DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

第60期王位戦大盤解説会

まぁ予告通り行ってきたわけだが、どれだけ書くネタがあるかと言うと…

家で昼食を食べてから出発。それでも13時過ぎには札幌駅に到着。一般客向けの開場(※1)は14時30分、普通に1時間くらい余っていたので、会場の京王プラザホテル札幌から徒歩1分のところにあるゲーセンでノスタルジアピアノソナタ「熱情」第3楽章を演奏したら指が力尽きた。…おめーは他にする事がないんかい(笑)。

時間が来たので会場に向かったら長蛇の列。「この世には暇人しかおらんのか?」と自分の事を棚に上げてボヤく(笑)。実際メイン会場の収容人数(500人)を超える来客があり、急きょ「第2会場」も設営されたくらい。
あまり細かくチェックしていないので記憶違いもあるかも知れないが、王位戦は原則として2日目しか大盤解説会がない。理由はよく分からないけど(もしかしたら1日目もある方がレアケースだったり?)。

副立会の野月浩貴八段の解説と久津知子女流二段の聞き手で進む。最初の1時間強は両対局者の(前夜祭などにおける)エピソードなどを交えながら初手からの解説。前夜祭での「ここでは言えないような話」の内容は非常に気になったが、両国イベントのように「『教育された参加者(※2)』しかいないイベント」ではないので仕方ない。

第1部(便宜上そう呼ぶ)が終わって休憩。案の定と言うかトイレは大行列。さてどうしたものか… 最初はホテルを出て正面にあるセブンイレブンのトイレを使おうと思ったが、同じ事を考えた人がいるようでここにも行列(笑)。ホテルの隣のファミリーマート(のトイレ)も同様。…そこで閃いたのが「つい2時間前までいたゲーセンのトイレ」。…大正解!(笑)

第2部には正立会の島朗九段、翌日の仕事で来道していた小林健二九段(これが終わった後はすすきのに向かったらしい)、控室に来ていた渡部愛女流三段、がゲストとして参加。これが両国だったら(そして森下九段もいたら)際限なく話が脱線して素晴らしい(?)解説会になっていたと思われるが、さすがに普通の(?)大盤解説会にそこまでは求められない。…間違いなく自分は解説会の「基準」が普通の将棋ファンとは凄まじくズレている(笑)。

18時40分くらいから第3部。島九段の「この後は終盤に強い人が来ますから」という言葉どおり、行方尚史八段が登場。盤面の解説は無論の事、関係者のエピソードから「立会人が対局室に入るタイミング」の話に。
1日目の終わりは封じ手があるのでその少し前には入室している、これはほぼ絶対だが、2日目の終わり、つまり「終局(千日手持将棋も含む)」の時はどうか。以前は「終わりそうな局面(終わる前)で入室する」事が多かったが、今は「終局が確定してから入室する」のがほとんどらしい。誰かが「終局する前に入ってくると敗勢側の棋士は『ご臨終です』と言われているような気分になる」と苦言を呈した(?)のが理由らしいが…?

対局は19時14分、木村九段が投了。終局後は両対局者が解説会の会場に登場し、挨拶とミニ感想戦「☖4五桂打たせる人はいないよね~」は木村九段の自虐的(?)感想。…やはり木村九段は「感想戦も面白い」。
両対局者退場後はお楽しみ抽選会(よくある「次の一手抽選会」ではなく入場時に配られる「整理券の番号」による抽選会)。扇子や色紙、日本製紙から両対局者に提供された「1箱1000円のボックスティッシュ中継ブログ参照、しかも1人2箱)」や今対局の封じ手用紙、合計で40人くらいに当たるのだが、くじ運の悪い自分が当たるわけがない(何だかんだ言って倍率は10倍以上ですからね…)。

解説会では8月12、13日に行われる「さっぽろ東急将棋まつり」の告知も。…行こうかやめよっか考え中(相変わらずネタが古い)。

なお、パラ8月号は8月1日に届いたので会場等では読んでいない(※3)。将棋パズル雑談は半ば推理将棋と化した…?


※1…事前申し込みによる「優先入場券」というのがあって、それを持っている人(抽選で150人)は14時15分からの入場、しかも会場の前列の席に座れる。

※2…「教育」というと大層な表現ではあるが、要は「オフレコのネタを簡単にSNS上でばらさない人」、ぶっちゃけ「秘密や約束を守れる人」とほぼ同義。(将棋に限らず)ファンの歴が長い=教育されている、ではない(なのでファンになって1年未満とかでも「教育された」ファンである可能性もある)。もっとも両国イベントはいろいろと「特殊」だと思うので…

※3…郵送先の住所を変えていない=転送をかけているのでどうしても時間がかかる。ちなみに登録住所を変えていないのはまた内地に出稼ぎに出る可能性がある→もしそうなったら何度も住所を変更するのは面倒(新しい勤務地に合わせた住所に変更すれば1回で済む)、という理由から。