詰パラ1月号は29日に届いたので年末の車内の時間つぶしができた。…今回も詰とうほくの開催場所が「障害学習センター」になっていた。
1月5日は両国将棋センターの新春イベント。前日の昼過ぎには(北洋銀行の通帳に記帳するために)東京入りしていたので4日に新年の挨拶?に訪れたのだが、気が付くと「新春手合割トーナメント」に参加させられていた(笑)。しかも「明らかにキツイ手合いで子供たちに教える」羽目に。…8枚落ちの上手なんて持ったことないぞ(笑)。
センターにはとある「漫画」が貼られていた。このツイートに使われているものである。
他人のツイートは基本的にあまり見ない(気にしない)自分だが、もし「ザ・ベストツイート・オブ・2018」を挙げろと言われたら自分は間違いなくこれを挙げるだろう。あの場(その時自分は抽選に外れて別のフロアで第2希望の和田あき女流初段の指導対局を受けていた)の雰囲気などをわかりやすく&面白おかしく(失礼)表現している。
それが終わってホテルにチェックイン。部屋では持参した布盤とプラ駒で過去の指導対局を並べて予習(?)。…本当は「将棋大観」を持って行くべきだったのかも知れない、と思ったのは全てが終わって帰宅してから(笑)。
5日はまず東京駅の「北海道フーディスト」で指導対局時の飲み物を購入、その後WINS銀座に行ってWIN5に挑戦。スマホでない人は「UMAポート」で購入する買い目と金額を選択してQRコード(左側)を作成。それを投票用機械に読み取らせて投票完了(右側)。
…こんな買い方で当たるなら誰も苦労はしない(笑)。
…隠した箇所にはUMACAの固有番号12桁が書かれている。「何か」されても嫌なので隠しました。
今回の指導対局は対戦相手が「当日抽選」(※1)。自分は谷口由紀女流二段。前回の指導対局では自分は居飛車だったが今回は「向かい飛車」を採用。…多分そういう角落ち定跡は存在しないと思う。実際序盤の「作り」が滅茶苦茶になって劣勢に。「フェアリー将棋の指し過ぎが悪影響している」とかいう以前の構想力の問題≒勉強不足である(笑)。それこそ「典型的な悪い見本」として自戦記を書きたいくらいだが、以前も書いたが会員規約で棋譜を公表する事はできないので…
指導対局後は解説会&トークショー。渡部愛女流王位の「タイトル獲得の一番」と「王座戦一次予選」の2局を解説する…予定だったのだが、「棋譜(記録用紙)を家に忘れてしまった」という失態(?)。幸いにして2局ともモバイル中継に棋譜があったので事なきを得ず(?)。
1局目、下図の局面で本譜は▲3二銀と着実に迫る一着だったが、ここで「▲7一金!(取ったら3手詰め)」という決め手があったという(中継のコメントには書かれていない)。もっともこの手でなければ負け、という局面でもないのだが、もしここで▲7一金と打って勝っていたらこの対局は「渡部愛生涯の名局」として後世語り継がれた…?とか思ったり。
2局目は18年10月4日に行われた第67期王座戦の泉正樹八段戦。対局前(駒を並べる前)に愛犬の話を熱く語り始めたとか。
王座戦は(女流棋戦には存在しない)持ち時間が5時間という長い将棋という事で、途中から(体力づくりのための)「腕立て伏せ論争?」になったり、夕食に紫金飯店のエビチリを頼んだら「滅茶苦茶辛かった」(※2)といった話に脱線。…やっぱりこれ(脱線)がないと両国将棋学術会員イベントではないでしょう(笑)。
その後はトークショー。新棋戦「清麗戦」の話も出てきた。…予選の「6勝通過2敗失格」というシステムは当事者である女流棋士でもよく分かっていないそうな(笑)。谷口女流二段はその開幕局で清水市代女流六段と当たる(7日に行われて谷口由紀女流二段が勝利)。
参加女流棋士は62人。形式は多分「スイス式トーナメント」に近いと思われる。参加女流棋士のうち渡部愛女流王位と里見香奈女流四冠は「第1シード」扱いで1回戦は1勝分のアドバンテージが付き、「和田あき女流初段vs脇田奈々子女流2級の敗者」と「長谷川優貴女流二段vs堀彩乃女流2級の敗者」には2回戦で1勝分のアドバンテージが付く、とある。…多分「意味が分からん」という人が多そうなので自分なりの解釈注釈をつけると、
・1回戦は全部で30局行われて30人に●(アドバンテージを含む32人に○)がつく
・2回戦は前述の2名にアドバンテージがつくので、●同士の対局は28人14局。そこで負けた(連敗した)14人は予選敗退
・1回戦で○同士による2回戦の対局は32人16局。これらが全て終わると「連勝者が16人、1勝1敗が32人」(生き残りは48人)になる。なお2回戦の対戦相手は組み合わせ表にある「1~4の勝者同士・敗者同士」「5~8の勝者同士・敗者同士」・・・(以下略)ではないか、と思われる
