15日…大阪に行って「米朝一門会」を聴く、終わり次第帰宅
16日…翌日のイベントに備えて都内で一泊
17日…両国将棋囲碁センターのイベント(正式名称はあまりに長いので割愛)に参加、終わり次第帰宅
まずは初日、大阪へ。この日の「米朝一門会」は11時開演の部と15時開演の部と2部構成だったのだが、自分の贔屓(?)である桂文之助師匠が出演するのは15時の部のみであった事、また11時の部を見ようとすると要新幹線か要1泊になる(つまり金が掛かりすぎる)ので自分は15時の部のみの鑑賞。
0810発(数字の意味は前々回の記事を参照の事)の東海道線下りでひたすら大阪方面へ向かう。浜松~大阪間は在来線だとおよそ4時間(乗り継ぎ時間を含まない)、単純計算すると1300くらいには大阪駅に着く(2時間くらい余る)のだが、そこは織り込み済(?)。
1212頃、京都駅到着。そこから北に徒歩10分弱。
今更遠征エリアを増やしても大した意味はないのだが、せっかく交通費がタダ同然で行脚できるのなら「やっとけ」、という事で(笑)。
続いて1300発の京都線に乗って尼崎へ。
こちら(ROUND1尼崎店)はJR尼崎駅から徒歩1分、駅改札から屋根続きなので「直結」と言っても過言ではない(さすがに暑さはどうにもならないが)。
そして大阪方面に戻る(各駅停車でも2駅で大阪)。
この日の3エリアを合わせて「15エリア」となったわけだが、やっぱり(?)「どうでもいいや」と思ってしまうのは音ゲーに対するモチベーションの問題でしょう(そうなった原因の大半は「KONAMIのやり方」なのだが…)。
これらを予定通り(?)済ませて1445頃に会場の「サンケイホールブリーゼ」に到着。ここは「三代目桂文之助襲名披露公演」の幕開け(2013年10月6日)となった場所でもある(※1)。
「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ) 半ば」とあるのは、通しでやると悠に1時間を超える大物噺なので(多分)半分くらいのところで巧く落ちをつけて終わり、という事らしい。
「宇治の柴舟」という噺は出だしが『崇徳院』に似ている(と言うよりほとんど同じ?)ので
「今日の噺は『崇徳院』か」
と思ったのだが、途中からは(当然落ちも)別の展開になる。
一番最後には「大喜利」とある。大喜利と言われたらほとんどの人が「笑点」で行われているものを想像されると思う。時には「大喜利=笑点(日本テレビ)の登録商標」と思っている人がいたりする(無論そんなわけはなく、他の放送局などが「大喜利」の名称を使って訴えられる、なんて事もない)。
元々は主任(トリ)がいない時にその代わりとして行われた演目、ライブでいうところの「アンコール」に相当するサービスの事で、今でこそ笑点の影響で「司会者の出題に対して捻りの効いた答えを返す、言わば言葉遊び」というイメージが定着している(この日の大喜利もそうであった)が、元来の大喜利は必ずしもそれに限ったものではなく、歌や踊り、即興の芝居や壇上で相撲を取る、なんてものもあるそうである。
大喜利という名称は歌舞伎でその日最後の場面の事を「大切(と書いて『おおぎり』と読む)」と言う事から来ているが、「切」という言葉は縁起が悪い、という事で「喜」「利」という縁起のいい(?)文字を当てた、とされる。つまり、大喜利というのは元々は「その日の最後の演目」という意味であるが(※2)、笑点の影響で「そういう事をする演目(の名前)」という意味に変化していった。
笑点と違ってライブなので(※3)、出演者が答えを考えている間の「間(ま)」も一つの楽しみと言える。この日の司会の桂南光師匠も「他人を攻撃するのは好き(だけど攻撃されるのは苦手)」と言って出演者を弄り倒して(?)いたのは面白かった。
そんなこんなで楽しんだ米朝一門会だったが、自分は終わり次第来た時の路線を逆走して浜松へとんぼ返り。大阪の滞在時間は4時間くらいだっただろうか。実にせわしない。結局家に着いたのは2350くらい。しかも家に着いたらすぐに翌日の旅支度である。実にせわしない(笑)。
2日目。行き先は前日の正反対の東京。もっともこの日は単純に「移動日」、ホテルのチェックイン時間に間に合えばいいし、特に寄りたい所も無かったので比較的のんびり(実際家を出たのは0930頃)。
…で、無事チェックインを済ませてホテルの部屋でブログ更新中。突発的な上京で(宿の手配が間に合わず)ネットカフェ泊まり、というのを除くと、自分が上京した時に使うホテルはいつも決まっている。今回も17日のイベントが決まった当日(4ヶ月以上も前)に予約を済ませている(何せお盆なので早く取らないと満室になってしまう)。
3日目… って、まだなっていない(笑)。それは次回の更新分という事で。ちなみに移動中は前回の時とほとんど変わらずCD聞いたり本を読んだり…
※1…1972年に3代目桂米朝が前身の「大阪サンケイホール」で独演会を行って以降、当人だけでなく米朝一門の噺家もここで独演会や一門会を度々行っている(今後も9月21日に「桂ざこば独演会」、11月15日に「桂雀三郎独演会」の開催が決まっている)ので、「米朝一門にとってゆかりの地」と言えるのかもしれない。
※3…時折司会者の指示が無いのにいきなり座布団の枚数が増えている、または減っている事があるので、笑点では間違いなく「編集」が行われているのがわかる。もっとも(大ベテランと言えども毎回矢継ぎ早に答えが出るとも考えにくいので)そうでもしないととても15分前後の枠には収まり切らないと思う。