前回の問題の正解:3回。
1回目…8枚の中からランダムに2枚ずつを取り出して天秤ばかりにかける。この時
・天秤が釣り合った→はかりにかけていない4枚の中に偽物がいる
・天秤が釣り合わない→はかりにかけた4枚の中に偽物がいる
…偽物が混じっている4枚のグループを「偽物候補」と呼ぶ事にする。
2回目…「偽物候補」の中から1枚ずつを天秤ばかりにかける。この時
・天秤が釣り合った→残った2枚のうち1枚が偽物
・天秤が釣り合わない→測った2枚のうち1枚が偽物
…本物である事が確定した2枚は偽物候補から外す。
3回目…「偽物候補」の中から1枚と本物が確定している1枚を天秤にかける。この時
・天秤が釣り合った→はかりにかけなかった「偽物候補」が偽物
・天秤が釣り合わない→はかりにかけた「偽物候補」が偽物
…これでようやく偽物が確定する。
前回のように「1回目に3枚ずつ」かけるのはそこで釣り合わなかった時に困る。
…続けて第3問(笑)。
以下の□に当てはまるアルファベットと○に当てはまる数字は何か。
P=1
L=8
N=2
S=○
□=6
B=○
□=16
□=○
…3分考えてわからなかった(何も閃かなかった)人はおそらくそれ以上考えてもわかりません(笑)。
正解発表は次回。
数日前にネットで「『東雲』が読めたら漢検1級レベルらしい」という話があったが、
「これってそんなに難読漢字なのか?」
と思ったのは自分が道央圏の人間だからかも知れない(※1)。
与太話はこのくらいにしておいて、この先は大相撲浜松出世場所(相撲巡業)の話。以下敬称略で。
10月11日に2年ぶりの浜松巡業「大相撲浜松出世場所」が行われた。
前回との大きな違いはやはり稀勢の里が横綱に昇進した、という事である。夏場所・名古屋場所を途中休場、秋場所は全休となってしまったが、秋巡業には初日から参加している。テーピングの類は見えなかったので少なくとも「悪くはない」(そもそもあまりに悪かったら巡業に出てこない)と思う。
…そう言えば「稀勢の里が横綱に昇進したら『隆の里』の四股名を継ぐ」なんて話があったような気もするが(※2)、今も四股名は「稀勢の里」である。他の伝統芸能(歌舞伎とか落語とか)だと大きな名前を「襲名」する事が多いが、相撲だとそれほど多くないように思う。近年で「横綱の四股名」を襲名したのは「若乃花」「小錦」「朝潮(3代目が横綱)」…くらいだろうか(もっと遡れば他にもいるかも知れません)。
「近年は(相撲人気の回復に伴い)巡業開催を希望する自治体等が増えている(開催できる数<開催希望、になっている)」らしく、希望しても毎年開催できるとは限らないようである。…という事は来年は浜松出世場所が開催される可能性は低いのか?
以下進行に合わせて。
・朝稽古
「申し合い稽古」「ぶつかり稽古」「三番稽古」の3種類。三番稽古を行ったのは横綱だけ。
ぶつかり稽古は1人あたり4~8回くらい相手を(土俵の端から端まで)押した後、最後は胸を出した力士に上手投げ(?)で転がされて終わり、というのが作法らしい。
・力士との握手会(朝稽古と同時進行)
自分は見てただけ。左が「き」…ではなく「かがやき」。
「一音の四股名」が存在したら行司や呼び出しが困りそう(抑揚をつけづらそう)だが、元前頭の「栃乃若(2014年冬巡業後に引退)」は入門当時は「李」で「り」という四股名(本名から、ちなみに国籍は韓国)だったので「一音の四股名」はかつて存在したのである。行司や呼び出しは困っただろうなぁ…(笑)
・子供の稽古
地元の子供が幕内力士に稽古をつけてもらう。福祉大相撲などでも見られるように「子供数人vs関取一人」(中学生になると1vs1という事もある)というのが基本的な(?)形だが…
・序二段~幕下の取り組み
…相変わらず「やっつけ作業」のように進む(笑)。幕下で相撲を取った「光源治(ひかるげんじ)」というのは変わった四股名だよなぁ(「光 源治」ではなく「光源治 晴」。「弟の名前+実家の酒屋の名前」らしい)。
・相撲甚句
…説明するより動画を見た方が早い(笑)。なお相撲甚句は相撲教習所(入門して間もない力士が教養等を学ぶ施設)の教養科目として必修科目となっている(ので教習所を卒業した力士なら誰でも唄える…と思われる)。
「は~どすこい~どすこい」
・初切
…言わずと知れた地方巡業のメインイベント(?)。自分は2年前の教訓(?)を生かしてこれの為にカメラを2台(動画撮影用と静止画撮影用)と三脚を用意して会場に来ている(笑)。
今年の初切の担当は
東・天空海
西・爆羅騎
…まず四股名が読めない(笑)。
