DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

バレンタインデー前後の将棋界

…と言ってもバレンタインデーが直接影響している将棋イベントはない(…と思う)。

…女流3級の資格を得た事よりもこういうニュースがYahoo!のトップページに載っていた、という事に自分は驚いたものである(笑)。
念のために書くと「女流3級」はまだ正式な女流棋士ではなく言わば「仮免許」のようなもので、資格取得(「研修会」で一定の成績を修めC1クラスに昇級すると取得できる。取得日は直近の4月1日or10月1日になる)から2年以内に

1.1年間で参加公式棋戦数と同数の勝ち星を得る
2.2年間で参加公式棋戦数の75%以上の勝ち星を得る
3.「女流1級への昇級条件」を満たす

のいずれかを満たすことで女流2級に昇級、晴れて正式の女流棋士となる(なれなかった場合は女流3級の資格を失う)。
「参加公式棋戦数」だが、現行の公式女流棋戦は7つ(女流6タイトル+「女子将棋YAMADAチャレンジ杯」)あるが、うち「リコー杯女流王座戦」にエントリーしなかった場合、またYAMADAチャレンジの選抜(※1)に漏れた場合はどう数えるのか、というのがいまいちわからない。…とりあえず「1年間で7勝」か「2年間で11勝」あげれば確実に条件クリアなのは間違いない。
また「女流1級への昇級条件」は6タイトル棋戦全てにあり、簡潔に書くと
・女流名人戦…予選決勝に進出
倉敷藤花戦…ベスト8進出(予選というものが存在しない)
・それ以外…予選突破
で条件クリアである。どの条件が一番簡単か、というのはこれまでの事例ではいろいろな条件で昇級しているのでよくわからない。フリークラス脱出条件だったらハッキリと答えられるが…(※2)

・『週刊将棋』休刊に伴う購読料金残金の取り扱いについて
…の案内が届いている。まぁ読んで字のごとく休刊以降の残回数分の購読料金(自分は10回分=3,500円)をどうするか、という案内。選択肢として
1.購読者の指定する銀行口座に返金する
2.「将棋世界(1冊800円)」の購読料に振り替える(既に購読中の人には該当分を上乗せ)
の2つがある。後者の場合、端数の分(自分の場合4回分を引いた「300円」)は切り上げて1回分とカウントしてくれる。だからと言うわけではないが(笑)自分は後者を選択。5回分を1冊700円で購読できるわけだが、「その後」をどうするかは今のところ考えていない…(笑)

昨年の10月1日付で「カロリーナ・ステチェンスカ女流3級」が誕生したことも相まって「女流2級への昇級条件(ファンでも正確に把握している人は少ないと思われる)」がクローズアップされる可能性がないとは言えないので、こうしてわかりやすく(?)記事にしたのは「時代の先取り」…なわけないか(笑)。


※1…女流棋士15名(+アマチュア1名)が選抜されるが、選抜の詳しい条件は連盟のHPには書かれていない。

※2…フリークラス脱出条件には「年間に参加棋戦+8勝&勝率6割」「タイトル挑戦」などがあるが、過去の昇級・復帰を果たした棋士は全て「直近30局で勝率.650以上(20勝10敗)」を満たしている。