「火事場泥棒」という言葉は昔からあるが、今の日本は今回の地震のどさくさに紛れて領海侵犯、下手すりゃ本土侵攻をしてきそうな国が近くにあるから洒落にならない。さすがに侵攻ってのは準備が必要(おそらく銃口は日本よりも台湾に向いていそう)だからさすがに話が飛躍し過ぎているのだが、復興の金を出して経済的に能登半島を乗っ取る、なんて事はやりかねない(というか東南アジアとかで実際にやってきた)国であるし、日本への侵攻も「絶対にやらない」なんて保証はどこにもない国である【*1】。
…なんて事を書いていたら昔のゲームを思い出した。「ホット・ビィ」というかつて存在したゲーム会社から発売された「武田信玄2」という戦国シミュレーションゲーム【*2】。…何となく信長の野望っぽい(けど細部は大分違う)ゲームなのだが(言うまでもなく?プレイヤーは武田信玄以外の大名は操作できない)、なんとこのゲーム、開始時点(確か1545年1月)で
のである。別に能登と中国本土がつながっているわけではない(言うなれば「諸大名のうちの1人」という扱いでしかないので、ここを攻め落とした後に明の大軍勢が攻め寄せる、なんて事は起きない)のだが、それにしても相当ぶっ飛んだ設定である。…一体誰がこんな事を考えたのだろう。ファミコン史上に残る謎の1つかも知れない【*3】。
…それにしても今回の地震から35年前に発売されたゲームの話に発展させる自分の脳の構造の方が謎かも知れない、と我ながら思ってしまう(笑)。…まぁ虚偽情報を流して楽しんでいるアホよりは数万倍マシでしょうけど。
*1:「能登半島への」侵攻は地理的に相当無理があるのだが、別の見方をするなら「沖縄や台湾が大地震に見舞われたらこれ幸いとばかりに攻めてくる」可能性は高そうである。
*2:当然ながら「1」もあるわけだが、同じ戦国シミュレーションでも(一部システムは共通だが)随分別物。どちらも難易度は高めだが、その最大の要因は「隣にいる今川義元や北条氏康(の国)が滅茶苦茶強い」事で、開始直後に攻め込まれたらほぼ確実に滅亡する(幸い攻めてくる確率はあまり高くはないのが救いだが彼等と互角に戦える国力を築くのがまた大変)。
*3:地理的に考えても何故能登半島なのかの説明がつかない(例えば元寇にしても攻められたのは距離的に近い九州であったわけだし)。