詰パラ4月号は4月2日に届いた。1日以降に届いたのは久々である。将棋パズル雑談の掲載(があったら隔月連載になっていた)はなかった。
そう言えば今期のNHK杯は
・盤面を映している時に「手番」の表示が出てくる(手番の棋士が長考している時に)
・次週のカードが番組内で放送されない(要は「ネットで見ろ」になっている)
という(対局そのものへの影響はない)変更点がある。囲碁だと番組の最後にテロップで次週の放送が表示されるのだがそれすらもない。…NHK杯はネットに縁のない高齢者の視聴も多いだろうからこのやり方はどうなのだろう、と思ったが。
15日放送のNHK杯は(棋士生活19年目で)本戦初出場という安用寺孝功(あんようじ たかのり)六段が登場した。(失礼な言い草になるが)業績も知名度もさほど大きい棋士ではないので「…誰?」と思った人や「初めて声を聴いた」なんて人もいたかも知れない(自分は後者に該当する)。
藤井聡太六段の「偽サイン色紙」を売った女性が詐欺容疑で逮捕される、という事件が。
…呆れ果ててコメントのしようがない事件であるが、この事件が発覚した経緯が
…つまり端から転売目的でそれを購入していた事になる。無論偽物を売って金儲けを企むなど論外だが(確認のために藤井六段本人が県警からの問い合わせを受けたらしい)、端から転売目的でこういうものを購入する輩も「どーなのよ」と思う。
ちなみに今回発覚した偽物には「オリジナル」が存在し、それをネット上にアップしていたものをパクられた(?)ものらしい。アップ主は「将棋をやっている人だったら偽物だとわかる」と話しているそうだが、その内容(※1)を見るに
今回の事件の容疑者が「同じような事」をされたら偽物と気づかずに(転売=金儲け目的で)購入してしまう(詐欺の被害者になってしまう)
のではないか、と思った。
「師匠を負かした相手を弟子が倒す」事を本当の意味での恩返しと言うが(大事な事なので強調しています)、「弟子を負かした相手を師匠が倒す」のは何と言うのだろう、という事を真剣に考えるのは自分くらいだろうな、とか思う(笑)。