DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

2014年の将棋イベント(?)

少し遅くなりましたが明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

新年1発目(?)に何を書こうか考えた結果、今年行われる予定の将棋関係のイベントについて書こうと思った。
…と言っても自分は業界の隅から隅まで熟知しているわけではないので、半分以上は自分の好みで書かせていただく(笑)。

第3回電王戦(3月15日~4月12日の毎週土曜日)
…今更その内容について多くを語ることはないでしょう。なのでここでは「観戦」という視点から考察する事に。

今回の電王戦は将棋会館以外の場所でも対局を行う事になっている。一般のライブ観戦は出来ない1万人以上の観客を収容できる有明コロシアム(第1局)」と「両国国技館(第2局)」とて例外ではない、というのは以前このブログでも書いた(ただし今後変更される可能性がないとは言い切れない)。
…こう書くとがっかりされる方がいるかも知れないが、通常の(?)タイトル戦でも基本的に一般の観戦は不可能なので(何年か前に大塚国際美術館徳島県)」で行われた王将戦は最初から最後までライブ観戦できたこれは例外中の例外と考えるべき)、電王戦だけを特別に考えても仕方ないと思う。
それはともかく、自分が一番気になったのは現地で行われる(であろう)大盤解説会」について。タイトル戦の現地大盤解説会は平日にも関わらず多くのファンが詰め掛けるのだが、この電王戦はいろいろな意味で注目されているし、何より開催が土曜日なので観戦希望者は相当な数になる事が予想され、場合によっては「事前抽選」になる可能性も考えられる
…それは仕方ないのかもしれないが、そこに問題というか「不安」がある。と言うのは昨年大晦日に行われた船江五段の「リベンジマッチ、これの(ニコニコ本社で行われた)大盤解説会の参加権も事前抽選となったらしいが、あろう事か会場の収容人数の4倍くらいの当選を出したというのである。
…どうやら他のイベントの平均参加率がそのくらいだった、つまり主催者側が「どうせ実際に来る当選者は4分の1くらいだろうからキャパシティの4倍くらい当選させても大丈夫」と高をくくっていたらしい。しかし当日は当選者の7割以上が来場したようで、無理矢理会場に詰め込んでもなお半分以上の当選者が会場に入れなかったようである。案の定会場に入れなかった当選者からはブーイング&クレームが殺到したという(暴動にならなくて良かったですねぇ…)。
…第4局の当日(4月5日)はどうやら休めそうなので「出来る事なら現地で見たい」と思っているのだが、このような杜撰運営の話を聞くと正直躊躇ってしまう。ましてや浜松⇔小田原の旅費は決して安くないので、行ったはいいが(リベンジマッチの時のような運営のせいで)会場に入れなかった、なんて事になったらまず間違いなく「キレる」と思う(笑)。今回の失敗を教訓として適切な運営をしてくれることを願いたい。

ここから先は個人的なボヤキだが(笑)、第4局に関してはこの翌週に行われる順位戦解説会(森下卓九段出演、電王戦の自戦解説をされる予定)と連動(?)した「両国将棋学術会員優先席」みたいなものを用意してほしい、なんて思ってしまう。
心から森下九段を応援したい人のためだけの特等席。どうせなら対局開始直後か再開直後の数分を盤側で観戦できる、というオプションつきだとなお嬉しい(笑)。

詰将棋解答選手権2014(チャンピオン戦:3月30日、初級戦・一般戦:4月12日)
「TVチャンピオン」の詰将棋を解く大会(のようなもの)、と書けば知らない人でも何となく内容が理解できると思う。
チャンピオン戦は19手詰以下×6問、21~39手詰×4問(当然ながらいずれも超難問)を制限時間内で何問解けるかを競う(正解数が同じ時は解答時間の速いほうが上位)。…ソフトを使えば一瞬だろ、という野暮な事を言ってはいけません
チャンピオン戦はプロ棋士奨励会員も参加する大会だが、過去10回中6回を宮田敦史六段が制している(その脅威の終盤力からついたあだ名が「スーパーあつし君」)。
初級戦・一般戦はプロレベルの人以外にも詰将棋に触れてもらおうと第2回以降に創設された(全国各地の会場で同時に行われる)。
初級戦は1桁台(9手以下)の問題が6問とは言え、有段者クラスの棋力がないと制限時間内(45分)で全て解くのは難しい。

…チャンピオン戦の問題はまるで解ける気がしないし、初級戦の日は順位戦解説会なので自分は参加しません(笑)。

詰将棋全国大会(7月20日)
以前もチラッと書いたが、一言で言えば「詰将棋会合の全国版」(解答選手権とは別物)。今年は川崎で開催される。
こちらも以前の記事で書いたことだが、この日は両国将棋囲碁センターで森内俊之竜王名人を招いたトークショー&懇親会が開かれる。…さて、私はどちらに参加したら良いのでしょう?(笑)
…それ以前にこれを書いている時点ではこの日が休めるかどうかわからないのですけど(苦笑)。

…他の2つはともかく、もし詰将棋全国大会に参加できるとなった場合は「名刺」を作るべきだ、と、以前詰工房に参加したときに思い知った。
「まだ半年ある」のか「もう半年しかない」のか、何となく後者のような気がするが、期限がはっきりしているのである意味作品を作る以上に焦ってしまう(笑)。