DJカートン.mmix

それって早い話「金儲けのための忖度」って事では。

四国へ旅行

第3回電王戦の記者会見(対局ルールなど)の内容について、早速(?)ネット上では賛否両論(どちらかと言うと「否」が多いような)が飛び交っているようである。
自分も言いたいこと(提案したいルール)がないわけではないが、以前も書いたように
将棋ソフトは詰将棋(余詰)検討機能が充実していれば指し将棋の棋力はファミコンの将棋ゲームのレベルでも構わない
と思っているので、将棋ソフトがどれだけ強くなろう(電王戦がどういう結果になろう)と自分にはあまり興味がない…まぁ、「やる」と決まった以上は人間(プロ棋士)を応援しますけど(少なくとも「指し将棋に関しては」コンピュータを応援する理由が見当たらない)。

先日(26~28日)四国に旅行に行ってきました。
もう少し時期が早ければ詰四会(18日)に参加できたのに、とかいう話は無しの方向で(笑)。
四国と言っても、27・28日に徳島で行われた王位戦第5局の解説会が目的ではなく(そちらは携帯中継でまめに確認してはいたけど)…

今回自分は初めて「青春18きっぷ」を使った。どういう代物かはいちいち説明する必要もなさそうなので省くが、使うにあたって多少ネットで調べてみると全国の詰将棋の会合を巡る○○氏のようにまるで体の一部のように使いこなせる(笑)人もいる一方で「一切の備えなし」、つまり「不測の事態に備えた経費(迂回路のための交通費や宿泊費など)を用意せずに使おうとする人」が意外に多いようである。
…ちょっと考えたらわかりそうなものだとは思うのだが、どうやら人間と言うのは
万能な(あるいはそれに近い)ものを手にするとそれを過剰に信用するあまり不測の事態に対する警戒度が鈍くなる
ものらしい。突然偉くなった政治家や官僚を見ていると特にそう(手にした地位・権力であたかも自分が無敵になった、と錯覚しているように)感じるし、市井の人(今時こんな言葉は使わないか…)でも「スマホ(のコンテンツ)があれば大抵の事態は解決できる」とでも思っているのか、不測の事態に対する警戒度や危機管理能力に欠ける人が増加中、という気がする。
…こんな事を偉そうに書く以上、当然自分も少なくとも金銭面では不測の事態に備えて(事前から蓄えて)今回の旅程に臨んだ。先日(詰四会と同日)の「札幌記念」で儲けたので当初の予定以上に「予備費」が出来たのは嬉しい誤算(笑)だったが、このギャンブルで得たお金というのも瞬間的に人を無敵気分にさせる(判断力を鈍らせる)効果があるのが厄介である(苦笑)。

青春18きっぷというのは5回(人)分で11,500円なのだが、金券ショップに行くと「使いかけ」を売っている事が非常に多い例えば使用予定がお盆期間の2日だけ、とか言うのなら「余った部分(3日分)」は売ってしまったほうが効率がいい。例えば今回自分が購入した所の相場はお盆直後(8月21日まで)に「残り3回分を6,300円」で買い取っていたので、2日間の交通費が5,200円(往復旅程と考えると片道2,600円)という事になる(※1)。今回自分が購入した「使いかけ」は初回が「浜松駅」、2回目が「平田駅(※2)」の改札になっていたが、調べてみると通常の運賃で往復するよりずっと割安である。
…このように「体の一部のように使いこなせる人」というのはこういう計算にも抜かりがないことが分かる。自分も予定ルートの運賃を計算… 浜松~高松の片道が8,700円なので計算するまでもなく青春18きっぷの方が安上がりである。無論在来線のみ(もっとも早いのでも新快速)での旅程なのだから新幹線などより時間がかかるのは大前提の上で。

初日は前日(25日)の夜行バスで大阪まで行き(なので実質は3泊4日)、そこから青春18きっぷで高松まで。いろいろ検討した結果、これがコスタイ(「コスト」と「タイム」のバランス、今思いついた造語)がもっとも良いルートだという事で。
途中岡山駅で珍しい列車「アンパンマンロッコ号」を見る。
もっとも、珍しいと言っても夏休み期間は毎日2往復運行しているのだが(※3)。
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3枚目の写真は2号車(?)車内。ヘッドレストアンパンマン。ちなみに四国に向かう路線では「トロッコ側」が前になる(岡山行は反対)。
そして隣のホームには…
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こちらもアンパンマン(特急南風・高知行)。こちらは車内撮影は出来なかったが、JRのホームページによるとこちらも車内はアンパンマンだらけのようである。自分が乗ったのは他の(トロッコの後方の)ホームに止まっていた快速マリンライナーだったが(全席指定なので別料金がかかる)。

