DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

詰将棋は○○に解け?

第68期王座戦の一次予選「ハ」決勝で3度目の森下-増田の師弟対局が実現する可能性が出てきた(一次予選準決勝で増田康宏六段が青嶋未来五段に勝つと実現する)。なお第46期棋王戦の予選「4」もお互い勝ち上がると決勝で師弟対決。…一体誰が予選の組み合わせを決めてるのか、と愚痴りたくなる(笑)。

何度も(何度でも)書くが、公式戦で師匠に勝つ事は本当の意味での恩返しではない。

 

短コンは何とか月末の消印に間に合うように提出できた。…合っている自信はまったくないが(笑)。

通勤時にバスや地下鉄の車内で詰パラを読んでいる事が多いのだが、一目で解けるような作品は別として、難解作はその通勤時(しかも「行き」)に解けることが多かった。

…これは単なる偶然ではないと思っている。と言うのは、人間の脳というのは起床直後がもっとも活発である(夕方~夜になると疲労している)、という研究結果があるから。なのでその手の本でも「1日の中で最も重要な仕事は午前中に行う(午前中にメールのチェックなんかをするのはNG)と書かれている事が少なくない。

同様の理屈で詰将棋も午前中に解く方が手が見える・読める、という事になる。つまり

 

詰将棋は午前中に解け

 

という格言(?)が成り立つし、森下卓「三段」が「午前3時に起きて(頭から水を被って目を覚まして)将棋の勉強をした」というのも脳科学的には「正解」なのである。また受験勉強(特に塾)も夜に行う事が圧倒的に多いが、これも起床直後(つまり起床から通学までの間)に行う方が効率がいいのである。…早朝の塾なんて普通にありえないけど(笑)。

…だが、プロ棋士の場合事情が異なる。プロの公式戦だと終盤戦は夕方~夜、つまり「脳が疲れている」状態である事がほとんどである。という事は「脳が疲れている状態で詰むや詰まざるやを読む事を強要される」ので、そういう状態でも正しく読めるようなトレーニング、という意味では逆に詰将棋は夜に解け」というロジックになる【*1】。

 

*1:スポーツ選手が「本番での現地の条件」に近い条件を選んでトレーニングをするのと同じ事である。…受験は大体が午前開始、夜までかかる事はほとんどないですからね。