3月5日に彩棋会が行われた。札幌は「マンボウ」だったが会場のエルプラザは使用可能という事で開催となった。もっとも使用可能と言ってもエントランスの案内を見ると中止になった会も結構な数があったようだ【*1】。
参加者は8名(うち2名が道外から)、2次会はなし。そんなわけなので特筆すべきことはほとんどない。いつも通り(?)に作品展の作品の品評を行い、次回作の課題を発表してあとは雑談。そんな中で出てきた話としては…
昔の国鉄は今ほど雪で止まる事はなかったんだけどなぁ
この日も札幌に向かう列車に遅延があり、その事についての感想とも言える話。当然ながら(?)自分は当時の事はほとんど分からないが、当時は今よりも「人が多かった」ので、各方面の対応に手が回っていた(言い換えると今は「人手不足」)、という事らしい。…どの業界でも今は人員カットとか騒いでいて、それが原因でトラブルに対し後手後手、なんて話はよく聞く。どちらがマシなのかはよく分からない(業種にも因るだろう)が、少なくとも国会に関しては「人員過剰のくせに対応は後手後手」としか思えない。
人の作品をいじるのは楽しいなぁ
今回の彩棋会のMVP発言かも知れない(笑)。今回の作品展の作品もいくつか(自作も含む)が他の参加者に「いじられていた」。
…この感情は詰キストだったらほとんどの人が理解できる事だと思う。…自分も理解できる(笑)。自作と違って「思い入れ」がほとんどない(のでどこでもいじれてしまう)というのもあるし、詰将棋の場合「出した代案を実現させる事ができる」というのが大きく違う。例えば「世に出たゲーム」に対し「ここはこうした方がいい」とか思っても実際に変えるのは事実上不可能と言えるが、詰将棋だと「ここをこうすればもっといい作品になりそう」とか思ったものを実際に形にできる(勿論それを自作と主張するのは大いに問題があるけど)。勿論詰将棋に関する知識や技量が問われるので、ネット上で論評するしか能のない凡愚には味わえない「味」と言えなくもない。
…他にもいろいろあったと思うが、次回の作品展の課題「作意に小駒の不成」についていろいろ考えていたのでよく覚えていない(笑)。ただ、これについても
テーマがシンプルだとかえって「いろいろと趣向を凝らしたくなる」
つまり、単に小駒不成がある作品ならそれこそいくらでもあるが、その中で「4種類の不成を全部出す(しかも正順or逆順で)」とか「全着手が小駒不成の着手【*2】」とか。自分は「全着手に補助符号(「~左」とか)がつく(その中に小駒不成の手がある)」なんて無茶苦茶な事を考えてしまう(笑)。…ちなみにこれについては現在(詰将棋おもちゃ箱に)記録がないので、もし作れたら自分が記録保持者…?(笑)
次回開催は7月上旬(全国大会よりは前)の予定、テーマは上記のように「作意に小駒の不成(玉方でも可)」。前回の懇親会(昨年11月、以前の記事参照)では「久々にジョッキでビールを飲んだらとてもうまいと思った」というので、その頃には状況がいい方向に向かっていたらいいな、と思う。…何よりそうでないとまた全国大会中止になりかねない(以前も書いたが飛行機とかの手配があるので遅くてもGWくらいまでには「やる!」と言ってほしいものである)。