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それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

今度は平和島へ

住之江GPの緊急参戦(?)から1週間、今度は(方角が)反対の平和島QCへ。こちらはかなり前から(極端な話開催が決まった昨年の6月くらいから)計画していたので準備に抜かりは(多分)ない。
今回以前にもボートレース平和島には行った事があるが、この時は先日の住之江以上に「緊急参戦」だったので何が何だかわからないまま帰って来た、という感じ。今回は前日入り・当日観戦・翌日(元日)帰宅と日程がハッキリしているので思う存分(?)楽しめる。もっとも晦日なのでレース場(スタンド、特に売店)や周辺道路、交通機関はとんでもない混雑が予想されるが(ましてやQCは今回が「初めての関東圏での開催」であるので)。

ちょっと話はズレるが今年は同日開催となったGP(の優勝戦)と有馬記念。その売り上げを比べてみると…

GPの優勝戦25億8292万1800円
GP節間(全72レース合計)…148億2925万6000円(フライングによる返還額1億0016万9600円を含まない)
有馬記念458億8026万2200円(WIN5の売り上げ9億7769万0200円を含む)

…節間合計でも有馬記念1レースの3分の1にも届かない。もっともいろいろと条件(例えばGPは「札幌では買えない」とか)が違う2つを比較してもほとんど意味がないのだが(苦笑)。
QCは大晦日決戦になった第3回(2014年、住之江)以降は節間売り上げが100億円を超えており(※1)「ボートレース界の1年を締めくくる大一番」の地位を確立しつつある。そう言えばJRAでは来年から曜日を問わず12月28日を1年最後の開催とするそうだが、そのメインレースが2歳重賞「ホープフルステークス(※2)というのはどうも「パンチが足りない」ようにも思える(…中山大障害ではダメだったのか?)。…どちらにせよ自分はその日はQCトライアル第1戦のほうを見る(買う)けど(笑)。
ボートレース平和島の「隣」にある大井競馬場でも年末年始のレースを行っており、29日(トライアル2日目)にはGⅠ「東京大賞典(※3)が行われた…のだが自分は(QCと時間が被るので)見ていないし当然買っていない(笑)。それに地方の交流重賞はJRA所属馬と地方所属馬の力の差があり過ぎて見ていて(配当的にも)つまらないレースが多い(…多少の偏見が混じっています)。

ここからは最終日の後半3レースの予想を。以下敬称略で。
…その前に、ファン相手に今更言う事ではないが、平和島はインが弱い。5日目までの60レースでイン逃げの回数が21回(5日目11Rの「抜き」は含んでいない)。特にQCはそういった「コース特性」が色濃く出る傾向にある。例えば第1回の大村QCはトライアル6戦全部イン逃げだったし(順位決定戦は4コース抜き、優勝戦は3コースまくり差し)、何と言っても昨年の福岡QC(シリーズ除く)は驚愕(?)の「イン逃げ0」。加えて全国発売という事で「盲目的に?インから買う人が多い」せいでインが敗れるとその分配当が上がる。そこで今回のQCの日ごとの「3連単の払戻合計額」を示すと…

1日目…53,880円(21,240円)
2日目…125,700円(31,300円)
3日目…151,410円(37,880円)『4,500円、2,880円』
4日目…163,250円(66,730円)『10,750円、850円』
5日目…130,000円(51,360円)『830円、4460円』
★( )内はその日の最高額、『 』内は11Rと12R(トライアル)の払戻。2日目は1RのF返還9,600円を含む。

3連単の組み合わせは最大120通りなので全レースでそれを買うと144,000円。…この数字が示すのは

3日目、4日目は全レースで3連単全通りを買っても最終収支がプラスになっていた

という事。あくまで「理論上の話」なのでそんな買い方をする人なんていないと思いますが(笑)。
…こんな日はこれまでにいくらでもあったが(3連単で144,000円を超える配当が出れば即達成なので)、前述のように今節の平和島ではそういう「一撃必殺」の配当が出ていない(5万舟超でも4日目1Rと5日目7Rの2本だけ)。つまり全体的に荒れ傾向である、言い換えれば「何が起きても(誰が勝っても)不思議ではない」という事。それこそ真面目に予想するよりクイックピック(JRAの馬券やロトなどにある「機械が自動で組み合わせを選んでくれる」システム。舟券はネット投票だとそれができる)に任せた方がいいんじゃないか、とさえ思うがそれじゃあ身も蓋もないので…(笑)