高松、つまり香川県と言えば「讃岐うどん」。「丸亀製麺(※4)」「はなまるうどん」という2大うどんチェーン店をはじめ、いたる所に…というレベルではないがうどん屋が目に付く。さすがにこちらにいる時は全食うどん、ではなかったが。

高松城天守閣跡。ここには4階建て(+地下1階)の天守閣が建っていたが、明治17(1884)年に老朽化を理由に解体されている。パイプが巡らせてあるのは「立ち入り禁止の柵」ではなく石段の補強用。
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跡(上写真左上部分の一段高いところ)から北側・瀬戸内海を望む。
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画像下部にある舟は一般客も乗れるのだが、待ち時間がかなりかかるようだったのでやめた。

丸亀城。こちらは天守閣が残っている(西側から撮影)。
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丸亀城のある「亀山公園」西側入り口。…って、あんな高いところにあるの?!(笑)
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暑い中急な坂や階段を上って何とか天守閣(この中だけ別途入場料)まで到着。
中の階段は60度以上はあろうかという急勾配だった。
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天守閣から北(瀬戸内海)を望む。
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城内にある「二の丸井戸」。
この井戸は直径が一間(1.8m)、深さは絵図によると三十六間(約65m)と記され、日本一深い井戸といわれている。丸亀城で最も高いところにあり、現在も水を湛えている。また、石垣を築いた羽坂重三郎が敵に通じるのを恐れ、この井戸の底に入っている間に石を落とされて殺されたという伝説が残っている。(脇に立っている看板の文章より)。
…嫌な話ですねぇ。番町皿屋敷みたいに夜に何か出てきそうである。
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帰りには福山城広島県)にも寄っている。
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つまり今回の旅は「城めぐり」? …ではないんです。詰将棋の会合でも(笑)タイトル戦観戦でもない、となると主目的は… 実はこれなんです(笑)。
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この写真のおかしい所(倍率やピントなど)にはあえて突っ込まないように(笑)。
カメラのバッテリーがなくなる直前でいろいろと焦っていたもので(己の技術を棚に上げて言い訳…
ちなみに丸亀城天守閣からここ(ボートレース丸亀)が見えるし(先ほどの写真にも写っている)、ここからは丸亀城(夜はライトアップされている)が見える。

こちらはDJカートンの本分(?)ではないのだが、これの話でもいろいろ書けそうなので次回はこの話でも書こうかな…(笑)

帰りに福山城に寄った理由ですが、音ゲー(特にbeatmaniaIIDX)をする人なら何となく分かるかも知れません。もっとも、「何を今更」感が強いのは否めないのですが…
帰りはその福山駅から4回の乗換えを経てオール在来線(乗車時間8時間くらい)で浜松に帰宅。本当は帰宅後にブログを書こう(上げよう)としたのだが、帰宅早々に爆睡してしまった(笑)。


※1…無論交通費がこれ以下だったら青春18きっぷを使うと逆に損をしてしまうのだが、世の中にはそのような単純な計算にも思いをはせず、青春18きっぷを使っていると鉄道に詳しい(頭のいい)人に見える」という打算のようなもの青春18きっぷを使う人もいるそうである。
…呆れて物も言えませんな。

※2…「平田駅」というのは全国に4つあるが(岩手県・長野県・滋賀県高知県)、押印には「JR東日本」とあったので後ろ2つは除外、岩手県平田駅はJRの駅ではないので長野県の平田駅、という事になるが、それでも片道の通常運賃は4,620円(往復で9,240円)かかる。

※3…高松→岡山→琴平→岡山→高松、というルート。2013年は7月20日~9月1日(夏休み期間)の毎日と7,9月の土日祝日に運行。

※4…意外な事(?)に丸亀市内に「丸亀製麺」の店舗はないそうである。もともと丸亀製麺を運営する「トリドール」は大阪の会社で、「うどん=香川県」というイメージからこの名前をつけたらしい。