・複数のナンプレの一部が重なっている
・重なっている部分には両方のナンプレが成立するような数字が入る
というルールのナンプレ。ナンプレ誌ではほぼ間違いなく全ての雑誌に毎号数題掲載されている。雑誌によっては「合体ナンプレ」とか「○重ナンプレ(○の中には使用されているナンプレの数が入る)」などという名称になっているがどれも同じものである。通常はスタンダードナンプレが使われるが(それ故先ほどは「バラエティナンプレに属するかも知れない」と書いた)、極稀にバラエティナンプレ(不等号ナンプレなど)が多重ナンプレになっているものもある。
3つのスタンダードナンプレが重なっており(前述の表現を使うなら「3重ナンプレ」)、重なっている部分(水色の部分と緑色の部分)には双方のナンプレが成立する数字が入る。この問題では重なっている部分に数字が入っていないが、創作上でそういう制約はない。
何となく想像がつくと思われるが、この「多重ナンプレ」は作ろうと思えばいくらでも大きなサイズに拡張(?)させる事が可能である。実際ナンプレ誌を見ると「30重」とか「40重」とかいう多重ナンプレも見かける。
「一体どうやってあんなの作るんだ?」
しかし拙作はそういうズル(?)はしていない。…と言うよりこの多重ナンプレはソフトでは(多分)作れないと思う。
…便宜上「ループ式多重ナンプレ」と呼ぶが、こういうナンプレを見たことのある方はまずいないと思う。自分も流通しているナンプレ誌でループ式多重ナンプレは見た事がないし(全雑誌を読んでいるわけではないのでもしかしたらあるのかも知れないが…)、これを作れるソフトというのも見た事がない(もしかしたらあるのかも知れないが…)。もっとも世の中暇人が多い(?)ので自分より先に考えた(作った)人はいると思うけど(苦笑)。なお、これらが既に存在しているからと言っていちいちそれを報告しないで下さい(笑)。
…そういうわけで(どういうわけで?)、興味を持った&暇を持て余している方はプリントアウトするなりして是非解いていただきたい。ただし一応付け加えておくと、
・ループしている部分を使わないと(普通?の多重ナンプレとして解こうとしても)解けません。
・これも「リレーナンプレ」なので、以前出題した問題の答え(AとB)を使わないと解けません。
・CとDは今後のリレーナンプレで使用します(いつになるかわかりませんが…)。