DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

音ゲー「ノスタルジア」

前回の記事を書いた前後あたり、将棋界ではいろいろあった。
森内俊之九段のフリークラス宣言
・第2期電王戦
・第75期名人戦
藤井聡太四段が「プロデビューからの連勝記録」の更新
・連盟理事選挙(定員7名)に10人届け出
…いろいろあったわけだが、今回はそれらには触れず全く別の事を書こうと決めていた。
それでも一言だけ書くと、森下九段が理事選に立候補したのはちょっと意外だった。前回(2005年から2年間)理事を務めた時に腹膜炎を患って緊急入院した(いくつかの対局が不戦敗になった)ので「もう理事はこりごり」とか考えているのでは、などと勝手に忖度していたものなので…

…今回のテーマは「ノスタルジア今年の3月にKONAMIからリリースされたアーケードゲームピアノをモチーフとした鍵盤系の音ゲー(以前あった「キーボードマニア」とは全く別物)である。画面の下のほうにある鍵盤でプレイする。
イメージ 1

ピアノ(風)なので座ってプレイするもの、と思いきや、筐体に椅子は標準装備されていない。店舗によっては椅子を用意してくれているところもあれば(ただし「椅子の高さ」が希望にそぐわない事もあるが…)椅子なし、つまり立ってのプレイを強要される店舗もある。もっともそれ(立ってのプレイ)が気にならない人も多いようだが、自分はやっぱり(?)座ってプレイする方が落ち着く。
写真を見てもらうとわかるが鍵盤は4オクターブ分ある。いきなりこれを弾きこなせ、というのはさすがにハードルが高過ぎる(ピアノ経験者でもない限りプレイにならない)が、このゲームで使用するのは「白鍵のみ」。黒鍵もあるようには見えるが、これは一言で言えば「見た目をピアノっぽく見せるためのデザイン(要はダミー。隣の白鍵と一体になっている)」である(ロケテストの時点ではこの「ダミー黒鍵」は存在しなかったらしい)。
そして他の音ゲーと大きく違うのは降ってくる音符(オブジェ)の幅が大きい事。下の動画(1つ目)を見てもらうとわかるが、1個の音符が鍵盤3~5個分の幅があり、その間に収まっていればどの鍵盤を押しても「正しく弾いた」と判定される。…だからと言って「こんなの楽勝じゃん」となめてかかるとその「幅広の音符」の隣の鍵盤(例えばC~Gまでの音符が降って来た時に隣の「H」や「A」)を叩いてミス、なんて事を繰り返すのでそれなりにスキル&練習は必要である。

1つの曲に対し「Normal」「Hard」「Expert」の3種類の譜面が用意されており、右に行くほど譜面の密度と音符の大きさが厳しくなる。原則としてNormalの音符は鍵盤5個分、Hardだと4個分、Expertだと3個分の広さだが、時に例外も降ってくる(※1)。実際どのくらい違うのかは下の動画を見れば御理解いただけるかと思う。比較対象のために「音ゲーを知らない人でも知名度の高い曲」の中から「トルコ行進曲」を3種類の譜面でプレイしている(通常こんなプレイはしない…)。
通常の音符の他に長押しする「テヌート」、鍵盤をなでるように弾くグリッサンド(※2)、隣り合う2つの鍵盤を素早く交互に弾く「トリル」がある。

Normal、Hardはかなり簡略化されて(4つ打ちや8つ打ちがベースになって)いるが、Expertまで行くと部分的なアサインはあってもかなり本格的(実際の演奏に近い)である。
なお音符に青と赤があるのは「青=左手で演奏赤=右手で演奏」というガイドのようなもの(絶対そうしなければならないわけではない)。また後ろでカチカチ鳴っているのは言うまでもなく(?)メトロノーム。画面右下のメトロノームの絵(メイン画面はタッチパネルになっている)を触れる事でON/OFFを切り替える事ができる。
このゲームには大抵の音ゲーには存在する「グルーヴゲージ」が存在せず、ランクC(100万点満点で70万点)以上に達すれば一応(?)クリアである。またCに到達しなくても次のステージに進める仕様になっているので1クレジットで3曲プレイが約束されている。ただし、Expert譜面はその曲のHard譜面をランクA(85万点)以上でクリアしないと出現しないので(※3)、Hard譜面に関して言えば「Aランク取得でクリア」と見なしてもいいかも知れない。

