DJカートン.mmix

昨今流行っている「ジェンダーレス」とかいう言葉を使いたがる人は「差別」と「区別」の違いがわかっていないんじゃないか? と思う。

パズル誌の不祥事

先日のYahoo!のトップページに「パズル誌出版社が懸賞の当選者数を水増し」というニュースが。
今回そういう不正を行っていた事が発覚したのは「アイア株式会社」。出版のみを手掛ける会社ではなく、アパレル事業も展開している(パズル誌を扱う会社としては珍しいと思う)。どちらがメインなのかはよくわからないけど。
公表された当選者数(およそ12,000人)のうちの半分(主に高額の現金や賞品の当選)に関しては架空の名前(当選者)をでっち上げてあたかも当選者がいるように見せかけた──実際には当選者無し──、という事で消費者庁から景品表示法違反で是正勧告を受けた、とある。同社が出版しているナンプレマガジン」は自作が初めて掲載された雑誌(※1)なので、ショックとまでは行かないにせよ何だか複雑な気分である。それにしても近年は右を向いても左を向いても「偽装」、というくらい偽装に関するニュースを目にする。ニュースになる(表面化された)分だけでもこうなのだから、発覚していないものを含めたら一体どうなることか…
この手の不祥事のニュース1件に対し1回以上は目(耳)にする言葉に「企業の体質」というのがあるが、この手の不祥事が起きるのは企業の体質というより「金儲けしたい」と思う「人間の性」ではないか、と思う。つまりその手段として大抵の人がもっとも手っ取り早い(?)方法として考える(実行する)のが「経費削減」。確かに「無駄な」経費は削減するに越した事はないが、ほとんどの場合「かけるべき」経費まで削減してしまって後にボロが出る(最近だとマンションが傾いた、とか)、という結末を迎えている。
…では何故そういった前例がいくらでもあるのにこのような不正は絶えないのか? これは人間誰しも「自分だけは大丈夫(不正がばれない)」と思う心理(根拠のない自信)があるから、なんて事を言っている人がいたが、正にそれだと思う。もしこれに該当しない人がいるとしたらそれは「金儲けに興味がない人」くらいではなかろうか。
…偉そうに語っている自分も聖人君子でも仙人でもないので、今後「偉い立場」になれた時にこの手の不正をやらかす可能性がないとは言えない。ましてやこの手の不正は「自分は頭が良い(=自分ならばれないように上手くやれる)」と思っている人ほど手を染める可能性が高い(らしい)のでなおさら危ない(笑)。
蛇足になるが、この種の不正が絶えない他の理由に(主に収入面の)目標を高く定めすぎている」というのがある。超えなければならないハードル(その月に上げなければならない売上)が「高い」とわかっているとどうしても無理をしてしまう、最終的には不正に走ってしまう、のが人間(の弱さ)である(※2)。だったら最初から公私両面において「ハードルの高さを低く」しておけば無理や不正をせずに済むではありませんか。スポーツとかでそんな事を言っていたら話になりませんが、事「ビジネス」に関して言えば「勝ち易きに勝つ」のが王道だと思う。それなのに世の中には自分から「勝ち難い」条件を定める人の多いこと多いこと(「現場・前線で働くのが自分でない」からそういう事が平然とできるのだろうが…)、そしてその結果不正が発覚したり現場に過酷なノルマを課して「ブラック企業」と後ろ指を指されるようになったり… 

…途中から全然違う話になってしまいましたね(笑)。


※1…今はないが当時は「投稿作品コーナー」があった。

※2自分の座右の銘(の一つ)である「勝可知而不可為(勝ちは知るべくにして為すべからず)」はこれを戒めた言葉である。
ちなみにこの言葉、孫子を解説した本の大半では「勝つ方法を知ることはできてもそれを実行するのは難しい」と訳されているが、そう解釈させるつもりなら原文は「勝能知而難為(勝ちは知るあたわずも為し難し)」という感じになっていたと思うのだが(漢文はあまり詳しくないので偉そうなことは言えないけど)…