DJカートン.mmix

他人に完璧を要求するのは質の悪い潔癖症のようなものだ。

(現時点で)中止になっていない業界の話

スポーツは多くの種目が中止順延となっている。そんな中で今も開催継続中の業界(スポーツに限らず)を見てみると…

 

日本騎手クラブは11日の開催より各騎手が「JRAの競走に1回騎乗あたり1000円」を基金として積み立てる事を発表

…ひねくれ者は「騎乗手当をたくさんもらってるんだからもっと出せよ」などと言っていそうだが(金額は後述)、大雑把に計算すると「1ヶ月で400万円くらい」になるし、金額よりも「分かりやすい形で素早く実施した」、つまり「speedy & simply」の原則に則している事が素晴らしいと思う。

 

…ちなみに騎手の騎乗手当は以下の通り。

 平地GⅠ 63,000 
 平地GⅡ、GⅢ 43,000 
 平地それ以外 26,000 
 J・GⅠ 144,200 
 J・GⅡ、J・GⅢ 114,200 
 障害それ以外 84,200 

これに加えてJRAの騎手には騎乗1回当たり16,000円の「騎乗奨励手当」が交付されるので、騎乗1回ごとの手当は「42,000円以上」となる(ただし失格及び騎乗停止以上の処分を受けた場合は交付されない)。

 

…残念ながら(?)ボートレース界では今のところそういった選手による「基金」の動きは見られない(日本財団はいろいろとやっているけど)。いろいろと形態が違うので同じ事を行うのは難しいというのもあるだろうし、ニュースになっていないところ(支部単位とか)で基金を積立てている可能性がないとも言えない。もしかしたら守田俊介選手のようなレーサーがまた出てくるかも知れないし【*1】。

ボートレースの開催については緊急事態宣言を受けて

移動や競技参加に伴う感染拡大のリスクを抑えるため5月18日以降を初日とする一般競走(一部を除く)は可能な限り地区内(隣接地区を含む)斡旋に配慮する

となっている(GⅢ以上のレースについてはこれまでどおり)。「一部を除く」に該当する一般競走(グレードなし)はルーキーシリーズ、ヴィーナスシリーズ、男女W優勝戦、レディースvsルーキーズ*2】。「5月18日」という日付は宣言が出た時点で5月17日までを初日とする競走の斡旋が決まっていたからだと思われる【*3】。

…全然少ないじゃん、と思う人もいるかも知れないが、1つのレース場で年間に行われる一般競走(前述のものを除く)はそれ以外のレースの4~5倍くらいあるので【*4】、実質全国のレースの8割くらいが「地区内斡旋」になる。

…選手は前検日時間厳守(モーニング・デイ開催は12時、ナイター開催は16時)だし、遠方からの参戦となると「前泊」が必須になるので移動の負担(と感染リスク)は半端ないだろうから、こういう事でも「積み重ね」は大事だと思う。もっとも一般競走(前述のものを除く)への斡旋が少ない選手、つまり「銘柄級」(SGやGⅠへの斡旋が大半を占める)女子選手のほとんど(オールレディース、ヴィーナスシリーズ、男女W優勝戦への斡旋が大半を占める)にとっては「ほとんど意味のない配慮」になってしまうのだけど… 折角だから(?)この機会に「記念(SGやGⅠ)にあまり呼ばれない地区内の選手」をGⅠやGⅡに斡旋してはどうだろうか?

 

東京や大阪の落語会(定席を含む)は公演中止となったところが多いが【*5】、北海道の「平成開新亭」は一部を除いて中止になっていない(2月19日と3月10日の公演は予定通り行われている)。

4月30日には「枝光・昇太二人会」が予定されているが、「これ、本当にやるの?」と半信半疑である(チケット購入済)。ましてや出演が春風亭昇太なので普段以上の客入りが予想されるのだが…

*1:2015年の第62回全日本選手権を優勝した守田俊介選手はその翌月に優勝賞金全額(3500万円)を東日本大震災復興支援のために寄付した。

*2:概要は説明すると長くなるので割愛。ちなみに今年度の開催は(緊急事態宣言前に斡旋が決まっていた)5月上旬の丸亀、その次は来年2月の常滑

*3:通常は毎週金曜日に「その日から38~44日後を初日とする競走」の斡旋が公表される(GⅠやGⅡはもっと早く決まる)。ちなみに選手の「あっせん課」は4~5人の部署なので「既に決まっている斡旋を今から割り直す」のは多分不可能でしょう。

*4:各レース場で年1回開催されるレースは「周年記念(GⅠ)」「企業杯(GⅢ)」「オールレディース(GⅢ)」「ルーキーシリーズ」「ヴィーナスシリーズ」「男女W優勝戦」、一部のレース場では「SG、プレミアムGⅠ、GⅡ」「マスターズリーグ(GⅢ)」。それに対し一般競走は年間で30節前後開催される。

*5:現時点で「6月の公演」の中止も見られるし、桂南光師匠は出演したテレビで「落語界も3月から6月まで(寄席が)全然ないです。私はここに出させてもらってナンボかいただけますけど、一銭も入ってこない人がたくさんいる。」と嘆いている。