DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

2019年4月29日の香龍会(の前日)

2019年4月に香龍会は2回開催されたので、「29日」まで書かないと特定できない。…あぁややこしい(笑)。

詰パラは4月27日に届いた(…「4日前」到着は史上最速?)。なので当日持参する(車内とかで読む)事ができた。
…何より気になっていたのが「将棋パズル雑談」の㊱。当時は、というより「5月号が届く直前まで」意味が分からなかったが、解答を見て

「…そういう事かよ」

…半分は「出題時のヒントの書き方」に怒りを覚え、半分は自分の読みの浅さに呆れる。「ヨーソロー!」とか「堕天!」とか騒いでいなかったらちゃんと最後まで読めていた…?(笑)

28日は「香龍会麻雀」。場所変更になった事で(?)前日までの参加予定者が3人。最悪「流会」の可能性もあったが、実際は「参加表明のメールが届かなかった(弾かれた?)」事による行き違いだったため余裕で(?)セーフ。

自分は夜勤明けから直行で参加。浜松→大府、武豊線に乗り換えて乙川、そこから徒歩30分弱で集合場所の名鉄河和線「住吉町駅」へ(名鉄で「豊橋→神宮前→住吉町」ルートだとJRルートより金も時間もかかる)。
既に関氏は到着済、残り2名はほぼ13時ジャストの名鉄で到着、そのまま「警察署の目の前にある(笑)」雀荘へ。…他の客はともかく我々は何も賭けていないので後ろめたい事は1μたりともない(笑)。

「レートは千点『10000ジンバブエドル』くらいでどうです?」

というのは自分が発したジョーク(笑)。参考までに「ジンバブエドル(Z$)」は度重なるインフレによって2015年6月を持って「廃止通貨」に、つまり現在は「使えない(紙幣は言うなれば『記念品』的扱い)。廃止時の交換レートは3京5000兆Z$=1US$、大雑把に言うなら「300兆Z$≒1円」。つまり10000Z$は1円の300億分の1くらい。…どうやって払うねん(笑)。

麻雀の内容については別の記事を立てる事にします(後日公開予定)。

麻雀終了後かめぞう氏は帰路に、自分と「他1名」氏は関氏の「豪邸(案内メールの文言そのまま)」で一泊。前回同様に(?)就寝前にフェアリー将棋の実験対局。先月の(=前々回の)香龍会で出てきた中から「持駒打ち放題」「持駒打ち尽くし」「相手の駒を打てる」を実践。ついでに(?)詰パラ4月号に載っていた「オセロ将棋」も指してみた。

「持駒打ち放題」は一手損角換わりから後手が☖6五歩と先に動く。
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以下☗同歩☖同桂の局面で普通は☗6六銀とかだろうが、ここで自分はこの動きを逆用する切り返しを思いつく。それが「☗6五同銀」☖同銀に「☗6四角☗5四桂」
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見事な(?)王手飛車が決まった。「持駒打ち放題」や「持駒打ち尽くし」だとこういう感じの両取りは頻繁に(?)出現する
以下☖5四同銀に☗8二角成と飛車を取って先手優勢…と思いきや、ここでそれの更に上を行く切り返しがあった。
「☖9七角☖6八銀☖5六桂」
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…なんといきなり詰みである!
これには驚くしかない(笑)。なおここで注意したいのは、

・☖5六桂を☖6七歩としても同じようだが、以前も書いたように「駒打ちによって相手玉が詰み」かつ「打った駒の中に歩が含まれている」場合は「王手をかけた駒が歩でなくても打ち歩詰め」なので反則。

・これが「持駒打ち尽くし」だった場合、歩も6筋のどこかに打たないといけない。すると上記の「打ち歩詰め」ルールに抵触するのでやはり反則(6筋に歩があって「どの筋にも歩が打てない」場合だったら打たなくてもよい=上図のように詰ます事ができる)。

…という事。

「持駒打ち放題」の時点でわかったのは
・玉の薄い戦法(横歩取りとか相掛かりとか、角換わりもあまり固くはならない)は危険がいっぱい
→例えば上の図で先手玉が8八に入城していても「☖7九角☖9七銀☖6七桂」で頓死する

