DJカートン.mmix

他人に完璧を要求するのは質の悪い潔癖症のようなものだ。

勇気が「シメた!」

…はじめに、今回の記事はかなり内容が過激です。読む場合は自己責任でお願いします。
































…まだ引き返すチャンスはあります。なお、今回の記事に対する批判的・否定的なコメントは一切受け付けない(要は自分が読んで少しでも気に障ったコメントは問答無用で削除される、という事も了承される方のみお進みください。
…もっとも今回の記事に限らず不快な記事は見つけ次第削除していますけど(笑)。































…これが引き返す最後のチャンスです。なお文中敬称略(そもそもタイトルの時点で敬称略になっているし…)。
































…では始めるとしましょうか。

2017年7月2日、第30期竜王戦においてデビューから無敗だった藤井聡太四段が公式戦30局目でついに敗れた。土を付けたのは佐々木勇気五段。タイトルの「勇気」は彼の名前から。これを書いている時点で将棋界には「佐々木さん」が3人いる(慎六段、勇気五段、大地四段)ので「佐々木がシメた!」だと個人を特定しにくいと思った。
佐々木勇気五段は過去に席上対局でも藤井三段(当時)に勝っており、そのうち「藤井キラー」という異名を奉られるのでは、などと思っていたら早速Yahoo!ニュースでそう呼ばれている(笑)。

藤井四段が投了した瞬間、それを見ていた人はどういう心境になっただろうか。AmebaTVなどのコメントが見れれば大体「世間の反応」がわかっただろうが、その時自分はまだ帰宅していなかった(買い物中だった)ので見ていない。携帯中継だと佐々木勇気五段が▲3二飛と打って画面が暗くなった瞬間…(下の画像を参照。ちなみに直後の撮影ではないのでコメントが入っている)
イメージ 1  イメージ 2

自分は「ホッとした」。

何故「ホッとした」のか? それは「藤井四段が人間だったから」

…一見藤井四段に対して滅茶苦茶無礼な文言であるが、ここで本音を取り繕ってもあまり意味がないと思ったのでハッキリと書いた。もしそれがけしからんと言う人がいたらこのページを閉じてください。

この際だから白状するが、25連勝に達したあたりから自分は「藤井四段が『人間の皮を被った化け物』だと思うようになっていた」。そして会見での謙虚な姿勢(特に「僥倖」「望外」などのあまり聞きなれない言葉)その正体と「本音」を隠すためのカモフラージュではないか、と疑うようになっていた
…冷静に考えればそんな事があるわけがないのだが、しかし人間というのは時に(主に追い詰められた時に?)非科学的な話を信じ込んでしまう事がある。藤井四段は「未来永劫破られる事はないだろう」と言われていた「史上最年少プロ」の記録を更新し、これまた「未来永劫破られる事はないだろう」と言われていた最多連勝記録を更新しようとしている(そして更新してしまう)。どちらか一つでも奇跡と言えるものを2つも、それも「草原を鼻歌交じりで歩くような」感覚でやられると「これまでに人類がやってきた事を全否定されている」ように見えてしまう。
そのような(もっと極端に言うなら)人類の存在そのものを否定(≒抹殺)しようとする存在」『人間以外の存在』に見えて(錯覚して)しまうのはそれほど不思議な事ではない、例えば極悪非道な人を「鬼」とか「悪魔」などと呼ぶのと根本的には違いないと思うのだが。

しかしその危機(?)を佐々木勇気五段が食い止めた。それと同時に「藤井四段も人間(それでも「普通の人間」ではないけど)であった」、という理屈である。もし極端なアンチ藤井な人だったら「狂喜乱舞した」とか「祝杯を挙げた」とかしたのかも知れないが(※1)、自分はそこまでの事はしていない(前述のように自宅ではなかったので)。買い物かごの中に牛ステーキ肉が入っていたのは単なる偶然である(笑)。
ただ、自分の場合藤井四段がどうこうよりも「連勝を止めたのが増田四段でない事が残念」だと思っている。何だかいいところだけを佐々木勇気五段に持っていかれたようで、それこそ
増田四段が先手だったら…」
なんて事すら考えてしまう。実際振り駒で藤井四段の先手番(増田四段の後手番)が決まった時には
(振り駒をした記録係の)馬鹿野郎~!」
と叫んでいる(笑)。

…ところでタイトルの「シメた!」という表現には理由がある。対局の数日前に俳優の大竹まことが情報バラエティ番組内で
「これ以上調子に乗らすな」
「誰かシメてやれ
などと発言した事にあやかって(?)いる。
この発言を受けてネット上では即座に(?)炎上した、との事だが、正直自分には「何故こんな事で騒ぐ(炎上する)のだろう」と思う大竹まことは次の日に別の番組(自身のラジオ番組)で「将棋界に喝を入れたい気持ちがあった」と釈明?したが、その釈明に対しても非難囂々。
自分はその番組を見て(聴いて)いたわけではないが、「今の人間は『行間を読み解く能力』がないのか」と思った。もっとも本人が「言葉を文字に起こすと全然違うものになっちゃう」とも言っているので、大竹まことの為人や考え方をよく知っている人とかでないと『行間を読み解く』のは難しいのかも知れない。…だからと言って表面上の言葉だけを見て(発言の真意も分からずに)発言者を「老害」などと誹謗していいわけではないと思うが。

