「将棋とは最後に羽生が勝つゲーム」
という言葉が近年流行っているらしい(※1)。今から20年くらい前に既に流行っていたかも知れない言葉であるが、言われてみると「将棋に詳しくない人の目にはそう映る」のもわからないでもない。ただその一方で近い将来に
「将棋とは最後に藤井聡太が勝つゲーム」
あるいはその上級バージョン(?)として
「将棋とは藤井聡太が勝つ事が決まっているゲーム」
なんて言葉が流行っているかも知れない、なんて事を考えて(想像して)しまう。
…そういうわけで(どういうわけで?)最近の出来事や今後の予定とか。…こういう事を書く時というのは大抵「ネタに困っているから」でもある(笑)。
・森下九段、竜王戦4組に降級
この大一番(?)に森下九段は「阪田流向かい飛車+中住まい」という斬新な作戦を採用したが「効果は今一つのようだ」。途中▲4七角とタダのところに放り込む「花村流」な鬼手(この手自体は王手飛車である)も炸裂したが結果は幸いしなかった。
・詰パラ5月号
…5月1日に届いた。3月の香龍会でお伺いを立てた「将棋パズル雑談」の作品は没(笑)。次回で使われるかも… なんて期待は持たない方が精神衛生上望ましいと思う(笑)。
その代わりに(?)別の作品が掲載されている。複数の意味に解釈されないように問題文を考えたつもりだけど大丈夫かなぁ… そしてそれ以上に「余詰」がないかがこの上なく心配である…(笑)
解答受付期間なので作品に対するコメントは差し控えます。(誰もそんな事はしないと思うけど)解答や論評はこちらのブログ(及びメールアドレス)ではなく編集部の方に送ってくださいね(笑)。
・来期の順位戦
いつの間にか組み合わせが決まっている(大体4月中旬に抽選が行われているがその時自分は「帰省の準備中」だったので見ていない)。
…森下九段の初戦の相手は藤井聡太六段。
…抽選した奴ブチ殺す!!
…と言ってもB2以下(総当たりでないクラス)は機械で抽選する(※3)ので殺しようがない(笑)。
…あえてこれ以上は書かない(笑)。
・5月の「両国イベント」
26日に屋敷伸之九段を招いて行われるとの事。同郷の偉大な先輩の話を聴ける機会…と行きたかったがその日は仕事である…
・第76期名人戦第5局(5月29日、30日)
…第2局まで終わって1勝1敗なので最低でも第5局は行われる。その日は休み(の予定)なので大盤解説会に行ってくる…かも知れない。ついでに隣(地下鉄名城線で1駅)にある「例のカフェ」に…と思ったらカフェは21日までだった(笑)。
ちなみに「例のカフェ」は5月11日~6月25日の日程で福岡で追加開催される事が決まっている。…全箇所制覇はほぼ不可能になってしまった(笑)。
・天皇賞・春(4月29日)
その日は休みだったがTVで見ていただけで馬券は買っていない(何せ入場料だけで1000円も取られるから…)。
優勝したレインボーラインが1着入線後に騎手がコース上で下馬した時は「…何事?」と思った。レースに勝利した直後の下馬というと2012年の天皇賞(秋)の出来事が超?有名だが、今回はそういった美談ではなく単純に(?)ゴール直後の故障発生。後の検査で予後不良や競走能力喪失になるような大怪我ではない事が判明したのは不幸中の幸いと言えよう。
その一方で馬券を外した人の中には
「岩田(康誠騎手)は乗り方が荒いからああなるんだ」
などと勝ち誇ったような負け惜しみを吐いた人(※4)が少なくとも全国に1000人はいそうな気がした(笑)。
今年の札幌は強い。「どこか悪いんじゃないか?」というくらい強い(笑)。ミシャ(ミハイロ・ペドロビッチ監督)体制になった今年、開幕3試合が●△●で「あれ?」となったがそこから5月2日の佐賀戦までの9試合が6勝3分(負けなし)、現在リーグ戦3位(ACL圏内)に。
…こりゃアウェイでも見に行かにゃ、と思うが、上手く日程が合う試合があるか現時点ではわからない(札幌に帰省した時=21日の浦和戦はアウェイだった)。
・氷点下の三ツ矢サイダーの自販機
「1日の販売本数は(自販機1台につき)40本まで」「販売時間は9:30~17:30(冷やすのに時間がかかるため、他の商品は他の時間でも購入可能)」とこの時点で結構入手困難な飲み物であるが、何よりこの自販機は5月末までに「全国に150台しか設置されない」という相当レアな自販機である。
「駅や公園、商業施設など、人が集まる場所に設置していく」というのでおのずとありそうな場所は限られるが、場所が分かっても余程近場でもない限りわざわざ買いに行く事はなさそうだ。ましてや自分の足で探して歩くとか…
※1…あなたに「指さる」将棋の言葉(松本博文著、セブン&アイ出版)より引用。それによるとこの言葉は1990年に行われたFIFAワールドカップイタリア大会の準決勝でドイツに敗れたイングランド代表のゲーリー・リネカーが残した
「フットボールとはシンプルなゲームだ。22人がボールを追い、90分戦い、そして最後にいつもドイツが勝つ」
という名言(?)が元になっているっぽい。
※2…阪田三吉贈名人・王将の言葉(出典は同上)。
「将棋は負けて落ちるところに値打ちがあるんや」
と弟子を一喝したという。
※3…正確には立会人(主催者=朝日新聞と毎日新聞の記者各1名と棋士代表)が「1~256」から数字(≒乱数表)を1つ選ぶとそれを基に専用のソフトが対戦カードを作り上げる。その後「特記条件(同門の棋士は初戦&ラスト3戦で当たらない、など)」に反していないかを立会人がチェックして(引っかかっていたら乱数選びからやり直し)組み合わせが確定する。総当たりのA級とB1はトランプを使って手作業で抽選、というのが恒例。
…以上は少し古い記事からの引用なので今は変わっている可能性もありますが御了承を(さすがにPC使用を手作業に戻す事はないと思うけど)。
※4…少なくとも自分は「そのレースの馬券を取った人」がこの手の野次を飛ばすのを見た事も聞いた事もない。