DJカートン.mmix

他人に完璧を要求するのは質の悪い潔癖症のようなものだ。

久々に詰将棋の会合に参加

パトレイバーを見た後は昼食を済ませてゲーセンで少し遊んだ後、香龍会に顔を出す
確か前回香龍会に参加したのが2月なので実に8か月ぶり(駿棋会には3月に参加している)、しかもこの日のメインはパトレイバーだったので香龍会の参加は完全に「ついで」である(笑)。なので当然「作品」は持ち合わせていない(前にも書いたがここ数か月は創作を全くと言っていいほど行っていない)。
会場に着いたのは午後2時過ぎ。どういう偶然なのか、この日のこの時間帯にはNHK「日本の話芸」に自分が一番の贔屓(?)にしている噺家桂文之助」が出演
この日の演題は「住吉駕籠(すみよしかご)」。題名に「駕籠」とついているように、駕籠屋のドタバタがオムニバス形式で演じられる。「蜘蛛駕籠(くもかご)」と呼ばれる事もあるが、これは元々は「住吉街道(紀州街道)」を舞台とした上方落語で、これを江戸に持ち込んだ時に舞台と一緒に名称が変えられたため(だと思われる)。題名は当時の駕籠かきを「雲助」と読んだことと、この噺の最後の落ちにかけてつけられた(と思われる)。このような「話の大筋は一緒だが東西で呼び方の違う演目」には他にも「時そば」と「時うどん」、「蒟蒻問答」と「餅屋問答」などがある
会場に向かう途中にもワンセグで見て(と言うより「聞いて」)いたのだが、いかんせんワンセグの電波が安定しないのでまともに見れ(聞こえ)ない。会場の部屋はそこそこ電波が落ち着いていたが、途中から聞いてもよく分からないので帰宅後に録画しているものを見よう、という事にした。
この噺には自分が知っている限りでも6~7のショートストーリー(客)があるので、もし「完全版」を演じようとするとかなりの時間を要する(はずである)。この日の住吉駕籠も放送枠に合わせたものになっていた。久々に文之助師匠の「前線」の話も聞けた(笑)。
「…え、雀が止まっている所? それは電線でございます」(…だからパクるなって

話を香龍会に戻すと、珍しく(?)将棋界の話が多かったように思える。藤井聡太二段が(正にこの日に)史上最年少で三段に昇段したとか、永世称号についての話とか。詰将棋の話では
「スポーツ新聞などに掲載されている詰将棋の原稿料っていくらだろう?」
なんて話が。「確か連盟のHPに料金表があったと思う」と答えたが、後で調べたところ

1題2万~6万(税別、段位が上がるほど高くなる)、ただし「使用回数が多い場合、原稿料は相談に応じます」

…スポーツ新聞への掲載は後半部分のパターンに当てはまると思われるので、つまり「正確な数字は当事者しかわからない」事になる。

最近(昔からかも知れないが)詰キストの間で話題(?)になっているのが「詰将棋のルール」。と言っても「攻め方は必ず王手をする」「玉方は必ず王手を回避する」というような大原則ではなく、合駒(特に無駄合)とか変化手順とか、そしてそれに伴う完全作か否かの判定と言った「マニアックな」部分の解釈に関して。この日は詰将棋だけでなく「指し将棋の」ルール(の解釈)についての議論も広げられていた。

…本音を言うと自分はこの手の議論があまり好きではない。別にルールについての議論が不要だとは思わない。「この世で最も解釈(ローカルルール)の多いゲーム」である麻雀を嗜む人間としてはその手の「ルールの統一解釈」はむしろ「避けては通れない問題」だと思っている(なので様々な団体・ルールが乱立する現在の麻雀界は見ていて非常に歯がゆい)。
正確に書くなら「この手の議論を好む人が好きではない」となるだろうか。何故わざわざ平地に乱を起こしたがるのだろう、しかも「傍から見たらどうでもいい事」で、と考える人は自分以外にもいると思う。

