DJカートン.mmix

昨今流行っている「ジェンダーレス」とかいう言葉を使いたがる人は「差別」と「区別」の違いがわかっていないんじゃないか? と思う。

駿棋会、その他

前回記事にした「PonaX」はリコール(?)が始まっているようである。
6月9日にアップデートプログラムが配信されたが、それでも全然解決しないという事で同13日に商品の回収・返金、という運びになっている。
…何だかなぁ。

2014年度の順位戦が始まっている。今年の順位戦は日程に関して細かい変化がある。
・C2は2日に分けて行われる。
・B1以下のクラスの日程が9月までしか決まっていない(前期までは抽選時に全戦の日程も決まっていた)。
・「将棋界の一番長い日(A級最終戦)」が日曜日開催(2015年3月1日)…と誰かが言っていたような。

1番目は今年のC2所属棋士が50人=対局が全部で25局。1日で全部行うのはいろいろな意味(棋譜中継、出前注文、その他)で大変だろうし、それ以上に見るほうとしても一度に25局もの対局を見るのは大変なのでこれはいい変更だと思う。
ただ最終局をどうするのだろう、という疑問はある。昇級・降級点が確定する最終戦を2日に分けて行うのはいろいろと問題が出そうである。
両対局者ともそれに関係ない(あるいは確定している)対局なら分けてもいいのだろうが、全25局のうちそういう対局が何局残るか、という(その時までわからない)問題もある。もっとも、昨年度の場合「最低どちらかに昇級か降級点の可能性がある対局」は23局中12局(詳細は割愛)だったので、「最終戦まで昇級者が一人も決まらない」といった大混戦にでもならない限り(影響のある対局を2日目に組めば)大丈夫そうだが。

2番目は… 何らかの理由があるのだろうがよくわからない。考えられる理由としては「タイトル戦の日程を先に決めてもらうため」かも知れない。
詳しい(裏の)事情は自分には分からないが、たとえばタイトル戦の日程・対局場が初戦の3ヶ月前に決まるものと仮定する(※1)と竜王戦のそれが決まるのは7月という事になる。理想を言えば「誰が勝ち上がって来てもいいように」&「観戦者の多い」順位戦の日は避けたいところだと思うが、昨年度までだとその前に順位戦の日程が決まっている。
その日を避けながら日程を決める(対局場を確保する)のはいろいろと大変だと思われるので、それを避けるための処置なのかも知れない。

3番目は… 自分の聞き違いの可能性もあるのでツッコミ禁止(笑)。
ただ、順位戦は終局が遅いので(昨年度の「一番長い日」は最も遅い終局が26時だった)、一般のファンとしては「次の日が(も)休日」である土曜日開催の方が良かったのでは、とも思うのだが…

いずれにせよ今回の変更は「大きなマイナス」とは思えないのでこれはこれでいいと思うけど、何だかんだ言ったところで自分は森下九段の所属するクラス(今期はB2)以外はあまり興味が無かったり(笑)。
その日(1回戦=6月11日)は普通に仕事だったので帰宅後から観戦。その時の局面は下図。
イメージ 1

一目森下九段が押されている(苦しんでいる)ように見える。局面もそうだがそれ以上に持ち時間に大きな差がついているこの局面での残り時間は▲野月七段が2時間29分に対し△森下九段は「9分」!
正直「こりゃダメかな」と思ったものだが、ここから▲2四飛に△2三銀打と投入する手厚い受けで次第に先手の攻めが細くなっていき、気がつくと先手の角は2枚とも森下九段の駒台の上に。「懐の深い将棋」というのはこういうのを言うのだろうな、と思う。

将棋は2枚角を除去した森下九段の反撃が決まって勝利。
…それはいいのだが、棋譜中継で気になった事が。
イメージ 2

上図は投了図だが、ここでの中継コメントが
「・・・先手玉はすでに詰み。一例は▲6八同金△7九角▲同玉△7八金▲同金△同馬。・・・」
手順中△7九角に▲9八玉は△8九馬▲同玉△8八金で詰み。
▲6八同金以外では①▲7八合駒(何でも同じ)には△同馬と取り、(1)▲同金には△同龍▲9七玉△8七龍▲同玉△6九角以下詰み。
△7八同馬に(2)▲9七玉は△8六金が好手で、▲同歩(成銀)は8六が埋まるので△7九馬で詰み、▲8六同玉は△7七角と打ち込んで詰む。
では②▲9七玉と逃げると…? …△8八角や△8六金と打っても詰まない(駒が足りない)。他に手段も見当たらないので柿木先生にお伺いを立ててみたが、「詰みました」というお告げはいただけなかった(笑)。
つまり投了図の時点では「先手玉はすでに詰み」ではないもっとも▲9七玉には△7九龍と金を取った手が詰めろ(△8八龍▲同玉△7八馬▲9七玉△8七馬以下)で以下受けても一手一手、一方の後手玉は5五への逃走路があって詰まないのでここでの投了もやむなし、という局面であるが。
B2・1回戦は順位6位までの棋士が全て敗れたので(7位の戸辺六段は抜け番)、8位の森下九段が暫定首位。 …って、1戦終わっただけの時点で何を言っているのでしょう(笑)。

