DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

まさかの…

自分は数日前から「藤井聡太七段が史上最年少タイトル挑戦を決めた前提で」それに関する記事を書いていた(失礼な話だが広瀬竜王の近況から「99%藤井聡太が勝つ」と思っていたので)。…相当激しい口調で(笑)。

しかし周知のようにまさかまさかの頓死でその大記録は藤井聡太七段の手から零れ落ちてしまった。なのでこの記事は終局直前(控室が「詰み」と結論したくらい)から急いで書いている。

 

…包み隠さず本音を言うなら

「ホッとした。」

記録保持者が同郷の大先輩である屋敷伸之九段だから、というのもあるし、何より「何でもかんでも藤井聡太藤井聡太は記録を更新しないといけない」というような現在の風潮が非常に気に入らない。ほとんどの対局には特別な中継がついているし、対局の結果だけでなく「将棋メシ」なんかもYahoo!のトップページで扱われるくらいである(案の定今回の結果も終局から10分くらいでYahoo!のトップニュースになっている)。仮に自分が藤井派であったとしても(何度も書いているが自分は「増田派」)この盛り上がりには「気味の悪さ」を感じていただろう。25年くらい前の「羽生フィーバー」の時もマスコミが異様に騒ぎ立てるので挑戦者が「いい加減にしてくれ」「こんなの公平な勝負じゃない」とこぼすくらいだったから。

 

記録こそ逃したが別にこれで藤井七段が死ぬわけでもないし、しばらくは「気味が悪いくらいに騒ぐ」マスコミも多少は静かになるだろう。…文字どおり「しばらくは」だろうけど(まだ記録更新のチャンスが残っているのでその機会が来た時はまた騒ぐに決まっている)。