ところどころミスしながらも「それなりに」弾いている自分ではあるが、自分はこれまでにピアノの経験というものが全くない。これまで扱った事のある鍵盤は14個(beatmaniaIIDXのダブルプレイ)なので扱う鍵盤の数が一気に2倍(28個)である。最初のうちは「まともに演奏できるのか?」とか思ったもので、実際前述した「隣を叩く」を連発してまともな演奏になっていなかったが、そんな才能のない(?)自分でもやっているうちに「それなりに」弾くことができるようになったので(話を聞く限りやはりピアノ経験者は「アドバンテージ」があるようだ)、このブログを読んでいる人なら多分(1日2~3回×)1週間もプレイすれば…

これを書いている時点でプレイできる曲は72曲。中にはBEMANIオリジナル(他機種からの移植を含む)も多いが、次の動画ではそれ以外のクラシックやバラエティ(≒音ゲーを知らない人でも知っている曲)の中から「特に知名度が高そう」&「それなりの難易度がある」曲を選んでプレイ。早い話「こういう曲を演奏できるんですよ」というサンプルのようなもの。
曲目は聞けば分かると思いますが念のため、

1曲目「やさしさに包まれたなら」(「魔女の宅急便」のテーマソング)
2曲目「情熱大陸
3曲目「英雄ポロネーズ

相変わらずミスは多い(これらをノーミスで弾ききれたら間違いなくプロのピアニストレベルだと思う)が、これくらい弾けると何となく「ピアノを弾いている」という感覚になれます。…多分(笑)。よく「ピアノをやっている人はボケにくい(指を多用する事がボケ防止になる)」なんて言われるのでこういうゲームでも効果はあるかも知れません。
…なお、動画の撮り方(カメラの角度とか)は試行錯誤中(笑)。画面と手元とが上手く映るアングルはなかなか難しい(※4)。店舗によっては真上から撮影できるような仕掛け(アーム?と撮影機材を固定する「クリップ」、当然撮影機材はプレイヤーが用意する)を作っているところもあるが、当然それはそれがある場所限定の方法だし、自分の場合「帽子のつばで手元の一部が隠れてしまう(かも知れない)のでその方法は向いていない(かも知れない)。
…着帽でピアノを弾く奴なんていないって? …ほっといて下さい(笑)。

最後におまけ(?)で現時点で存在する最高難易度「Level12」の3曲をプレイしたのが次の動画(3曲ともBEMANI系、プレイしたのはゲーム開始から1ヶ月ほど過ぎた頃)。1曲目は12の中では易しい(むしろこれより難しいLevel11が何曲もある)が、残り2つは「わけわからん」。特に3曲目は部分的に本家(beatmaniaIIDX)よりエグイ譜面が降ってくる。曲自体は知っている曲だったので「フィーリング」で鍵盤を叩いているだけ(笑)。
ちなみに3曲とも「初見」プレイ。1ヶ月&初見でもこのくらいは弾けるのだから…(以下略)


※1…鍵盤2個分とか6個分以上の広さの音符も存在する。概ね曲中の「強い音(フォルテ系)」は基準より音符が大きく、反対に「弱い音(ピアノ系)」は基準より音符が小さくなる傾向にある。

※2…ピアノ経験者の知人曰く、グリッサンドの弾き方を見ればその人にピアノ経験があるかないかがわかる」らしい。

※3…通常の2割増し(PASELI限定)のゲーム料金でプレイできる「フォルテ」モードだと最初からExpert譜面をプレイできるが、Expert譜面にはHardでランクAを出せるくらいでないとまともな演奏にならない譜面が多いのであまり意味がないかも知れない(笑)。

※4…「画面だけ」の撮影だとそれが本人のプレイであることを証明できない(最悪「複数人数でプレイしているのを隠している」可能性だってあり得る)し、逆に「手元だけ」だと何をやっているのかが分からない。…かと言って両方を別のカメラで同時撮影して編集でリンクさせる、なんて技術(と機材)は持っているわけがない(笑)。