DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

「馬」で遊ぶ

昨今は「○マ娘」なるゲームが滅茶苦茶流行っているらしいが、何度も言っているように自分は数年前から「馬<舟」だし、そもそもああいった「課金ゲーム」の何が面白いのかがさっぱり分からない人間なので【*1】、あのゲームの何が面白いのか、なんて到底理解できる気がしない。それどころか、

あんな訳の分からない二次元に入れ込むより女子レーサーという「現実の存在」を応援する方が何倍も健全だ!

…すみません、無理矢理言葉を絞り出しました(笑)。大体セーラームーンとかにハマってた自分にそんな事を主張する資格なんてあるわけがない。

あのゲームに課金された金は「金持ちの道楽」に供されるだけだが(意味は解りますよね?)、ボートレースに課金(つまり舟券購入)された金は社会福祉などに広く活用されている。つまり同じ課金でも社会貢献度は天地の差!

…すみません、無理矢理言葉を絞り出しました(笑)。

あのゲームに課金した金は完全一方通行、それこそ「ドブに捨てている」ようなものだが、ボートレースに課金した金は運がいいと課金額以上になって返ってくることもある!

…すみません、無理矢理言葉を絞り出しました(笑)。でもこれはある意味「真実」で、この手のゲームで「課金したお金のキャッシュバック」なんて聞いた事がない一方、自分は実際に↓の一撃で「今年の課金分」を全て取り返している(生涯課金分の回収には程遠い…って何を言わせるねん)

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…と、ここまでが今回の話の枕。前述したように「無理矢理言葉を絞り出した屁理屈」なので本気にしないでください(書きながら「何にでも難癖つけたがる奴ってのはこういう風に因縁をつけるんだろうな…」とか思った)。

 

自分がSwitchを買った(欲しいと思った)理由の一つに「クインティ」が収録されているナムコットコレクション」がある。当時のナムコが出したファミコンソフトが多数収録されており、その中の一つにファミリージョッキーがある。当時としては非常に珍しい競馬のゲーム(なので○マ娘を枕にしました)。【*2

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タイトル画面の権利表記は当時から書き換えられている(Nintendo Switch ONLINEは基本的に当時の表記のまま。当時は「バンダイナムコ」ではなかったので「©1987 NAMCO」という感じだったはず)。

 

当時は単純に(?)ゲームとしか見ていなかったが、「競馬を知った」後にこのゲームを見る(プレイする)と実にツッコミどころ満載のゲームである事がわかる。クラシック競走が全部障害競走だったり(しかも競走距離が全然違う。詳しくは後述)、他馬に体当たりするのが必勝テクニック(?)だったり【*3】、「グレートスプリント」という名前のレースがダート2400m戦だったり…【*4

他には「FAMILY GAME」と言って馬券を楽しむモードもあるのだが… 

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未成年者が勝馬投票券を購入してはいけません!!(笑)*5

 

それはともかく、ナムコットコレクションでは「セーブ」機能と「巻き戻し」機能(5秒単位で最大90秒くらいまで)があるので、これらの機能を悪用(笑)して「馬券16連勝」なんて事も狙える(このゲームは16レース走り切ったら終了、5着以下or落馬失格でゲームオーバー)。ある日突然それを思い立ったので挑戦してみた。

 

セーブ機能があるので全額コロガシに何の躊躇もないわけだが(笑)、問題点?がいくつか。

・賭け式は枠連のみ*6、組み合わせはわずか15通りなので大きい配当はまず望めない

・こんなゲームでも(失礼)オッズはパリミュチュエル方式(説明はいいですよね?)で計算されているので、大口購入するとオッズは一気に下がる(以下の記事を読むと分かるが、10倍以上の払戻となったのは1レースだけ)

1人あたり1レースで「999900円×3口(約300万)」までしか買えないので、前述の理由と合わせて稼げる金額に限界がある(自分の所持金で他の人に買ってもらう、とかはできない)

…さて、どのような買い方をするのが一番効率がいいのだろう。単純に考えると

・家族トータルの所持金で考える→全員で勝つ

・誰か1人の所持金で考える→1人だけに勝たせる

…という事になりそう。今回は後者をやってみた(前者だと普通にオッズが1.1倍になりそうなので)。つまり「1万円がどこまで増えるのか」に挑戦。昔プレイした時に「8桁目」がある事は確認していたので目指すはカンスト、くらいの軽い気持ちで【*7】。

まず1Rで4人がそれぞれ別の買い目で1点1万円、それを取った人が2R以降で転がす。勿論外したら戻ってやり直し。…現実の世界でそれができたら間違いなく無敵(笑)。

プレイヤーは1枠の馬を操作する(勝つという前提)ので、買うのは「1ー○」の5択しかないのは有り難い(笑)。一応初期オッズは馬の能力などから割り出されているが、実際の競馬と同様に人気を背負った馬でもコケる事はよくあるので厄介。そこで前述の「体当たり」を使って着順操作を試みたりもする。…もはや競馬ではない(笑)。なおこのゲームには「足を溜める」的な要素がないので先行有利、というより差し・追い込みという概念が存在しない。そのため完全なスタミナ切れにならない限り4コーナーで前にいる馬がほぼそのまま上位に来る(極端な話「馬券対象馬がスタートで最後方だったら9割外れる」と言ってもいいくらい)。

