今年のジャパンカップ(以下JC)はついに外国からの参戦が0、となった(中には「自国で使用している馬具が日本では使用できないので断念」という陣営もいたが)。
以前もこのブログで外国の関係者がJCを敬遠する理由の一端に触れたが、新しい元号になって最初のJCが外国馬0、というのも何らかの「意味」があるのかも知れないしないのかも知れないし…
今回の事を受けてJRAの担当理事は
「今回の結果を十分に検証し、今後のジャパンCを盛り上げることができるよう努力してまいりたいと思います」
とコメントを出しているが、「具体的に何をどうする気なのだろう」と思う。…というより、ぶっちゃけ言うと「何だかんだ言っても結局『有効な事は何もしない』、つまり(「賞金を増やす」などの)『ほとんど意味のない事しかしない』、その結果外国の「馬」の参戦は増えないが外国の「騎手」の参戦(騎乗)だけが増えるのではないか」と思う【*1】。
つまりこのままだと今後JCに来日するのは「JCで引退してそのまま日本で種牡馬になる事が決まっている馬」くらいになってしまう可能性が高い、というか既にそうなっていそうである【*2】。もっともJC創設の理念「世界に通用する馬作り」はそれなりに達成されていると言えるので、今後JCの「存在意義」は変わっていくかも知れない。…数年前に馬<舟にシフトした人間が心配してやる義理はないのかも知れないし(笑)、馬券にしか興味のないオッサンからしてみればJCに外国馬がいようがいまいが興味があるのは「馬券が当たるか外れるか」の2つしかないのだろうけど(笑)。