DJカートン.mmix

昨今流行っている「ジェンダーレス」とかいう言葉を使いたがる人は「差別」と「区別」の違いがわかっていないんじゃないか? と思う。

In the name of the Moon, I’ll punish you!

文中の2つの単語に気づけばタイトルの英文の意味が分かります(※1)。
一応参考までに「in the name of △△」=「△△の名の下(もと)に」とか「△△に代わって」。

美少女戦士セーラームーン。1992年に「なかよし」で連載開始、ほぼ時を同じくしてテレビアニメ放送開始。少女漫画としてスタートしたが想像以上に男性のファンが多くなり以来日本のアニメや少女漫画史に残る(概念を変えたとさえ言える)作品として日本のみならず世界中にその名が知れ渡るこの名前及び決めゼリフ「月に代わっておしおきよ!」昭和生まれの人なら誰もが一度は聞いたことがあるはずである。
連載及びアニメ放送はほぼ5年、放送回数は(スペシャルを除いて)200回。プロ野球(※2)やJリーグの中継で休みとなる事も多かったためシリーズ当たりの話数はまちまち(初代はJリーグ発足前なので全46話とシリーズ中最多、後に行くに連れて少なくなっている)。
「今週は休みか」と思っていると雨天中止で普通に放送される、なんて事もあったので、当時は住んでいる場所の天気よりも中継先の球場の天気のほうに注意を注いだものである(笑)。

セーラームーン生誕20周年」の企画でリメイクアニメの話が出たのが2年くらい前。当初は昨年(2013年)の7月くらいから放送、という予定だったが、ほとんど予告無しで延期されたので
「企画は立ち消えか?」
なんて声もちらほら(※3)。
…で、紆余曲折?あったが今年の7月から放送開始。タイトルは美少女戦士セーラームーンCrystal「ニコ生」で世界配信、という所にいささか胡散臭さを感じたものだが(笑)、いざ始まるとあまり気にはならない。一般会員だと混雑時に画質が落ちるので、「平日の午前中(主に出勤直前)」に見ることにしている。いくらファンと言っても「あまり期待していない」ものの為にプレミアム会員になりたくなかった(早い話がドワンゴに金を払いたくない」)ので(笑)。
…そう考えるとやっぱりテレビ放送のほうが良かったと思う。

これまで2話放送された世間の評価は正に「賛否両論」と言ったところだが、肝心の(?)自分の評価はと言うと「もっと酷いものだと思っていた」ので(※4)、それを考えるとかなりマシな(?)作品になっていると思う。
…が、やっぱりいくつか気になるところはある。

・主題歌
ももクロを起用した、という所に疑問(や不満・憤り)を覚える方も多いだろうが、自分が一番気になった(違和感を感じた)のは歌詞に「セーラームーン」という単語が入っている事
歴代の主題歌で「月」や「ムーン」、あるいは「セーラー」が入っているものは多いが、まんま「セーラームーン」というのはなかった(ただしキャラクターイメージソングには出てくる)ので、何となく「露骨さ」や「あざとさ」のようなものを感じてしまう
…ま、どっちがいい(好み)かは人それぞれなので(笑)。

・人物のタッチ
新アニメの絵は「年齢不詳」に見える(笑)。原作の絵もやや大人びているがそれ以上に年上に見える。旧アニメおよび「プリキュア(※5)」と比べるととても同い年には見えない
その最大の原因は「唇(やたら色っぽく、見ようによっては「お水」のように見える)だろうか。

・年代
背景のポスターなどから「2014年」である事がわかるが、「うさぎは1999年にネオ・クイーン・セレニティに即位する」という原作の設定はどうなるのだろう、と思った。
…それは今後の問題(?)なのでひとまず置いておくとしても、見ていて妙に違和感がある原作・旧アニメは1990年代の設定だったから、というのもあるが、それとは別の違和感がある
…放送を見返してその正体がわかった。作品中に「携帯電話」が登場しないスマホはおろかガラケーも見かけない。今時の(?)中学2年なら持っている人がいても不思議ではないのだが、うさぎのクラスメートで持って(使って)いる人はいない。街行く人(大人)も持って(使って)いない。
作品内の21世紀がそういう時代(電子機器の技術が現実社会ほど発展していない)だと言うのならまだわかるが、それ以外の道具、たとえばパソコン関連だとノートPC(うさぎが使っている)や薄型ディスプレイ(クリスタルゼミナールで使われている)など、「21世紀仕様」のものが登場しているので、何となく「バランスが悪い」ように思える。

