DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

負けじと重箱の隅を突付く自分…

詰パラ3月号と「払込取扱票」が先月28日に届いた。ああ、もう誌代切れか… そして来月からは1冊700円か…(※1)
その詰パラ3月号にとんでもない(?)誤植が。場所は45ページ。…と言っても「保1の作者が間違っている件(※2)」ではなく、その少し下、保2(西亀健太氏作)の正解手順。

34龍、同玉、35角成、同玉、24飛成迄5手。

これだけだと何が間違っているかわからないのでそこに初形図(★1)をつけると…
イメージ 1
…初形図と照らし合わせれば何がおかしいかわかりますね? このブログの読者で「わからない」という人は多分いないだろうけど、念の為詰パラに掲載された解答手順」を再現した局面がこれ。
イメージ 2
一目見て違和感を覚え、もう一度見直して「あ!」と思った。つい先日香龍会で話題(?)になった符号の間違いがこんなところに言うまでもなく最終手は「25飛成」でないといけない。
誤無解0の問題だったので担当者(と読者のほとんど)はサラッと流した(ので誤植を見過ごした)のかも知れないが、それでも解答者(それも詰将棋歴の浅い人)の書き間違いならともかく出題サイドの人間がこういうミスをやっちゃあダメでしょう。
これが契機となって今度の解答選手権の「誤表記の判断基準」が甘くなる…なんて事は絶対ないでしょう(笑)。

話を変えて現在ニコニコ動画で放送中の「美少女戦士セーラームーンCrystal」その第16話(6日までは無料会員でも視聴可能、それ以降は要プレミアム会員)で登場人物がチェスを指す、というシーンがある(後半パートから)。
旧アニメ(美少女戦士セーラームーンR)にも同様のシーンがあるので、
「さて、今回はどういう局面が出てくるのかな?」
とたっぷりの皮肉を込めて見ていたのだが(笑)、局面云々の前にダウト?を発見(ちなみに今回は序盤を除いて「盤面全体が見える絵」がなかったのでどうやら「参考棋譜」はないようだ)。

対局のシーンを通して亜美ちゃん(セーラーマーキュリー)は
「右手で駒を動かした後左手でチェスクロックのボタンを押している」。

将棋(アマチュアの大会など、対局者自身がボタンを押す対局)でこういった「両手使い」はルール違反である(場合によっては一発で「反則負け」になってしまう)が、
「チェスにはそういうルールはないの?」
と思った。多分チェスでもダメだと思うんだけどなぁ…
ちなみに放送の投稿コメントでそこに言及したものは一つもなかった(対戦相手が対局中喋り捲っている=「盤外戦術?」、などと言ったことに対する突っ込みは沢山あったが)。

…フッ、甘いな。


※1…2014年4月の消費税増税詰パラ値上げの前に払い込んだ分に関しては4月号以降も値上げ前の価格=1冊650円で購読できた。
つまり2014年3月に12ヶ月分を払った人(その中には自分が含まれる)事実上「2015年3月号までが1冊650円」という事になる。

※2…誤:「室門健一」氏 → 正:「山本孝志」氏。
この件に関しては既に詰パラのHPに訂正記事が掲載されている。

★1(M先生の指摘を受け後日加筆)…出題時(2014年12月号)には「玉方6三歩」がある(確認済)→解答稿にはない(つまり誤植)これがないと初手▲3四龍に△5三玉▲3五角成△4四香(△6三玉は▲6二龍まで)…以下の13手詰め(ただし余詰がたくさんある)になる。
掲載の図は正しいものに修正しました。