DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

Never

今回のパリオリンピックはいろいろな分野でいろいろな騒動が起きたわけだが、それらの騒動を聞いて(リアルタイムで見ていない)確信した事がある。

 

絶対にeスポーツをオリンピックの種目にしてはならない

 

JUDOの団体戦で延長戦になった時の代表選手を決める「ルーレット」がある意味今大会最大のトピックになっている。本当に「操作」があったかどうかはぶっちゃけ証明しようがない(特に「無かった事の証明」は所謂「悪魔の証明」である)のだが、たかだか代表選手を決めるルーレットで今回のような事が起きるくらいだから将来eスポーツなんぞがオリンピック種目になったりしたらほぼ100%の確率で恣意性が感じられる結果(確率や判定の操作)を巡る騒動が起きる、という未来しか想像できない。

そもそも自分が当初からeスポーツという存在そのものに否定的な理由がこれである。こういったプログラムによる不正は大会の規模(≒動く金)に比例して発生確率も上昇するだろうという事を自分はeスポーツがもてはやされる以前から危惧していた。これが単なる(?)世界大会とかだったら賞金が億単位であっても「所詮は個人(チーム)が金と名誉をやり取りする遊び」みたいなところもあるが、オリンピックという舞台だと残念ながらそういうレベルでは収まらない、というのは過去の歴史が証明しているし、今回のオリンピックでよりハッキリ証明されたと言っていいだろう。中には「IOCが管理しているのだから不正などあるわけがない」と擁護(?)する人もいるが、IOCの「日頃の行い」を知っている人だったら「IOCが管理しているのだから九分九厘不正があるに決まってる」と考える方が「真っ当な感覚」というものである。

 

…今回の騒動について「誤解を生みかねない方法は避けるべき」という意見を散見する。例えば同じ「ルーレット」でもアナログな手法(デカい円盤を回転させる、といった作為が紛れ込む余地のない方法)で行うべきだ、という感じ。それには同意である。ただそういう理論で言うとeスポーツは「種目によっては存在自体が疑惑の塊」になる可能性も十分あるわけで(例えば「オリンピック競技でマ○オカート」なんてのを想像すればどういう事が起きるか想像しやすいのでは)、だったらやはり「オリンピックにeスポーツを持ち込むのはアウト」である。