準備のひとつに「同日の指導対局の準備(勉強)」というのがある。やはり教えてもらうからには「納得のいく・ちょっとでもプロに感心される将棋を指したい」ので。
イベント参加の受付と同時に希望(※1)を出し、13日にその結果が通知された(相手が決まらないと手合いがわからない=勉強できない)。通常の(?)準備は前日にカバンに詰め込めば終わりだが、将棋の勉強というのは実質「終わりがない」。そもそも時間があまりないので定跡形をベースとしつつある程度は「山を張る」事になる。これで序盤早々から力戦形(?)に持ち込まれたら悲しいけど(笑)。
その数日後に当日販売予定の「出演者揮毫色紙(2種類ある)」の申し込み案内が。1枚4,000円で各7枚限定、希望者多数の場合は「当日会場で」抽選。なので現時点で当たりはずれはわからない。
…そう言えば色紙は「白い方が表」という人と「その反対の色付き・箔付きの面が表(※2)」という人がいるが実際はどうなのだろう。
準備期間の間に
・加藤一二三九段の引退(C2で3つ目の降級点)が決定
・加藤一二三九段が「公式戦最年長勝利記録」を更新
などといろいろなニュースが舞い込んでくるが忙しくて感想を述べる暇もない(笑)。
いざ出発日。20日は都市間高速バスで東京入り。今回は青春18きっぷの期間外なので(※3)久々に利用する手段である。…東京は雪がちらつく天気。
そのまま事前の打ち合わせ通り「音ゲーの知人とのOFF会」に突入。この知人とは実に10年以上連続でOFF会で会っている。これが「隣の都府県」に住んでいる人だったらほとんど価値はないが、最速の交通手段を使っても片道2時間以上はかかる距離に住んでいる2人が10年以上会っているのだから「我ながら凄いな」と思ったりする。でも年中全国の詰将棋会合に飛び回っている岩本氏の行動力と比べたら全然大したことがないでしょうけど(笑)。
…もっとも、自分がOFF会をする(すべき)最大の理由は「人と人とのふれあい」だと思う。ネットを介しての会話と直接会っての会話とではやはり全然違う。
…今日は寝る前にもう少し指導対局の準備(勉強)をして風呂に入って当日に備えよう。
ちなみに今回の指導対局の内容は「インターネットでの棋譜の公開はご遠慮願います(両国将棋囲碁センターのブログより)」という事なので公表できません。…もっとも誰も見たいとは思っていないでしょうけど(笑)。
※1…年末に両国将棋囲碁センターに行った時に佐久間席主に聞いたところ、その時点で指導対局希望者の8割が「第1希望:森下九段」との事。特別料金(他の2人より1,000円高い)でもそんなのは全く関係ない(笑)。それを聞いて自分はどうしようか結構本気で悩んだものである。結局(?)自分も森下九段を第1希望で申し込んだわけだが…
※2…「自分は表にサイン(署名)するほど立派な人物ではない」という謙遜の意味で「裏側(の白い面)」に書く(なのでサインをお願いする時は「表(色付き箔付きの面)」を上にして渡すのが作法)、という事らしい。
いかにも「日本人らしい」考え方で説得力がある(自分としてはこちらの説を支持したい)のだが…
※3…浜松→東京の交通費を比較すると、
青春18きっぷ…2,370円(片道=1回分として計算)
都市間高速バス…3,350円(往復割引利用の片道分相当額。片道のみだと3,880円)
夜行バス…3,900円~4,750円(利用日によって差がある。週末は高い)
新幹線(自由席)…7,770円(金券ショップの格安チケットでもまず7,000円は切れない)
…金額ではバスが「次点」になる。