「歩きスマホ」の時点で到底許し難い、と考えると「歩きタブレット(ネット麻雀をしているのが見えた)」をする輩はどう遇したらいいのだろうか。
自分は麻雀を嗜む方だが、最近は全く打っていない。最後に麻雀を打ったのはあの「香龍会麻雀(19年4月末)」なのでほぼ2年麻雀を打っていない事になる(そんなに牌に触れていないのか、と自分でも驚いたくらい)。
自分が麻雀を長らく打っていない理由は主に3つ。
①時間がない
東風戦だと1ゲーム20分もかからない(「5分+5秒のフィッシャールール」と所要時間があまり変わらない)が、個人的には東南戦の方が好きというのも影響しているかも知れない【*1】。
②相手がいない
ネット麻雀だとそんな事はまずないのだが、自分はネット麻雀が嫌いなので。
③麻雀は非常に疲れる
麻雀は「精神的に」非常に疲れるゲームである。麻雀というのは「見えない要素」が非常に多いので時に「欲」とか「願望」といったものがプレイヤーに襲い掛かってくる。特に「何か【*2】が賭かっている時」に「客観的な最善手」が打てなくなる事はいくらでもある。そういう感情をねじ伏せるのは非常に体力を使うのである。
また場の状況(自分以外の相手の挙動とか)に注意を払うのも非常に体力を使う。将棋や囲碁などだと「自分の手番で全力で考える」「相手の番の時は休む(完全に休むというよりは「自分の手番の時よりは力を抜いて考える」という方が正しいかと)」が、麻雀だとその反対で「相手の手番の時に全力で場の状況を見る」「自分の手番の時はあまり考えずに(事前に決めておいて)行動する」という行動パターンになる【*3】。そして麻雀というのは「相手が3人いる(三麻でも2人いる)」=「相手の手番の時間が占める割合の方が高い」ので体力を使う時間が多くなる。体力を消耗すると言うまでもなく注意力が減退するので結果にも影響が出やすい。メンバーやってた時は若かった(笑)ので15~20半荘くらい打ち続ける事ができたが、今そんなに打ったら終わった後に3日くらい寝込みそう(それ以前に5半荘くらいでギブアップしそう)である。
昨今は麻雀に関する「戦術書(ネット上のサイトも含む)」が多いが(昔も多かったが…)、自分はそういうものをあまり読んだ記憶がない(全くないわけではない)。自分は「麻雀はメンタルが8割~9割のゲーム」だと思っており、そのメンタル面に触れた「戦術書」というのを見た記憶があまりない(全くないわけでもない)。無論戦術(技術)が不要というわけではなく、基礎的な理論が解っていないとメンタル云々以前の問題だし、所謂「引き出し」は多い方がいい。ただいくら「引き出し」が多くてもいざ実戦で「欲」「願望」「場の空気」などと言ったものに流されずに(ねじ伏せて)客観的な最善手を打つためのメンタルが備わっていないと何の役にも立たず敗れ去るのみである。…そこまで深刻にならずに済むような麻雀(ファミコンの麻雀ゲームとか)だとメンタルへの負担はほとんどないが、場のレベルが上がるとそれに比例してメンタルが占める比率が高くなっていくのが麻雀だと思っている【*4】。…そう考えるとAIには「メンタルの概念がない」、それこそ「負けたら殺される(プログラムを消される)」という状況下でも平常心(?)で打てるから麻雀強いだろうなぁ、と思ってしまう。
これを別の言い方(?)をすると、麻雀をする人に
麻雀における「心:技:体」の比率は?
という質問をした時に回答の「心」の数字の大きさがほぼそのままその人の麻雀の実力、と判断してもあながち間違った判定にはならないと思う(過去に何人かに聞いたがその時も大体回答と実力が合っていた)。…勿論自分の独善的な考えではなく、桜井章一や佐々木寿人といった「麻雀で結果を出している人」が口をそろえて「麻雀で勝ちたかったら私生活を改めろ」と言っている(著書で書いている)。つまり普段から自堕落な生活をする(簡単に「欲」「願望」「楽な生き方」に流される)ようなザコメンタル(?)で麻雀を勝てるわけがない、というのである。
…記事を書いていたら不意にピンのフリー雀荘(合法ですよね? と思いっきり皮肉ってみる)で打ちたくなったが、②③はともかく(フリーなら②は問題ないし、③も事前に回数を決めておけば問題ない)①の問題が解決できそうにない。そもそもCOVID-19の影響下でフリー雀荘に行く、という行為自体のリスクが高そう(店側も対策は十分に行っているだろうけど)だし…