 

全レースの解説をしていると(面白い記事が書けそうだけど)滅茶苦茶大変なので払戻の画面(=所持金の推移)のみ羅列。

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…お子様が帯封を持っている(笑)。

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前述のようにここから先は全額を賭ける事ができない。

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…お子様がレンガを持っとる(永田町のスラングで1000万円の事。100万円は「瓦」、1億円は「ブロック」または「座布団」と言うらしい)

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…ところで未成年者が馬券を買ったらどういう刑罰になるのだろう、とか思った。

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レース名は「当時は意味不明なもの」が多かったが、今なら「多分こういう意味だと推測できるもの」もある。例えば「オーミ ステークス」は「近江ステークス」ではなく「Oh! mistake(s).」という事(このレースがこのゲームにおける「最初の難関」である事にかけている?)だと思う。

10レース終了時点でプレイヤーホースの獲得賞金が3億5000万以上でGⅠに進める。別の言い方をすると「10レース終了時点で3.5億稼いでいないとラストの天皇賞までたどりつけない(途中で打ち切られてエンディング)というシステムになっている。

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皐月賞なのに3600m、しかも障害。そして小学生になるかならないかという子供が1300万円という大金を持っている。…いろいろな意味で世界が壊れている(笑)。

ちなみにこのゲームのGⅠの距離と障害の数は

皐月賞ジャパンカップ…3600m、7

ダービー…4000m、9

菊花賞天皇賞…3200m、13

有馬記念…4400m、19

有馬記念だけ「桁が違う」。

またこのゲームで出てくる障害は生垣障害(幅が広いのでスピードを乗せて飛越しないと躓く)と「金属製?の」ハードル障害。…危ないわ(笑)。レースによっては「ゴール板の直後に」ハードル障害が置かれている。…危ないわ(笑)。

 

GⅠになるとオッズが極端になりにくい【*8】のと、大口購入をしてもオッズが一気に下がらないので(全く下がらないわけではないけど)1レース当たりの純利益が大きくなる。例えば300万(ー300)円買って払戻が600円だったら純利益はほぼ1500万、それを6レース。…カンストできそう。

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皐月賞的中。それまで(1R以外3倍未満)と比べると590円でもすごい高配当に見えてしまう(笑)

こんな調子で所持金は増えていき…

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天皇賞も無事(?)的中、16戦16勝。ついでにプレイヤーホースもGⅠ6冠(4冠以上取った場合は後ろから3つしか表示されない)を含む16戦16勝【*9】。

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カンストするかと思ったら何と1億の大台に乗ってしまった!(笑) 

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…とまぁこんな具合に現代の目線で見たらいろいろとぶっ壊れている(?)ゲームだったわけで。しかもこれでも「一部」なので、一からツッコんだらどれだけの文字数と時間が必要になる事か…

 

そういうわけなので、最後にもうひとつこのゲームが「ぶっ壊れている」事を証明?できる画面。 

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…確か芝2000mの日本レコードは1分56秒台だったはず。そう考えるとこのゲームで走っているのは最早馬どころか「地球上の生き物」ですらない*10】。

*1:印象とかではなく、「実際にそういうゲームをある程度プレイして」の感想。「金を積んででも『勝利』を体感したい」という人間心理を巧みに突いた悪徳商法?だと思った…

*2:画面左右の「帯」は編集するのが面倒だったのでそのままにしています。

*3:並走している2頭の馬が接触すると前に出ている馬が押し出されるように1馬身ほど前に飛び出す(後ろの馬は1馬身ほど後ろに押し下げられる)。勿論実際の競馬で意図的に他馬にぶつけるなんてのは論外だが、このゲームの説明書には「必勝テクニック」として記載されている!

*4:詳しい説明は割愛するが、ある意味「狙ってプレイ」しないとこのレースを走る事はできない。ちなみにホッカイドウ競馬では同じ競走条件で「ステイヤーカップ」という道営の重賞競走が行われていた時期があった。

*5:「彼等は20歳以上です」といった言い訳同然の注釈があればギリギリセーフかも知れないが、そういう記載は説明書にも見られない。

*6:このゲームが出た当時は馬連もなかった。当然連勝単式の投票方式もない。

*7:当時のゲームでスコアにせよ所持金にせよ「9桁目」があるゲームは絶無と言ってもよかった。「ウィザードリィ」は9桁以上あるがFC版はこのゲームより後に出たはず。

*8:所謂「GⅠ級ホース」が1レースに2頭出てくるので、その2頭の組み合わせが前売り1番人気である事が多い。

*9:ちなみに全勝で進めた場合「障害のないレース」は16レース中3レースしか走らない。

*10:参考までに、「3.6×距離(m)÷時間(秒)」で平均時速(km/h)を算出できます。