DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

たまにはブログらしい?話でも…

毎回毎回ナンプレ詰将棋の話=「パズルの話」ばかり書いているのは思った以上に疲れるので、たまには個人の趣味や近況・時事ネタといった「ブログらしい?話」も書こうと思う。
 
このブログの訪問者が1,000人を超えた。
…世の中には1日にこの数十倍~数百倍のアクセスを稼ぐブログもあるのでいちいちこの程度の数字で喜んでも意味がないし、そもそも記事を書く度に「自分」がカウントされるので、正確にはまだ1,000人に達しているとは言えないのだが、一応表示上は一つの区切りとして。
サイト(ブログ)によっては「キリ番」を踏んだ人に粗品を贈呈、なんて事をする人もいるらしいが、自分はそういうことをする予定はない。
このブログが1日4桁のアクセスをコンスタントに打つようになったら考えるかも知れないが…(笑)
 
先日の詰工房の2次会で
「DJカートンはナンプレ作家として始まった(詰将棋創作は言わばパズル作家としての「余技」)」
という感じの話をしたのだが、今月の詰パラ(2013年7月号)に作品が載った事で
「現時点で自分の投稿作品が最も多く掲載された雑誌は詰将棋パラダイス
になってしまっている(笑)。…別に本職(?)をサボっているわけではなく、ナンプレの投稿作品を扱う場所が少なすぎる」のが原因だと思う。
更に言わせてもらえば「出版社(選者)が求める作品」と「自分の作風(感覚)」が微妙にずれている可能性もある。つまり、ナンプレで稼ぐ(?)には創作の技量よりも「出版社(選者)がどういう作品を求めているか」(掲載された投稿作品群を見ていると「○○誌で掲載されやすいのはこういう作品」というのが何となく見えてくる)を読み取れないといけないのかも知れない。
だけど自分にはそういうやり方が向いていないようなので…(※1)
 
その詰パラだが、新しい詰パラが届くごとに「自分の作品は載っているだろうか」的な淡い期待はあるが、それ以上に「掲載された作品がボロクソに扱き下ろされていたらどうしよう…」という不安・恐怖のほうが圧倒的に強い
詰パラは一部の「その号に答えも掲載されているもの」を除くと全て懸賞問題で、読者はその解答と同時に「その作品に対する感想・短評」も送付する。中には作品に「点数」(※2)がつけられるコーナーもある。
それらは問題掲載の3ヵ月後(一部コーナーの問題は2ヵ月後)に載る、と決まっているので、その日(例えば7月号に作品が掲載されたら10月号が届く10月1日)が近づくと落ち着かなくなる。もちろん近3ヶ月に掲載作品がない場合はこんな不安はない。
 
詰パラ7月号に載った拙作の評価(問題は4月号に掲載)には正直なところ「ほっとした」。
何せ周りは自分よりはるかに経験のある作家、評価するのは詰将棋を何千何万と見てきた玄人(たとえ相手が看寿賞作家とかでも悪い作品に対する評価は容赦ない)。
自分は作品が載るたびに周りの作品と比較して「2.2もあれば上出来」などと思ってしまうので(「自分の作品は既に作意が分かっている」ために周りの作品が凄く見えるのかも…)、今回の結果と短評(あえてここには書きません)は今の自分には「上出来以上」だと思った。…ついでに
「これなら詰将棋版の名刺(※3)に描く作品としても使えそう」
とも(笑)。
 
…と、今はこうして評価に一喜一憂している(笑)のはこういった「自分の作品に対する他人の評価」に慣れていないからだろう。年月(経験)を重ねていくといちいちそんな事など気にならなくなるか、自分の中のハードルがどんどん高くなることは何となく想像できる。
「ちくしょー、今回は2.5に届かなかったか」
という具合に。
 
それよりもナンプレにもこういうシステム(を採用した専門誌)があってもいいのではないか、と思う(もちろんスタンダード・バラエティ両部門で)。
単に機械的に並べられた(それこそ機械で作られた)作品よりも、いろんな作家の「意図」が込められた作品のほうが見ていても解いていても面白い(レベルの高いものが作れそう)、と思うのだが…
 
前回のブログでちらっと話を書いたから、というわけでは決してないだろうが(笑)、今月20日に森下卓九段の「2013夏・順位戦解説会」が開かれる。題名には森下九段の名前しかないが今回も島朗九段とのツートップ(?)による解説会
…是非とも行きたいのだがその日は仕事ぢゃ~!!(嘆)
 
この「順位戦解説会」というのは元々は小田急線経堂駅の近く(森下九段と島九段はこの辺りに住まわれているらしい)で不定期で開催されていたもので、「告知はほとんどなし」「参加者は口コミで20~30人くらい」「集客意識が全くなかったのが不思議」、そして何よりも「日本で一番大盤の動かない解説会」と言われるくらい両者のトークがメインで進んでいく会だったそうである(「日本将棋連盟モバイル」の島九段のコラムから引用しました)。それが一昨年の暮れに数年ぶりに復活し、今年の夏に第2弾が開催されるようである。
自分は前回の解説会しか参加したことはないが、「日本で一番大盤の動かない解説会」という言葉に恥じない名トークショー(?)だったと思う。おそらくは今回も…
 
題名に年号と季節を銘打ってあるので、今後もこの解説会が継続的に行われる、と信じたい(笑)。
 

(※1)…こういう事を書くと怒られるかも知れないが、ナンプレ誌だと「多少手抜きで作ったほうが掲載されやすい」と思うことがある(自分はこの「多少手抜く」というのが苦手)。
一方の詰将棋詰パラ)は難しい分には大歓迎(?)なので手抜き無しの全力で作品を作る事が出来る(もっとも自分の場合全力で作っても諸先輩方のレベルには遠く及ばないのだが…)。
 
(※2)…解答者は作品をA=3点、B=2点、C=1点、の3段階で評価し、その平均点が表記される(誤答者の評価と無評価はカウントされない)。
文中にある(自分がこだわる)「2.2」という数字は「ヤング・デ・詰将棋(略してヤン詰)」コーナーでの入選ラインで、「このくらいは評価されないと入選作品としての顔が立たない」と勝手に思っているだけ(笑)。
 
(※3)…自分の頭の中には「詰将棋版」「ナンプレ版」2種類の名刺を作る案がある。もちろん必要事項(名前・アドレスなど)は同じものだが、レイアウトは両者で全然違うものにしようか、などと思案中…