10R QC順位決定戦
1号艇 小野生奈(福岡)
2号艇 海野ゆかり(広島)
3号艇 中谷朋子(兵庫)
4号艇 日高逸子(福岡)
5号艇 樋口由香里(岡山)
6号艇 山川美由紀(香川)

進入は多分枠なりで123/456。
トライアル3戦目(30日12R)は平山のミスをついて逆転できればファイナルに行けた小野だが惜しくも届かず次点。ここは機力的にも優勢っぽい上にイン1着率も高いので素直に頭から。もし逆転があるとすれば海野の差しか。外枠2艇は機力的にも辛そう。
1=2-34の4点で行けるか?

11R シリーズ優勝戦
1号艇 川野芽唯(福岡)
2号艇 池田浩美(静岡)
3号艇 平高奈菜(香川)
4号艇 大瀧明日香(愛知)
5号艇 水口由紀(大阪)
6号艇 西村 歩(滋賀)

進入は多分枠なりで123/456。
…実はシリーズ戦はほとんど見ていないので機力差がよくわからない…(苦笑)
昨年の女王川野がシリーズファイナル1号艇。今節2回の1号艇はどちらも逃げ切っているのでここは2年連続大晦日V有力だが準優6コースから最内差し→逆転で1着とした平高も悪くない、むしろ2コース池田の出方次第では逆転もありそう。6号艇西村も今節6号艇で勝っているので外枠も軽視はできない。
少し手広く1=3-全、3-全-1なんてどうでしょう?

12R QC優勝戦
1号艇 松本晶恵(群馬)
2号艇 竹井奈美(福岡)
3号艇 長嶋万記(静岡)
4号艇 寺田千恵(岡山)
5号艇 遠藤エミ(滋賀)
6号艇 平山智加(香川)

進入は多分枠なりで123/456。平山の「心を込めた前付け」なんてあったら面白そうだけど(…何のこっちゃ)。
その平山、枠番抽選の「ゴッドハンド」はなくなってしまったが、トライアル2戦目は山川と小野の競り合い(接触で失速)をついて2着、3戦目も1周2マークでターンマーク接触という下手したら致命傷となっていたミスを犯しながらも何とか踏み止まって3着としてファイナルの席を確保(11R終了時点で「小野・平山・長嶋の3人のうち先着した2人がファイナル進出」だった)。違う意味で「ツキがある」ので6コースでも3着以内に絡む可能性は高い、もしかしたら4、5コースが寺田、遠藤とまくり優勢な2人なので、14年GP(この年は平和島開催)ファイナルの茅原悠紀のような「展開を突いた最内差し」まであるかも知れない。
136と146のBOXで勝負!
…どうでもいい事かも知れないが今年のQC優勝戦は昨年より賞金がアップしている(※4)。

2年前の予想は1勝2敗(一番堅かった11Rのみ当たり)だったが果たして今年は…?(笑)


※1…第4回(2015年、福岡)は優勝戦でのFがなければ100億超(約102億)だった。

※2…GⅠへの昇格申請中で、これが通れば2017年からGⅠになる(通らなかった場合はこれまで通りGⅡ)。

※3…地方競馬交流重賞は「日本のローカルグレード」なので基本は「JpnⅠ(Ⅱ、Ⅲ)」と表記されるのだが、東京大賞典は2011年より地方競馬初(現時点で唯一)の「国際グレード(つまり海外の馬も出走できる)競走」になったので堂々と?GⅠと表記できる(と言うよりJpnⅠと書くのは間違い)。
ちなみに2014年に1度だけ海外からの出走があった。時期の近いダートGⅠ「チャンピオンズカップ(元ジャパンカップダート」にはここ何年も海外からの出走がないのに…

※4…昨年までの賞金は1位から
10,000、3,800、2,700、1,900、1,600、1,400
今年は
12,000、4,500、3,400、2,300、1,900、1,600
(単位は×1000円、どちらも1着賞金にはBOAT RACE振興会会長賞200万円を含んでいる)
…ほぼ2割増しになっている。過去4回中2回(第1回と第4回)は優勝者≠年間賞金女王だった事を受けての措置なのか、大晦日決戦が成功している事を受けての還元なのか、はわからない(無理に詮索する気もないけど)。