そういう人(最近は非常に多い)の心理に関しては「テクノストレス(症候群)」という心理学用語で大体の説明がつく
テクノストレスというのはコンピュータを扱う事が原因で起きる精神的な失調症の事で、更にコンピュータを使う事に対する不安や恐怖がストレスになる「不安症」と、コンピュータがない事がストレスになる「依存症」の2種類に大別できる。
後者の人間は「0と1しかない」コンピュータに接する時間が長すぎるあまりその人の思考法がコンピュータ的に染まってしまう(依存症の中でも特に「コンピュータ過剰適応型」という)、つまり

「この世の全ての事象について白黒をハッキリさせないと気が済まなくなる」
(コンピュータの思考法には存在しない)グレーゾーンの存在が許せなくなる」
「曖昧な表現(例えば『近日』とか)及びそれを用いる人までもが許せなくなる」

のである(他にも症状はあるのだがここでは割愛する)。
…ここまで書けばルールでも何でも「『傍から見たらどうでもいい事』を議論したがる(結論をつけたがる)人」が多い理由がわかると思う。言ってみればこれは21世紀の「現代病」と言ってもいいかも知れない。
自分にとって指し将棋・詰将棋のルール(の解釈)の統一は「できるのであればやったほうがいい」(「傍から見てどうでもいい事」ではない)とは思うが、それのために膨大な時間を議論・舌戦に費やすまでの気概は持てない(それでお金がもらえると言うのなら考えるけど…
ましてや流血沙汰になってまで、なんてのは論外である。…そう言えば近年の麻雀界では全ての行動に対し確率や統計を基にして優劣を決める「デジタル」という打ち方が大流行しているらしいが、これも言ってみれば「コンピュータ過剰適応型テクノストレス」の副産物なのかも知れない。

コンピュータ過剰適応型テクノストレスに侵されていない(…と思っている)自分は競馬の時間に合わせてそちらに逃げた(笑)。馬券は買っていないが(映画を見るためそんな時間的余裕はなかった)、とりあえずワンセグ秋華賞(※1)を観戦。ヒモ荒れ(2着や3着に人気薄が来て連勝式馬券の払戻が高くなる事)はしたが勝ったは順当に人気馬、という結果。
…どちらにせよ今の自分には「どうでもいい事」なので、気が付くとボートレースの話になっている(笑)。今回の会合で「来週はダービーだから」って何回言っただろう(笑)。くどいようだがここで言う「ダービー」は競馬のダービー(東京優駿)ではなくボートレースダービー全日本選手権)の事。今年は10月20日~25日の日程でボートレース浜名湖──つまり地元──で開催される。そしていつの間にか(あまり歴が長くない自分が)ボートレースに関して他の参加者にレクチャーを始めていた(笑)。

今回は珍しく(?)2次会なしでお開きに。次回以降についてだが、生憎香龍会は11月(15日)・12月(13日)とも参加不可能。駿棋会(11月29日)は…当日のチャレンジカップ&レディースチャレンジカップ(芦屋)の優出メンバー&枠順を見てから決めます(笑)。


※1…古いPC(の変換ソフト)だと「しゅうかしょう」を変換すると「集荷賞」とか出てきたものである。そういった「誤変換」がネタになった時代が懐かしいと思うのは歳のせいだろうか…(笑)
ちなみに秋華賞を「牝馬クラシックの最終戦」と言う人がいるが、秋華賞は「3歳牝馬3冠の最終戦」ではあるが「クラシック競走」ではない。皐月賞東京優駿菊花賞桜花賞優駿牝馬の5つがクラシック競走(他のレースと違い2歳の時から出走登録しないと出走できない)で、秋華賞(かつてはエリザベス女王杯)のような「牝馬3冠」は日本独自のシステム。
一応は欧州競馬のクラシックにも牝馬3冠はあるが、イギリスのように3つ目のレースがセントレジャー菊花賞のモデルレース、つまり牡馬と混合で走る)だったり、フランスの「ヴェルメイユ賞」のように3つ目のレースが古馬(4歳以上の馬)と一緒に走るレースだったりする。