ」が入って人間が豹変してしまう、というのがほとんど。そしてこういう事は「誰にでも起きうる」という点を気づいていない人があまりに多い。勿論容疑者を「さっさと死刑にしろ」とか騒ぎ立てる奴にも起きうる(というかそういう奴の方が危なくないか?)。

 

そこでタイトルについて。ダイヤルロックというのは誰でも分かると思うが、この場合それぞれの「桁」は「ネガティブな要素」と置き換えていただきたい。例えば「身体」「精神」「経済」「社会的地位」その他・・・ 

これらの桁が全て「開錠位置」で揃った瞬間に「悪魔の封印」は解けてこのような事件を起こす「悪魔」が世に現れる

…というのが心理メカニズムとして分かりやすいのではなかろうか。だから「悪魔の封印はダイヤルロックでできている」のである。なおこれは「自殺」に関しても全く同じメカニズムが働いていると言える(早い話、表面化する結末が「自殺」か「他殺」か、の差でしかない)。

知ってのとおりダイヤルロックというのは全ての桁が開錠位置に揃わないと開かない。そして開かない状態と言っても「いくつの桁が開錠位置なのかは分からない」。つまり「全ての桁が開錠位置ではない」かも知れないし、「1桁を除いて開錠位置に揃っている」かも知れない。だから「こんな事をするような人には見えない」わけで、今回も何かがきっかけで「最後の桁」も揃ってしまったのだろう。一方でダイヤルロックというのは1ヶ所でも開錠位置からズレていれば開かないわけで、例えば最後の「要因A」が揃ってしまう前に「要因B」が解決(開錠位置から動かす事が)できれば封印は解けずに済む。つまり「悪魔の開放」は本当に紙一重のタイミングで起きてしまうのである。…1年くらい前に「封印が解けそうになった」自分が言うのだから間違いない。

 

何が鍵の要素となっているか(そして「何桁」あるか)は個人差があるだろうが、「生活の不安」はほとんどの人にとって「鍵」になっているはずである。つまり「貧困に苦しむ人が減ればこのような『悪魔』が世に放たれる可能性も減る」という理屈は屁理屈でもこじ付けでもない。なので

今回のような事件(や一向に減る気配がない自殺)が起きる原因は「政府(というか自民党?)」にもその一端がある*2

別の言い方をするなら

今回の事件を「卑劣な犯行」とだけ言って切り捨てている(原因を考えようとしない)奴がいる限りこの手の事件がいくらでも起きる

と断言してもいいだろう【*3】。まして「前例」ができた事で「模倣する奴が出てきやすくなった」だろうから(勿論日本人の性格を皮肉っている)。

…さて、あなたの「封印」は大丈夫ですか? と聞かれたところでほとんどの人は答えられないだろう。そもそも大半の人は「自分は悪魔など飼っていない」と思い込んでいるだろうから(しかし「それはない」)。

 

今回の参議院選挙は今回の事件で「同情票*4」を得た自民党が圧勝するだろうが(この記事を書いているのは日曜日の午前中)、そうなった場合安倍晋三氏の命と引き換えに議席を獲得した」という解釈もできるので、自民党内には安倍氏の死を喜んでいる輩がいるのではないか?」と勘繰ってしまう(特に「反・安倍派」にしてみれば「厄介者が消えた」事でまさに「一石二鳥」だろうから)。

 

…不謹慎な話だが、同じように考える人はいるだろうから書いてしまえ(笑)。

 

※後日加筆。「悪魔の開放」はネガティブな要素(の積み重ね)で、と書いたが、どうやら「ポジティブな要素(の積み重ね)」でも起きる可能性はあるらしい。分かりやすい例としては「己の器をはるかに上回る力(地位や金とかも含む)を手にした人」とか。今の日本にも「やばそうな人」が思い浮かぶんだよなぁ…

*1:現役の国会議員に的を絞っても安倍氏以上に「このような死に方を強要されてもいい」(≒犯した愚行を「命をもって償う」べき?)議員が思い浮かぶのではないか。敢えて名は出さないが。

*2:中には政治などとは関係ないところで「自爆同然」の行為で封印を解いてしまう奴(例えばギャンブルにハマって借金苦、とか)もいるだろうから、全てを政府のせいにもできないが。

*3:「暴力には屈しない」なんて言うといい事言っているようにも見えるが、実際のところはそれもこれと同じ、言わば「思考停止」にしか思えない。

*4:彩棋会でもこの言葉を使ったが、「同情票という言い方でいいんですかね?」と言ったら「同情票でしょう」と言われた。