22日は駿棋会(※1)に行ってきた。浜松から会場の東静岡までは在来線で80分くらいだが、今回はその過程で寄り道。…香龍会に向かう時もボートレース浜名湖などに「寄り道」することが多いので、今回「は」という表現はおかしいかも知れない(笑)。
静岡駅周辺のゲーセンで「フィギュア」を探す。…何のフィギュアを探していたか、はわざわざ書くまでもあるまい(笑)。当然ながら浜松市内にも扱っているゲーセンはあるのだが、いかんせん設定が酷すぎて(アームが弱すぎて動かない、理論的に動かない配置になっている、など)取れない、あるいは取れても1個あたりの単価(※2)が高くつき過ぎる。それこそ
「交通費をかけても設定のマシなゲーセンに行ったほうが安上がりじゃないのか?」
なんて話になる。ちなみに音ゲー(Beatmaniaなど)は微妙な設定の差(画面の明るさ、ボタンのバネの堅さ、スクラッチの重さ、など)がプレイに大きな影響を及ぼす(事が往々にしてある)ので、理想の設定の筐体を求めて遠出、なんてのは全然珍しくない(自分も札幌にいたときはそうだった)。
…で、今回の収穫(?)はと言うと、結論から言うなら「往復の交通費を含めても静岡で取ったほうが安上がりだった」。今回は「事のついで」だったが、計算してみたら「静岡までの往復の交通費(2,640円)+ゲーム代」<「浜松のゲーセンでのゲーム代(おおよその平均)」になっていた。ちなみに2月の香龍会に行った時も「その前にゲーセンに寄り道」しているが、この時(2個取った)も僅かながら「名古屋までの往復の交通費+ゲーム代」<「浜松の・・・」だった。さすがに一昔前の「1,000円あれば3個は取れる」ような設定ではなかったが(そんな店は今の日本には1軒もないだろう)、それでも浜松市内と比べると雲泥の差と言えた(自分が行った所がたまたまそうだっただけ、かも知れないが)。
「『交通費をかけてでもよその店に行ったほうがマシ』と言われるのは最大の屈辱」
だそうである。自分の知る限りでは浜松のゲーセンのほとんど(一応名は伏せておく)はその『交通費をかけてでもよその店に行ったほうがマシ』状態と言える(その事実をどう捉えているかは知らない。多分どうとも思っていないのだろうなぁ…)。ただ自分の場合交通費はともかく遠くのゲーセンに行く(往復する)時間がなかなか取れないのがネックである…
…いきなり脱線した上に詰将棋の会合と全く関係ない事で力説している(笑)。
駿棋会の会場である「グランシップ」に到着したのは13時30分頃。部屋に入って見知った顔を見て
「…間違えました」
と言うのは挨拶代わりのジョーク(笑)。ちなみにその30分後くらいに「本当の部屋間違い」があった(突然部屋の扉が開いたが人は入って来なかった。自分は「M先生のフェイント?」かと思った)。参加者は自分を含めて4名。岩本氏(前日は東京「詰工房」に参加されておりまさに「会合のはしご」をされていた)は交通機関の都合で15時頃に先に帰られている。
主な話題は予想通りと言うべきか目前に迫った解答選手権の初級戦・一般戦の打ち合わせ。以前ここで「その日(4月11日)は仕事なので参加も運営手伝いもできない見込み」と書いたが、予定が変わって(「変えさせた」というほうが正確かも知れない。決まったのはほんの数日前)その日は休めそうになったなのでその事の報告。言い換えるなら
「もし人手が必要なら運営の手伝いをしますよ」
というわけ。ただ日帰りが絶対条件なので運営(※3)ができそうな場所は「静岡」「名古屋」「伊勢」が限界。そのうち名古屋は人が足りていそう、伊勢は担当者がいなかったので自動的に(?)静岡会場の運営に収まる。当日はレポート(当日の「速報ブログ」と「解答選手権年鑑2015」に掲載される会場ごとの開催レポート)の担当する予定。
…自分なんぞで大丈夫でしょうか?(半ば「自分から立候補」しておいて今更何を言っているのだ)
現場の人間が文句を言っても詮無いことだが、昨年は初級戦・一般戦のレベルが高かった(初級戦で1問も正解できず泣き出した子供がいたそうである)=詰将棋の定着に支障が出そうだ、という話が出た。確かに昨年は初級戦の1手詰からして難易度が高いと思った(かけられる王手が多い上にパッと見が1手詰めに見えない)。参加者の年齢や詰将棋歴(の平均)を考慮するなら1問目は3択問題──問題図に3択がついているのではなく「かけられる王手が3通りくらいしかない」という意味というか喩え──にするのがいいのではなかろうか、という話に。…今年の問題はおそらくもう決まっているだろうから今更言ってもまさに「詮無い」話であるが。
解答選手権から外れたところでは「大道棋」の話になった。詰将棋の中でも引っ掛け要素の強い作品だが、通常の詰将棋と違って玉方を胴元(って言うのかな)が担当する。その為「相手の顔とかを見て正解手順以外の(難しい変化の早詰や同手数駒余りになる)応手を選べる」なんて裏技?もある(あった)そうで、詰将棋という「厳然とした正解のあるパズル」でありながら「指し将棋的な要素」も何割か含まれている、という話。
…言われてみると納得が行く。彼等にしてみれば「客から1銭でも多く金を巻き上げる」のが目的だから(金のためなら何でもやるのが人間)。そう思う一方で「一見取れそうでなかなか取れない」設定にしている浜松市内のゲーセンに姿が重なっているようにも思えた(笑)。
電王戦FINALの出来事(?)についての話もあったが(自分が何気に棋譜を並べ出して話題にした、というのが正確か)、それはそれでまた長い話になりそうなので、5戦とも終わった後に「総括」という感じで書く…かも知れない。「知れない」というのは最終戦が解答選手権と同日(前述のようにレポート担当予定)なので「そんな余裕があるかわからない」ので。
※1…この日まで正しい読み方がわからなかったが(「しゅんきかい」or「すんきかい」?)、メールアドレスから「すんきかい」で間違いないようだ。
※2…ゲーセンの景品の単価は最大800円、というのが「風営法上のギリギリの線」らしい。とは言え一昔前は良心的な(赤字も辞さない筐体設定の)店も多かった事を考えると今は実に「世知辛い世の中」だと言わざるを得ない。
※3…解答者としての参加は「本名で解答選手権名鑑に載る」というので全力で辞退した(笑)。レポートはペンネームでも大丈夫…ですよね?(笑)