6月15日は静岡県詰将棋会合「駿棋会」に行ってきた
浜松から会場のグランシップ東静岡駅前、正式名称は「静岡県コンベンションアーツセンター)まで片道1,320円、1時間半(新幹線利用だと40分弱)くらい。同じ静岡県内なので香龍会(愛知県)より安い、と言いたいところだが、静岡県外でも蒲郡あたりまでなら片道970円で行けるので「同じ静岡県内なので」という理論は通用しない(笑)。
会合案内(詰パラ6月号)には「1201会議室」とある。 …12階? グランシップはそういう建物(地上12階建て)だった。
自分が到着したのは14時の少し前(11時くらいまで寝ていなければもっと早く来れた…)。どこかで見た記憶のある方を含めて3名が既に来ておられた。

自分が参加した会合はこれで3箇所目。全場(11箇所)踏破にはまだまだ遠い(地元札幌の「彩棋会」にまだ参加していない、というのはどういう了見だろう…)、旅行(?)好きな自分のことなのでそのうちそういう計画を立てるかも、なんて思ってしまう(笑)。
ちなみにJRAの競馬場は残り3場阪神・新潟・福島)で全場踏破になるが、最近は競馬に対する興味が薄れているので大逆転(?)でボートレース場(まだ4分の3も残っているが)か詰将棋会合の全場踏破を先に達成してしまうかも知れない(笑)。

閑話休題。自分が会議室に入った時に議題の中心になっていたのが「門脇芳雄賞」について。
これは2012年に創設された「詰将棋の普及・発展に貢献した人」を表彰する賞で、「門脇芳雄」というのは古図式の解説や研究などで詰将棋界に多大な貢献をされた方。中でも江戸時代の図式集『将棋図巧』『将棋無双』を紹介・解説した『詰むや詰まざるや』が特に有名。2012年に78歳で亡くなられている。
推薦を元に選考委員会で選出されるのだが今年は有力な候補がいない、という事で「該当者なし」。
第3回にして該当者無しという事態に今後を不安視する人が多いようだが、この日の会合で問題になったのが「選考期間」。同じ詰将棋の賞でも「看寿賞」だと「○○年に発表された作品」というように選考範囲が決まっているので、門脇賞候補を推薦した人も無意識のうちに「ここ1年で」と条件付けをしていたのかも知れない(実際にはそういう「条件」の明記は無い)。
…しかし、普及や発展(への貢献)というのは長年の積み重ねで少しずつ効果が表れる類のものなので、1年単位で区切る(候補を選ぶ)と今回のような「該当者なし」の年は今後も出てくるに違いない。なので自分は「回数を切らず国民栄誉賞みたいに該当者が現れるたびに表彰すればいいのに」と勝手な事を言ったのだが(笑)、そうなると本家国民栄誉賞のような「死後贈与」が増えるかも知れない、という話にもなり、それはそれで「何だかなぁ」と思う。

自分より30分ほど遅れてM先生到着。ちょうどその頃に「前日にゲーセンで取った」オセロ(リバーシ)を披露(?)。ケースがチョコレートのそれっぽかったので
「実は中に入っている石がチョコレートだったりして」
なんて話も出たが、中身は普通に遊べるオセロ(リバーシ)だった。ただ、石にマグネットが入っているのに盤が非磁性(磁石がくっつかない)というのはどういうわけだろう

それと入れ替わりに近い形で(香龍会の世話役でもある)岩本氏が所用という事で先に退出。
「これから大阪ですか?」(※2)
と茶化されていたが(最初に言い出したのは自分…)別の用事との事。

岩本氏退出後は将棋に関係ある話とあまりない(なさそうな)話がいろいろと飛び交う。中でもメイン(?)となったのは詰将棋クイズ」
一見して詰将棋と関係ない単語詰将棋に関係ある単語を結びつける事で詰将棋に造詣の深くない人でも答えられそうな「全国大会のイベント候補」。たとえば
ハンガリー生まれの玩具の名前でもある若島正氏作の看寿賞受賞作品のタイトルは?」→「ルービックキューブ(2009年中編賞受賞)」、みたいな感じ。

この話の発端は多分M先生が持ち出した1枚の写真だったと思う。
その写真とはクイズマジックアカデミー(※3)」で「橋本孝治氏が発表した1525手詰めの詰将棋の作品名」という問題が出題されたシーン。つまりこんな方面にも詰将棋が進出(?)している、というところからクイズ方面に話が広がっていった(と思う)。
M先生はこの問題を見た瞬間「頭が真っ白になった」と仰られたが、おそらく自分も同じような状態になっていた(それこそ「2日徹夜明けでも目が覚めた」)と思う。
…答え? わざわざ書く必要あります?(笑)

