DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

動物保護活動をする人たち

先日北洋銀行(北海道の地方銀行)の預金通帳の繰越を行ったら、新しい通帳に記載されている7桁の口座番号がカンマ区切り1,234,567という感じ)になっていた。…何の意味があるのか?

 

13日にEテレで放送された「あしたも晴れ!人生レシピ」犬や猫の保護活動を行っている人が取り上げられ、その中に現役ボートレーサーの香川素子選手も取り上げられた。十数匹いる猫は全て保護猫で、「猫の餌代を稼ぐためにレースをしている」と語る香川選手。その活動には敬意しかないわけだが、番組を見た正直な感想は

「説明が足りないな」

 

…何が足りないのか? ボートレーサーはレース開催期間は完全に拘束され、外部との連絡も不可能。加えて「前検日」もあり、開催初日の前日の12時(ナイター開催は16時)までにレース場に到着しないといけない(遅刻すると出場停止のペナルティを受ける)つまりレース1節ごとに(6日間開催だと)7日間拘束、しかも遠方だと「前泊」「後泊」の可能性もあるので【*1】、単純計算でレース1節ごとに7~8日家を空ける事になる。ましてやA級レーサーは月に3節の斡旋も珍しくなく(香川選手は2008年からA2級以上を維持し続けている)、そうなると1か月のうち家にいる=猫に会える時間は1週間くらいしかない事に。勿論開催期間中に(部屋にカメラを設置しておいて)猫の様子を確認、なんて事は不可能である。そういう厳しい条件の下で多数の猫を保護し、里親探しもしている香川選手はある意味「超人」である。

 

番組ではこのあたりの説明は全くなかった。自分はたまたま前述のような「裏の事情」を知っていたので香川選手の「真の偉大さ」を理解できた(というかそうでなかったらこの番組を見てもいなかっただろう)が、あの番組を見た人の大多数はそうではない、中には「競馬のようにレースは土日だけ(平日は時間に余裕がある)」なんて思っている人もいそうだから事実が正確に伝わっていない可能性もある。それこそ「レースが1回あるごとに1週間くらいは家を空ける事になる」の一文があるだけでも全然違っただろうに、と思うと何か残念な気持ちになる。

 

そんな事を日常的(?)に考えてしまう自分なので、ブログを書く時でも可能な限りの「情報」を載せるようにしている、というか無意識に書いてしまう(ので気が付くと長文になってしまう?

*1:香川選手は京都在住なので理論上は24場全てに当日入りは可能だが、前述のように前検に遅刻すると重大なペナルティを喰らうので遠方へは前泊をしている可能性はある。またナイター開催は(優出したら解放されるのは22時くらいなので)「終わった日のうちに帰宅」はさすがに無理(住之江はギリギリ帰れる?)だろう。