・声優
…やはり世間の最大の(批判の?)焦点はここまだ全員出揃っていない(声を聞けていない)のでハッキリとは言えないが、少なくとも「亜美ちゃん(の声)は違和感があるぞー!」(笑)

・DVD
第1話の放送とほぼ同時にBD(ブルーレイ)・DVD化の話が出ている(全26話、13枚の予定)。
最近のアニメDVDは「通常版」と「初回限定豪華版」と2種類ある事が多いのだが、新アニメに関してはBDのみに「初回限定豪華版」が用意されている(大抵は両方に用意されているものだが)。
BDを持っていない人(たとえば自分)を馬鹿にしているようで腹立たしさを覚えた。
もっとも自分の場合BDデッキを持っていたとしても今回の新アニメにDVD通常版(1枚3,500円+税)以上の金は出せないな、と思ったが。

・ダウトあり?
作品中に出てくるゲーセン「クラウン」の見取り図(ゲーム筐体の配置)はおおよそ下図のような感じであった。
イメージ 1
A=セーラーVゲーム(○は椅子)
B=ダーツ(2台並んでいる)
C=他のゲーム(ガンシューティングかな?)

…ダーツはどうやってプレイするのだろう?
と思った。普通に考える(?)なら図中の赤線のあたり(※6)から投げることになるのだろうが、どう考えても通路の邪魔でしかない。それこそ手元が狂えば他の人に刺さってしまう可能性だってある特に左のダーツ台はセーラーVゲームをやっている人の邪魔にもなっている。
通常ダーツの筐体は前述のような危険を避けるために専用のスペースを設けており、椅子などで区分けされている事も多い。少なくともこの「クラウン」のようにダーツを他のゲームと一緒に(通路の邪魔になるような場所に)置いているゲーセンは日本全国どこを探してもない(はず)。つまりダーツも他のゲーム(筐体の前に立ってor座ってするゲーム)と同一にされてしまっているのである。

…誰もこのダウトに気がつかなかったのだろうか。前述した携帯電話の話といい「できるだけ原作に忠実に」作っているつもり(たとえば原作の時代は携帯電話が普及していない→新アニメでも出していない)なのかも知れないが、あまり徹底されていない感がある(中途半端に見える)

…不平ばかり言っていても仕方ないので、最後にほのぼのとした(?)写真を1枚。
イメージ 2

つい最近出た「ガシャポン」シリーズのデスクに舞い降りた戦士たちというデスクトップフィギュア。
このように物の縁に座らせたり引っ掛けたりできるのだが、こうやってシャンパングラスこれのためだけにわざわざ購入したに乗せている「デスクに・・・」ではなく「食卓に舞い降りた戦士たち」に見えてしまう(笑)。


※1…ここ(市販されているノートの表紙)に書いてありました。
イメージ 3

※2…当時は巨人戦が毎試合テレビ中継されていてかつ30分~1時間の延長があった(他の試合は地元局でもない限り年に数試合、延長はなし)、言わば「巨人というブランドに絶対的な力があった」(それこそ「元巨人」という肩書きだけで仕事が舞い込む=飯が食えた、と言っても過言ではない時代であった。
今の日本の野球事情と比べると信じられない時代だったと思う(笑)。

※3…当時本編と平行して連載されていたセーラームーンの外伝的作品「コードネームはセーラーV」のアニメ化という話もあったのだが、これもほとんどアナウンスのないまま企画が自然消滅してしまったので、同じ結末を想像した人が多かったと思う(自分も想像した)。
ちなみに名目上の扱いは「外伝」でもこちらの方が先に世に出ている=言わばセーラームーンの原形ともいえる作品である。
美奈子ファンとしてはこっちのアニメ化を実現してほしかったものである(笑)。

※4…M先生の話によると「○○の○○」というアニメの劇場版は「それは酷いものだった」らしく、もしかしたら今回の新アニメも似たような事になるのでは、という不安と少しの期待(笑)があった。

※5…歴代のプリキュアは一部の例外を除いて基本的に中学2年という設定になっている。ただ、一部の原画では年齢不詳に見えるものもあったり…(自分は「ハートキャッチプリキュア!」の原画を見て「…今度のプリキュアは小学生?」と思ったものである)

※6…ゲームセンターによく置かれている「ソフトティップダーツ(先端がプラスチック)」の場合、的からスローライン(投擲時に足が越えてはいけないライン)の距離は96インチ=243.84cm、と決まっている。