題名を見て
「どこのセレブの食い物だ?」
とか思われた方がいるかも知れないが、計算するとそうなるのだから仕方が無い(2つで6,600円、税・送料などは別途)。そんな得体の知れない(?)プリンの正体はと言うと…
「実は滅茶苦茶大きいプリンなのでは?」
と思われた方がいるかも知れないが、容器の(口側の)直径は約7cm、高さは約10cm、内容量は200g。プリンとしてはいたって普通(?)のサイズである。原材料を厳選したとしてもここまで高くなることは考えにくい(※1)。
…では何故こんなに高いのか? その理由は「容器」。このプリンを製造・販売しているカフェレストラン「マーロウ(※2)」の創立30周年を記念して作られた表面(内側も)を「本金」「本プラチナ」で誂えた特製の容器。それの派生版(?)としてハローキティ40周年とタイアップして作られたのが前出の写真の容器(なので通常?の「30周年記念本金・プラチナ容器」もある)。写真だとわかりにくいが左が「金」、右が「プラチナ」。
ちなみにハローキティモデルは限定100セットの販売で既に完売。
下の写真のように容器から出す事も可能。ただし当然ながら(?)プッ●ンプリンのような「つまみ」はないので、容器とプリンの間に(細い棒状のものを差し込んで1周させて)空気を入れてから皿の上にポン。
食べ終わった後の容器はそのままタンブラーとして使えなくもないが、それこそ「どこぞのセレブ」でもない限り傷つくのが怖くて日常的に使うのは躊躇われる(笑)。
…もし使うとしたら? たとえば競馬の世界には「金杯で乾杯!」という言葉がある。JRAの初日(1月5日、平日であってもこの日に開催される)のメイン競走「中山金杯」「京都金杯(共にGⅢ)」を(レースで、または馬券で)勝ってその年の幸先のいいスタートを切りたい、という思いをレース名にかけてこう呼ぶ(反対に負けると「金杯で完敗」と言う)事が多い。これを使えば正真正銘「本物の金杯(メッキだけど)で乾杯!」ができるなぁ、なんて考えた。 …もっとも記憶にある限り金杯で馬券を取った例がないのだが…(苦笑)
※1…この容器に入っている「北海道フレッシュクリームプリン」は通常ビーカー入りのもので750円、うちビーカーの値段を200円とすると(破損・汚損の無いビーカーは200円で引き取ってくれる)プリン本体(?)の価格は550円。
…これでも結構な値段であるがそれに見合うだけの価値(濃厚な味わい)はある、と思った。プリン以外にも様々な商品を取り扱っている(オンラインショップもある)ので詳しくはHP(前述のリンク)をご参照下さい。
※2…同社のロゴマークを見る限りフィリップ・マーロウ(Philip Marlowe、レイモンド・チャンドラーの小説に出てくる探偵)から名前を取ったのは間違いない。
飲食店の名称に探偵の名前が使われている理由は… わかりませんでした(笑)。
※3…「メッキ」。「ときん」とも読む。将棋の駒の「と(歩の成駒)」は(一般的には「金」を崩したら「と」になった、と言われるが)この「鍍金(相手に取られるとメッキがはがれて歩に戻る)」から来ている、という説もある。