…自分の場合どうか。別に自分は大竹まことの信者でも何でもないが、こと今回の藤井四段に事に関しては考え方がほとんど同じである(ので発言の意図が理解できるし炎上する理屈が理解できない)。つまり関係者(主に他の棋士)のコメントを見ていると、数々の記録を打ち立てる少年に対し賞賛する一方でその藤井四段が

「自分の食い扶持を奪いに来る敵である」

という事を忘れているのではないか、と思える節がある。確か20年くらい前の「羽生七冠フィーバー」の時も同じような感じだった気がする。
…その手の声が皆無である、というわけではないと思う。例えば羽生七冠フィーバーの時に森下卓八段(当時)は取材に対し

棋士全員にとって屈辱です」

と答えている(のだがそういう発言があった事を知っている人は少ない)。
また今回の事に対しても渡辺明竜王は自身のブログで

同じ棋士としてはずっと勝たれるのも・・・という側面はあります。(わがままですが)

と綴っている(いや、「一人の勝負師」としてはわがままでも何でもないと思います)。他にも個人のブログなりツイッターなりで藤井四段の快挙を手放しで喜んでいない(あるいはハッキリと憎んでいる)関係者はいると思う(時間がないので確認はしていないが)。
しかしそういう発言が広い場所(TVとか)で取り上げられる事がほとんどないので、見る人によっては関係者のほとんどは「そういう風に考えていない」か「そういう発言を自粛している」(≒勝負師としての気概に欠けている)ように見えるのかも知れない。…そりゃ「喝」を入れたくなるのもわかる。
…その一方で5日に「1周回って知らない話」で増田四段への密着取材が放送されたという(見れなかった…)。…何故無断で?そういう番組を放送するのかねぇ(笑)。

一方で連勝が止まった事で心配な点もある。今の「藤井ブーム」はそのほとんどがマスコミが(勝手に?)騒ぎ立てたものである、というのが問題である(少なくとも藤井四段が自ら売り出したわけではないでしょう)
…何故それが問題なのか? それはその手のマスコミは「手のひら返し」という得意技を持っている、という事。つまりいいだけ持ち上げておいてちょっとでも悪いところを見せたらすぐに叩き落とす、という得意技。そう、

奴等が特定の人を持ち上げる(ブームを煽る)のは「称賛するため」ではなく「落とした時のダメージを大きくするため」であり、「落とされた人間がどのような壊れ方をするか」を眺めるのが奴等の愉悦である

…という事を忘れてはならない。滅茶苦茶古い話になるが、稀代のアイドルホースと言われた「ハイセイコー」は皐月賞を含む10戦無敗で臨んだダービーで初の敗戦を喫した直後に「落ちた偶像」などと徹底的に叩かれた。…あくまで叩いたのはマスコミであって、ファンは意外に冷静だったらしいが(※2)。
藤井四段の場合はどうか。今のところ1回負けたくらいで彼を誹謗するマスコミはいないようであるが(公式戦では「それまで無敗」でも非公式戦で何度か負けているからだろうか)、問題は「スキャンダル」である。藤井四段が何らかの「しくじり」を起こした時にマスコミがどのような反応をするか。それこそ藤井四段が「テストで赤点を取ってしまった」とかでも奴等は針小棒大に騒ぎ立てる可能性がある。そしてちょっと連敗でもしようものなら「メッキがはがれた」などと騒ぎ立てる輩が出てくるとも限らない(これを書いている時点で6日の順位戦の対局は決着していない)。
その程度の事で心が揺らぐような藤井四段ではないかも知れないが、あるいは藤井四段の身内の人間のスキャンダルを探して本人をも貶める、という「搦め手」から攻めて来るかも知れず(これもマスコミの得意技と言える)、むしろそちらのほうが将棋に影響を与えないとも限らない。そうならないためにも今のうちから何らかの「対策」が必要になるのではないか、と思う。具体的な方法はわからないけど…

大竹まことの話ではないけど、自分の心境もこうやって文字にすると「とんでもない事を言っているな」と思う(ちなみに前回の記事に出てきた「お蔵入りさせたとんでもない記事」の内容をほぼ全て使っている)。これが直接(TVやラジオなのではなく対面で)誰かに話しているのだったらまた伝わり方が違うと思うのだが、果たして今回の記事を「見た」読者はどこまで「正しく読んで」くれるだろうか。


※1…自分のかつての知人に「クレヨンしんちゃん」が大嫌いな人がいて(自分も好きではないがその人の嫌悪っぷりは半端ではなかった)、2009年にその作者である臼井儀人(うすい よしと、本名は「義人」で「よしひと」)氏が事故死した時に祝杯を挙げた、なんて噂を聞いた。
その時には既に縁が切れていたので真偽のほどはわからないが、もし事実だったら「コメント不可能」。

※2…たまたまJRAの携帯サイトでハイセイコーの記事が掲載されていたので引用しました。