詰パラ12月号は11月30日に届いた。…思わず
「やればできるじゃないか」
と口を突いて出た。もっとも、確認したのは帰宅後でその後11月号の学校の解答のメール作成&送信をしていたので、終了後にチラッと読んでさっさと寝てしまったのだが。
この「やればできるじゃないか」というフレーズ、別に誰でも言いそうな(言っている)言葉であるが、自分の中では「本田宗一郎の名言」というニュアンスが強かったりする。
本田宗一郎が現役(の社長)の時は出社するなり各部署を回り、不審な点があるとすぐに説明を求めたり議論したりしていた。いい加減な作業(部品加工とか)をしようものなら
「そんなんでエンジンの馬力が出ると思ってるのか!!」
と怒鳴るが早いか、手にしているハンマーでその部品を叩き壊す、なんて事も一度や二度ではなかったという。
今だったらテンプラ云々で騒がれかねない話だが、次に巡回してきた時にちゃんと部品が出来上がっていると
「やればできるじゃないか、素晴らしいな」
と心底嬉しそうにその従業員を褒めたという。
この本田宗一郎の「やればできるじゃないか」という言葉には単に字面通りの意味でだけではなく、「負の感情(不機嫌とか八つ当たりとか)を引きずらない」「その人の人格を否定するような事はしない」という意味も込められているように思える。…今は部下の人格を否定するような事を宣うアホが多いから猶の事本田宗一郎の言葉に重みを感じてしまう。
自分もそういう意味で心の底から「やればできるじゃないか」と言えたらいいのだけど、自分はそういったものを「引きずる」質なのでそういう境地には至れないだろうなぁ、と自己分析(笑)。実際詰パラに対しても(人格否定はともかく)「詰パラは2日に来るもの」と半分諦めていたから…