・大駒と金駒をたくさん持たれると頓死の可能性が高まる
→例えば居玉で金2枚持たれると「☖5八金☖6八(4八)金打」で頓死する

・そういった危険を回避する事を考えると多分アナグマサイキョウ」(※1)

それらを踏まえて「持駒打ち尽くし」では相穴熊に。しかしそうなると敵陣突破のために歩を巧みに使う事になるが、例えば☗9五歩☖同歩☗9三歩という感じで端攻めしようとすると最後の☗9三歩の時に他の持駒も全部打たされる。そのため「継ぎ歩」や「垂れ歩」の効果が半減してしまう。
またいかに「アナグマサイキョウ」と言っても、相手に沢山駒を渡すと穴熊の周りに沢山張り付かれて(こちらが「駒を埋める」スペースがなくなって)あっという間に受けなしになってしまう。
この2つ、基本的には同じ考え方(と言っても通常の将棋とはだいぶ違う)で指せそうだが、もしかしたら何か「決定的な違い」があるのかも分からない。それについては数をこなさないとハッキリとしたことは見えてこないと思われる。

「相手の駒を打てる」。…現時点では気の利いた名称がない(笑)。
つまり、自分の手番の時に自分の駒を動かす(打つ)代わりに「相手の持駒を(相手の駒として)打つ」事ができる。例えば初手から☗7六歩☖3四歩☗2二角成☖同銀の局面で先手は自分の駒を動かす(あるいは角を打つ)代わりに「後手の角を(後手の駒として)好きなところに打てる」。例えば「1二角」とか「1八角!」とか。
…この日は疑問に上がらなかったが棋譜の書き方」が悩ましい(笑)。ここでは便宜上先手が後手の駒を打った場合は符号の頭に「◇」(後手が先手の駒を打った場合は「◆」)をつける事とする(同じ符号の「自分の駒の着手」ができる場合もあるので区別できないと困る)。つまり符号で書くと初手から

☗7六歩☖3四歩☗2二角成☖同銀◇1八角・・・

という感じ。
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このように高い駒を持つと相手に「自陣の僻地」や「その駒が詰んでいる場所」に打たれる可能性がある。また対抗形で☗2一飛成と飛車を成り込んだ時に銀とかを持っていると「◆3一銀!」とこちらの駒で飛車の利きを止める妙手(?)がある。そのためなかなか相手の玉に手が付かない、なんて局面になる可能性が高く(特に囲いが穴熊だとそれが顕著)、1局あたりの時間(手数)がかなり長くなる可能性がある。対策としては「相手の持駒を打てる回数に制限を設ける」とか「短い持ち時間を設定する」とかが考えられる。前者は多くても10回まで、後者はフィッシャールールで「10分+10秒」以内が適当か?(要検証)

「オセロ将棋」。詰パラに書かれているので自分たち以外にも指したという人はいるかも知れない。
しかし、本文に「難解すぎて無理ゲーでした」とあるように、実際指してみるとコツがよく分からない。それどころか「ゲームとして成立しているのか」もよく分からない。ひとつ分かったのは「うっかり駒損するとそこから逆転するのは非常に難しい」、それどころか「戦力の差で押し切られて最終的に大差になる」可能性がある、という事(この日の対局ではそうなった)。なので、感覚としてははさみ将棋に近いかも知れない。
他1名氏が疑問を提示された。詰パラによると

②玉は挟んでも反転しない。また、挟んだ複数枚の駒に玉が含まれていた場合挟んだ全ての駒は反転しない。

とあるが、下図のような局面になった場合、☖3二金は上記ルールにより反転しないが、文言にある「全ての駒」を額面通りに解釈すると☖4四飛と☖5四歩も反転しないという事になる。
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「玉とは関係のないラインの駒も反転しないのは変じゃないか」という指摘に自分も賛同。とりあえずこの日は「玉のいるライン以外の挟まれた駒は反転する(つまり上図だったら☖4四飛と☖5四歩は反転する)というルールで指した。…そういう局面は出現しなかったが(笑)。

…長くなったので続き(2日目)は後日に。


※1…「仮面ライダージオウ」に出てくる武器「サイキョウギレード」は剣の刃の部分が「ジオウサイキョウ」という文字になっている事にかけてカタカナ表記とした。…あまり意味はない(笑)。