DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

やっぱり化け物だなぁ

註・この記事は当日の朝に「藤井聡太五段が優勝したという仮定で」書いています。つまり優勝できなかったら無駄になっていた、という事(笑)。またそういう理由なので将棋の内容には触れていません(というより「見ていないものには触れられない」)

既にいろいろなところで騒がれている事なので今更自分がこの件について書いてもあまり意味がないのでちょっと別の視点から。

今回の事でおそらくまた取材が殺到する事が予想されるが、その中に

「優勝賞金(750万円、前期までは1000万円だった)は何に使いますか?」

という間抜けな事を聞いてくるアホが必ずいるだろうなぁ、と思う。寧ろ「必ずいる」と断言してもいいかも知れない(笑)。

今回の結果を受けてもし来月の順位戦C級2組最終戦(3月15日)で

増田康宏五段が昇級を逃すような事があったら(他力昇級もあるが実質「勝って自力昇級」するしかない)それこそ増田五段の名は「藤井聡太の29連勝目の相手」としか残らなくなる

可能性が一層高くなる。彼より先にタイトル獲得するくらいの結果を出さない事には。
…(史上3人目の)新人王2連覇? そんな事はよほどの将棋ファンでないと気にもかけない。そもそもこの先藤井聡太『六段』が同じ事をやってのける可能性もあるわけだから(※1)。
そんな将棋界はある意味「COMに席巻される将棋界」以上の悪夢である、と考えるのは自分くらいだろうな(笑)。とにかく

周りの棋士(特に増田五段)には「藤井(一強)時代」を作らせないよう頑張ってほしい

と思う。…半分以上は個人的願望(将棋に限らず「一強時代」というのが好きでない)だけど(笑)、谷川浩司九段も

名人と竜王を破っての優勝は見事ですが、ただし20代、30代の棋士に対しては「君たち、悔しくないのか」と言いたい気持ちもあります。

とコメントしている(自分と近い事を考えている)のは少し安心している(笑)。


※1…今期の竜王戦で4組昇級を決めた場合「六段昇段後竜王戦ランキング戦で連続昇級」の規定で七段に昇段し来期以降の新人王戦の出場資格──26歳以下でタイトル挑戦経験者を除いた「六段以下」──がなくなる(そしてその可能性は限りなく高い)。つまり藤井六段の新人王戦は今期で最後(の可能性が高い)→理論上連覇できない(可能性が高い)。
ちなみにこの昇段は「連続昇級」の間に他の条件の昇段(勝ち数、順位戦昇級、棋戦優勝、タイトル挑戦)を挟んでいても有効となる。