来年は京都競馬場の改修や東京オリンピック開催によって例年とかなり違う部分があるようだ。
・例年の「5回京都」が阪神開催に
2020年11月から本格的な改修工事に入る、というのは随分前からアナウンスされていた。それに伴い11月の京都競馬が阪神開催になり、その期間の重賞(エリザベス女王杯、マイルCSなど)も阪神開催に(京都ジャンプステークス以外は距離の変更なし。しばらく「踏み台昇降運動」が見れないんですね…)。また連続開催を避けるために7月の中京開催と9月の阪神開催が入れ替わっている(こちらは「中京競馬場で施行できない条件」があるので一部重賞に距離変更がある)。
・夏季五輪期間中の「小倉開催」がなくなる
公式発表では「東京オリンピック開催への対応及び暑熱対策の観点から」となっており、この3週間は新潟と札幌の2場開催になる(後半の4週間は例年通り施行される)。なくなった分の開催枠は1月に移動し、春の「1回小倉」は6週間のロング開催に(例年は中京開催の「愛知杯」がこの1回小倉の初日に施行される)。
・これらの変更に合わせて一部の開催日程が変わる
詳しくは下図を参照。▼=3日間開催(「12月28日」を含む)、文字はGⅠ開催週。福島と新潟の開催日程が少し変わっている(オリンピック開催に合わせて7月開催が3週間になっている影響。トータルの開催日数は変わっていない)。
赤下線は五輪のマラソン開催日(青は「北海道マラソン」、黒は「札幌記念」)。マラソンが札幌開催になった時は札幌(及び近郊)在住の競馬ファンから大ブーイングが発生する日(笑)。
・札幌開催が1週間増えている
…いい事だ(笑)。実際関係者の間でも北海道開催は多い方がいいという人は少なくないというし【*1】。というか3日間開催は普通にいらないし。
・有馬記念が最終開催日(12月27日)の施行になっている
例年だと12月28日開催の「ホープフルステークス」はその前日(26日、中山大障害と1日2GⅠ!)の施行となっている。世間ではこれを喜ぶ声が多いが、自分にとって
「年末の総決算レースは賞金女王決定戦」(有馬記念も「前座」に過ぎない)
なので全くもってどーでもいー話である(笑)。ちなみに2020年のグランプリ(賞金王決定戦)はその前週に平和島で開催される。「五輪も東京、グランプリも東京」なんて事になるのかなぁ、と数年前から予想していたら本当にその通りになった(代わりに住之江では笹川賞がナイター開催される)。
他にも富士ステークスがGⅡに昇格予定【*2】とか弥生賞のレース名称が「報知杯弥生賞ディープインパクト記念」に変わる、という変更点もあるが、なんだかんだ言ったところで自分は数年前からボートレースのスケジュールの方が重要になったので正直「どーでもえーけど」の一言で済んでしまう話である。…だったらいちいちブログに書くなって? だって、他に書く事が思い浮かばなかったんだも~ん(笑)。
京都競馬場は2023年3月まで休催予定なので、少なくとも2021年と2022年も大幅な日程変更が考えられる。恐らく天皇賞(春)は2回とも阪神開催(さすがに新潟ではやらないでしょう)、秋のGⅠ4レースも阪神開催が有力だが、もしかしたらどちらか1回は中京開催、なんてウルトラC?があるかも知れない【*3】。