DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

それ以外の話(一部将棋以外)

前回の記事が当初の予想をはるかに超えた大容量になってしまったので、本来書く予定だった与太話の類(?)は別に書くことにした。

いつもだったら届いているはずの詰パラ4月号が31日時点で届いていない。もしかしたら解答選手権の記事を詰め込むために発行が遅れているとか(別に自分は5月号でも構わないけど)。いくつかブログ等を巡回してみたが、自分が見た限りでは「30日に届いた」というものはなかった(その過程で香龍会のブログも見たらデザインが思いっきり変わっていて驚いた)。
あるいは誌代が入っていないとか?(3月上旬にちゃんと1年分入金しましたよ!

3月28日に行われた王将戦一次予選、藤井聡太六段は井上慶太九段に敗れた。ファン(というより「信者」)の中には(いかに相手が元A級とは言え)こんなところで負けるはずがない、とか思っていたのかも知れないが、井上慶太九段と言えば「羽生善治七冠」に初めて勝った棋士(※1)である。つまり「フィーバーのさなかにある人をぶった斬る」事にかけては第一人者(?)なのである。更に言うと「井上九段一門vs藤井六段戦」の通算成績は28日時点で3勝0敗(井上九段・菅井王位・稲葉八段が1勝ずつ)である。「藤井キラー」というと佐々木勇気六段を想像する人が多いように思うが、関西にも「藤井キラー軍団」が存在していたのである。
もしこの日の対局に勝っていたら来年度の連勝記録もほぼ確定だっただろうが(※2)、ちょうど年度末に敗れたことで1からやり直し。さて来年度の将棋大賞の行方は… というのは流石に気が早いか(笑)。

同じ日に森下卓九段-増田康宏五段の2度目の師弟戦が行われた。前回の対局は横歩取りからの力戦調になったが今回は矢倉vs雁木。…まぁこれも(現時点では)力戦形と言えなくもないが。
森下卓九段は愛弟子の事を「時にハッとするような手を見せる」と評するが、この日の対局も△8六同飛とか△5八成桂はそれがよく出ているように思う。むしろ「花村流」を感じさせる手とも言える。
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結果は増田五段が勝ち。…くどいと言われようと強調しておくが、

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…だったら「仇返し」? でもそんな言葉はなさそうだし… ちなみに1回目の師弟対決の携帯中継では「恩返しとは書かないで下さいね」という森下九段の対局前のコメントが書かれていたが、2回目ではその「お願い」があっさりと反古にされている

3月27日に行われた▲中尾敏之五段-△青嶋未来五段の結果により中尾五段の引退が「この日に」正式に確定した。
…「この日に」をやたら強調したのは以前も書いたが「420手の大激戦(の指し直し局)」で敗れた時に「引退が決まった」と言っている(書いている)人が多かったことに対する当てつけ(笑)。
当時はNHK杯の予選が成績に計上されていなかったが、先日公表された結果によると中尾五段は予選で勝利を挙げる事ができなかった。もしこの予選で1勝でもしていればこの日の対局の結果に関係なく「『参加棋戦数+8』勝(つまり18勝)かつ勝率6割」の条件を満たしていたが、結果は周知のとおりとなった。
…それにしても1局の対局の結果によって「棋士としての寿命が最低13年延びる」or「引退」とは改めて残酷な世界だな、と思わざるを得ない。

3月27日の夕刻、ボートレース児島の選手宿舎にて夕食を食べた選手が次々に体調不良を訴える(うち1人は入院している)という事態が発生、集団食中毒の可能性があるとして28日以降(~30日)の開催が中止となった。
…「集団食中毒」というと「機動警察パトレイバー」を思い浮かべてしまう(※3)不謹慎な(?)自分だが(笑)、こういう話を聞くとさすがにギャグでは済まされない。実際集団食中毒事件は社内食堂とか学校給食でも時折聞かれる話なのでいつ自分(と身近な人)がその被害に遭うかは予想が付かない(もっともいくら「食べる側」が気をつけてもどうにもならないのだけど…)。
食中毒対策というと飛行機のパイロットの話は夙に有名だが(※4)、ボートレースの宿舎のような「大勢の人が一斉に食事・宿泊する場所」だとそこまで完璧な対策を取るのは事実上不可能なので、担当者には最大限の注意・対策をしてほしいとしか言いようがない(それでも野菜のような「過熱しない食材」が納品前に既に汚染されていた、となるとどうにもし難いが…)。

ボートレース児島の次回開催は4月10日から。(中止になった28日から見て)約2週間あるのでその間に原因究明などが進むと思われる。もしこれが中2日とか(中2日で次回開催というのは珍しくない)だったら原因究明などが終わっていなくて「次節も開催中止」になっていたかも知れない。

31日のコンサドーレ札幌はアウェイで鹿島アントラーズスコアレスドロー。…上を望めばキリがないとは言え、札幌サポーターとしてはアウェイでこの相手に勝ち点1なら上等だと思って…いいのかな?(鹿島サポーターは大ブーイングだったらしいが)
この試合では鹿島DFにハンドがあったと(シュートを「手で止められた」)札幌の選手が抗議したが判定は覆らずイエローカードを受ける。しかし試合後に主審が監督に「あれはハンド、誤審だった」と認めたという。…今更判定(イエローカードの累積を含む)は覆らないとは言え、主審が誤審を認めたという話は初めて聞いたかも知れない。


※1…七冠達成(1996年2月14日)の6日後に行われたオールスター勝ち抜き戦(今は存在しない棋戦)。ちなみにこの2つの対局の間に「羽生七冠」は2局対局をこなしている(今より棋戦が多かった時代とは言え先日の豊島八段並みに凄いスケジュールである)。

※2…年度をまたぐ連勝記録は「連勝が途切れた年度」の記録になる(今年度の29連勝も同様)。

※3…TVアニメ版のストーリーで特車2課への出前を引き受ける料理店で発生した集団食中毒事件の話(第29話「特車2課 壊滅す!」)。当然現実にはあってはならない話だが、パトレイバーという事でどうしても「ギャグ目線」でも見てしまう(笑)。

※4…不測の事態(食中毒)に備えて機長と副長は同じものを食べない、という話。その習慣からか、パイロットは普段の生活(レストランとかに行った時)でも「他人と違うメニューを注文する」という職業病(?)があるそうである(…これって都市伝説ではないですよね?)