・3回戦は同じ成績同士が対局し、「無敗が8人、1敗が24人、2敗(予選敗退)が16人」(これを「8/24/16」と記す。以下同様)になる
・4回戦終了時には「4/16/12」
・5回戦終了時には「2/10/8」
・6回戦終了時には「1/6/5」、6連勝した1人はこの時点で予選通過
・7回戦で5勝1敗同士の6人が対戦し、勝利した3人が予選通過
・合計で4人が本戦進出(本戦の勝者同士で五番勝負)
…という理屈で間違いないはず(笑)。
その清麗戦に関する「オフレコ確定」の裏話があったり、豊島王位との記念対局(※3)の話があったり(渡部愛女流王位曰く「飛ばされました」)、「4人の絵心に挑戦?」という事で「猪の正面顔」を描いてもらったり(描いている途中に渡部女流王位は「猪って角あります?」)。…高浜愛子女流2級(HPに画像あり)以外の3人の絵は「…凄かった」。何がどう凄かったのかは席主から念を押すように「ツイッターとかで上げないで下さい」という箝口令なので言えません(見せれません)。…じゃんけん大会でそれを手に入れた人が羨ましい(笑)。
イベントが終わり次第自分は両国→秋葉原→「上野駅から」上野東京ライン直通東海道線で帰路につく。…普通なら東京とか品川とか「浜松に少しでも近い所から」と考えるところだが、「上野から乗ればほぼ確実に席を確保できる(やはり東京駅は乗客が多い)」ので意図的にそうしている。どうせ「どこから乗っても運賃は同じ」だし(※4)。
東海道本線などにある「グリーン車」。ホームにある機械でSuicaにグリーン車の情報を登録して(切符の類は出てこない)そのカードを座席上部にある車両のカードリーダーにタッチする事でその席を取る事になる(※5)。「使用中」は緑色のランプ。
新幹線のように座席ごとにテーブルが付いている(席を回転させて「ボックス」にする事も出来る)ので実に快適な空間である…のだが、グリーン車を利用しようとする人の中にはそのシステムをよく理解していない人も時々いる(※6)。それどころかグリーン車は別料金がかかるという事すら理解せずに利用しようとする、しまいにはグリーン車の搭乗員(「グリーンアテンダント」という正式名称がある)と押し問答?までやらかす人もたまにいたりする。…そういう人を見ると
「そんなアホはさっさと(グリーン車でない車両に)放り出せ!」
と腹の中で思っていたりする(他の席の乗客は「読書」「仕事」「睡眠」などをしている人が多いのでこういった「モンスター」は迷惑な事この上ない)。
23時過ぎに帰宅したら軽く飯を食って就寝、次の日(夜勤)目覚めたら頭が痛い。どうやら風邪で確定。そういうわけなので今回の記事のアップが遅れてしまいました。しかもそんな状態で書いたので文中にトンデモナイ誤字脱字誤りがあるかも知れない事を御了承下さい(笑)。
1月20日は斎藤慎太郎王座のイベント、というのは以前も書いたが、三が日の時点で「女性の参加申し込みが30人」だという(両国イベントとしては「前代未聞」らしい)。最終的にどうなるのだろう…
※1…今回の抽選方法は参加者が(来場した順番に)「AからD」のくじ(各5枚)を引いて席に着き、その後入ってきた4人の女流棋士が「AからD」のくじを引いて対局者が決まる。つまり「対局開始直前まで相手がわからない」。もし「参加者が女流棋士の名前が書かれたくじを引く」のだったら僅かな時間ではあるが対策を立てる事も可能だった。…もっとも今回は「誰であっても角落ち」と決めていたのであまり関係なかったけど(笑)。
※2…竹俣紅女流初段(彼女は「辛いのが平気」らしい)の真似をして失敗した、との事。
※3…書かなくても知っているかと思われるが一応。その年の「王位」と「女流王位」による記念対局(非公式戦)。
例年12月頃に行われ、棋譜と観戦記は主催者である新聞三社連合の正月以降の朝刊(北海道新聞は1日掲載だが中日新聞は3日掲載らしい)に掲載される。過去には清水市代女流王位が羽生善治王位に勝った事もあるが、やはりと言うかトータルでは王位の勝率の方が高い。
※5…購入時点で席が確定するわけではない(つまり「早い者勝ち」)。座席が満席で「デッキに立っている」場合でもグリーン券が必要になる(ので自分は「確実に席が取れる」上野から乗るようにしている)。
※6…一応「車内で」グリーンアテンダントからグリーン券を買う事はできるが、面倒な上に「事前購入より高くつく」のでお勧めできない(ついでに言うと購入を済ませるまで「無賃乗車」のようにも見えてしまう)。ただし沼津・三島・函南駅のホームにはグリーン券登録の機械がないので車内で購入せざるを得ない。