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それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

攻める(?)ボート業界

日本モーターボート競走会

新型コロナウイルス感染症対策により、G2以上の本場開催は無観客開催としておりましたが、2020年7月28日初日のボートレース大村『G2モーターボート誕生祭』から、十分な感染症対策を講じた競走場より、お客様のご入場を再開いたします。

と発表した(一般競走に関しては7月19日初日の多摩川で全レース場が入場を再開している)。また払戻期限が無期限延期となっていた投票券の払戻有効期限が(全レース場等の営業再開から60日後の)2020年9月16日までと決まっている。JRAは未だに無観客開催を続けている(8月9日までは無観客開催を決めており、払戻期限が無期限延期となった投票券の有効期限も定まっていない)のと比べると実に動きが積極的?である(比べていいものなのかはさておき)。…もっとも札幌在住の(つまりレース場が遠すぎる)自分にしてみれば特別競走(基本的にGⅡ以上のレースを指す)が有観客になろうがならなかろうが関係ないし、ネット投票しかできないので「払戻有効期限」なんて概念はそもそも存在しないのだけど。

 

以前から書いているようにボート業界は押しなべて「行動が速い」のだが、それとは別に「攻めてるなぁ」と感じた事もある。それは来年(令和3年度)のビッグレース開催。初のナイター開催となるレースが多いのもあるが【*1】、個人的にチャレンジカップ多摩川で開催する、という事は「攻めてるなぁ」と思った。

…これだけで意味が分かる人は少なそうなので説明すると、多摩川東京競馬場のすぐそばにある事からか東京競馬場のGⅠ当日にぶつかる大レースの開催を避けてきた」傾向がある。現在のカレンダーで言うと笹川賞東京優駿」「全日本選手権天皇賞(秋)」「チャレンジカップジャパンカップが同日開催になる可能性が高い(1週間ずれる場合もある)【*2】。

そんな多摩川ジャパンカップ当日とバッティングする可能性が高いチャレンジカップの開催に名乗りを上げた。しかもナイター場ではないので優勝戦はJCの1時間後くらいである。昨年のJCが「外国馬の参戦無し」になったのを受けての大攻勢(?)に出た…のかは分からないが、いずれにしても「攻めてる」感MAXである。…「普段から『競艇』を見下している人」の中には「なめられたものだな」と憤ってる人もいそうだ。

自分の場合どこで開催されようとジャパンカップはスルーしてチャレンジカップ、となりそうだが、業界総出で「攻める」なら「札幌に場外舟券売場を(以前から書いているように「統合されて閉鎖されるウインズ札幌B館の施設を買い取って」)開設」くらいやらなきゃ、と思う。

*1:クラシック=大村、マスターズチャンピオン=下関、レディースオールスター=桐生、ボートレース甲子園=丸亀。これでナイター開催の実績&予定がないビッグレースはクイーンズクライマックスだけになる(オールスター=住之江とBBCトーナメント=若松は今年度が初ナイター)。

*2:1988年に多摩川全日本選手権が開催されているがこの時は開催時期が2週間ほどずれていたので日程はぶつかっていない。唯一の例外は1965年の全国地区対抗(笹川賞の前身)で、開催期間中に優駿牝馬が開催されている(ただしぶつかっていたのは「4日目」。当時は大レースでも平日が優勝戦、が珍しくなかったようだ)。