西方は「ばらき」。まるでどこぞの暴走族みたいな名前だが本名である。ただし「姓」ではなく「名(本名:伊藤爆羅騎)」を四股名にするという極めて珍しいパターンである。ちなみに兄も力士で四股名は「羅王(らおう、こちらも「名」を四股名にしている)」。つまりこのキラキラ四股名(?)が生まれた原因は子供を名付けた両親にも責任(?)がある。
…正解は「あくあ」。ハッキリ言って無理矢理感が半端ではない(※3)。こちらは本名ではなく、そもそも入門当初は「豊乃浪」という四股名だったものを2014年3月場所から改名している(豊乃浪祐貴→天空海翔馬と下の名前も変えている)。自分はてっきり「○ブライバーだから」だと思っていたが(※4)、実際は
「四股名から『浪』を外して成績の『波』をなくしたい」
という意味(「あくあ」という四股名自体は師匠の立浪親方が入門当初につけようとしていた)らしい。…いずれにせよ難読レベルは「東雲」のはるか上(?)を行っている(※5)。
このままだと四股名の話だけで終わってしまいそうなので(※6)初切に戻る。
以下初切のカットをいくつか。ちなみに幕下以下の力士でも初切の時は大銀杏を結う事が許される。
「足にて腹を蹴倒すは相撲の手にあらず」(と行司が言って「取り直し」)。
「髻(たぶさ、髷の事)を持って打ち投げしは相撲封じ手のうちもっとも卑怯なる技故、本来ならば負けとせしところ、格別なる情けをもって、取り直しでございまする」(行司は「もっとも」をやたら強調して言う)
毒霧攻撃。…と言っても吹いているのは力水。NHK福祉大相撲の実況では「霧吹き攻撃」「噴水攻撃」などと呼んでいる。「毒霧」を得意とする某プロレスラーによるとこの技の秘訣は「肺活量」らしい(…どうでもええがな)。
天空海が後ろから近付いてきた(尻を蹴ってきた)ので振り向きざまに2回目の毒霧…はしゃがんでかわされる→下から反撃の毒霧を喰らう。
…いつ見ても「下手な漫才コンビなどよりずっと息が合っている」と思う(笑)。
・十両土俵入り
…特に書くことがない(笑)。前回はあった「子供を抱いての土俵入り」はなかった。が…
・櫓太鼓打ち分け
「寄せ太鼓」「一番太鼓」「はね太鼓」の実演(通常は「櫓の上」で叩くので「櫓太鼓」)。
「寄せ太鼓」は字の如く「客を寄せる(当日の興行実施を知らせる)ため」のものであるが、昔(相撲協会の前身である「相撲会所」の時代)は「相談事があった時に親方衆や関取衆を呼び寄せるため」に叩かれた。…言うなれば召集ラッパならぬ「召集太鼓」?
・十両取り組みと綱締め実演
「阿炎」というのも読みにくい四股名だよなぁ…と思った。
3番残したところで稀勢の里の綱締め実演。
・綱を素手で触ってはいけない(作業に当たる力士は全員白い手袋をしている)
・締め上がった綱には横綱土俵入りが終わるまで触れてはいけない
…らしい。
・幕内土俵入り
こちらは1人「子供を抱いて」土俵入り(宝富士)。前回(十両と合わせて10人以上)が特別多かったのか今回が特別少なかったのか…
前回抱いてもらった子供達(特に稀勢の里に抱いてもらった女の子)は元気に育っているだろうか、という心配は「余計なお世話」ですね(笑)。
・横綱土俵入り
・主催者代表の挨拶
・幕内取り組み
ちょっと変わった懸賞金の垂れ幕。
一般社団法人全国銀行協会からの懸賞金(の垂れ幕)である。
「還付金があるのでATMへ」は詐欺!
・三役そろい踏み
寄り切って鶴竜の勝ち。まだ「完調」までは達していないのかも知れない。
…正直言って初切のあとは「おまけ」みたいな感じになっている(笑)。
※1…千歳市に「東雲町」という地名があり、札幌市内(あるいはその近郊)⇔新千歳空港を走行しているとちょうどそこを通る(信号の地名表記がある。空港に向かう道と言う事で交通量=「地名を目にする人」はそれなりに多い)ため。もっとも一方でそういった表記を全く気にしない(=知らない)人も多いでしょうけど(そもそも高速道路を使うとそこを通らないし)。
※3…「天=あま」なので「あ」、「空=くう」なので「く」、「海女=あま」だったら「海=あ」だろう、という事なのかも知れないが。
※4…「ラブライブ!サンシャイン!!」で結成されたアイドルユニットの名前が(Aqoursと書いて)「アクア」。以前「嗣永桃子のファンだから」という理由で四股名に「ももち(彼女の愛称)」を含めた「桃智桜」に改名した、という例があったのでこれも同じ理由なのかな、と思ったが、調べたところ
天空海への改名…2014年3月
Aquorsの結成(誕生)…2015年6月30日