なんでも名古屋に将棋公式戦の対局場ができるとか。
トヨタ自動車がしゃしゃり出てきた事の協力の下で駅前の「ミッドランドスクエア」の25階(!)に最大で7局を行える対局場(名称はまだ決まっていないらしい)が開設される、との事。
…香龍会とかでも「いずれはできるんじゃないの」なんて話も出ていた(自分は「名古屋タワーの中にでも作ればいいんじゃないの?」とか言っていた)が、その予想どおりに(しかも予想より早く)実現してしまった。
…のはいいのだが、それを報じる記事に
板谷一門の悲願
という一文を添えているものは一つもなかった(藤井聡太の名前ばかりが踊っていた)のを見ると
愚かな…
と思ってしまう。まぁ実際は「将棋会館」という形式ではない(トヨタのオフィス内に設けられる)ので「悲願」というと誇張になってしまうかも知れないが、個人的にはもう少しそこを(「速報」レベルの記事で板谷一門の事は書ききれない、という事情を考慮したとしても)強調しても良かったと思う。何しろ藤井聡太自身が他ならぬ「板谷一門」なのだから。
※後日加筆…東スポの記事は「板谷一門の悲願」という単語を使っていた。
今はともかくこの対局場が「名古屋将棋会館(仮)」実現に向けての足掛かりとなる可能性もないとは言えない(むしろダイレクトに会館創設を目指すより実現しやすいように思う)。もしそうなったら今度こそ間違いなく「板谷一門の悲願成就」となるが、その時も「板谷一門の悲願」という一文を添えない愚かなマスコミは絶対いるに違いない。