そのうちM先生が鋭意製作中という「チェスを嗜む少女が主人公のライトノベルの話になっていく。時代背景がどうの、登場人物の特徴はこうの、と
「ここは一体何の集いだろう?」
と思わず口にしてしまうほど盛り上がっていた(笑)。

そんな中真面目に議論(?)されたのが「作品中に出てくる局面」と言っても具体的な局面図ではなく、「話の進行(セリフなど)に矛盾する局面を作らない方法」
なんて様にならない方法。
よくあるパターン(?)としては過去のプロの対局をそのまま引用(※4・※5)、という方法だが、鍵のかかった部屋」の原作のように1手だけ指し手を示す(局面図なし)、という裏技(?)もありだと思う。詰パラから実戦形っぽい作品を引用してそれを含めた架空の局面を作る、なんて荒技(?)も提案された。
少なくとも中途半端に知識を振りかざすと「自爆」をするのは明白なので、それくらいなら前述のような「逃げ」も決して卑怯な手段ではないと思う、という結論(?)に。

この話で1時間以上、帰りの電車(浜松までM先生と一緒だった)を入れると2時間半くらい結局今回の会合で検討された(盤に並べられた)のはPWC(※6)くらいだったと思う。本当に「ここは一体何の集いだったのだろう?」(笑)
今年に入ってからは柿木将棋Ⅸを会合に持っていくことにしているのだが結局この日は出番無し。無駄な荷物だった…(苦笑)

来週は香龍会に参加予定なのだが(引き続きこの話が出るのかなぁ…)、その日はNHK杯に森下九段が「対局者として」登場する日今だったら「ワンセグ」で見れるとは言え何か落ち着かないし、見てから出発すると到着が遅くなる(無論録画予約はしてあるが)。どうしたものでしょう…


※1…近年は名人戦の日程・対局場が3ヶ月前に決定(今年だと4月8日開幕←1月15日発表)しているので、他のタイトル戦も同じくらいに決まっているのではなかろうか。

※2…この日は大阪でも「創棋会」が行われており、「会合の梯子」をするのでは? という疑問、というより期待(笑)。岩本氏はそういう事(全国の会合の行脚)をされる方である、というのは詰キスト(中でも会合によく顔を出す人)にとって有名な話なので。

※3…KONAMIが出しているアーケードのクイズゲーム。「QMA」とか「マジアカ」と略される事が多い。自分も初期に少しやったのだが、マニア度が半端でないと感じてすぐにやめた(笑)。
M先生は「PASELI税増税のせいで最近はプレイ回数が減った」と嘆いておられた。


※4…例えば「相棒」で「プロ棋士(名人)がタイトル戦で二歩を打った」局面NHK杯で豊川七段が二歩を打った対局(2004年6月20日放送、局面図上)をそのまま使用しているし、同話の事件のきっかけとも言える三段リーグ終戦での二歩」の局面も別のプロ公式戦から引用している(2004年6月4日、第63期順位戦B級1組▲中村修八段△田中寅彦九段戦、局面図下)。
なお図中の対局者名は『実際の対局者・相棒での対局者(役名)』。
イメージ 3
イメージ 4

※5…折角の機会なので(?)M先生に
美少女戦士セーラームーンRに出てきたチェスの局面に出典はあるのだろうか」(自分はチェスに詳しくないので将棋のように「局面だけを見てそのあたりを判別できない」)
と聞いたところ、「過去に実際にあった有名プレイヤー同士の対局」だという回答。
それを聞いて安心したものだが(笑)、M先生曰く、引用された局面は「黒(勝ったほう)が自分、白が亜美ちゃんや羽生でも負けない」というくらい「絶望的な大差のついた投了図」で、作品ではそこから亜美ちゃんが大逆転勝ちをしている(という点はさすがに無理がある)、との事。
ちなみに文中にある「羽生」というのは言うまでも無く(?)「チェスも日本一強い」と言われる羽生善治名人の事。

※6…「取られた駒は取った駒が元いた位置に復元される」フェアリー詰将棋
たとえば攻め方の「3三金」が2二の金を取った場合、取った金は攻め方の持駒にはならず「3三金」と復元される(そこから玉方の手番となる)。付随ルールとして
・成駒を取った場合は成駒で復元される(「と」を取ったら「と」で復元される)
・生駒(成っていない駒)が成れる位置に復元されても生駒のまま(成生の選択は不可能)
・復元される事で禁手(二歩・行き所の無い駒)の形になる場合は復元されずに取った側の持駒になる

…詳しい事を知りたい方はこちらを参照して下さい(笑)。